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初夜2 ☆
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「これは? 気持ちいいか?」
乳暈の根元からキュッと乳首を摘ままれ、指の腹で先端の平らな部分を撫でられた。
「ふぁあ……ん、……やぁ、それ……っ、もっと、ムズムズします……っ」
「じゃあ、これは?」
は……とレックスが小さく息を吸い込み、コーネリアの乳首にしゃぶりついてきた。
「んあぁん……っ、や、……ぁ、あぁ」
温かな口腔に包まれ、滑らかな舌にレロレロと舐め回される。今にもレックスに食べられてしまいそうな感覚に、コーネリアは怯えた。だが怯えだけではなく、彼女は確かに快楽も拾う。
好きな人が赤子のように自分の胸に吸い付いているという視覚的情報に加え、ちゅ、ちゅうと乳首を吸い立てる音も耳を犯す。お腹をまるく撫でられ、子宮を意識したかのような手つきに顔が熱くなる。
高揚した意識のまま、コーネリアは前後不覚に陥っていた。
「昔もここにキスをしたっけ」
笑い混じりにレックスが言い、舌先でハート型の痣を舐め、チュウッと強く吸い付いた。
「あ、……あれは……」
もう霞がかってしまうほど遠い思い出に、コーネリアも赤面しつつも笑顔になる。
「コーネリア、脚を開いて」
レックスに促され、コーネリアはおずおずと膝を開く。子を授かる過程で自分の女陰に触れられなければいけない事は分かっている。だが知識と実践とでは気持ちがまったく異なる。
「あ、あ……、あの……っ。い、痛くしないでください……っ」
「分かってる」
和毛をショリショリと撫でられ、まだいとけない肉芽に指先が触れた。柔らかなそこをクニュクニュと弄ばれ、コーネリアの体を未知の淫悦が駆け抜ける。
「んっ……、あぁ!」
「キスと胸の刺激だけで、もう濡れているな」
そう言うとレックスは秘唇をスッとなで上げ、蜜を纏わせた指先で肉芽を更に捏ね回す。
「ん……っ、ん、あぁ……、そこ……っ、そこ、変な気持ちになってしまいます……っ」
「ここは〝気持ちいい〟場所だから、気持ちいいと思ったら素直に口にしてごらん?」
コリコリと弄られる度に、コーネリアの中心が硬く凝ってくる。自分の体がそんな風に変化すると知らない彼女は、何度も押し寄せる感覚に唇を震わせた。
「あ……っ、あぁ、こ、これ、〝気持ちいい〟なのですか……っ?」
「そうだ。コーネリアは初めての感覚だな? 気持ちいいと感じた時は、素直に教えなさい。そうしたら俺はもっと君に〝気持ちいい〟をプレゼントしてあげられるから」
「は……はいっ」
閨で自分の感情を素直に言うなど、本来なら恥ずかしくて堪らない事だ。だがコーネリアはまっさらであるがゆえに、レックスの言葉を鵜呑みにする。
「では、少しナカを解していこう。指を一本入れるよ」
プルプルと緊張で柔らかな内腿が震え、それを撫でて宥めてからレックスはコーネリアの蜜口に指を埋めた。
「ン……、ん」
体の中に異物が入ってくる感覚に、コーネリアは顔を仰のけ咽頭を震わせる。気持ちいいかどうかはまだ分からない。それでもコーネリアはレックスが嘘を言うはずがないと信じ、次に自分に何が起こるか懸命に見極めようとしていた。
「女性はこの、入り口付近のザラザラした場所が感じると聞く。……どうだ?」
言った通りレックスは指を少し進め、内壁の一部を指の腹で擦った。
「ん……ぅ、あぁ……、な、何か変……っ、ぁ、あ……き、気持ちいい……、の?」
〝それ〟をされると、お腹の奥がザワザワして落ち着かない。さらに腰を揺らすと、レックスは感じていると思ったのか余計に指を動かした。
クチュクチュと粘液が掻き混ぜられる音がし、余計に恥ずかしい。頭がぼんやりとし、呼吸が乱れる。
「ここと一緒に触られると、気持ちいいだろう?」
レックスの指が肉芽にも触れ、二点をいじめられてコーネリアはびくんっと体を跳ねさせた。
「っあぁんっ、……っあ、あぁ、き、気持ちいい……っですっ」
ゴクッと口内の唾を嚥下し、コーネリアは顔を左右に振り快感を表す。レックスの空いた手は乳房を揉んでは乳首を摘まみ、どこもかしこも気持ち良くて頭がおかしくなりそうだ。
「もう少し奥まで指を入れてみよう。痛くしないから、力を抜いて」
レックスのあの節くれ立った長い指が自分の体に入っていると思うと、恥ずかしくて堪らない。彼の綺麗な指を自分の蜜が汚しているのだ。申し訳ないという気持ちが芽生え、それが更なる悦楽へ繋がってゆく。
「コーネリアのナカは温かくてギュウギュウ締め付けてくる。ほら、こうやって沢山押しても、弾力があってきつく押し返してくる」
「やぁあ……っ、あぁ、あ……っ、押さな……っ、でぇっ」
膣内でレックスの指が蠢き、チュポチュポといやらしい音をたてる。一国の王女である、王妃にもなった自分がこんな淫らな音を立てると思わず、コーネリアは羞恥で顔を真っ赤にさせていた。
おまけに肉芽を弄られる度に耐えがたい喜悦が襲い、もう少しこの指戯を続けられたら自分は正気を失ってしまうのではないかと恐れた。
「あの……っ、ぁ、も、もうそろそろ限界なのですっ、ですからもう終わりにして……っ」
弱々しく哀願しても、レックスはしたり顔で頷くだけだ。
「分かった。もうそろそろ達きそうなんだな?」
愉悦の籠もった目が細められ、レックスはペロリと舌なめずりをする。それからコーネリアを襲ったのは、より執拗な愛撫だった。
「あぁ、……っあぁ、ア……っ、それ、……だめっ、ぁ、変なの……っ、キちゃうっ」
「コーネリア、それは達する兆候だ。大きな波が来そうだったら、『達きます』と言って気をやりなさい」
体内でレックスの指が縦横無尽に動き、チュプチュプと蜜が泡立った音が聞こえる。羞恥と快楽がぐぅっとせり上がり、気がつけばコーネリアは半開きになった口から断末魔の声を上げていた。
「あぁあぁっ、あぁっ、い、達きます……っ、あぁアあっ、――――ぁあ、……ァ」
ガクガクと体を震わせ、コーネリアは必死にレックスの腕にしがみついた。頭の中が真っ白になり、自分が天に召されたのかとすら思う。体が勝手に震え、熱くなって汗が止まらない。
絶頂が過ぎ去ったあと、コーネリアの熱はゆっくりと鎮静してゆく。呼吸を整えながら目をうっすら開くと、優しく微笑むレックスがじっと自分を見ていた。
「ちゃんと達する事ができたようで良かった」
「……良かった、のですか?」
「だってそうだろう? 気持ち良くなれて子を孕む準備ができる事は、良い事だろう? 俺だってちゃんと男としてコーネリアを導けて嬉しい」
「そう……なのですね」
両者ともに良い事なのだと分かり、コーネリアは安堵する。
ふと、いつの間に全裸になっていたレックスの腰に、天を衝かんばかりの肉茎を見て目を見開く。
「それは……」
思わず凝視した先には、妙な形の先端をした極太の肉棒がある。レックスの肌の色より赤黒く、血管が浮き出ていて怒っているようだ。
「これが俺の分身だ。これからコーネリアのナカに入り込み、俺が気持ち良くなったら子種を吐いて君を孕ませる」
「あ……」
直接的な表現と説明に、コーネリアは顔を赤らめまじまじとレックスの屹立を見つめる。
「入る……のですか?」
レックスのソレは非常に太くて長く、自分の体に収まると思えない。よしんば入ったとしても、むりやり押し込んで体が裂けてしまうかもしれない。
怯えた質問に、レックスはコーネリアの髪を撫で励ました。
「ヒトの体というものは、柔らかくできている。特に陰部……大事な部分は伸縮性に富み、ちゃんと性交できるようになっている。俺のコレだって、元々はもっと小さいし普段は柔らかい。コーネリアの小さな孔だって、ちゃんと拡がって俺を受け入れるようにできているんだ」
「本当ですか……? なら、レイ様を信じます」
潤んだ目で小さく頷けば、レックスが安心したように微笑み返してくれた。
「これだけ濡れていたら……、大丈夫かな」
コーネリアの脚が広げられ、レックスは彼女の秘唇を撫で上げる。ヌチャリと指先に粘度の高い愛蜜が付着し、太い糸を引いてゆく。
乳暈の根元からキュッと乳首を摘ままれ、指の腹で先端の平らな部分を撫でられた。
「ふぁあ……ん、……やぁ、それ……っ、もっと、ムズムズします……っ」
「じゃあ、これは?」
は……とレックスが小さく息を吸い込み、コーネリアの乳首にしゃぶりついてきた。
「んあぁん……っ、や、……ぁ、あぁ」
温かな口腔に包まれ、滑らかな舌にレロレロと舐め回される。今にもレックスに食べられてしまいそうな感覚に、コーネリアは怯えた。だが怯えだけではなく、彼女は確かに快楽も拾う。
好きな人が赤子のように自分の胸に吸い付いているという視覚的情報に加え、ちゅ、ちゅうと乳首を吸い立てる音も耳を犯す。お腹をまるく撫でられ、子宮を意識したかのような手つきに顔が熱くなる。
高揚した意識のまま、コーネリアは前後不覚に陥っていた。
「昔もここにキスをしたっけ」
笑い混じりにレックスが言い、舌先でハート型の痣を舐め、チュウッと強く吸い付いた。
「あ、……あれは……」
もう霞がかってしまうほど遠い思い出に、コーネリアも赤面しつつも笑顔になる。
「コーネリア、脚を開いて」
レックスに促され、コーネリアはおずおずと膝を開く。子を授かる過程で自分の女陰に触れられなければいけない事は分かっている。だが知識と実践とでは気持ちがまったく異なる。
「あ、あ……、あの……っ。い、痛くしないでください……っ」
「分かってる」
和毛をショリショリと撫でられ、まだいとけない肉芽に指先が触れた。柔らかなそこをクニュクニュと弄ばれ、コーネリアの体を未知の淫悦が駆け抜ける。
「んっ……、あぁ!」
「キスと胸の刺激だけで、もう濡れているな」
そう言うとレックスは秘唇をスッとなで上げ、蜜を纏わせた指先で肉芽を更に捏ね回す。
「ん……っ、ん、あぁ……、そこ……っ、そこ、変な気持ちになってしまいます……っ」
「ここは〝気持ちいい〟場所だから、気持ちいいと思ったら素直に口にしてごらん?」
コリコリと弄られる度に、コーネリアの中心が硬く凝ってくる。自分の体がそんな風に変化すると知らない彼女は、何度も押し寄せる感覚に唇を震わせた。
「あ……っ、あぁ、こ、これ、〝気持ちいい〟なのですか……っ?」
「そうだ。コーネリアは初めての感覚だな? 気持ちいいと感じた時は、素直に教えなさい。そうしたら俺はもっと君に〝気持ちいい〟をプレゼントしてあげられるから」
「は……はいっ」
閨で自分の感情を素直に言うなど、本来なら恥ずかしくて堪らない事だ。だがコーネリアはまっさらであるがゆえに、レックスの言葉を鵜呑みにする。
「では、少しナカを解していこう。指を一本入れるよ」
プルプルと緊張で柔らかな内腿が震え、それを撫でて宥めてからレックスはコーネリアの蜜口に指を埋めた。
「ン……、ん」
体の中に異物が入ってくる感覚に、コーネリアは顔を仰のけ咽頭を震わせる。気持ちいいかどうかはまだ分からない。それでもコーネリアはレックスが嘘を言うはずがないと信じ、次に自分に何が起こるか懸命に見極めようとしていた。
「女性はこの、入り口付近のザラザラした場所が感じると聞く。……どうだ?」
言った通りレックスは指を少し進め、内壁の一部を指の腹で擦った。
「ん……ぅ、あぁ……、な、何か変……っ、ぁ、あ……き、気持ちいい……、の?」
〝それ〟をされると、お腹の奥がザワザワして落ち着かない。さらに腰を揺らすと、レックスは感じていると思ったのか余計に指を動かした。
クチュクチュと粘液が掻き混ぜられる音がし、余計に恥ずかしい。頭がぼんやりとし、呼吸が乱れる。
「ここと一緒に触られると、気持ちいいだろう?」
レックスの指が肉芽にも触れ、二点をいじめられてコーネリアはびくんっと体を跳ねさせた。
「っあぁんっ、……っあ、あぁ、き、気持ちいい……っですっ」
ゴクッと口内の唾を嚥下し、コーネリアは顔を左右に振り快感を表す。レックスの空いた手は乳房を揉んでは乳首を摘まみ、どこもかしこも気持ち良くて頭がおかしくなりそうだ。
