630 / 1,544
第十一部・スペイン 編
俺を煽るからだよ ☆
しおりを挟む
「――――っ!!」
香澄は佑の唇を強く吸いながら、挿入されただけで深い絶頂に酔いしれた。
あまりに強い淫激に、目の前でチカチカと星が瞬いたと思ったほどだ。
香澄は口内の唾液を嚥下し、蜜壷で佑の屹立を吸い上げる。
ヒクヒクッと最奥が痙攣し、早くも彼の射精を望んできつく喰い締めた。
「――ん」
佑はキスをしたまま、喉の奥で低くうなった。
その振動が伝わり、香澄はより深く感じ入る。
二人の舌が蠢き、クチュクチュといやらしい音を立てて互いを探り合った。
柔らかで弾力のある舌を味わい、新しい唾液を纏わせ擦り付ける。
「は……」
吐息が交じり合い、薄闇の中で二対の目が見つめ合う。
香澄の腰が小さく前後し、蜜壷を掻き混ぜる音が次第にベッドルームに響き始める。
「……やらしい腰使い」
「……きもち……、ん、……だも、ん」
自分の体が悦んでいるのが分かる。
子宮口が佑の亀頭と口づけし、蜜壷全体で含み、ぐちゅぐちゅと咀嚼して包み込む。
彼の屹立の太さ、硬さを感じてまた新たな蜜が溢れ、佑を濡らす。
「香澄の中で大きくなったの分かるか?」
「言わな……ぃ、で……」
控えめに、でも本能のまま腰を動かす香澄は、あまりに気持ち良くて涙を流していた。
「香澄の中、あったかい」
「やだ……」
恥ずかしい事を言われ、軽く睨んだつもりなのに、表情が蕩けているので何の効果もない。
薄暗くても表情を見られるのは恥ずかしく、香澄は彼に抱きついて顔を伏せていた。
(佑さんの体……)
自分を愛する雄の肉体を全身で感じるために、香澄は彼の逞しい首に腕を回し、しなやかな背中を撫で回す。
(いい匂い……)
さらにギュッと抱き締め、彼の髪や耳の裏の匂いをクンクンと嗅ぐ。
香澄は自ら乳房を押しつけ、勃起した乳首でさりげなく彼の興奮を誘う。
体を上下させて乳房を擦りつけると、佑が悩ましい溜め息をついた。
「やばい。エロい。可愛い。……あぁ、我慢できない」
「ん……。佑さんのほうが、……ン、エロい、です」
ぽしょ、と彼の耳に囁くと、仕返しと言わんばかりに耳孔にヌルリと舌をねじ込まれた。
「っひぁああぁっ!」
弱い場所を予告なく攻められ、思わず香澄の口から悲鳴が迸った。
まずい、と思って口を塞ぐが、佑の舌は止まらない。
ぐちゅり、ぐちゅ、と直接脳髄を舐められているかのような感覚に陥り、香澄はタラタラと涎を垂らす。
佑の両手が尻たぶを揉みしだき、上も下も感じ切ってどうにもならない。
「んーっ、ん、んぅ、ん、むぅ、んーっ!」
とっさに片手で自分の口を塞ぐが、震える手からくぐもった悲鳴が漏れて意味をなさない。
「俺を煽るからだよ」
最後に低く艶やかな声で意地悪を言われ、香澄はその言葉だけではしたなく濡らした。
「うぅ……、うー……」
(勝てない……)
もう顔じゅう、涙と涎でぐしゃぐしゃだ。
佑は余裕の表情のまま、体を少し後ろに倒すと手をつき、ずん、ずんと香澄を突き上げてきた。
「んっ、んぅっ、ん、ま、待って……っ、まって」
「待たない」
体中が鋭敏になった今、最奥を硬い亀頭で押し上げられると、あっけなく達してしまいそうだ。
「美味しそうな胸。突き上げるとプルプル揺れてる。真っ白で、綺麗な乳首をして……。俺だけが触って、見て許される胸だ」
佑はうっとりと目を細め、自分が磨き上げた至上の女を鑑賞する。
快楽にとろけた顔も、艶やかで癖のない黒髪も、ふるいつきたくなる体も、すべて自分のものだと思うと、今すぐ滅茶苦茶に抱きたくなる衝動に駆られた。
そんな気持ちを知らず、香澄はわななきっぱなしで閉じてくれない口から、たらりと新しい涎を垂らし舌で舐め取る。
香澄は佑の唇を強く吸いながら、挿入されただけで深い絶頂に酔いしれた。
あまりに強い淫激に、目の前でチカチカと星が瞬いたと思ったほどだ。
香澄は口内の唾液を嚥下し、蜜壷で佑の屹立を吸い上げる。
ヒクヒクッと最奥が痙攣し、早くも彼の射精を望んできつく喰い締めた。
