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後編

『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー㊺:全身リップ』

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     45:全身リップ (木曜日 14:41)

 テレビのスイッチをオンする、画面が立ち上がるまでしばらく間があるものだ。
 その間に、俺は、脇に用意していたものを取り出す、競泳用水着だ。
 リカは、現在の時刻も気になる、しかし、この後のプレイも気になる、立ち上がった身体の前に、青地に白いラインの入ったスポーツメーカーのシンプルな水着を広げて、キョトンとしている。
 水着の後ろから見え隠れする主婦の柔らかなボディライン、水も滴る……。
「これ、着るの?」
 無垢な視線。
 身体にローターが埋め込まれているのに、子供みたいに訪ねてくる。
 美しくて可愛い、それが、この人妻の魅力。
「うん、俺にとっては裸よりもエロく見えるときがある。身体をタイトに締められながらのエッチも、きっとお前にとっても気持ちいいと思う。お風呂、あかるいだろ? リカの恥ずかしがっていた、ナルトのヒゲみたいな妊娠線も見えなくなるし。それから、バスキャップは脱いでな、俺はお前のクリクリしたショートカットが大好きだから」
「妊娠線、あなたが気にするほどじゃないと言ってたから、気にならなくなってたよ、長男が生まれてから、10年以上気になっていたのに、あなたのおかげで、この数時間で気にならなくなっちゃった。そのコンプレックスが幻想だと分かった。私を愛してくれてありがと」
 と、真顔で感謝してくる奥さん。
 か、可愛い……、しかし、その素直な思いを打ち消し、命令する俺。
「さっさと着ろよ!」
「えっ、今、ここでッ!? はいッ!」
 すぐに着ようとするが、どこから手を付けていいか躊躇する人妻。
「ほら、ここに片足を乗せたら着やすいだろ!」
 バスタブのヘリを使うことを促す俺。
 リカは、片足をバスタブの縁に乗せる、性器があらわなのはもはや気になってない、その屈託なさも可愛い。
 小さな、子供みたいな身体だが、二児の子供を産んだのは事実、股を開いて水着を着る姿……、その股間の切れ込み、もう何時間も愛したはずなのに愛し足りない愛すべき性器……。
 楚々としたショッキングピンク。
 線が細く薄い陰毛。
 片足はバスタブの中、ささやかではあるが水圧が邪魔しつつも両足を通し、続いて、上半身、両腕を肩にかける。 
 あげられる腕、垣間見えるわきの下、剃り跡が初々しい。
「んしょ! んしょ!」と呟きながら着衣するママさん、
 かつて、その母親の子供が幼いころ、服を着せるときの掛け声が連想できる。
「はい、着ました!」
 リカは胸のあたりの生地を均しながら、それを終えると、バスキャップを取り去り、両手を腰にやった。
 やや髪が乱れているのが、これまた可愛い。
「綺麗だ……、じゃあ、そのバスタブの角のヘリに腰を下ろし、両足を開いて、やはり、その足をそれぞれ、バスタブのヘリに置いて」
「は、はい」

 浴槽と言うものは、ほとんどの場合、その長方形の外周の三辺を壁と接している。
 ラブホテルと言うものは、かなり浮世離れしたインテリアデザインをしているものだが、このホテルのバスタブは大きいけれど、家庭によくある三辺が壁に密着する型だった。
 縁は15センチほどで、リカは、二辺を壁にした角に座ることを促された。
 足を下に落とすならば、そこに座ることは容易だが、両足を開いて、それをやはり、俺の好きなM字開脚で、それぞれの脚を縁に置くとなると、なかなかバランスを取るのが難しい。
 リカはヨロヨロしながら、縁の上で調整し、最終的には、まだまだ不安定だが、両手を横に開いて壁に手を密着させることで、取り急ぎ安定した。
 しかし、どうせ、まーた、この人が、あそこを責めるのは分かっていた。
     ……私、前に倒れちゃわないかしら。
 リカは期待に胸をドキドキさせた。
 今がバランスの小康状態、俺の責めがはじまれば、奥さんは不安定の極みの中で、快楽と焦りに支配される。
 それは一種の「吊り橋効果」となり、その特殊快楽は忘れがたいものになるだろう。
 俺は、安楽な快楽は与えない、常に快楽にはリスクがつきまとうことを教える。
 映画『スパイダーマン』のキャッチコピーに「大いなる力には、大いなる責任が伴う」はベンおじさんの名言。
 このエロ主婦にも言いたい。
     「大いなる快楽には、大いなる不安が常に伴う」
 そもそも、不倫・浮気と言うものの根本にはそれがある。

