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第十三部・イタリア 編
シメのうさぎ ☆
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「え?」
「ん? どうした?」
「『ホリデーからニューイヤーに会わせて、そっち行くかな?』だって」
「はぁ?」
佑が困惑した顔で香澄を見て、首を左右に振りながら溜め息をついた。
「あいつら日本人が年越しを大事にしてるの分かっていながら、そう言ってるな。相変わらずタチの悪い……」
「んー、でも〝あれ〟以来だから、仲直りに一緒に年越しそば食べるのもいいかも?」
「本気で言ってるのか?」
思わず佑が目を剥き、香澄は戸惑う。
「だって……。うーん、二人っきりにはなりたいけど、年越しぐらいいいんじゃない? ほら、御劔家の皆さんも呼んで、皆でお泊まりパーティーするとか」
佑の目に落胆の色が宿るのを見て、香澄は焦ってつけ加える。
「二人きりはクリスマスに楽しめば良くない? せっかくドイツから来てくださるって言うし……」
「ふぅん……。香澄は俺よりもあいつらを優先するのか」
拗ねた声に、香澄はますます焦る。
「そ、そうじゃなくて……っ。み、皆で仲良くしたいだけで……っ」
香澄は焦ってソファの上に正座し、佑の顔を覗き込む。
両手で彼の頬を包むと、佑は不承不承という感じで見つめてくる。
香澄は「ね?」と小首を傾げてみた。
すると、佑がフッと微笑んだ。
「嘘だよ。少し拗ねてみただけだ。香澄が望むなら、皆で年越ししても構わない」
「本当?」
「ただ、皆帰ったら……分かってるな?」
逆に佑の手にスルリと頬を撫でられ、腰にゾクッと震えが走る。
「あ……」と声を漏らした時には、佑の美しい顔が迫ってキスをされていた。
そのまま後頭部と腰を支えられて、優しくソファの上に押し倒される。
「もう……、大丈夫か?」
出血の事を言われ、香澄はじわっと頬を染める。
「う……うん。大丈夫……」
返事を聞いてから、佑はスルリと香澄の脛から脚を撫で上げてきた。
佑はふくらはぎ、膝、太腿と手を移動させながら、スウェットワンピースの裾をたくし上げる。
「久しぶりの和食で満足したし、あとはシメのうさぎを食べるだけだな」
「も、もぉ……。ん……」
佑の手が腹部から胸に到達し、ライトグレーの布地の下でもぞもぞと蠢く。
そしてブラジャーのホックを外し、浮いたカップの間に彼の手が潜り込んだ。
「ん……」
しっとりとした白い乳房を佑の掌が包み、しばらくその滑らかな感触を楽しむ。
乳房の形に添って手を動かしているだけなのに、彼の少し硬い掌に乳首が擦れると、次第にそこがいやらしく勃起していく。
「あ……」
「ん? まだ触ってるだけなのに、乳首尖ってきたけど?」
「……やだ……。も……」
佑に触れられて彼の香りを嗅ぐだけで、香澄の体の奥に熾火ができる。
ヘーゼルの美しい目の奥に、「食べてやる」という獣の色気を感じた。
佑が醸し出す雰囲気ひとつで、香澄は本当に自分がうさぎになった気分になる。
大好きな彼の前でだけ、自分はどんな姿にでもなれる。
「柔らかい……。すべすべだ」
もっちりとした香澄の乳房を佑が揉み、吐息混じりに呟く。
「……佑さんのために磨いた体だよ。……食べても、いいよ」
香澄は少しかすれた声で返事をし、佑を受け入れるために目を閉じた。
佑が静かに息をついた音が聞こえ、ワンピースの前が大きく捲られて胸元まで露わになる。
「おいしそ……」
真っ白な双丘の先端に、色づいた蕾がある。
佑を誘うかのように熟したそこに、彼は吸い寄せられるように唇を寄せ――食んだ。
「ん……っ」
胸の先端が温かな口腔に包まれ、香澄は吐息を漏らす。
佑はれろ、れろ、と丁寧にそこを舐め、硬く凝った場所にちゅっとキスをする。
「美味しい……。可愛い……」
前歯で乳首を甘噛みされると、下腹部がジィン……と痺れた。
「あ……っ、ぁ」
香澄は堪らず腰を揺らし、妖艶に体をくねらせる。
思わず下腹部を触ろうとしたけれど、その手が佑の腕に触れてビクッとする。
