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第二十部・同窓会 編

たっぷり感じて ☆

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「香澄……っ」

 佑の体の上に倒れ込んだ香澄は、耳元で彼の熱く濡れた声を聞いて興奮する。

「気持ちいいよ……っ。温かくてヌルヌルで、柔らかいのにキツく締め付けてきて……っ」

「や、……んーっ、やぁああ……っ」

 佑は香澄を抱き締めたまま突き上げ、耳元で卑猥な言葉を囁いてくる。

 するとゾクゾクとした感覚が、腰から脳天まで駆け上がっていった。

 けれどそれよりも――。

「香澄、好きだよ。……愛してる……っ」

 佑が好きだと言うたびに、とろりとした愉悦が胸の奥からこみ上げ、体から溢れてしまうのではと感じた。

「わ……っ、私も……っ、す、――き、…………ぃっ」

 言いながら香澄はヒクヒクと蜜壷をわななかせ、佑を締め上げる。

 佑は「愛してる」と言われただけで達してしまった香澄を、優しく抱き締めた。

「……可愛い。愛してるよ。もっと達っていいから、たっぷり感じて」

「ん……っ」

 佑は最奥まで亀頭をつけたまま、腰を揺らして香澄を刺激してくる。

「……っ、は、……あぁ、あ……っ」

 激しく突き上げられるのとはまた異なる悦楽に、香澄はビクビクッと体を震わせて佑を抱き締めるしかできない。

「き、――――もち、…………ぃ……っ」

 香澄は絞り出すように言ったあと、たらりと涎を零してしまい、彼の肩を汚してしまった。だが今はそれを気に掛ける余裕すらなかった。

「っひぁ……っ、あっ!」

 その時、佑が香澄のお尻を撫で、腰や背筋を触れるか触れないかのタッチで愛撫してきた。
 それだけで香澄は深い快楽を得て、佑の肉棒を締め付けた。

「っふ、……っうぅ、う……っ、う、……っあぁああ……っ」

 ガツガツと穿たれている訳ではないのに、気持ち良くて堪らない。

 佑が動くたびに、彼の下腹に押しつけられた肉芽が僅かな刺激を受け、香澄に快楽を教えてきた。

(気持ちいい……っ、気持ちいい、気持ちいい、――――気持ちいい……っ)

 佑のぬくもりを感じ、愛されていると思うだけで全身が悦びに満ちる。

「……っ香澄……っ」

 佑は我慢できないといわんばかりに、思いきり抱き締め、寝返りを打ったかと思うと香澄を押し倒してきた。

「ん……っ、んぅ……っ」

 佑は深い口づけをしながら腰を引き、肉棒がヌルル……と蜜壷から出ていく。

「んぅーっ」

(いかないで)

 香澄はとっさに佑の舌に吸い付き、両脚で彼の腰を挟んだ。

 すると佑は喉の奥でくくっと笑い、ずんっと香澄を突き上げる。

「っっ――――っん! …………んんぅんんンぅうぅ……っ!!」

 深くまで突き上げられた香澄は、何度目になるか分からない絶頂を覚え、ビクッビクッと体を震わせる。

「……は……」

 香澄が絶頂してはじめて佑は口を離し、透明な糸が引いてふつりと切れた。

「香澄、動くよ」

 佑は欲に駆られた目で婚約者を見下ろし、濡れた唇をペロリと舐めた。

 そしてシーツに手をつき、ガツガツと香澄を突き上げ始めた。

「んぅっ、あっ、あぁっ、あ、あ、あ、あぁっ、あ、あ……っ」

 先ほどは〝静〟の愛撫で達したのに、今は激しい〝動〟で愛され、香澄の脳内で光が明滅する。

 体内で蓄積された悦楽が、エキスとなって飛び散っている幻覚すら味わった。

 きゅうっとお腹の奥で淫悦がこみ上げて弾けたかと思えば、またすぐ次の歓喜がこみ上げ、噴火寸前のマグマのように煮えたぎる。

 硬くて太い肉棒が香澄の粘膜を擦って蜜壷を蹂躙するたび、グチュグチュといやらしい音が立った。

 その音を聞いただけで、香澄はこの上ない興奮を得て佑の背中に爪を立てた。

「うぅーっ! ん、あぁあああっ、あーっ、……っ、きもち……っ、ぃ、……っ」

 どちゅどちゅと最奥を亀頭でノックされるたび、制御できない声が唇から迸った。

 もっと可愛い声を出したいのに、獣のような声しか出ない。

 香澄は涙を流して襲い来る波濤を堪え、眦から涙を零した。

「香澄……っ」

 荒い息を繰り返した佑が、顔を寄せて香澄の涙を舐め取る。

 そして深いキスを始め、最奥に亀頭を押しつけたままグリグリと腰を動かした。

「んっ、んぅーっ!」

 香澄は佑にしがみつき、ビクビクッと震えてまた絶頂する。
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