 クンニ待ちの主婦の前方では、無音だがテレビが映っていた。
 ワイドショー番組が放送されていた。
 だが、人妻は、これからに胸躍らせ、ワクワクしていて、テレビ画面を背景としか見ていない。
     この人、今度は何をしてくれるのかしら……。
 俺は、携帯用の、シャンプー大の容器に入ったベビーオイルを取り出し、主婦の身体に指押しスプレーでプシュプシュかけた。
 首筋から身体、両足の先までかけまくった。
「うわっ、冷たい!」
 母親は驚き、身体のバランスを崩しそうになるのだが、そんなことでやめる俺ではない、ピチピチタイトな競泳水着に包まれた上半身T字・下半身M字の人妻は、成り行きに耐える。
 容器が空になるまでリカの身体にオイルを振りかけた俺は、今度は、主婦の身体に手をあて、それを伸ばす、あくまでも機械的に。
 今はプレイではない、オイルを、少なくとも顔を除いた全身の前半分に丹念に伸ばした。
 人妻の身体を壁に押すようにオイルを塗りたくるので、湯船に落ちる心配は考えないで良かった。
 首筋や脇、内また、乳房や股間に触れられると、ローターを膣内に押しこまれていての性感が高まってはいたので、もしくは、ややくすぐったくて、「ああン」とか「うふふ」とか声が出るのだが、今がまだ、感じるときでないことは分かる。
 だから、もうちょい我慢……、などとリカが思っていたら、不意に湯船から立ち上がり、中腰になり、両手を後ろに組んだ「俺」さんは、キスをしてきた。
 ああ、この人、もう手を使って、私を抑えてくれないわけね、私が自分でこらえなくちゃならないわけね、リカは、唇を分け入って、挿入される男の舌の激しさに、自分の舌を重ね合わせることで応えつつ、両手を壁にしがみつかせた。
     ああ、好き、これ好き、「俺」さんのキス、激しくて好き。
 舌の動きは、リカの口中を余すところなく貪り、それに呼応して、主婦も自分から俺の口の中に唾液を滑り込ませてくる。
 この、俺の好きなキスの作法は、「前ループの俺」によって、この人妻の結婚指輪を、キスするたびにお互いの口を往復させるということで習っていて、その学習の成果は、その唾液量で分かる。
 この女は、俺が美麗主婦の唾液が大好きで、求められていることをよく知っているのだ。
 健常者のわずか1mlの唾液にも、250~300種類の細菌が7~8億も含まれているという、それを、捧げられるのが、俺にはたまらない。
 自分の汚いものを相手に好意的に渡すという行為が、考えるに、興奮シチュエーションなのである。
 人妻の体温は、菌を増殖させつつ、近しい温度の俺の口に。
     ジュパ、ジュパ!
 と、やまない下品な音の応酬にも二人は酔っていた。
 一瞬、「そういえば、結婚指輪はどうしたっけ?」と、時間を前後させつつも、二人して思ったものだが、すぐに、「まっいいか」とキス没頭に戻る。
 たまに思い返ったように、唇同士の感触も楽しむ、ぷりっぷりしお互いの唇の呼応は美味しいもので。
 二人して唇を尖らせ、啄むように求め合うのも滑稽の幸せな共有だ。

 キスを終えると、今度は、その人妻のコケティッシュな顔面を舐めた。
 俺の特に好きな部分……、尖った鼻、丸くてシャープなあごのライン、切れ長のクールな三白眼、その眼球をベロベロした。
 俺に眼球を舐められながら、「うーっ、染みるよぉ」と、壁に精一杯伸ばしてしがみつく両腕を、ブルブル震わせながら、瞬きしてやり過ごそうとする奥さん。
 だが、俺は、その目が閉じるのを許さない、思い切り舌を眼球に突き出し、瞼が閉じられるのを遮る。
「うう、うわーっ、イジワルだ! まーた、あなたのイジワルだ!」
 しかも、平等に、ちゃんと両眼をキスる!
 瞳を閉じさせてもらえないのもだが、俺が両手を後ろに組んで、リカを支えようとせず、でも、舌だけを使って自分を責めていることにも意地悪を感じただろう。
 そこまで激しくないが、表現としては悪くないと思うので書くのだが、そう、主婦の顔は「暴風雨」の後のように蹂躙され、リカは目をしばらくは開けてられない状態だった。
 
 続いて、俺は首筋を舐める、細く筋張っているにも関わらず、ちゃんと女性の柔らかさが感じられる首、そこも、この少女のように小さな人妻のチャームポイントだ。
 ぺローンぺローンと舐めていると、「こそばゆいよぉ!」と身をよじるママさん。
「これだよこれこれ!」
 俺が叫ぶ!
「な、なになに、どうしたの!?」
 目が開けられないけど、首を左右に振って不安気な主婦。
「くすぐったくて、お前は身をよじっている? オイルでテカテカに光った無駄な肉のないアスリートに近いお前の全身の、女性的な柔らかい筋肉が蠢いているんだよ」
 たまらない生命の躍動が、淫靡な動きの中で脈動していた。
「少しでも動くとバスタブに落ちちゃうから、でも、筋肉は反応しちゃうから、それを止めようと身体の内部が捻転するみたいなのぉおおお!」
 くすぐったくて笑い声を上げそうなイメージだ。
 ショートカットの襟足も凛々しい、俺は右からも左からも舐め残しなく舐めた。
 味覚の問題ではない、この美しい人妻のカタチを、俺はキスで確かめずにはいられない。
 襟足キッスの瘙痒感(そうようかん)には、リカは「フゥーフゥー」言って耐えるのだった。
 縛られていない、縛られていないけど、身体は不安定な場所で身動き取れないでいる。