「――ん」
佑はキスをしたまま、喉の奥で低くうなった。
その振動が伝わり、香澄はより深く感じ入る。
二人の舌が蠢き、クチュクチュといやらしい音を立てて互いを探り合った。
柔らかで弾力のある舌を味わい、新しい唾液を纏わせ擦り付ける。
「は……」
吐息が交じり合い、薄闇の中で二対の目が見つめ合う。
香澄の腰が小さく前後し、蜜壷を掻き混ぜる音が次第にベッドルームに響き始める。
「……やらしい腰使い」
「……きもち……、ん、……だも、ん」
自分の体が悦んでいるのが分かる。
子宮口が佑の亀頭と口づけし、蜜壷全体で含み、ぐちゅぐちゅと咀嚼して包み込む。
彼の屹立の太さ、硬さを感じてまた新たな蜜が溢れ、佑を濡らす。
「香澄の中で大きくなったの分かるか?」
「言わな……ぃ、で……」
控えめに、でも本能のまま腰を動かす香澄は、あまりに気持ち良くて涙を流していた。
「香澄の中、あったかい」
「やだ……」
恥ずかしい事を言われ、軽く睨んだつもりなのに、表情が蕩けているので何の効果もない。
薄暗くても表情を見られるのは恥ずかしく、香澄は彼に抱きついて顔を伏せていた。
(佑さんの体……)
自分を愛する雄の肉体を全身で感じるために、香澄は彼の逞しい首に腕を回し、しなやかな背中を撫で回す。
(いい匂い……)
さらにギュッと抱き締め、彼の髪や耳の裏の匂いをクンクンと嗅ぐ。
香澄は自ら乳房を押しつけ、勃起した乳首でさりげなく彼の興奮を誘う。
体を上下させて乳房を擦りつけると、佑が悩ましい溜め息をついた。
「やばい。エロい。可愛い。……あぁ、我慢できない」
「ん……。佑さんのほうが、……ン、エロい、です」
ぽしょ、と彼の耳に囁くと、仕返しと言わんばかりに耳孔にヌルリと舌をねじ込まれた。
「っひぁああぁっ!」
弱い場所を予告なく攻められ、思わず香澄の口から悲鳴が迸った。
まずい、と思って口を塞ぐが、佑の舌は止まらない。
ぐちゅり、ぐちゅ、と直接脳髄を舐められているかのような感覚に陥り、香澄はタラタラと涎を垂らす。
佑の両手が尻たぶを揉みしだき、上も下も感じ切ってどうにもならない。
「んーっ、ん、んぅ、ん、むぅ、んーっ!」
とっさに片手で自分の口を塞ぐが、震える手からくぐもった悲鳴が漏れて意味をなさない。
「俺を煽るからだよ」
最後に低く艶やかな声で意地悪を言われ、香澄はその言葉だけではしたなく濡らした。
「うぅ……、うー……」
(勝てない……)
もう顔じゅう、涙と涎でぐしゃぐしゃだ。
佑は余裕の表情のまま、体を少し後ろに倒すと手をつき、ずん、ずんと香澄を突き上げてきた。
「んっ、んぅっ、ん、ま、待って……っ、まって」
「待たない」
体中が鋭敏になった今、最奥を硬い亀頭で押し上げられると、あっけなく達してしまいそうだ。
「美味しそうな胸。突き上げるとプルプル揺れてる。真っ白で、綺麗な乳首をして……。俺だけが触って、見て許される胸だ」
佑はうっとりと目を細め、自分が磨き上げた至上の女を鑑賞する。
快楽にとろけた顔も、艶やかで癖のない黒髪も、ふるいつきたくなる体も、すべて自分のものだと思うと、今すぐ滅茶苦茶に抱きたくなる衝動に駆られた。
そんな気持ちを知らず、香澄はわななきっぱなしで閉じてくれない口から、たらりと新しい涎を垂らし舌で舐め取る。
22
お気に入りに追加
2,509
あなたにおすすめの小説
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
若妻シリーズ
笹椰かな
恋愛
とある事情により中年男性・飛龍(ひりゅう)の妻となった18歳の愛実(めぐみ)。
気の進まない結婚だったが、優しく接してくれる夫に愛実の気持ちは傾いていく。これはそんな二人の夜(または昼)の営みの話。
乳首責め/クリ責め/潮吹き
※表紙の作成/かんたん表紙メーカー様
※使用画像/SplitShire様
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる