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後編
『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー(60):20連ガチャイキ!(シールド&ソード)』
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(作者)…ちょい前のアダルトDVDを見ていたんだけど、
アダルト女優の高梨あゆみって方も(旧作のシャープさが)、
田中梨華のイメージとしていいかも、チェケラ!
60:20連ガチャイキ!:シールド&ソード (木曜日 16:08)
……20連ガチャイキ! 失敗……。
罰ゲーム決定!
ああ、でも、「俺」さん、優しい。
私は、連続絶頂チャレンジの19回目で、身体のバランスを崩し、湯船に落ちた。
ええ、もちろん、そのカウントは、このエッチゲームだけの数字……、今日一日の総アクメ回数は、もう、数えてられなかった、数百回はイッてる……、いえ、イッてる、と思う、ましてや、「俺」さんの言うところによると、私のイッている、いえ、言っていることは、かなり妄想みたいだし、正確な数字は分からないよ……。
バスタブのヘリに身体を乗せ、壁に縋りついていろ、と命じられ、落ちたら罰ゲームと言われていて、私、最後まで頑張ったけど、あと一回残して落ちちゃった。
でも、落ちて、私に罰を与えることが、この人の願いみたいだから、私も、怖くない範囲では、その気持ちに寄り添いたい。
優しい人だから……。
だって私、湯船に顔から落ちた。
私、手も足もガクガクで、とてもとても受け身が取れずに、頭から落ちそうになった、のに、あなたがソフトに、私の肩から上を受け止めてくれた。
防水なのだろうけど携帯や、持っていた手鏡を湯の中に投げうってまで助けてくれた。
優しい人、私の守り神、盾(シールド)となってくれる人。
でも、エッチな人……、私のあそこや顔の表情をギリギリまで撮影していた。
帰宅して、私の動画を見て、私のことだけを考えてくれるのは嬉しい。
帰宅すれば、母親の顔に戻る私のほうが申し訳ないくらいだわ。
私たちは、お風呂の中で、向かい合って抱き合っている格好、でも、私の両手はダラーンとしている、力が入らない。
「髪、濡れちゃったら、乾かす時間で、お前を愛する時間が少なくなるからなぁ」
「ありがとう、私、手足が痺れてるから、お湯の中に落ちたら、身体を起こせなくて大変だったと思う」
「そう、アップアップしているお前の表情も見たかったなぁ」
なんかひねくれたセリフを言う「俺」さんだけど、私を苛めたい気持ちは本当だろう、でも、今、私の頭を撫ぜ続けてくれる。
私を撫でてくれるシールドを持つ守護神……。
「こう考えてみようか」と、あなたが言う。
「はい」
私はあなたの胸元に頬を摺り寄せる、子犬にでもなったかのように幸せ。
「確かに、今、午後四時過ぎ、お前が経験した数々のプレイを考えて、この経過時間の遅さは異常に感じるだろう。でも、今の時間は間違いない。……それから、お前を困らせようとして言ったけど、全てのプレイ、俺、ちゃんと覚えているから心配すんな。途中で、時間を気にするお前に、まだ平気だよ、と、嘘の時間を教えたのも俺だ。あの時点で、お前の時間感覚はすでにおかしかった、お前は、もう帰らなくちゃならない時間だと思っていたんだろ? それ程の充実したラブタイムだったんだ、俺は、お前が思っているよりも、遅い時間を、この腕時計で示したけど、そう、実際の時刻は、もっともっとゆっくり流れていたんだよ」
「な、なんで、そんなことをしたの?」
私は、彼の胸、いや、そのもうちょい上のデコルテ部分に縋っていて、喜ぶかなぁと、そこに舌を這わせたり、吸って、キスマークをつけようとした。
すると、あなたは言う。
「キスマークつけるな! 俺が女に叱られる!」
私は瞬間に涙が溢れた。
「あなた、恋人がいるの?」
私、どん底に落とされた気分。
「いないと思った?」
「わ、分からないけど、彼女がいるのに、私とこんなことをしているの?」
自分の声が震えているのが分かる、ああ、この人は信用できない人、いつでも、私を刺し貫く剣(ソード)を内に秘めているんだ。
「旦那や二人の子供がいながら、よく知らない男に、オマンコや肛門の奥の奥まで見られて、言われるがままにオシッコの提供までする女がよく言うよ……」
グサッ! グサッ!