 キスは腕に、指の先から、俺の唾液でべちゃべちゃにされる奥さん。
 親指さえも細く、ちょっと力を加えればポキッと折れそうな五本指……、なぜだか、塩味が強かった。
 こんな細っそい指が、先ほども、おそらくこの後も、俺の肉棒を健気にしごくんだからたまらない、胸がキュンキュンする。
「キスや顔は、オイルがかかっていないから味わい飲み干すけど、身体にはオイルが掛かっているから、俺は唾液を垂れ流す。首から下は、これから、俺の唾液で全身びちょびちょにされる予定だよ。いや、オイルは植物性だから、俺が口に含んでも問題はない、でも、俺がオイルを舐め取っちゃうと、せっかくテカテカにうねるお前の身体の光沢が消えちゃうからなぁ……。お前は、美しいのはもちろん、それを違う魅力で見て楽しめもするんだよ。まあ、お前は、自分の魅力は分かっている、自意識過剰のエロ奥さんだもんな!」
 腕、そして二の腕、俺の舐めキスは続く。
 二の腕の内側は「くすぐったいポイント」だ。
「うわーっ、腕が支えきれないよぉっ!」
 両腕を棒のように硬直させ、しかし、壁との接触面に縋る主婦。
     あーっ、楽しい楽しい、やることなすこと、全てに魅力ありの召しませ奥さんだ!
 競泳水着に、俺の唾液腺の唾液放出はフル回転させられる。
 肩のストラップから、丹念に丹念にチューチュー舐めた唾液が滴っていく。
 オイルと混じり合い<唾液オイル>となる。
「……健常者のわずか1mlの唾液にも、250~300種類の細菌が7~8億も含まれているんだって。お前、オイルでキラキラしつつ、身体中に細菌を繁殖させているんだよ、いやか?」
 俺の舌は乳房・乳首に及んでいた。
 乳首は、競泳水着の締め付けをかいくぐり、俺の舐めと、歯によるカリカリ刺激を受けて、生地を突き抜けるかのように勃起し始めた。
「そ、それ、さっきも言ったぁ! も、もちろん、嫌じゃないよぉ、あなたに汚されるの好きだよ、大好きだよぉ! こ、心からぁそう思うの。ま、また、おっぱい(母乳)が出ちゃうかも、出ちゃうかもぉおおお、くーっ、乳首きもちいいよぉっ、オイルで生地がツルツルに擦れて、でも歯でコリコリされるのぉッ!」
「凄い綺麗、腹筋がね、競泳水着の上からでもヌラヌラうねっているのが分かるんだ、光沢がグラデーションで艶めかしくきらめいていてね、すっげぇセクシー!! リカッ! 乳首でイケそうか」
「はい!」
 リカ即答。「で、でも、下に落ちちゃう」
「それは、パートナーを信じないでどうすんだよ!」
「は、はい! じゃあ、乳首をもう少し可愛が……ッ、イキますッ、イ、クッ!」
 もう面白いほど即座に果てた。
 壁に縋っていた両手を離し、蹲るように、こぶしを握った両腕を曲げつつ顔の前に、それがイキ痙攣(まひ)で5センチほどの振り幅を見せていた。
 凄い痙攣(けいれん)である、そこまで感極まるアクメなのだろう。
 俺は、キン肉マンの「鉄のカーテン」をふと思い出した。
 頭も壁から離し、顔を伏せて、目は相変わらず染みているので、きつく閉じられ、歯は食いしばられ、この子は、これからが長いんだ、エクスタシーが30秒は続く。
 意識ここにあらずの田中梨華は、ゆらーりと、浴槽の縁から浴槽へと上半身が倒れ込ませてきた、例え湯水があろうとも、そのまま落ちたら、多少なりとも打撲は避けられまい、イキの忘我で、全く無防備に浴槽底面に激突しちゃうのだ。
 だが、当然ながら、俺はそんなことは許さない。
 美しいものは美しいままに、信頼は、信頼のうちに損ねることなく……。
 俺は、ほぼ気絶状態の人妻を、自分の両手にソフトランディングで支えた。
 奥さんは、俺がそうすることに疑問を持っていなくて、落ちる恐怖は全くないのだ。
 顔には、気持ち良き笑みさえ浮かんでいた。
 俺は、そんな主婦の表情と身体の移ろいを、一秒たりとも逃すまいと観察し、心が満たされるのだ……。

                       (続く)
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