677 / 1,544
第十一部・スペイン 編
歪んだ怒り ☆
しおりを挟む
香澄が怖じ気づいている間に、佑は下着姿になった。
そしてベッドの上にいる香澄に迫り、悪辣に笑う。
(やっぱり抱かれる!?)
ゾクッとした香澄は、悲鳴交じりに言う。
「……嘘でしょ!? 朝も起き抜けにしたんだよ!?」
情けない声で悲鳴を上げるが、あっけなく佑に押し倒されニットを脱がされる。
「男と会ってたんだろ。香澄に拒否権はないと思うが」
「そんな風に言わないで!」
佑はネチネチと絡み、ニット越しに香澄の胸を揉んできた。
「……ね、ねぇ……。ふざけてるように見えるけど、実はすごい怒ってる?」
「よく分かったな」
怯えた香澄の問いに、佑はにっこりと笑う。
香澄は引き攣った笑いを浮かべている間、ニットスカートが引きずり下ろされ、トップスも脱がされた。
プツンとブラジャーのホックが外され、ストッキングのクロッチに爪を立てられたかと思うと、力任せに引き裂かれる。
「――――」
固まった香澄を見て佑は妖艶に笑い、覆い被さってきた。
「ん――――」
怯えるべき状況だというのに、佑にキスをされただけで香澄はすぐ蕩けてしまった。
ちゅ、ちゅ、と啄まれたあとに唇を舐められ、上唇も下唇もたっぷりねぶられたあと吸われる。
わなないて開かれた歯列を、佑の舌が「もっと開いて」というようになぞった。
「ん……っ、ふ、――ぅ」
小さく開いた口に、佑の舌がスルリと入り込む。
肉厚な舌にくちゅ、ちゅぷと口腔を舐め回され、頭がだんだんボゥッとしてくる。
乳房を揉まれて甘い疼きが体を襲い、香澄は腰を微かに揺らす。
「んっ」
やにわに乳首をキュッと摘ままれ、一際強い刺激が下腹部に走った。
「知ってるか? 男は好みの女なら、服の上からでも裸を想像できるんだ。勝手に乳首の形や色だって想像する。香澄はどんな風に想像されたんだろうな?」
「そ……んな、な……っ、ぃ」
フェルナンドは香澄に何もいやらしい事をしなかった。
特別好意を抱いていた訳ではないが、友達になった人を好色な男のように言われ、香澄は首を振る。
何より、佑が人を悪く言うのが悲しかった。
「ふぅん? 俺は余計な心配をしているのかな」
佑の指は、クロッチの上から秘所を上下になぞってくる。
キスと胸への刺激だけで、そこはすでに濡れていた。
佑が指を動かすたびにクチュ……と水音が聞こえ、香澄は自分の体のはしたなさに懊悩した。
ちゃんと話し合いたいのに、無理矢理抱かれようとしている状況で、香澄は被虐的な悦びを得ていた。
「ほら、すぐ濡らすいやらしい体だ。雄は繁殖しやすい雌を見破るものなんだよ。自分の遺伝子をより優秀に継いでくれる、美しくて母性に溢れたメスを好むんだ」
嫉妬からのでまかせなのか、本当なのか分からない。
佑はただ言葉で香澄をいじめ、下着越しにクチクチと秘唇を弄ぶ。
「ん……っ、ん、た、佑さん、のほうが、すぐやらし……っ、事、するじゃない」
赤面した香澄は佑を睨むが、一向に効き目がない。
「俺は香澄の婚約者だ。好きな女を抱いて何が悪い?」
指がつぷっと蜜口に入り込み、入り口近くの好い場所を擦ってきた。
「ン、あぁ、あ……っ、ゃ、そこ……っ」
濡れた小さな口が、チュッチュッと佑の指に吸い付く音がする。
いやらしい蜜を纏わせた指が蜜孔に出入りする感触に、香澄の頬が熱を持つ。
「こんなに感じる体をしているくせに、生意気言うんじゃない」
「ひぅ……っ」
乳首をコリッとつねったあと、佑はもう片方の乳首を舐めてくる。
佑は円を描くように乳輪を舐めてから、わざとチュウッチュバッと卑猥な音をたてて乳首を吸った。
秘所からはジュクジュクと音がし、蜜が掻き出されてはさらに溢れる。
「香澄は感じやすいから、ここを触られたらすぐ達くだろ?」
「あ……っ、ン、あぁっ、や、――んーっ、ぁあっ」
そこを探り当てられると、もう駄目だった。
香澄は激しく腰をくねらせ、身体を支配しようとする淫悦をなんとかやり過ごそうとする。
そしてベッドの上にいる香澄に迫り、悪辣に笑う。
(やっぱり抱かれる!?)
ゾクッとした香澄は、悲鳴交じりに言う。
「……嘘でしょ!? 朝も起き抜けにしたんだよ!?」
情けない声で悲鳴を上げるが、あっけなく佑に押し倒されニットを脱がされる。
「男と会ってたんだろ。香澄に拒否権はないと思うが」
「そんな風に言わないで!」
佑はネチネチと絡み、ニット越しに香澄の胸を揉んできた。
「……ね、ねぇ……。ふざけてるように見えるけど、実はすごい怒ってる?」
「よく分かったな」
怯えた香澄の問いに、佑はにっこりと笑う。
香澄は引き攣った笑いを浮かべている間、ニットスカートが引きずり下ろされ、トップスも脱がされた。
プツンとブラジャーのホックが外され、ストッキングのクロッチに爪を立てられたかと思うと、力任せに引き裂かれる。
「――――」
固まった香澄を見て佑は妖艶に笑い、覆い被さってきた。
「ん――――」
怯えるべき状況だというのに、佑にキスをされただけで香澄はすぐ蕩けてしまった。
ちゅ、ちゅ、と啄まれたあとに唇を舐められ、上唇も下唇もたっぷりねぶられたあと吸われる。
わなないて開かれた歯列を、佑の舌が「もっと開いて」というようになぞった。
「ん……っ、ふ、――ぅ」
小さく開いた口に、佑の舌がスルリと入り込む。
肉厚な舌にくちゅ、ちゅぷと口腔を舐め回され、頭がだんだんボゥッとしてくる。
乳房を揉まれて甘い疼きが体を襲い、香澄は腰を微かに揺らす。
「んっ」
やにわに乳首をキュッと摘ままれ、一際強い刺激が下腹部に走った。
「知ってるか? 男は好みの女なら、服の上からでも裸を想像できるんだ。勝手に乳首の形や色だって想像する。香澄はどんな風に想像されたんだろうな?」
「そ……んな、な……っ、ぃ」
フェルナンドは香澄に何もいやらしい事をしなかった。
特別好意を抱いていた訳ではないが、友達になった人を好色な男のように言われ、香澄は首を振る。
何より、佑が人を悪く言うのが悲しかった。
「ふぅん? 俺は余計な心配をしているのかな」
佑の指は、クロッチの上から秘所を上下になぞってくる。
キスと胸への刺激だけで、そこはすでに濡れていた。
佑が指を動かすたびにクチュ……と水音が聞こえ、香澄は自分の体のはしたなさに懊悩した。
ちゃんと話し合いたいのに、無理矢理抱かれようとしている状況で、香澄は被虐的な悦びを得ていた。
「ほら、すぐ濡らすいやらしい体だ。雄は繁殖しやすい雌を見破るものなんだよ。自分の遺伝子をより優秀に継いでくれる、美しくて母性に溢れたメスを好むんだ」
嫉妬からのでまかせなのか、本当なのか分からない。
佑はただ言葉で香澄をいじめ、下着越しにクチクチと秘唇を弄ぶ。
「ん……っ、ん、た、佑さん、のほうが、すぐやらし……っ、事、するじゃない」
赤面した香澄は佑を睨むが、一向に効き目がない。
「俺は香澄の婚約者だ。好きな女を抱いて何が悪い?」
指がつぷっと蜜口に入り込み、入り口近くの好い場所を擦ってきた。
「ン、あぁ、あ……っ、ゃ、そこ……っ」
濡れた小さな口が、チュッチュッと佑の指に吸い付く音がする。
いやらしい蜜を纏わせた指が蜜孔に出入りする感触に、香澄の頬が熱を持つ。
「こんなに感じる体をしているくせに、生意気言うんじゃない」
「ひぅ……っ」
乳首をコリッとつねったあと、佑はもう片方の乳首を舐めてくる。
佑は円を描くように乳輪を舐めてから、わざとチュウッチュバッと卑猥な音をたてて乳首を吸った。
秘所からはジュクジュクと音がし、蜜が掻き出されてはさらに溢れる。
「香澄は感じやすいから、ここを触られたらすぐ達くだろ?」
「あ……っ、ン、あぁっ、や、――んーっ、ぁあっ」
そこを探り当てられると、もう駄目だった。
香澄は激しく腰をくねらせ、身体を支配しようとする淫悦をなんとかやり過ごそうとする。
22
お気に入りに追加
2,509
あなたにおすすめの小説
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
【完結】やさしい嘘のその先に
鷹槻れん
恋愛
妊娠初期でつわり真っ只中の永田美千花(ながたみちか・24歳)は、街で偶然夫の律顕(りつあき・28歳)が、会社の元先輩で律顕の同期の女性・西園稀更(にしぞのきさら・28歳)と仲睦まじくデートしている姿を見かけてしまい。
妊娠してから律顕に冷たくあたっていた自覚があった美千花は、自分に優しく接してくれる律顕に真相を問う事ができなくて、一人悶々と悩みを抱えてしまう。
※30,000字程度で完結します。
(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
---------------------
○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
---------------------
若妻シリーズ
笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。
気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。
乳首責め/クリ責め/潮吹き
※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様
※使用画像/SplitShire様
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる