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第三部・元彼 編
舐めてみたい ☆
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「怖くない?」
佑に尋ねられ、香澄は「うん」と頷く。
改めてじっくりと佑の屹立を見ると、大きくて太くて、とても形が格好いいと思った。
見られて興奮しているのか、ソレは時折ヒクンと動く。
亀頭は他の部分と色が違って、ツルリとした質感のピンク色だ。
(……舐めてみたい)
佑がいつも香澄を口淫してくれるように、香澄もまた口でもって自分の愛を彼に伝えたいと思った。
香澄は佑の脚の間に座り、彼の膝を立てさせる。
「あ、香澄……、ちょっと待って」
だが佑は起き上がり、決まり悪そうに頭を掻く。
「もしかして、口でしてくれようと思った?」
「うん。してみたい」
恥じらいながらも自分の意思を口にすると、佑は苦笑いしたあとベッドを下りる。
「じゃあ、一回風呂行こうか。さすがに洗ってないのを香澄の口に入れる訳にいかないし」
「そんなのいいよ」
唇を尖らせたが、ふぎゅっと鼻をつままれた。
「俺が構うの。俺にも一応、羞恥心はあるんだから、そこは汲み取って」
優しく言われ、香澄は「分かった」と笑って頷いた。
ベッドの枕元の壁の裏は、洗面所に続いている。
音もなく開閉する引き戸を通ると、佑が歯磨きを始めたので香澄もそれに倣った。
全裸で鏡の前に立つのが恥ずかしい……と思っていると、佑が後ろにあるクローゼットからバスローブを出し、香澄の肩に掛けてくれた。
普段使うバスルーム――一階、主寝室の裏、香澄の部屋のバスタブには、常にお湯が張られていて、いつでも入れるように整えられていた。
準備万端になったあと、まずシャワーボックスに入ってお互い体を流す。
「洗いたい。いい?」
佑のそこは時間をおいて半分勢いを失っていたが、香澄に触られるとピクッと反応する。
「いいよ」
「んふふ。それじゃあ、洗いますよ」
香澄はシャワーヘッドを片手に、佑の体を撫でていく。
体中すっかりお湯で濡らしたあと、ジョン・アルクールのウッドセージ&マリンソルトのボディソープを手に取り、彼の肌に滑らせた。
「……いい匂い」
スン、と鼻を鳴らし、香澄は優しい気持ちになりながら佑を洗っていく。
「何か、慣れないな」
洗われて苦笑いする佑に、香澄はふと思いついた事を尋ねてみた。
「佑さんってお風呂屋さん行った事ないの?」
「え? 風呂屋?」
彼が怪訝な顔をするので、香澄はズバッと尋ねてみる。
「ソー……プ……なランド」
風俗に行った事があるのかと言われ、佑は項垂れた。
「ないよ。本音を言えば、ちょっと興味のある時期はあったけど、すぐに行きづらくなったし」
「そっか。有名人だもんね」
胸板と背中、腕を洗ったあと、さらにボディソープを手に取って佑の尻や太腿に手を這わせる。
「店側にも守秘義務はあるだろうけどね。それでもリスクを冒す訳にはいかなかったから」
「……手の届く女の子、つまみ食いしてた?」
彼の足元に跪いた香澄は、キュッと佑の屹立を握る。
「…………香澄。その手でそう言われると、怖いんだけど……」
佑が微かに怯えを見せたのがおかしくて、香澄はぶふっと噴き出した。
「冗談だよ。今は私だけのだもん。そうでしょ?」
温かい床の上に膝をつけ、香澄はニュクニュクと手を動かす。
「誓うよ。俺の竿は香澄専用だから」
「んふふ、絶対ね」
言質を取って満足した香澄は、自分の手の中で硬度を増す屹立を見て、トロンと目に欲を宿した。
目の前にある佑の下腹部は、気持ちよさを堪えているからか、呼吸に伴って緩やかに動いたり、時にク、と力を込めて止まったりを繰り返していた。
それを愛しいと思いつつ、香澄は少し言い訳がましく言う。
「……あのね、私の事、エッチだって思わないでね?」
「ん?」
目を瞬かせた佑を見て、香澄は一度屹立をしごく手を止めて、彼の陰嚢に触れてみた。
「急に、舐めたいとか……。呆れてない? 淫乱、とか」
「いいや? ただ嬉しいだけだよ」
佑は柔らかく笑い、濡れた手で香澄の頭を撫でてくる。
「ただ、原西さんの事で性行為にネガティブな感情を抱いているだろうから、相手が俺であっても無理をしていないかな? とは心配に思っている」
きわどい所まで手を這わせて洗ってしまったあと、香澄は立ち上がって佑の体にシャワーをかけた。
「無理はしてないと思う。だって私、佑さんが好きで堪らないもの。健二くんのは、生理的に『舐めたくない』って思って無理だった。でも佑さんには、『気持ち良くなってほしい』って思って、『好きな人の体ならどこでも舐めたい』って思うの」
丁寧に泡を流しながら言う香澄の心は、先ほどと比べるとずっと凪いでいた。
開き直ったと言ってもいい。
「結局、私は健二くんに恋をしていなかったの。今ではもうハッキリと分かる。初めて彼氏ができたから、『ちゃんとしないと』って思って〝正しい彼女像〟にこだわってただけ」
佑の屹立や下半身も丁寧に泡を流してから、シャワーを留めて再び彼の足元に跪いた。
「こうしたいって思うの、本当に佑さんだけだよ」
――やっと、ちゃんと愛せる。
微笑んだ香澄は、改めて佑の先端にキスをした。
ペロ、ペロ、と拙い舌使いで先端を舐めていると、鈴口からしょっぱい液が漏れ出てくる。
それをじゅっと吸って、彼はどんな反応をしているのだろう、と上目遣いで佑を見た。
(あ……)
佑は目に熱を宿し、今にも香澄に襲いかかってきそうな表情をしていた。
(……獣みたい……)
ズグン……と香澄の最奥に喜びの疼きが宿る。
(滅茶苦茶にしてほしい)
そんな願望を抱きながら、香澄はあとから沢山いじめてもらうために、佑を煽るようにチロチロと舌を動かしてみせた。
「ん……、ぷ」
亀頭を口内に迎え、口の中で何度も先端を舐め回した。
「……雁首……舐めて」
指示してもらい、香澄はより佑を気持ち良くさせられるのが嬉しく、喜んで佑の雁首を舌で攻めた。
舌の平らな部分を押し当てて左右に動かすと、佑が気持ちよさそうな吐息を漏らす。
唇をすぼめて歯を浮かせ、柔らかな唇の部分でだけチュポチュポと雁首を刺激すると、佑が「……はぁっ」と乱暴な息をついた。
「ひもひいい?」
舐めながら尋ねると、返事はなかったが頭を撫でられた。
舌を出して裏筋を舐め、根元にちゅうっとキスをする。
男性の急所である陰嚢を、どれだけの力で弄ればいいのか分からず、ひとまず掌に載せてみた。
「……フニフニしてる」
掌で押し上げて柔らかさを確認し、香澄はそこにもキスをしてみた。
「……香澄、汚いからあんまりいいよ」
佑は香澄の頭を撫でながらも、遠慮がちに言う。
「気持ち良くない?」
「気持ちいい……けど」
いまいち踏ん切りが付かない様子の佑を見て、香澄はもう少し思い切ってみる事にした。
(確か、動画では口の中に入れてたっけ)
よし、と心の中で気合いを入れ、香澄は口を大きく開くと中に亀頭を迎え入れ、そのまま奥まで埋めていった。
「ん……、ン……」
歯が当たると痛いらしいので、懸命に歯を浮かせて奥まで迎え入れ、舌で舐め回す。
「香澄……っ」
できるだけ唾液を出し、ゆっくり顔を前後させクチュクチュとフェラチオを始めた。
(上手にできてるかな)
心配になって時折目だけで佑を見上げると、彼は喉を鳴らして唾液を嚥下し、熱の籠もった手で香澄の頭を撫でてくれる。
「気持ちいいよ。上手だ」
「ん……」
顔を前後に動かしてクプックプッと屹立を愛撫しているうちに、佑の先走りも混じって唾液の量が増してくる。
(顎……疲れてきたけど、なんか、頭がボーッとして……ちょっと、気持ちいい)
「んぅ……っ」
どこまで入るのかと思って、思い切って喉の奥までくわえ込もうとしたが、苦しくなって顔を離してしまった。
「けほっ、……げほっ」
「香澄、無理しなくていいから」
慌てて佑がしゃがみ込み、心配そうに顔を覗き込んでくる。
――――――――――――
12月のスケジュールがかなりタイトなので、ちょっと休みがちになるかもです
佑に尋ねられ、香澄は「うん」と頷く。
改めてじっくりと佑の屹立を見ると、大きくて太くて、とても形が格好いいと思った。
見られて興奮しているのか、ソレは時折ヒクンと動く。
亀頭は他の部分と色が違って、ツルリとした質感のピンク色だ。
(……舐めてみたい)
佑がいつも香澄を口淫してくれるように、香澄もまた口でもって自分の愛を彼に伝えたいと思った。
香澄は佑の脚の間に座り、彼の膝を立てさせる。
「あ、香澄……、ちょっと待って」
だが佑は起き上がり、決まり悪そうに頭を掻く。
「もしかして、口でしてくれようと思った?」
「うん。してみたい」
恥じらいながらも自分の意思を口にすると、佑は苦笑いしたあとベッドを下りる。
「じゃあ、一回風呂行こうか。さすがに洗ってないのを香澄の口に入れる訳にいかないし」
「そんなのいいよ」
唇を尖らせたが、ふぎゅっと鼻をつままれた。
「俺が構うの。俺にも一応、羞恥心はあるんだから、そこは汲み取って」
優しく言われ、香澄は「分かった」と笑って頷いた。
ベッドの枕元の壁の裏は、洗面所に続いている。
音もなく開閉する引き戸を通ると、佑が歯磨きを始めたので香澄もそれに倣った。
全裸で鏡の前に立つのが恥ずかしい……と思っていると、佑が後ろにあるクローゼットからバスローブを出し、香澄の肩に掛けてくれた。
普段使うバスルーム――一階、主寝室の裏、香澄の部屋のバスタブには、常にお湯が張られていて、いつでも入れるように整えられていた。
準備万端になったあと、まずシャワーボックスに入ってお互い体を流す。
「洗いたい。いい?」
佑のそこは時間をおいて半分勢いを失っていたが、香澄に触られるとピクッと反応する。
「いいよ」
「んふふ。それじゃあ、洗いますよ」
香澄はシャワーヘッドを片手に、佑の体を撫でていく。
体中すっかりお湯で濡らしたあと、ジョン・アルクールのウッドセージ&マリンソルトのボディソープを手に取り、彼の肌に滑らせた。
「……いい匂い」
スン、と鼻を鳴らし、香澄は優しい気持ちになりながら佑を洗っていく。
「何か、慣れないな」
洗われて苦笑いする佑に、香澄はふと思いついた事を尋ねてみた。
「佑さんってお風呂屋さん行った事ないの?」
「え? 風呂屋?」
彼が怪訝な顔をするので、香澄はズバッと尋ねてみる。
「ソー……プ……なランド」
風俗に行った事があるのかと言われ、佑は項垂れた。
「ないよ。本音を言えば、ちょっと興味のある時期はあったけど、すぐに行きづらくなったし」
「そっか。有名人だもんね」
胸板と背中、腕を洗ったあと、さらにボディソープを手に取って佑の尻や太腿に手を這わせる。
「店側にも守秘義務はあるだろうけどね。それでもリスクを冒す訳にはいかなかったから」
「……手の届く女の子、つまみ食いしてた?」
彼の足元に跪いた香澄は、キュッと佑の屹立を握る。
「…………香澄。その手でそう言われると、怖いんだけど……」
佑が微かに怯えを見せたのがおかしくて、香澄はぶふっと噴き出した。
「冗談だよ。今は私だけのだもん。そうでしょ?」
温かい床の上に膝をつけ、香澄はニュクニュクと手を動かす。
「誓うよ。俺の竿は香澄専用だから」
「んふふ、絶対ね」
言質を取って満足した香澄は、自分の手の中で硬度を増す屹立を見て、トロンと目に欲を宿した。
目の前にある佑の下腹部は、気持ちよさを堪えているからか、呼吸に伴って緩やかに動いたり、時にク、と力を込めて止まったりを繰り返していた。
それを愛しいと思いつつ、香澄は少し言い訳がましく言う。
「……あのね、私の事、エッチだって思わないでね?」
「ん?」
目を瞬かせた佑を見て、香澄は一度屹立をしごく手を止めて、彼の陰嚢に触れてみた。
「急に、舐めたいとか……。呆れてない? 淫乱、とか」
「いいや? ただ嬉しいだけだよ」
佑は柔らかく笑い、濡れた手で香澄の頭を撫でてくる。
「ただ、原西さんの事で性行為にネガティブな感情を抱いているだろうから、相手が俺であっても無理をしていないかな? とは心配に思っている」
