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第十六部・クリスマス 編

佑さんなんてこうなんだから ☆

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「んーっ、ん、ぁ、あ、……やぁ、駄目……っ、だめ」

 脚をバタバタさせたいのに、身動きがとれない。

「下着、しっとりしてるけど?」

 佑はようやく香澄の手から口を離し、耳元で意地悪に囁いてきた。

「んー……っ、し……知ら……ない」

「ふぅん。俺の気のせいか」

 納得したように言った佑は、クロッチをニチャニチャと擦り、秘唇の形を確認してくる。

(はずか……しぃ……っ)

「ん……っ」

 佑の指はさんざん布越しに秘唇を弄ったあと、布地越しに蜜口を弄ってきた。
 布に阻まれて指が入る訳ではないのだが、蜜孔の入り口付近に微かに入り、香澄は堪らなくなる。

「も……っ、バカぁ……っ」

 香澄は悪態をつき、バッと振り向くと彼の首に両腕を回してキスをする。

「! …………ん」

 佑は香澄の反撃に一瞬驚いたものの、すぐ抱き締め返して唇をついばんできた。

 ちゅ……ちゅぷ……とリップ音がし、香澄の脳髄が甘くとろけていく。

 やがて佑の手がルームウェアの裾から入り込み、脱がせようとしてくる。
 そうされても香澄は抵抗しなかった。

「もぉ……。もー……。佑さんなんて、こうなんだから」

 香澄は佑を軽く睨み、向かい合わせになったあと膝立ちになり、佑の顔を乳房に押しつけた。
 柔らかな双丘にムギュッと佑の顔面を押しつけ、そのまま窒息させようとする。

「ん……、はふみ、……ひいにおい」

 佑はくぐもった声で言い、胸の谷間をレロリと舐める。

「……な、舐めるなら……ちゃんと舐めて」

 少し強気に言った香澄は、佑の口元に胸の先端を突きだす。
 佑は香澄を上目遣いに見て、舌を出すとレロンと下から上へ舐め上げた。

「ん……っ」

 その舐め方がいやらしく、香澄は赤面して表情を歪める。

 佑はなおも見せつけるように、レロン、レロンと乳首を舐め続けた。

 舐められるうちに、香澄のそこは硬く凝っていく。

 ときおり勃起した乳首を口内に含まれ、たっぷりと唾液を纏わせた舌で舐められ、強く吸引される。
 すると、下腹部にジィン……と痺れるような悦楽が訪れた。

「いつかここから母乳が出る体にしてやるからな」

「――――っ!」

 卑猥な事を言われ、香澄はブワッと赤面すると横を向いた。

「……し、知らない……っ」

「ん?」

 佑はわざとらしく笑いながら、彼女のショートパンツをパンティごと下ろす。
 膝立ちになっていたので太腿の途中で佑の手が止まり、香澄はむくれながら脚を抜いて全裸になった。

 香澄の尻たぶを、佑が両手でまるく撫でてくる。
 佑はすべすべした肌を堪能したあと、今度は反対側の乳首に吸い付き、秘部に指を滑らせた。

「ぁ……っ」

 たっぷり濡れた部分に触れられ、ピクンッと腰が震える。

 彼の指が秘唇を往復するたび、ピチャピチャと水音が立つ。
 ときおり指が肉芽をかすめるたび、頭の奥からジュンッと快楽物質が湧き出ている気がした。

「香澄」

「ん……、な、なに……?」

 気だるげな目を向けると、佑がよからぬ事を考えている顔でにっこり笑った。

「指立ててるから、自分で腰を上下してみてくれないか?」

「えっ?」

 驚いて何か言うよりも前に、佑の長い指がつぬぅ……と蜜口から侵入してきた。

「あぁああ…………」

 求めていた場所への刺激を得て、香澄は表情を弛緩させる。
 とろけた目で佑を見ても、彼は香澄が言う事を聞いてくれると信じて疑わない。

「ん……、ん…………、もぉ…………」

 力のない目で佑を睨みながら、香澄は自然と腰を揺らしてしまう。
 前後に小さく腰を揺らすと、膣内のいい場所に当たって気持ちがいい。

 そのまま香澄は佑の両肩に手を置き、文句を言いたそうな顔で彼を見つめたまま、腰を動かし始めた。

「あ……っ、あ、……ん、……ん、ぁ、あ……っ」

 佑は蜜壷の中でクッと指を曲げ、香澄の感じる場所に当たるようにしてくれる。

 気が付けば香澄はとろけた顔をしたまま、自らの快楽を探求し続けた。
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