この人の剣は切り裂くものではなく、刺してくるものだ。
声の震えは、身体へ伝播し、私は嗚咽してしまった。
意外にも、「俺」さんは、そんな自己中な「背徳妻」の私をきつく抱いてくれる。
「なーんて嘘! 俺はそんな幾人もの女を囲えるほどの時間的な余裕はないよ。ああ、そうだな、携帯を隅から隅まで見てもいい。そんな痕跡はないよ」
「うう……、ほ、ホントなの?」
私は、「俺」さんの肌に涙を擦りつけながら、上目遣いで見上げた、自分が可愛いしぐさをしてると思いつつ。
「考えても見ろよ、俺の愛し方をお前は身をもって知った。こんなことを色んな女にしまくって見ろよ、正直、体力も精神も持たないよ」と苦笑いするあなた、その表情、演技で出来る表情とは思えなかった。
「ご、ごめんなさい、色んな意味でごめんなさい、私には家族があるのを差し置いて、あなたにとって、私だけが唯一の女性でありたいと思って、変な疑いをかけて、勝手に嫉妬してしまいました、そんな権利はないのに……」
「いや、俺は、家族を裏切る主婦のお前が好きなんだよ、人一倍 家族を愛してるのに、見も知らぬ男の俺から与えられる快楽にどっぷりはまっていく、セックス漬けのお前が好きなんだよ。そのためには、俺はお前と言う<性奴隷人妻>の<セックス専従主人>であらねばと思っているよ、もちろん、これからの俺のプライベートはお前のために律される。お前のような美しい人妻の人生を飲み込むということはそういうことだ」
あああ……。
内容の価値基準が二転三転し、裏返って捩じれも見せるので、私は頭が混乱した。
混乱した中で、単純な答えは出せなかったけど、「俺」さんが私を、滅びに導く方向性にないことはわかった。
むしろ、心をチクチクさせられつつ、身体にハードな責めを与え続けられることは、今日まで表面化されてなかったけど、今までの人生で、私が無意識に求めていたことだと分かった、だからこそ、今日、欲望の爆発が起こった。
「なんか、……ありがとう」
「うん」
あなたは頭を撫ぜ続ける。
「お前の身体の全ての場所が愛おしい、あそこをしゃぶると、その感触にやめれなくなる、頭を撫ぜると、小顔のお前の頭部、ショートカットがクリクリした曲線に心地良さが感じられ、それもやめられない」
「私も、なんか安心感があるよ」
「うん……。で、さっきの話に決着をつけちゃおう。横道に逸れたけど、俺が違う時間をお前に教えた理由なんだけど、……あっ、ちょっと待って、キスマーク、幾らでもつけていいんだからね」
「は、はい!」
チュプッ!