きわどい所まで手を這わせて洗ってしまったあと、香澄は立ち上がって佑の体にシャワーをかけた。
「無理はしてないと思う。だって私、佑さんが好きで堪らないもの。健二くんのは、生理的に『舐めたくない』って思って無理だった。でも佑さんには、『気持ち良くなってほしい』って思って、『好きな人の体ならどこでも舐めたい』って思うの」
丁寧に泡を流しながら言う香澄の心は、先ほどと比べるとずっと凪いでいた。
開き直ったと言ってもいい。
「結局、私は健二くんに恋をしていなかったの。今ではもうハッキリと分かる。初めて彼氏ができたから、『ちゃんとしないと』って思って〝正しい彼女像〟にこだわってただけ」
佑の屹立や下半身も丁寧に泡を流してから、シャワーを留めて再び彼の足元に跪いた。
「こうしたいって思うの、本当に佑さんだけだよ」
――やっと、ちゃんと愛せる。
微笑んだ香澄は、改めて佑の先端にキスをした。
ペロ、ペロ、と拙い舌使いで先端を舐めていると、鈴口からしょっぱい液が漏れ出てくる。
それをじゅっと吸って、彼はどんな反応をしているのだろう、と上目遣いで佑を見た。
(あ……)
佑は目に熱を宿し、今にも香澄に襲いかかってきそうな表情をしていた。
(……獣みたい……)
ズグン……と香澄の最奥に喜びの疼きが宿る。
(滅茶苦茶にしてほしい)
そんな願望を抱きながら、香澄はあとから沢山いじめてもらうために、佑を煽るようにチロチロと舌を動かしてみせた。
「ん……、ぷ」
亀頭を口内に迎え、口の中で何度も先端を舐め回した。
「……雁首……舐めて」
指示してもらい、香澄はより佑を気持ち良くさせられるのが嬉しく、喜んで佑の雁首を舌で攻めた。
舌の平らな部分を押し当てて左右に動かすと、佑が気持ちよさそうな吐息を漏らす。
唇をすぼめて歯を浮かせ、柔らかな唇の部分でだけチュポチュポと雁首を刺激すると、佑が「……はぁっ」と乱暴な息をついた。
「ひもひいい?」
舐めながら尋ねると、返事はなかったが頭を撫でられた。
舌を出して裏筋を舐め、根元にちゅうっとキスをする。
男性の急所である陰嚢を、どれだけの力で弄ればいいのか分からず、ひとまず掌に載せてみた。
「……フニフニしてる」
掌で押し上げて柔らかさを確認し、香澄はそこにもキスをしてみた。
「……香澄、汚いからあんまりいいよ」
佑は香澄の頭を撫でながらも、遠慮がちに言う。
「気持ち良くない?」
「気持ちいい……けど」
いまいち踏ん切りが付かない様子の佑を見て、香澄はもう少し思い切ってみる事にした。
(確か、動画では口の中に入れてたっけ)
よし、と心の中で気合いを入れ、香澄は口を大きく開くと中に亀頭を迎え入れ、そのまま奥まで埋めていった。
「ん……、ン……」
歯が当たると痛いらしいので、懸命に歯を浮かせて奥まで迎え入れ、舌で舐め回す。
「香澄……っ」
できるだけ唾液を出し、ゆっくり顔を前後させクチュクチュとフェラチオを始めた。
(上手にできてるかな)
心配になって時折目だけで佑を見上げると、彼は喉を鳴らして唾液を嚥下し、熱の籠もった手で香澄の頭を撫でてくれる。
「気持ちいいよ。上手だ」
「ん……」
顔を前後に動かしてクプックプッと屹立を愛撫しているうちに、佑の先走りも混じって唾液の量が増してくる。
(顎……疲れてきたけど、なんか、頭がボーッとして……ちょっと、気持ちいい)
「んぅ……っ」
どこまで入るのかと思って、思い切って喉の奥までくわえ込もうとしたが、苦しくなって顔を離してしまった。
「けほっ、……げほっ」
「香澄、無理しなくていいから」
慌てて佑がしゃがみ込み、心配そうに顔を覗き込んでくる。
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12月のスケジュールがかなりタイトなので、ちょっと休みがちになるかもです
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