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第六部・社内旅行 編

生身のふれあい ☆

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「ふふ、照れてるのか? 俺の香澄は可愛いな」

 腰を動かしてヌチュヌチュと香澄の花弁を刺激し、佑は恥ずかしがる香澄をニヤニヤと見ている。

「もぉぉ……」
「香澄」

「……ちょっと、待って……」
「かーすみ」

「……も、……やだ。もうちょっと待って……」

 愛されている。

 ただそれだけのシンプルな事を受け入れるのが、とても難しい。

 香澄は問題のある育ち方をした訳でもないし、親の愛情も普通に受け取っている。
 いじめられた学生時代も送っていないし、八谷で働いていた時もそこそこ順調だった。

 それなのに、佑の愛を素直に受け入れられない自分は何なのだろう。

 とっても嬉しいのに、恥ずかしくて、身悶えしたくなるほど照れてしまって堪らない。

「私も楽しみにしてる。佑さん大好き」の簡単な言葉が、なかなか口から出てくれない。

 結果、香澄は耳や首まで真っ赤になって、指の間から涙目を覗かせる事になる。
 佑はクスクスと笑って香澄の頭を撫で、前髪を掻き上げて額にキスをする。

「俺の香澄は照れ屋だな。ま、日本人らしくていいけど。でも式の時はちゃんと『誓います』を言ってくれよ?」
「……分かってる……」

 消え入りそうな声で返事をする香澄が愛しすぎて、佑はもう欲求を抑えきれなくなっていた。

「香澄……」

 自身の屹立に手を添え、ぐぷ……と蜜口に宛がう。

「えっ? ちょ、待って……」

 ハッと彼を見たが、佑は愉快犯のような笑みを浮かべ、腰を進めた。
 小さな蜜口に野太いモノがズブズブと埋まり、避妊具を介さない生の感触に二人は震える。

「あつ……い」
「やばい。きもち……」

 すぐに佑の腰が動き始め、数度前後したあとにズンッと最奥まで突き上げた。

「っあぁあんっ」

 頭の中で何かが破裂した気がし、香澄の世界が一回転する。
 強すぎる快感が脳天まで駆け上がり、香澄は本能で佑を締め付けた。

「香澄……っ、気持ちいい、――香澄っ」

 佑は本能に負け、愛する女の名前を呼びながら余裕なく腰を突き上げる。
 潤沢な蜜で濡れそぼった場所は佑を締め上げ、細やかな襞で包み込む。

 佑は香澄の蜜壷に包まれて、食い縛った歯の間から気持ちよさそうな呼吸を漏らす。
 そして汗を滴らせ、ひたすらに愛しい女を穿った。

「ダメっ、そんなにしたら……っ、ダメ、あ、ぁあ、ぁああっ」

 敏感な場所を太いモノで擦られ、突き上げられ、腰が引かれる時に雁首で内側をゾロゾロと引っかかれる。

「っうぁああぁっ、あっ! ダメっ、ぁああぁっ、達く、達っちゃうぁ、あ……っ」
「達けよ、中達きしろ……っ」

 あまりの香澄の善がりように、佑も嗜虐的な気分になったのだろうか。
 彼女の括れた腰を掴むと、ズンズンとさらに突き上げた。

「――っぁ、く……っ、うううぅうっ、うあぁぁっ、あっ、あぁああぁっ!」

 頭を左右に振りたくり、髪を乱して香澄が絶頂を迎えた。

 膣内での絶頂はすぐに止んでくれず、佑が腰を送るごとに更なる頂点を知らしめる。
 押し寄せては打ち返す荒波の如く、香澄は収まらない快楽地獄に叩き落とされた。

 知らないうちに潮を飛ばしてしまっていたが、自分で気付く事すらできない。
 本能的に体をビクビクと痙攣させ、獣のような声を出し、涙にまみれて絶頂を極める。

「っくそ、出る……っ、ぁ、……良すぎるっ」

 佑も汗を滴らせ、歯を食いしばって腰を振り続けた。
 うねり続ける香澄の蜜壷はこれでもかというほど佑を締め上げ、一刻も早く射精しろといざなっている。

「――――ぅっ」

 一瞬歯を鳴らすほど強い快楽に包まれた佑は、雄の声を出して香澄の中に精を放った。
 いつも避妊をしないとと遠慮していただけに、タガの外れた交わりは二人の限界を超えさせる。

「ぁ……あぁぁあ……、ぁー……、ぁ……」

 虚ろになった目から涙を流した香澄は、小さな声を漏らすしかできない。

 自身の最奥をビュルビュルと白濁が濡らすのを感じ、嬉しさのあまり涎を垂らして打ち震える。
 無何有郷を彷徨った魂が、体から抜けていくとすら思った。

 汗ばんだ佑の体がのし掛かり、重みが加わる。

 そのあと半分気絶している香澄に、キスの雨が降る。

 体の中で時折佑の半身がビクッと震えるのが、愛しくてならない。

 彼の唇を求めて口を開くと、唇を舐められ深いキスが与えられた。
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