【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

第十一部・スペイン 編

奥まで押し込んでやるからな ☆

「なぁ、香澄。なんでこんなに可愛いんだ？」

　佑は香澄の髪を撫で、頬に滑らせる。

　そして首筋から鎖骨をたどり、柔らかく弾力のある乳房を揉んだ。
　しっとりと汗ばんだ腹部やキュッと引き締まったウエストを撫で、ぷりんとした尻たぶまで触って遠慮なくむにむにと揉む。

「し……、しら、――――なっ、ん、……ぃっ」

　香澄は懸命に首を横に振り、言葉と共に快楽を否定する

「ふぅん？　ココをこんなにしてるのに？」

　不意に佑の手が結合部に伸び、ツルッと膨らんだ真珠を撫で上げた。

「っきゃあぁ……っ！」

　燻っていた快楽は、あっけなく限界を超えてしまう。
　香澄は細い悲鳴を上げ、最奥できつく佑を締め上げた。

　佑の肩を渾身の力で掴んで声を堪えるも、体は我慢できていない。
　びくんびくんっと大げさなほど体が跳ね、蜜もタラタラと零れている。

　その蜜が佑をたっぷり濡らして、寝具にまで淫らな染みを作っていた。

「お願い……、も、ゆる、……して……っ」

　異様なまでに感じてしまう。だからセックスしたくなかったのに。

　責任転嫁してまで、香澄はこの快楽地獄の終わりを望んでいた。

「どうして？　気持ち良くないか？」

　分かっているくせに、佑は意地悪な質問をしてくる。

　香澄の肌をすべすべと撫でるのは彼の癖だ。
　分かっていても、今ばかりは新たな快楽を作る要因となる。

「感じちゃうからぁ……っ、許して……っ」

　香澄は泣きべそをき、懇願する。
　そうされて初めて、佑の表情に「仕方がないな」という色が宿った。

「じゃあ、俺が達くまで我慢してくれるか？　そうしたら終わりにする」

「ん……っ、がんばる……っ」

　涙を拭って頷くと、佑に体を支えられ正常位の体勢になった。

「噛んでいていいよ」

　佑は手の側面を香澄に噛ませ、もう片方の手で太腿を抱え上げると、本格的に腰を打ち付けてきた。

「んんーっ！　んっ、んぅ、んっ、んんーっ！！」

　太い一物が遠慮なく香澄の隘路を前後し、柔らかな肉襞がゴリゴリと肉竿に摩擦される。
　その感覚に、香澄はくぐもった悲鳴を上げた。

　トンットンッと最奥を何度もつつかれ、腰がガクガク震える。
　すぐ目の前が涙で見えなくなり、香澄は震える両手で佑の腕を懸命に掴む。

　佑が動き始めてすぐ、また新しい絶頂が訪れて、香澄の意識が真っ白に塗りつぶされる。

　香澄はほんの一瞬意識を失い、すぐハッと目を開ける。
　彼女の肉体は激しく震え、限界を訴えていた。

　蜜壷はグジュグジュと泡立った音を立てて蹂躙され、力強いモノに体の奥深くまで征服される。

　――ああ。

　――支配されてる。

　トロォ……と意識が曖昧になり、香澄は口の中に入っている佑の手を舐め、思いきり吸った。
　フェラチオをするように手を舐めると、その舌使いに佑が鷹揚に微笑む。

　佑は子宮口に先端をグリグリと押しつけ、香澄の頭を撫でてきた。

「んむぅーっ！」

　また絶頂しながら、香澄は佑に「いい子」と褒められる事を悦んだ。

　佑は荒々しい息を繰り返し、ラストスパートと言わんばかりにガツガツと腰を叩き込んでくる。
　香澄の体は抽送のたびに前後し、内臓ごと押し上げられそうな突き上げに呼吸を乱す。

　獣のような呼吸とグチュグチュズチュズチュといういやらしい水音、そして香澄のくぐもった悲鳴。
　静かな機内でそれだけがすべてを物語った。

「んーっ！！」

　香澄は耐えきれず佑の腕から手を離し、バリバリとシーツを引っ掻いてのたうち回る。

　これ以上の無体をされると、おかしくなってしまう――。

　そんな恐怖すら覚えた直後、佑が低くうなって胴震いした。

「――んんっ、……ぁ、…………あぁ」

　佑は最奥までずんっと腰を突き入れたあと遠慮なく吐精し、さらに二度、三度と腰を叩きつける。

「あぁあぁ…………」

　口から佑の手が外れ、香澄の口からか細い悲鳴が漏れる。

「奥まで押し込んでやるからな」

　淫獣はそう言って笑い、ねりねりと香澄の膣内を肉棒で掻き回した。

　香澄は蜜洞をピクピクとヒクつかせたまま、――もう何も言えずぐったりするしかできなかった。