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第二十部・同窓会 編

……できる? ☆

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「んぅーっ…………!」

 最後に香澄はキュッと腰を反らして大きく震えたあと、脱力してバスタブの中にしゃがみ込んでしまった。

「……香澄?」

 指を抜いた佑は香澄の体を支え、自分の膝の上に座らせる。

 後ろから抱き締めた彼は顔を覗き込んできたが、脱力した香澄に応じる余裕はなかった。

 香澄はハァッハァッと呼吸を繰り返し、バスルームに持ち込んだ水のペットボトルに手を伸ばす。

 それに気付いた佑はペットボトルを手にすると、キャップを取って渡してくれた。

「……ん、……ん、ん、ん…………。……はぁっ……」

 香澄は喉を鳴らして水を飲み、息をついてやっと人心地つく。

「……できる?」

 そんな彼女に、佑は耳元で囁き尋ねてくる。

 艶のある低音に耳朶をくすぐられた香澄は、ゾクッとして肩を跳ねさせ、色めいた吐息を漏らした。

 腰にはガチガチに硬くなったモノが押しつけられ、その感触だけで興奮してしまう。

(欲しい……)

 本能に従った香澄は小さく頷き、バスタブの縁を頼りに立ち上がった。

 力の入らない足で踏ん張ったからか、脚がブルブル震えて、まるで生まれたての子馬のようだ。

「ありがとう」

 佑も水音を立てて立ち上がり、香澄の白くて丸いお尻を両手で撫でてから、先端を蜜口に押し当ててきた。

「なるべく早く終わらせるから」

 佑は香澄の耳元で囁いてから、ヌププ……と肉槍を埋め込んできた。

「ん……っ、んぅー……っ、あ…………ぁ……」

 涙目になった香澄は大きく口を開き、叫びたいほどの悦楽を必死に堪える。

 口からはまた涎が垂れ、バスタブの縁に滴った。

「ぁ……。気持ちいい……よ、香澄……」

 愛しい人が愉悦に彩られた声をかすらせる。

 その声を聞いただけで、香澄は彼の肉棒をキュウンと締め付けてしまった。

 ――このまま佑さんの事だけを考えていたい。

 目を閉じた香澄は、お腹の中を満たす大きな質量に意識を集中させ、脳裏では気持ちよさそうな顔をしている佑を想像した。

 肉棒は膣壁をさざめかせて奥に入り込み、最奥にトチュンと亀頭をつけた。

「っっ――――、ぁあ…………っ」

 香澄は思わず艶冶な声を漏らし、うっとりと溜め息をつく。

 佑はいつものように膣肉が屹立に馴染むまで待ってくれ、両手で乳房を包み込み、もちもちと揉みしだいてきた。

「はぁ……っ、あ……、ン……、んぅ……」

 香澄は色っぽい吐息を漏らし、目を閉じたまますべての神経を膣内に集中させた。

 背中から佑の胸板の温もりを感じ、蜜壷では欲棒の熱さ、大きさを味わう。

 と、うなじに吐息が掛かったかと思うと、温かい舌で舐められ、優しく歯を立てられた。

「んぁ……っ、あ……っ」

 佑はわざと音を立ててうなじを吸い、香澄は聴覚からも興奮していく。

 じっくりと香澄の首筋を舐めてから、佑はゆっくり腰を引く。

 ゾロゾロと膣襞を擦られる感覚に、香澄は全身を激しく震わせた。

「あぁああ……っ、んーっ、んぅう……っ」

「愛してる」

 おかしくなってしまいそうなのを必死に堪えているのに、耳元で低い声に囁かれてはもう駄目だった。

「んーっ!!」

 香澄は膣を引き絞って体を震わせ、何度目かの絶頂を味わう。

「……っ締まる……っ」

 耳元で佑がかすれた声で呟いたのが聞こえ、彼が感じてくれていると知った香澄は、ますます屹立を喰い締めた。

 さらに乳輪をクルリと撫でられ、しこり立った乳首をピンと弾かれて、甘い悲鳴が漏れる。

「ひゃぁん……っ」

 佑は両手で香澄の乳房から胴を撫で下ろし、腰まで辿ってからそこをしっかり掴んできた。

「動くよ」

 耳元で小さく告げた彼が、口内の唾液を嚥下した音が聞こえた。

 ゆるゆると彼の腰が動いたかと思うと、太い剛直に肉襞を擦られて得も言われぬ快楽が全身を満たす。

「ふぁ……っ、あぁああ……っ」

 思わず甘い声が口を突いて出て、バスルームに反響する。

 太い肉棒が前後するたびに、耐えがたいほどの悦楽が香澄を襲った。
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