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第六部・社内旅行 編
スイッチ入ってる ☆
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「絶対分かっててやってるな? 香澄が見てるイコール、俺が見てると分かっててやってるな? あいつら猥談するなら目の前に同じ顔があるんだから、口でやれ」
佑の口調が荒くなり、「香澄、ちょっとかして」と香澄の手からスマホを奪い取る。
そして素早く『クソッタレ! 二度と彼女に連絡するな!』と打ち込んだ。
メッセージアプリは一瞬沈黙したあと、アロイスとクラウスが盛大にロルの嵐をぶちかます。
「あー……。佑さん、本当にお二人のいいカモなんだね」
逆に冷静になった香澄が指摘すると、佑はスマホの電源を切りデスクの上に置いた。
「あぁ……ったく! これからセックスして一緒に寝ようと思ってたのに、嫌な気分になった」
「じゃあ、やめる?」
おずおずと右足を床に着かせ腰を浮き上がらせると、グッと腰を押さえられた。
「――駄目。する」
熱の籠もった目で言い切ったあと、佑はパソコンをシャットダウンさせ立ち上がる。
「移動するから抱きついて」
「ん……っ。これ、慣れない」
両手は佑の首に。両脚は彼の腰に絡みつけグッと自分の体を支える。
佑の両手が香澄の尻たぶに食い込んで支えているとしても、いつ落ちるか分からない恐怖がある。
部屋の出入り口まで来ると、照明のスイッチを切るのは香澄の役目だ。
「あ、スマホ……」
「いいって。どうせ朝まで見ないから」
「待って! っ待ってぇっ! あんまり速く歩かないで……っ、ズンズン……っ、きちゃうっ」
最奥に刺激を感じ、香澄が悲鳴を上げる。
今まで挿入しっぱなしでジッと大人しくし、いきなり動かれると落差でおかしくなりそうだ。
「感じる?」
「うん……」
「じゃあリクエストに応えるしかないな?」
ニヤッと笑った佑の笑みに戦慄を覚えた瞬間、廊下の壁に体を押しつけられ、佑が下からグチュグチュと突き上げてきた。
「んぁあっ! やぁっ! 廊下で……っ、ぁっめぇっ」
「香澄……っ、可愛い。香澄」
香澄の首筋に顔を埋め、佑は身長差を利用して腰を押し上げる。
溜まらず右足が佑の腰から落ちたが、ギプスの左足はしっかり抱えられていた。
「んぅっ、あっ、あ、あぁっ、だ、だめっ」
ぐちゅっぐちゅっと静かな空間に淫猥な水音が響き、乱れた二人の呼吸音もする。
香澄の太腿で、ドロッと粘度の高い白濁がゆっくり伝い落ちてゆく。
「キス……しよう」
荒い息をついたあと佑が己の唇を舌で舐め、かぶりつくようにキスをしてきた。
(……あ。佑さん、スイッチ入ってる……)
こういう時、佑の切り替えの速さは凄いと思う。
彼いわく、「ストレス発散や嫌なことを忘れるには、切り替えをして思いきり別のことを楽しむのが重要」らしいのだが、それをきっちりできるのも才能だと思う。
「ん……、むぅ……う……」
ちゅ、くちゅ……とリップ音がし、香澄の耳を犯してゆく。
佑に縋り付いて舌を蠢かせるだけで精一杯なのに、蜜壷をグチャグチャと突き上げられ、床についている右足が震える。
「んーっ! むぅーっ!!(だめーっ! 達っちゃうーっ!!)」
たっぷり時間を掛けて馴染んだ蜜壷は、快楽を拾うのも速かった。
「――――っっ!!」
香澄はくぐもった声で絶叫したあと、佑の舌と屹立を思いきり吸い上げ痙攣する。
「ん……」
愛する女に入り込んでいる部分が蕩けそうで、佑が色っぽい吐息をつく。
ゴクッと唾を嚥下したが、〝まだ〟だ。
昼間我慢をし、夜に〝ながら仕事〟をしている間もずっと香澄を抱きたかった佑の欲望は、こんなものでは抑えられない。
「ベッド……行こう」
まだヒクヒクと痙攣する香澄の蜜壷から、惜しみながらも屹立を引き抜く。
ぐったりと脱力した婚約者を横抱きし、佑は悠々と自分の寝室に向かった。
結婚する事が決まっても、まだ二人の寝室は一応別々になっている。
香澄の部屋は十畳ほどの空間にセミダブルのベッド。ノートパソコンで作業をするためのデスクに、部屋用のテレビと二人掛けのソファ、小さめのローテーブルで構成されている。
佑の口調が荒くなり、「香澄、ちょっとかして」と香澄の手からスマホを奪い取る。
そして素早く『クソッタレ! 二度と彼女に連絡するな!』と打ち込んだ。
メッセージアプリは一瞬沈黙したあと、アロイスとクラウスが盛大にロルの嵐をぶちかます。
「あー……。佑さん、本当にお二人のいいカモなんだね」
逆に冷静になった香澄が指摘すると、佑はスマホの電源を切りデスクの上に置いた。
「あぁ……ったく! これからセックスして一緒に寝ようと思ってたのに、嫌な気分になった」
「じゃあ、やめる?」
おずおずと右足を床に着かせ腰を浮き上がらせると、グッと腰を押さえられた。
「――駄目。する」
熱の籠もった目で言い切ったあと、佑はパソコンをシャットダウンさせ立ち上がる。
「移動するから抱きついて」
「ん……っ。これ、慣れない」
両手は佑の首に。両脚は彼の腰に絡みつけグッと自分の体を支える。
佑の両手が香澄の尻たぶに食い込んで支えているとしても、いつ落ちるか分からない恐怖がある。
部屋の出入り口まで来ると、照明のスイッチを切るのは香澄の役目だ。
「あ、スマホ……」
「いいって。どうせ朝まで見ないから」
「待って! っ待ってぇっ! あんまり速く歩かないで……っ、ズンズン……っ、きちゃうっ」
最奥に刺激を感じ、香澄が悲鳴を上げる。
今まで挿入しっぱなしでジッと大人しくし、いきなり動かれると落差でおかしくなりそうだ。
「感じる?」
「うん……」
「じゃあリクエストに応えるしかないな?」
ニヤッと笑った佑の笑みに戦慄を覚えた瞬間、廊下の壁に体を押しつけられ、佑が下からグチュグチュと突き上げてきた。
「んぁあっ! やぁっ! 廊下で……っ、ぁっめぇっ」
「香澄……っ、可愛い。香澄」
香澄の首筋に顔を埋め、佑は身長差を利用して腰を押し上げる。
溜まらず右足が佑の腰から落ちたが、ギプスの左足はしっかり抱えられていた。
「んぅっ、あっ、あ、あぁっ、だ、だめっ」
ぐちゅっぐちゅっと静かな空間に淫猥な水音が響き、乱れた二人の呼吸音もする。
香澄の太腿で、ドロッと粘度の高い白濁がゆっくり伝い落ちてゆく。
「キス……しよう」
荒い息をついたあと佑が己の唇を舌で舐め、かぶりつくようにキスをしてきた。
(……あ。佑さん、スイッチ入ってる……)
こういう時、佑の切り替えの速さは凄いと思う。
彼いわく、「ストレス発散や嫌なことを忘れるには、切り替えをして思いきり別のことを楽しむのが重要」らしいのだが、それをきっちりできるのも才能だと思う。
「ん……、むぅ……う……」
ちゅ、くちゅ……とリップ音がし、香澄の耳を犯してゆく。
佑に縋り付いて舌を蠢かせるだけで精一杯なのに、蜜壷をグチャグチャと突き上げられ、床についている右足が震える。
「んーっ! むぅーっ!!(だめーっ! 達っちゃうーっ!!)」
たっぷり時間を掛けて馴染んだ蜜壷は、快楽を拾うのも速かった。
「――――っっ!!」
香澄はくぐもった声で絶叫したあと、佑の舌と屹立を思いきり吸い上げ痙攣する。
「ん……」
愛する女に入り込んでいる部分が蕩けそうで、佑が色っぽい吐息をつく。
ゴクッと唾を嚥下したが、〝まだ〟だ。
昼間我慢をし、夜に〝ながら仕事〟をしている間もずっと香澄を抱きたかった佑の欲望は、こんなものでは抑えられない。
「ベッド……行こう」
まだヒクヒクと痙攣する香澄の蜜壷から、惜しみながらも屹立を引き抜く。
ぐったりと脱力した婚約者を横抱きし、佑は悠々と自分の寝室に向かった。
結婚する事が決まっても、まだ二人の寝室は一応別々になっている。
香澄の部屋は十畳ほどの空間にセミダブルのベッド。ノートパソコンで作業をするためのデスクに、部屋用のテレビと二人掛けのソファ、小さめのローテーブルで構成されている。
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(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
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