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第十九部・マティアスと麻衣 編

無理だ。十分待った ☆

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 佑はスカートの裾をウエストに挟む。

 これ以上なく硬くなった肉棒は、ヌトッヌトッと秘唇を滑り、限界まで彼女の羞恥を煽ろうとしていた。

「あぁんっ、んぁ、あーっ、あぁ……っ」

 体が、熱く硬い肉棒を欲しがっている。

 猥りがましく腰を揺らすと、、佑がぴしゃんっとお尻を叩いてきた。

「んぁんっ!」

 強い刺激を受けた香澄はビクンッと体を震わせ、とっさに太腿で彼の屹立を挟んだ。

 太くて硬い一物がさらに秘唇を擦り、雁首が淫玉をいじめてくる。

「ひぁああ……っ、あっ! あぁああぁあ……っ!」

 佑が腰を送るたびにグチュッグチュッと烈しい水音が立ち、乳房を揉んでいる手は乳首の先端を優しく引っ掻いてくる。

「~~~~っ!!」

 それだけで香澄はあっけなく達してしまい、久しぶりの肉棒の硬さを感じながら体を痙攣させた。

「あぁああぁ…………あー…………、んっ、あぁああっ!!」

 香澄は粘ついた嬌声を上げ、絶頂の余韻に浸ろうとする。

 だが佑はそんな間を与えず、潤んだ蜜孔に亀頭を宛がったと思うと、どちゅんっと一気に貫いてきた。

「っっ…………っ、ぁっ、――――あっ…………っ」

 長くて太い一物に蜜壷を征服され、やすやすと最奥を亀頭に押し上げられる。

 その瞬間、香澄は意識を真っ白に染め上げて再び絶頂した。

 鏡に顔を押し当てて荒くなった息を繰り返すと、鏡の曇りが増す。

 透明な雫が閉じられなくなった唇を伝って糸を引き、胸元に伝った。

「おねがい…………。まって…………」

 息も絶え絶えに懇願したが、佑は聞き入れなかった。

「無理だ。十分待った」

 無慈悲に言ったあと、佑はぐぷっと音を立てて屹立を引き、すぐに押し込んでくる。

「ひぃっ…………、う…………っ!」

 その感覚に、香澄はギュッと目を閉じて歓喜に打ち震えた。

 麻衣たちがいた時は、隠れて与えられた快楽を「懐かしい」と思っていた。

 セックスから離れた生活をしていたのに、今、佑に激しく蹂躙されている。

 背後から佑の荒々しい息づかいが聞こえ、蜜壷では欲の化身が硬く漲ってゴリゴリと柔肉を擦り立てる。

「ぁひ……っ、ひ、あ、……っあ、ぁ、――――っあ……っ」

 達きっぱなしになった香澄は、切れ切れの声を上げて涙を零す。

 亀頭に子宮口を押し上げられるたび、あまりの悦楽に目の前がチカチカする。

 本能にまみれた声しか出ず、何を言いたいのか分からなくなった。

「あーっ! あぁあああ……っ、ン、あーっ!」

 香澄はもはや吠えると言っていい声で喘ぎ、欲のままに腰を振り立てた。

(佑さん……っ、佑さん、佑さん!)

 佑が激しく腰を使うたび、香澄の乳房が揺れてピタピタと鏡に打ち付けられる。

(気持ちいい……っ、おかしく、――――なっちゃう……っ)

 愛蜜が次から次に溢れ、抽送はより滑らかになっていった。

 佑が腰を突き入れ、蜜まみれの狭い孔に大きな一物が押し込まれるたびに、グポッグポッとはばからない音がする。

(やらしい……。いやらしい……)

 彼が漏らす声も、嫌らしい水音も、二人の息づかいも、彼の体温も、掴まれている手の感触も、いっそ鏡の冷たさすら、すべていやらしい。

 香澄は五感すべてで感じ抜き、何度目になるか分からない絶頂の予感に震え上がる。

「ダメ……っ! 達っちゃう……っ!!」

 堪らず叫んだ時、佑が身長差を利用して、ぐぅっと最奥まで亀頭を突き入れた。

 柔らかくなった子宮口を押し上げられ、香澄は仕留められた獣のように甲高い悲鳴を漏らす。

「ひ、――ぁ、あ、あ……あぁ、――――ぁ、あ…………っ!!」

 冷たい鏡に体を押しつけられた香澄の耳元に、荒々しい呼気が掛かった。

「――――出すぞ」

 その瞬間、低く告げた佑が、クリュンッと愛蜜まみれの淫玉を撫でてきた。

「――――っ!! …………っぁ、――――あぁああぁ……っ!!」

 激しい絶頂の波に揉まれた香澄は、目を閉じて激しくいきみ、思い切り屹立を蜜壷で締め上げる。

 直後、蜜壷を満たしていた肉棒が震え、彼女の最奥に遠慮なく白濁を注いだ。

 佑は精液を吐いている間も指を動かし、珊瑚色の可憐な玉を撫で続ける。

「あぁあああぁ……っ、あぁあ、あーっ、――あぁああぁ……っ!」

 尾てい骨から背筋、うなじへと激しい悦楽を走らせた香澄は、恭悦のままに吠えた。

「んっ、ふ、――――う、……うぅ、う、――――あぁー、あ、……あぁ…………」

 佑は吐精しながら、脱力しながら必死に呼吸する香澄をさらに突き上げた。

「っあぅ!!」

 香澄はズンッと子宮口を押し上げられて声を漏らす。

 その時、汗に濡れた乳房が鏡に擦れて、キュウッと音を立てた。

(……たく、さん…………出て、…………る)
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