「うう、いいね、美人奥さんからのマーキング・……。……俺は、お前の時間感覚を狂わせて、お前を快楽の迷宮みたいな空間に誘い込み、そこでひたすらにイキ狂うイメージの世界を構築したいんだよ。だからこそ、お前の視界から時刻表示を消して、色んな快楽プレイを矢継ぎ早に繰り出していたのさ。あたかも時間に追われているような言葉を投げかけつつね。でも時間はゆっくりと流れていたんだよ。楽しい時間は早く流れるというけど、スポーツ選手の<ゾーン>みたいに、とてつもなくゆっくりと感じられるときもある」
「ゾーン状態」……
極度の集中・没頭に入り、
周囲の動きがゆっくり見えたり、
視覚や聴覚が非常に鋭くなること。
「じゃあ、なんで、今はテレビを点けて、私が時刻表示に気づくようなことをしたの?」
「そろそろ、リアルな時間を知ってもらい、ピークエクスペリエンスから、日常生活の中に戻り、その現実世界の中で、お前に<生中出し>しようと思ってね……」
えっえっ? ピ、ピークなんだって!? あうぅ、それよりもこの人、<生中出し>を忘れてないんだぁ……、ションボリ……。
「こう考えようよ、たくさんのプレイをいっぱいして愉しみ、長時間が経ったように思えたけど、実際の時間はこの通り、俺たちは、リカさんが娘を迎えに行く五時半まで、あと一時間半弱、楽しめるという事実を素直に信じようよ」
なーんか解せないよ、私の体感は五時間は過ぎている、でも、時計が示すのは数時間……、そのことを吟味したいのに、ああ、あなたは、いきなり「お前」呼ばわりから「さん」付けを織り交ぜて話す、それでなんか嬉しくなって、私の心は浮足立ち、時間の流れうんぬんなんてことがどうでもよくなっちゃう、そもそもが感覚の問題で、答えが出そうにないし……。
だから……、「わかった」と答えるしかない。
この後の気持ち良さの方が、どうしても優先されちゃう。
「さて、罰ゲームは、ベッドで行なうね」と「俺」さんは身体を起こした。
どうすればいいのかしら? 私はあなたを見守る。
あなたは、大人のおもちゃ置き場から、ジャラジャラしたものをとりあげた。
それと同時に、浴室の壁に立てかけられていた水色のマットを、床にバサリと伏せた。
手に持ってるの、なんだろ???
「鎖付きチョーカーだよ。簡単に言うと首輪!」
それは見て分かるけど、……首輪とは分かるけど、鎖はきめ細かくネックレスのチェーンみたく細い、首輪自体も細く黒いサテンみたいに光沢ある黒い布で覆われていて、中央に白いリボンがちょこんとついている。
「可愛いデザインの首輪だね」
と、私は素直に思う。
「じゃあ、首に着けて、アツギリみたいなペットになろうか」
……アツギリとは、私の家で飼っているコーギー犬の名前だ。
私は、まだ身体が痺れているので、あなたの思うがまま。
留め金を外して、私の首に通すと、カギ式らしく、かちゃりと音を立てて、私は愛玩動物にされた。
立ち上がったあなたは、身体から水滴を落としながら、リードを引っ張る。
私は、湯船に膝立ちの格好で、あなたに抱かれていたのだけど、首を引っ張られ、「ウグッ!」とえづいた。
「どうした、湯船から出て、そのマットレスの上にワンワンスタイルになるんだよ!」
でも、私は動けなかった、手足の力が抜けたままだ。
聞き分けのない犬に、ちょっとお怒りになる飼い主、更に細かい鎖のリードを引く。
「うえっ!」
喉に手を伸ばしたいんだけど、長時間、壁に縋りつき緊張感していたので、手のしびれが、まだ直らない。
「聞き分けのないメス犬だなっ!」
「ち、違うの、か、身体に、まだ、ち、力が入らないの」
となると、自分の行ないにすぐ反省するあなた……、この人、自分の考え通りのイジワルは楽しむくせに、予想外な結果的イジメ行為には、すぐに後悔する。
「ご、ごめん!」
再び腰を下ろし、私のわきを抱え、持ち上げてくれ、湯船から救い出してくれるような形。
「重ッ!!」
浴室床のマットに飛沫をかけながら、私はゆっくりと、マットに横たわらせられた。
と同時に、すぐに、腰を持ち上げられ、四つん這いにさせられる。
けど、私、両手が使えないのでマット上、身体に沿ってダランと投げ出されている。
足も力が入らないけど、蹲る形で折りたたまれている。
「前を見てごらん!」
あなたはリードを引っ張り、私の顔をあげさせた。
前には、床まで伸びている大きな備え付けの鏡があった。
お尻を大きく上げて、その前で困惑している自分の顔があった。
マットを、あごと、傾けた片頬で捉えている。
首輪は、エッチなことをされてるにもかかわらず、可愛いデザイン。
私って、どんなことされても、なんか顔に変化がないよね、自分でも思う、目に感情がない三白眼。
鏡には、上方にリードが伸びている私の顔が先ずあり、その背後に立体的に、私の、青い水着に包まれたお尻がもっこりと見えた。
その向こうには、私の首に装着されているリードを引っ張るあなたの上半身が見える。
下半身は、私のお尻の陰にある。
……もう、何をされるかは分かっている。
私だけ気持ち良くなっちゃって、この人も辛抱たまらなかったと思う。
生で入れられるのは当然、全く疑問をもってないよッ……っ!