「もう少し奥まで指を入れてみよう。痛くしないから、力を抜いて」
レックスのあの節くれ立った長い指が自分の体に入っていると思うと、恥ずかしくて堪らない。彼の綺麗な指を自分の蜜が汚しているのだ。申し訳ないという気持ちが芽生え、それが更なる悦楽へ繋がってゆく。
「コーネリアのナカは温かくてギュウギュウ締め付けてくる。ほら、こうやって沢山押しても、弾力があってきつく押し返してくる」
「やぁあ……っ、あぁ、あ……っ、押さな……っ、でぇっ」
膣内でレックスの指が蠢き、チュポチュポといやらしい音をたてる。一国の王女である、王妃にもなった自分がこんな淫らな音を立てると思わず、コーネリアは羞恥で顔を真っ赤にさせていた。
おまけに肉芽を弄られる度に耐えがたい喜悦が襲い、もう少しこの指戯を続けられたら自分は正気を失ってしまうのではないかと恐れた。
「あの……っ、ぁ、も、もうそろそろ限界なのですっ、ですからもう終わりにして……っ」
弱々しく哀願しても、レックスはしたり顔で頷くだけだ。
「分かった。もうそろそろ達きそうなんだな?」
愉悦の籠もった目が細められ、レックスはペロリと舌なめずりをする。それからコーネリアを襲ったのは、より執拗な愛撫だった。
「あぁ、……っあぁ、ア……っ、それ、……だめっ、ぁ、変なの……っ、キちゃうっ」
「コーネリア、それは達する兆候だ。大きな波が来そうだったら、『達きます』と言って気をやりなさい」
体内でレックスの指が縦横無尽に動き、チュプチュプと蜜が泡立った音が聞こえる。羞恥と快楽がぐぅっとせり上がり、気がつけばコーネリアは半開きになった口から断末魔の声を上げていた。
「あぁあぁっ、あぁっ、い、達きます……っ、あぁアあっ、――――ぁあ、……ァ」
ガクガクと体を震わせ、コーネリアは必死にレックスの腕にしがみついた。頭の中が真っ白になり、自分が天に召されたのかとすら思う。体が勝手に震え、熱くなって汗が止まらない。
絶頂が過ぎ去ったあと、コーネリアの熱はゆっくりと鎮静してゆく。呼吸を整えながら目をうっすら開くと、優しく微笑むレックスがじっと自分を見ていた。
「ちゃんと達する事ができたようで良かった」
「……良かった、のですか?」
「だってそうだろう? 気持ち良くなれて子を孕む準備ができる事は、良い事だろう? 俺だってちゃんと男としてコーネリアを導けて嬉しい」
「そう……なのですね」
両者ともに良い事なのだと分かり、コーネリアは安堵する。
ふと、いつの間に全裸になっていたレックスの腰に、天を衝かんばかりの肉茎を見て目を見開く。
「それは……」
思わず凝視した先には、妙な形の先端をした極太の肉棒がある。レックスの肌の色より赤黒く、血管が浮き出ていて怒っているようだ。
「これが俺の分身だ。これからコーネリアのナカに入り込み、俺が気持ち良くなったら子種を吐いて君を孕ませる」
「あ……」
直接的な表現と説明に、コーネリアは顔を赤らめまじまじとレックスの屹立を見つめる。
「入る……のですか?」
レックスのソレは非常に太くて長く、自分の体に収まると思えない。よしんば入ったとしても、むりやり押し込んで体が裂けてしまうかもしれない。
怯えた質問に、レックスはコーネリアの髪を撫で励ました。
「ヒトの体というものは、柔らかくできている。特に陰部……大事な部分は伸縮性に富み、ちゃんと性交できるようになっている。俺のコレだって、元々はもっと小さいし普段は柔らかい。コーネリアの小さな孔だって、ちゃんと拡がって俺を受け入れるようにできているんだ」
「本当ですか……? なら、レイ様を信じます」
潤んだ目で小さく頷けば、レックスが安心したように微笑み返してくれた。
「これだけ濡れていたら……、大丈夫かな」
コーネリアの脚が広げられ、レックスは彼女の秘唇を撫で上げる。ヌチャリと指先に粘度の高い愛蜜が付着し、太い糸を引いてゆく。
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