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第六部・社内旅行 編

大人の玩具 ☆

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 彼の手にある〝モノ〟を見て、香澄は悲鳴を上げた。

「何それぇ!」

 佑の手には、どぎついピンク色の道具――大人の玩具が握られていた。
 ペニスの形をした道具には根元に小さな突起があり、恐らくその部分でクリトリスやアナルを刺激するのだろう。

 きちんとしている佑らしく、ご丁寧にコンドームまで被せられている。

「ちゃんと充電されてあるかな?」

 佑は呟いて、その道具のスイッチを入れる。
 するとヴィィィィィ……と振動音をたてて、バイブが動き始めた。

「や……やだ。ウソ……。それ使うなんて言わないよね?」
「たまにはいいだろ? 脱マンネリだ」

「マ、マンネリなんてしてないよ! わ、私、佑さんの……ほ、ホンモノが好きだもん」
「いいから。おいで」

 佑は香澄を支え、バスタブから出す。
 そのあと彼は温水で温まった床に香澄を仰向けにし、自分は彼女の顔を跨いでシックスナインの体勢になる。

「う……うぅ……」

 香澄は目の前に迫った屹立に、おずおずと手を這わせた。

「本物が好きなら、香澄が愛してくれないか? シてくれるんだろう?」

 佑の顔は見えないので、彼が意地悪に笑っているなど分からない。

「す、するけど……」

 彼女は血管の浮いた肉竿を軽く握り、先端に口づけた。
 けれど佑がバイブをどうするのか分からず、気になって堪らない。

(早めに達ってもらって、終わらせちゃおう!)

 そう思って香澄はハプッと亀頭を口に含む。
 根元を手で扱き、雁首の部分に唇を這わせて舐め回した。

 ――が。

「んぅっ!」

 再度スイッチを入れられて、震え始めたバイブの先端を秘部に押しつけられ、ビクンッと腰が跳ね上がる。

「まずはこっちで軽く達っておこうか」

 佑はバイブの先端に香澄の蜜をヌチャヌチャと塗りたくったあと、震える道具を陰核に押しつけてきた。

「んんーっ!!」

 敏感な場所に刺激を受け、香澄はくぐもった悲鳴を上げる。
 腰を揺らして逃れようとしても、佑は許してくれない。
 体の深部にまで振動が伝わる気がし、目の前がチカチカする。

「ん……っ、ん、ふぅっ……」

 気持ちよさをごまかすために、香澄は思いきり佑の亀頭に吸い付いていた。
 口元からグプッといやらしい音がするが、恥ずかしいと思う余裕はない。

 官能を得て膨らんだ肉芽にバイブが押し当てられ、挙げ句の果てに細かく動かされてあっという間に絶頂が近づいてくる。

「っぷぁ……っ、だめっ、達っちゃう……っ、だめっ、離して!」

 口から亀頭を吐き出しいやいやと首を振っても、佑はやめてくれなかった。

「んぅーっ、あ、……ぁ、あぁ……っ、あぁああぁ……っ」

 とうとう香澄はせり上がった絶頂に身を浸し、激しく身を震わせる。
 佑の屹立を頬に押し当てられたまま、全身を包む強い官能を貪った。

「香澄。可愛い割れ目がヒクヒクしてるよ」

 うっとりとした声を出した佑が、香澄の腰を抱えたかと思うと舌を這わせてくる。

「っひぁ! 駄目っ!」

 ――達ったばかりだから!

 駄目と言っても、佑は口淫をやめてくれない。
 レロレロと舌を蠢かせ、香澄の濡れそぼった花弁を刺激してくる。
 バイブの強い刺激とは真逆に、佑の舌は柔らかくて自在に動く。
 おまけに彼は、溢れてきた愛蜜をズジュッと音を立てて啜ってきた。

「ん……。香澄……、おいし……」
「あぁあぁ……っ、ん、あぁ、あ、ぁあ……っ」

 蜜壷をひくつかせた香澄は、フーッフーッと呼吸を整えたあと、また佑の亀頭に吸い付いた。
 思い切り吸引し、先端を必死に舐め回す。

 負けたくない。悔しい。自分だけ気持ちいいのは嫌だ。

 そんな一心で佑に奉仕をするのだが――。

「んんんーっ!!」

 突如として振動を激しくしたバイブが蜜壷に埋まり、香澄は目を見開いて体を震わせる。

 佑の屹立より小さいけれど、硬くてある程度の太さはある。
 丁度Gスポットに当たるような形状をしている上、根元には小さな突起があってそれが淫芽を刺激してきた。

「んぅっ、ん、んふぅっ、んぅっ、んっ」

 佑のモノを咥えたまま、香澄は目を白黒させる。
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