ぎ、疑問はないけど、い、いきなりっ! な、なんの前触れもなくぅ……。
ズボっ、ズボボボボッ!!!
オチンチンが挿れられた!
「鏡の中の自分の瞳をちゃんと見つめるんだよ、リカ!」
「は、はいいいいいッ!」
両手の力が抜けていて、田中梨華は荷重を頬で受けていて、マットとの接触面の頬がひしゃげていた、その様を冷静に眺めている自分の瞳!
ゆっくりと一突きした後、すぐさま、連続ピス(ピストン運動)に移るあなた。
「愛玩人妻リカぁ、お前は、自分の瞳だけを見つめていろ! お前の瞳は美しい、自分の瞳だけを見続け、イッてみろ!」
私は、鏡の中の自分の瞳を見た、その中には、更に私の顔が映り、その瞳には鏡の中の私がいる、その瞳の中には更に私……、無限鏡のように、永遠に私の顔が、私の瞳が、……旦那以外の男をオマンコに受け入れ、打ちつけられている私がいる。
都市伝説にある、合わせ鏡の悪魔召喚……、それが「俺」さんなのだろう……。
嗚呼、でも、このワンワンスタイル、コリコリまで届く、最高のピスだわッ……!!!!!
(続く)
アダルト女優の高梨あゆみって方も(旧作のシャープさが)、
田中梨華のイメージとしていいかも、チェケラ!
60:20連ガチャイキ!:シールド&ソード (木曜日 16:08)
……20連ガチャイキ! 失敗……。
罰ゲーム決定!
ああ、でも、「俺」さん、優しい。
私は、連続絶頂チャレンジの19回目で、身体のバランスを崩し、湯船に落ちた。
ええ、もちろん、そのカウントは、このエッチゲームだけの数字……、今日一日の総アクメ回数は、もう、数えてられなかった、数百回はイッてる……、いえ、イッてる、と思う、ましてや、「俺」さんの言うところによると、私のイッている、いえ、言っていることは、かなり妄想みたいだし、正確な数字は分からないよ……。
バスタブのヘリに身体を乗せ、壁に縋りついていろ、と命じられ、落ちたら罰ゲームと言われていて、私、最後まで頑張ったけど、あと一回残して落ちちゃった。
でも、落ちて、私に罰を与えることが、この人の願いみたいだから、私も、怖くない範囲では、その気持ちに寄り添いたい。
優しい人だから……。
だって私、湯船に顔から落ちた。
私、手も足もガクガクで、とてもとても受け身が取れずに、頭から落ちそうになった、のに、あなたがソフトに、私の肩から上を受け止めてくれた。
防水なのだろうけど携帯や、持っていた手鏡を湯の中に投げうってまで助けてくれた。
優しい人、私の守り神、盾(シールド)となってくれる人。
でも、エッチな人……、私のあそこや顔の表情をギリギリまで撮影していた。
帰宅して、私の動画を見て、私のことだけを考えてくれるのは嬉しい。
帰宅すれば、母親の顔に戻る私のほうが申し訳ないくらいだわ。
私たちは、お風呂の中で、向かい合って抱き合っている格好、でも、私の両手はダラーンとしている、力が入らない。
「髪、濡れちゃったら、乾かす時間で、お前を愛する時間が少なくなるからなぁ」
「ありがとう、私、手足が痺れてるから、お湯の中に落ちたら、身体を起こせなくて大変だったと思う」
「そう、アップアップしているお前の表情も見たかったなぁ」
なんかひねくれたセリフを言う「俺」さんだけど、私を苛めたい気持ちは本当だろう、でも、今、私の頭を撫ぜ続けてくれる。
私を撫でてくれるシールドを持つ守護神……。
「こう考えてみようか」と、あなたが言う。
「はい」
私はあなたの胸元に頬を摺り寄せる、子犬にでもなったかのように幸せ。
