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第二十部・同窓会 編

逃げられない愛獄 ☆

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 佑の下腹に肉芽を押し潰され、さらなる悦楽が香澄を襲う。

「ん……、ぁは……っ。また達った?」

 唇を離した佑に尋ねられ、香澄は涎を垂らしたまま何も言えず彼の肉棒を喰い締める。

「うぅー……っ、う、……ん、……あ、……っぁ……」

 香澄は潤んだ目で佑を見つめ、「これ以上動いたら駄目」と小さく首を横に振る。

 けれど佑はにっこりと微笑んだあと、「分かったよ」と香澄にキスをし、激しく腰を使ってきた。

「っんぁああんっ! っあぁあ、あっ、あぁあ、ぅ、あぁああぁっ、あーっ!」

 達したばかりで敏感になっている場所を遠慮なく突き上げられ、香澄は悲鳴を上げた。

 たっぷり感じて蜜壷は十分潤い、ふっくらと充血している。

 香澄は少しぐらい乱暴に動かれても、すべての刺激を快楽に変える事ができていた。

 グチュッグチュッと濡れそぼった音を立てて最奥を押し上げられるたび、頭の中が真っ白になっていく。

 汗を浮かべた佑は、本能の声を上げて善がる香澄を見てニヤリと笑う。

 そして背中を丸め、香澄の首筋から鎖骨、胸元へとキスの雨を降らした。

 時にきつく吸引してキスマークをつけ、紅梅色の乳輪を舐めては乳首を勃起させ、口に含んで舐め転がす。

「香澄。乳首がこんなに勃ってるよ。気持ちいい? 舐められるの好き?」

 佑が言葉で責めてくる。

 突き上げられるだけで一杯一杯な香澄は、涙目になって声にならない声を出した。

「ぃあ……っ、ん、ち、くび……、あーっ、ン、ゃああぁあ……っ」

 香澄は涙を零して腰を揺すり立て、気持ちよすぎて苦しいほどの快楽から逃れようとする。

 佑は自分の下でもがく香澄を見て、まるで獲物をいたぶる肉食獣のような笑みを浮かべた。

 彼が愉悦に満ちた笑みを浮かべるのを、香澄は悦楽にとろけた意識のなかぼんやりと見る。

 ズグズグと最奥を何度も細やかに突かれて、また淫悦が蓄積され、絶頂を教えてくる。

「……っも、だめぇ、……やぁああぁっ、あーっ、ぅ、あぁあああ……っ」

 何度も達かされた香澄は、終わりのない絶頂に怯え、上半身をねじらせて両手でシーツを掴むと、ほふく前進をして佑から逃れようとした。

「ん?」

 その様子を見て目を瞬かせた佑は、わざと動きを止め、香澄の好きなようにさせる。

 やがてニュポンと屹立が抜け、香澄は力の入らない手足を必死に動かし、キングサイズのベッドの上を這う。

「香澄? どこ行くんだ?」

 だが腰を掴まれたかと思うと、ズルッと体を引き寄せられた。

「ぁ、うぅ……っ」

 香澄は情けない悲鳴を上げ、泣きそうな顔で振り向こうとする。

 が、その前に蜜口に亀頭が押し当てられたかと思うと、ズチュンッと肉棒が入り込んできた。

「あ、あぁ…………ぁ…………」

 香澄はうつ伏せになったまま、目の前の空間を見てタラリと涎を垂らす。

「俺から逃げようなんて思うなよ」

 背後から囁かれ、香澄はゾクリとして蜜壷を震わせる。

 そのまま佑はシーツに手をつき、上からのし掛かるようにして香澄を犯し始めた。

「うぅーっ、う、あぁああ……っ、あぁーっ! ……っも、だめっ、……だめぇっ」

 逃げられなくなった香澄は、うつ伏せになったままズグズグと突き上げられる。

 愛し合う行為というより、オスがメスを犯している感覚を得た香澄は、脳内を興奮に煮えたぎらせた。

 香澄は逃げようとし、震える足に力を入れて何とか脚を正座の状態にする。

 うさぎのように小さく丸まった香澄を、佑は獣さながらに背後から屹立を突き入れて犯した。

 耳元で佑の荒々しい呼吸音や、唾液を嚥下する音が聞こえる。

 生々しい音を耳にしながら、香澄はくぐもった声で悲鳴を上げてまた絶頂した。

「んあぁああぁ……っ!!」

 香澄は土下座のような体勢で体を震わせ、そのあと脱力してしまった。

 佑はガクリと横臥した香澄を見て唇を舐め、「悪い」と謝ってから彼女の片脚を抱え上げて、ガツガツと腰を使い始めた。

「あぁ……っ、あぁ、あー……、ぁ、……ぅう……あ、あぁあー……」

 香澄は嬌声というより本能の声を出し、あとは生理的に体を痙攣させるしかできない。
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