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第十五部・針山夫婦 編

明確な『ヤリたい』っていう意志の表れ ☆

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「美鈴さんが肉食なんだよ。彼女、週に四回は肉食ってるんじゃないかな。残る三日は刺身とか寿司とか、たまに焼き魚も食べるみたいだ。今は出産後だし、どうか分からないけど」

「ほ、……ほう……」

「さすがセレブの奥さん!」と香澄は妙に感動する。

「それで酒豪だな。今はさすがに控えてるみたいだけど、妊娠するまではビールやワインをガブガブだ」

「ほう……」

 ほんの少し、会うのが怖くなってしまった。

 香澄は〝クラスの女子〟で言えば、ミドルクラスの当たり障りないタイプだ。
 それに対し、美鈴は〝カーストの頂点〟のように思える。

「カラッとした性格だから怯えなくていいよ。裏表のない姉御肌な人だから、香澄みたいなタイプは可愛がられるんじゃないかな」

「はぁ……」

 女性に可愛がられる経験がなく、香澄は首をひねる。

「もし良かったら、月末の土曜日にでも遊びに行こうか。誘ってから時間が経たないほうが、向こうも助かると思うし」

「う、うん」

「よし、決まり」

 佑は嬉しそうに頷き、息をついて脚を伸ばしながら香澄の胸をいじり続ける。
 もにもに、ふわふわ、と乳房が揉まれ、いい加減何か言わなくては……と思って口を開く。

「ね、ねぇ。こ、これは……どう解釈したらいいのかな?」

「ん?」

「む、胸……揉んでるのは。……えっと……暇だから?」

「え? 明確な『ヤリたい』っていう意志の表れだけど」

 ストレートすぎる表現に、香澄は思わず黙る。

「こっちも弄っていいなら……。弄りたいけど」

 そう言って佑の手が、スルッとお腹をたどって恥丘に至る。
 佑は申し訳程度のアンダーヘアを指先で撫でたあと、まだ柔らかい肉芽に触れてきた。

「ん……、うー……。い、いいけど……」

 さっきからずっと腰に佑の硬くなったモノが押しつけられていて、彼の気持ちは嫌でも分かっている。

「じゃあ、脚開いて」

「ん……」

 香澄はどこか納得のいっていない表情で膝を開く。

「濡れてる。感じてた?」

 ツルッと花弁を指先でなぞられ、耳元で尋ねられる。
 その低音にヒクッと肩を跳ねさせた香澄は、反対側を向いて顔を逸らし、モゴモゴと答えた。

「……だ、だって。乳首……とか、弄るんだもん」

「そりゃあ、感じさせたいから」

「も、もー……」

「好きだから感じてほしいんだよ」

 すっぽりと香澄の体を包み込んだ佑は、香澄の蜜口を指先で軽く揉んでから浅く指を入れた。

「ん……っ」

「ここ、まだ柔らかくてプルプルしてるな」

「あっ……、ん、……ン」

 肉芽を親指で左右にいたぶられ、香澄は思わず鼻に掛かった声を漏らす。

「やだ……っ、や……っ」

「嫌なのか?」

 ちゅぷ、と耳たぶをしゃぶられ、フッと耳孔に息を吹きかけられる。
 それだけで香澄は蜜孔をヒクつかせ、佑の指を食い締めた。

「ん、んーっ、……嫌、……じゃ、ない……っ、――け、ど……っ」

 佑の指は入り口近くを出入りし、少し潜ってはザラついた膣壁を撫でる。

「んっ……ん、……っぁ……」

 とうとう香澄は背中を丸め、佑から逃げだす。

「香澄?」

「おっ、お風呂は駄目! の、のぼせちゃうし……っ」

 ザバッと立ち上がった香澄を見て、すぐに佑も立つ。
 出ようとしたが、佑に手を掴まれてバスタブの縁に手を置かれる。

「え……っ」

 香澄の手の外側に佑の手があり、彼の腕の中に閉じ込められた。

「えと……、ぁっ」

 濡れた秘唇に佑の屹立が擦れ、にゅくりと前後する。























 本日また無事に一つ歳を重ねました。これからも宜しくお願い致します。
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