「確かに、今、午後四時過ぎ、お前が経験した数々のプレイを考えて、この経過時間の遅さは異常に感じるだろう。でも、今の時間は間違いない。……それから、お前を困らせようとして言ったけど、全てのプレイ、俺、ちゃんと覚えているから心配すんな。途中で、時間を気にするお前に、まだ平気だよ、と、嘘の時間を教えたのも俺だ。あの時点で、お前の時間感覚はすでにおかしかった、お前は、もう帰らなくちゃならない時間だと思っていたんだろ? それ程の充実したラブタイムだったんだ、俺は、お前が思っているよりも、遅い時間を、この腕時計で示したけど、そう、実際の時刻は、もっともっとゆっくり流れていたんだよ」
「な、なんで、そんなことをしたの?」
私は、彼の胸、いや、そのもうちょい上のデコルテ部分に縋っていて、喜ぶかなぁと、そこに舌を這わせたり、吸って、キスマークをつけようとした。
すると、あなたは言う。
「キスマークつけるな! 俺が女に叱られる!」
私は瞬間に涙が溢れた。
「あなた、恋人がいるの?」
私、どん底に落とされた気分。
「いないと思った?」
「わ、分からないけど、彼女がいるのに、私とこんなことをしているの?」
自分の声が震えているのが分かる、ああ、この人は信用できない人、いつでも、私を刺し貫く剣(ソード)を内に秘めているんだ。
「旦那や二人の子供がいながら、よく知らない男に、オマンコや肛門の奥の奥まで見られて、言われるがままにオシッコの提供までする女がよく言うよ……」
グサッ! グサッ!
この人の剣は切り裂くものではなく、刺してくるものだ。
声の震えは、身体へ伝播し、私は嗚咽してしまった。
意外にも、「俺」さんは、そんな自己中な「背徳妻」の私をきつく抱いてくれる。
「なーんて嘘! 俺はそんな幾人もの女を囲えるほどの時間的な余裕はないよ。ああ、そうだな、携帯を隅から隅まで見てもいい。そんな痕跡はないよ」
「うう……、ほ、ホントなの?」
私は、「俺」さんの肌に涙を擦りつけながら、上目遣いで見上げた、自分が可愛いしぐさをしてると思いつつ。
「考えても見ろよ、俺の愛し方をお前は身をもって知った。こんなことを色んな女にしまくって見ろよ、正直、体力も精神も持たないよ」と苦笑いするあなた、その表情、演技で出来る表情とは思えなかった。
「ご、ごめんなさい、色んな意味でごめんなさい、私には家族があるのを差し置いて、あなたにとって、私だけが唯一の女性でありたいと思って、変な疑いをかけて、勝手に嫉妬してしまいました、そんな権利はないのに……」
「いや、俺は、家族を裏切る主婦のお前が好きなんだよ、人一倍 家族を愛してるのに、見も知らぬ男の俺から与えられる快楽にどっぷりはまっていく、セックス漬けのお前が好きなんだよ。そのためには、俺はお前と言う<性奴隷人妻>の<セックス専従主人>であらねばと思っているよ、もちろん、これからの俺のプライベートはお前のために律される。お前のような美しい人妻の人生を飲み込むということはそういうことだ」
あああ……。
内容の価値基準が二転三転し、裏返って捩じれも見せるので、私は頭が混乱した。
混乱した中で、単純な答えは出せなかったけど、「俺」さんが私を、滅びに導く方向性にないことはわかった。
むしろ、心をチクチクさせられつつ、身体にハードな責めを与え続けられることは、今日まで表面化されてなかったけど、今までの人生で、私が無意識に求めていたことだと分かった、だからこそ、今日、欲望の爆発が起こった。
「なんか、……ありがとう」
「うん」
あなたは頭を撫ぜ続ける。
「お前の身体の全ての場所が愛おしい、あそこをしゃぶると、その感触にやめれなくなる、頭を撫ぜると、小顔のお前の頭部、ショートカットがクリクリした曲線に心地良さが感じられ、それもやめられない」
「私も、なんか安心感があるよ」
「うん……。で、さっきの話に決着をつけちゃおう。横道に逸れたけど、俺が違う時間をお前に教えた理由なんだけど、……あっ、ちょっと待って、キスマーク、幾らでもつけていいんだからね」
「は、はい!」
チュプッ!
「うう、いいね、美人奥さんからのマーキング・……。……俺は、お前の時間感覚を狂わせて、お前を快楽の迷宮みたいな空間に誘い込み、そこでひたすらにイキ狂うイメージの世界を構築したいんだよ。だからこそ、お前の視界から時刻表示を消して、色んな快楽プレイを矢継ぎ早に繰り出していたのさ。あたかも時間に追われているような言葉を投げかけつつね。でも時間はゆっくりと流れていたんだよ。楽しい時間は早く流れるというけど、スポーツ選手の<ゾーン>みたいに、とてつもなくゆっくりと感じられるときもある」
「ゾーン状態」……
極度の集中・没頭に入り、
周囲の動きがゆっくり見えたり、
視覚や聴覚が非常に鋭くなること。
「じゃあ、なんで、今はテレビを点けて、私が時刻表示に気づくようなことをしたの?」
「そろそろ、リアルな時間を知ってもらい、ピークエクスペリエンスから、日常生活の中に戻り、その現実世界の中で、お前に<生中出し>しようと思ってね……」
えっえっ? ピ、ピークなんだって!? あうぅ、それよりもこの人、<生中出し>を忘れてないんだぁ……、ションボリ……。
「こう考えようよ、たくさんのプレイをいっぱいして愉しみ、長時間が経ったように思えたけど、実際の時間はこの通り、俺たちは、リカさんが娘を迎えに行く五時半まで、あと一時間半弱、楽しめるという事実を素直に信じようよ」
なーんか解せないよ、私の体感は五時間は過ぎている、でも、時計が示すのは数時間……、そのことを吟味したいのに、ああ、あなたは、いきなり「お前」呼ばわりから「さん」付けを織り交ぜて話す、それでなんか嬉しくなって、私の心は浮足立ち、時間の流れうんぬんなんてことがどうでもよくなっちゃう、そもそもが感覚の問題で、答えが出そうにないし……。
だから……、「わかった」と答えるしかない。
この後の気持ち良さの方が、どうしても優先されちゃう。
「さて、罰ゲームは、ベッドで行なうね」と「俺」さんは身体を起こした。
どうすればいいのかしら? 私はあなたを見守る。
あなたは、大人のおもちゃ置き場から、ジャラジャラしたものをとりあげた。
それと同時に、浴室の壁に立てかけられていた水色のマットを、床にバサリと伏せた。
手に持ってるの、なんだろ???