「ん?」
佑は分かっていながら、「どうしてほしい?」と、目で尋ねてくる。
「ん? どうした?」
「『ホリデーからニューイヤーに会わせて、そっち行くかな?』だって」
「はぁ?」
佑が困惑した顔で香澄を見て、首を左右に振りながら溜め息をついた。
「あいつら日本人が年越しを大事にしてるの分かっていながら、そう言ってるな。相変わらずタチの悪い……」
「んー、でも〝あれ〟以来だから、仲直りに一緒に年越しそば食べるのもいいかも?」
「本気で言ってるのか?」
思わず佑が目を剥き、香澄は戸惑う。
「だって……。うーん、二人っきりにはなりたいけど、年越しぐらいいいんじゃない? ほら、御劔家の皆さんも呼んで、皆でお泊まりパーティーするとか」
佑の目に落胆の色が宿るのを見て、香澄は焦ってつけ加える。
「二人きりはクリスマスに楽しめば良くない? せっかくドイツから来てくださるって言うし……」
「ふぅん……。香澄は俺よりもあいつらを優先するのか」
拗ねた声に、香澄はますます焦る。
「そ、そうじゃなくて……っ。み、皆で仲良くしたいだけで……っ」
香澄は焦ってソファの上に正座し、佑の顔を覗き込む。
両手で彼の頬を包むと、佑は不承不承という感じで見つめてくる。
香澄は「ね?」と小首を傾げてみた。
すると、佑がフッと微笑んだ。
「嘘だよ。少し拗ねてみただけだ。香澄が望むなら、皆で年越ししても構わない」
「本当?」
「ただ、皆帰ったら……分かってるな?」
逆に佑の手にスルリと頬を撫でられ、腰にゾクッと震えが走る。
「あ……」と声を漏らした時には、佑の美しい顔が迫ってキスをされていた。
そのまま後頭部と腰を支えられて、優しくソファの上に押し倒される。
「もう……、大丈夫か?」
出血の事を言われ、香澄はじわっと頬を染める。
「う……うん。大丈夫……」
返事を聞いてから、佑はスルリと香澄の脛から脚を撫で上げてきた。
佑はふくらはぎ、膝、太腿と手を移動させながら、スウェットワンピースの裾をたくし上げる。
「久しぶりの和食で満足したし、あとはシメのうさぎを食べるだけだな」
「も、もぉ……。ん……」
佑の手が腹部から胸に到達し、ライトグレーの布地の下でもぞもぞと蠢く。
そしてブラジャーのホックを外し、浮いたカップの間に彼の手が潜り込んだ。
「ん……」
しっとりとした白い乳房を佑の掌が包み、しばらくその滑らかな感触を楽しむ。
乳房の形に添って手を動かしているだけなのに、彼の少し硬い掌に乳首が擦れると、次第にそこがいやらしく勃起していく。
「あ……」
「ん? まだ触ってるだけなのに、乳首尖ってきたけど?」
「……やだ……。も……」
佑に触れられて彼の香りを嗅ぐだけで、香澄の体の奥に熾火ができる。
ヘーゼルの美しい目の奥に、「食べてやる」という獣の色気を感じた。
佑が醸し出す雰囲気ひとつで、香澄は本当に自分がうさぎになった気分になる。
大好きな彼の前でだけ、自分はどんな姿にでもなれる。
「柔らかい……。すべすべだ」
もっちりとした香澄の乳房を佑が揉み、吐息混じりに呟く。
「……佑さんのために磨いた体だよ。……食べても、いいよ」
香澄は少しかすれた声で返事をし、佑を受け入れるために目を閉じた。
佑が静かに息をついた音が聞こえ、ワンピースの前が大きく捲られて胸元まで露わになる。
「おいしそ……」
真っ白な双丘の先端に、色づいた蕾がある。
佑を誘うかのように熟したそこに、彼は吸い寄せられるように唇を寄せ――食んだ。
「ん……っ」
胸の先端が温かな口腔に包まれ、香澄は吐息を漏らす。
佑はれろ、れろ、と丁寧にそこを舐め、硬く凝った場所にちゅっとキスをする。
「美味しい……。可愛い……」
前歯で乳首を甘噛みされると、下腹部がジィン……と痺れた。
「あ……っ、ぁ」
香澄は堪らず腰を揺らし、妖艶に体をくねらせる。
思わず下腹部を触ろうとしたけれど、その手が佑の腕に触れてビクッとする。
「ん?」
佑は分かっていながら、「どうしてほしい?」と、目で尋ねてくる。
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