「鎖付きチョーカーだよ。簡単に言うと首輪!」
それは見て分かるけど、……首輪とは分かるけど、鎖はきめ細かくネックレスのチェーンみたく細い、首輪自体も細く黒いサテンみたいに光沢ある黒い布で覆われていて、中央に白いリボンがちょこんとついている。
「可愛いデザインの首輪だね」
と、私は素直に思う。
「じゃあ、首に着けて、アツギリみたいなペットになろうか」
……アツギリとは、私の家で飼っているコーギー犬の名前だ。
私は、まだ身体が痺れているので、あなたの思うがまま。
留め金を外して、私の首に通すと、カギ式らしく、かちゃりと音を立てて、私は愛玩動物にされた。
立ち上がったあなたは、身体から水滴を落としながら、リードを引っ張る。
私は、湯船に膝立ちの格好で、あなたに抱かれていたのだけど、首を引っ張られ、「ウグッ!」とえづいた。
「どうした、湯船から出て、そのマットレスの上にワンワンスタイルになるんだよ!」
でも、私は動けなかった、手足の力が抜けたままだ。
聞き分けのない犬に、ちょっとお怒りになる飼い主、更に細かい鎖のリードを引く。
「うえっ!」
喉に手を伸ばしたいんだけど、長時間、壁に縋りつき緊張感していたので、手のしびれが、まだ直らない。
「聞き分けのないメス犬だなっ!」
「ち、違うの、か、身体に、まだ、ち、力が入らないの」
となると、自分の行ないにすぐ反省するあなた……、この人、自分の考え通りのイジワルは楽しむくせに、予想外な結果的イジメ行為には、すぐに後悔する。
「ご、ごめん!」
再び腰を下ろし、私のわきを抱え、持ち上げてくれ、湯船から救い出してくれるような形。
「重ッ!!」
浴室床のマットに飛沫をかけながら、私はゆっくりと、マットに横たわらせられた。
と同時に、すぐに、腰を持ち上げられ、四つん這いにさせられる。
けど、私、両手が使えないのでマット上、身体に沿ってダランと投げ出されている。
足も力が入らないけど、蹲る形で折りたたまれている。
「前を見てごらん!」
あなたはリードを引っ張り、私の顔をあげさせた。
前には、床まで伸びている大きな備え付けの鏡があった。
お尻を大きく上げて、その前で困惑している自分の顔があった。
マットを、あごと、傾けた片頬で捉えている。
首輪は、エッチなことをされてるにもかかわらず、可愛いデザイン。
私って、どんなことされても、なんか顔に変化がないよね、自分でも思う、目に感情がない三白眼。
鏡には、上方にリードが伸びている私の顔が先ずあり、その背後に立体的に、私の、青い水着に包まれたお尻がもっこりと見えた。
その向こうには、私の首に装着されているリードを引っ張るあなたの上半身が見える。
下半身は、私のお尻の陰にある。
……もう、何をされるかは分かっている。
私だけ気持ち良くなっちゃって、この人も辛抱たまらなかったと思う。
生で入れられるのは当然、全く疑問をもってないよッ……っ!
ぎ、疑問はないけど、い、いきなりっ! な、なんの前触れもなくぅ……。
ズボっ、ズボボボボッ!!!
オチンチンが挿れられた!
「鏡の中の自分の瞳をちゃんと見つめるんだよ、リカ!」
「は、はいいいいいッ!」
両手の力が抜けていて、田中梨華は荷重を頬で受けていて、マットとの接触面の頬がひしゃげていた、その様を冷静に眺めている自分の瞳!
ゆっくりと一突きした後、すぐさま、連続ピス(ピストン運動)に移るあなた。
「愛玩人妻リカぁ、お前は、自分の瞳だけを見つめていろ! お前の瞳は美しい、自分の瞳だけを見続け、イッてみろ!」
私は、鏡の中の自分の瞳を見た、その中には、更に私の顔が映り、その瞳には鏡の中の私がいる、その瞳の中には更に私……、無限鏡のように、永遠に私の顔が、私の瞳が、……旦那以外の男をオマンコに受け入れ、打ちつけられている私がいる。
都市伝説にある、合わせ鏡の悪魔召喚……、それが「俺」さんなのだろう……。
嗚呼、でも、このワンワンスタイル、コリコリまで届く、最高のピスだわッ……!!!!!
(続く)
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