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第三部・元彼 編
愛する権利 ☆
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「ごめんね……っ。佑さん、たくさん愛してくれてるのに、お金も、忙しいのに時間もかけてくれてるのに、私……っ、足りないって思ってるんじゃなくて……っ」
口をついて出た「愛されたい」という言葉が誤解にならないよう、香澄は必死に訴える。
「うん、分かってるよ。香澄のそれが我が儘じゃないという事は、説明されなくても分かってる」
ポンポン、と頭を撫で、佑が優しく囁く。
「うぅ……っ」
歯を食いしばり、香澄は懸命に嗚咽を堪える。
自分の心は、まるで荒野のようだ。
佑の愛という慈雨がたっぷり降っても、荒野は次から次に雨を吸って「まだ足りない」と言う。
優しく温かい感情を求めているのに、痛めつけられて乾ききった香澄の心は、一時的な愛や優しさでは癒やされない。
求めて、求めて、渇く。
佑と出会って彼にこの上なく愛されているのに、香澄は彼の愛を「もっと」と欲していた。
近付かれれば怖くなって逃げるくせに、少し離れると寂しくなって佑を求めてしまう。
表面上は普通に人との距離を測れて、誰とでも当たり障りなく接する事ができる。
だが香澄は今までずっと、家族にすら自分の本性を明かしていなかった。
唯一、麻衣にだけ酒を飲みながら少し語った事がある。
このような渇きと恐れがあるから、自分には一生まともな恋ができない気がする……と。
誰にも自分の本性を明かさず、〝聞き分けのいい、扱いやすい赤松さん〟を演じていくつもりだったのに――。
――この人を好きになってしまった。
思いきり佑を抱き締めながら、香澄は「ひぃ……っ」と喉を震わせて息を吸った。
涙が次から次に零れて、止まってくれない。
香澄はひた隠しにしていたものを、佑は優しく暴き、その上で「そのままでいいよ」と笑ってくれている。
誰もが恋人になりたい、結婚したいと望む素晴らしい男性なのに、なぜか佑は香澄を選び、心の奥底にある重たいものを「半分持つ」と言ってくれていた。
それが嬉しくて、けれどいまだ半分信じられなくて。
人を愛するというごくシンプルな事を、香澄がいまだできていない理由がそれだった。
「俺はね、香澄が〝何〟であってもいいんだ。今のまま、優しくて明るい、感じのいい女性。それでも嬉しいし、心の底にどんな過去や感情を秘めていても、それごと受け入れるつもりだよ。上辺だけの綺麗な部分だけ好きになった訳じゃないんだ」
「ふ……っ、う、――うぅっ」
最初から香澄の闇を知っていた訳ではないだろうに、佑はそんな事を言う。
「三十二歳って言ったら、香澄から見れば年上で落ち着いた大人の男に見えるのだと思う。でも経営者として、大勢いる〝大人〟から見ればまだまだ若造だ。政財界の大物と会うたびに、自分の器の小ささを感じる。香澄が考えもつかない、人の汚い部分を何度も見てきた。香澄が知ったら『ひどい!』と憤慨する事を、平気でする人たちを知っているよ」
お互いの体温をわかちあったまま、佑は穏やかな声で続ける。
「〝社員にとって良い経営者〟〝世間から憧れられるホワイト企業の社長〟でありたいと願っている。でも人と対峙する時はすぐにその人の姿勢や呼吸、目の動かし方から、どの程度の人間なのか推測してしまう。そうやってすぐに人の価値を決めて、流れ作業のように毎日人と会って仕事をしてるんだ」
「それは……、立場上、仕方ないし……」
涙で揺れる声でフォローしたが、ポンポンと優しく頭を撫でられただけだった。
「うん、分かってる。でも俺はこうやって、人としての心をどこかに置いたまま仕事をこなしているんだ。いちいち相手に情けを掛けていたら、億、兆の金を動かせない」
それは理解できると思い、香澄は一つ頷く。
「……だから、俺も欠陥人間なんだ。香澄だけじゃない。人は誰しも闇を抱えているし、傷を補って何とか、人と上手くやりながら生きている。香澄が香澄だけの傷を抱えた、特別な人なのは変わりない。別の視点で言えば、原西さんもああなる理由がどこかにあったんだろう。家庭環境とか、生い立ちとか」
「……うん」
少し冷静になり、軽薄とも言える健二の性格は、普通の温かな家庭ではまず培われないもののような気がした。
「真実は分からない。でも、今後俺たちは一切原西さんには関わらない。関わって知って、彼が改心して香澄に謝る事も期待しない。彼に謝られても、香澄が負った心の傷は消えないからだ」
「うん。私も、関わりたくない。謝ってほしくもない。ただ、もう、顔を見たくない。忘れたい」
それよりも、佑と一緒にいる時間を大切にし、もっと幸せな記憶を積み重ねていきたい。
復讐を願ってしまう気持ちがない訳ではないが、これからも健二の事を考えるのだと思うだけで、気が滅入ってしまう。
彼は香澄にだけ特別にああいう振る舞いをしたのではなく、恐らく様々な女性に対して同じような言動、行動を取っているのだろう。
因果応報という言葉もあるし、いつか罰が当たると思っている。
その果てに、いつか健二が改心したのなら、それはそれで万々歳だ。
「色んな人の人生に、背景がある。でも俺は、自分が深く関わると決めた人にだけ心を開いて、時間をかけて丁寧に接していきたい。そのための覚悟ならあるんだ。だから、香澄が〝どう〟であっても受け入れたい」
「……うん」
指で涙を拭い、香澄は頷く。
「まだ若いと思っていても、あっという間に時間が過ぎて、俺はすぐに四十代になるだろう。その間に、家族の問題や会社のステップアップ、何より俺と香澄の関係や新しく築く家庭。原西さん以外に大切にしなければいけない事が沢山ある。人生なんてあっという間だ。〝この人〟と大切にする人を決めたら、その人に時間と愛情を注いで、他は無視する」
「うん、私もそう思ってる」
少しずつ、勇気が持ててきた。
今まで足元に纏わり付いていたトラウマを、大切に持ち続けている必要などない。
振り向いて過去を気にしても、過去は変わってくれない。
前を向けば佑がいて、笑顔で「どこに行こう?」と素晴らしい場所を提示してくれる。
「言っておくけど、俺は原西さんなんて比べものにならないぐらい、いい男だよ? 香澄だけを見て、大切にする。……だから、他のどうでもいい存在なんて、心の中に残しておくだけ時間の無駄だ。もっと、楽しくて幸せな事をしよう」
佑の声が、さらなる勇気をくれる。
ずっと閉ざされていた香澄の心に、佑によって光がもたらされる。
(私が、顔を上げて前を向いて、望めば……なんだって叶う)
「香澄、俺を選んで。俺の手を取って。俺に君を愛させてほしい」
ずっと抱き締めてくれていた佑が、顔を離し優しく微笑んでくる。
「香澄の心を、俺が満たしたい。原西さんがつけた傷ではなく、俺が捧げる愛で、香澄の心を一杯にしたいんだ」
「……はい……っ。……ありがとう……」
ようやく、佑の言っていた言葉を理解できた。
『俺に香澄を愛する権利をくれ』
あれは、香澄がまだよそを向いていたから言われた言葉だ。
「佑さんと、幸せになるために……、佑さんだけを見るね」
「ああ」
しっかりと、心と心が結びついた気がする。
彼に求められて、戸惑って……という自分はまだどこかにいるけれど、恋人としての佑をしっかり認識しなければ、恋すらもできないのだと思い知った。
「香澄、今したい事はある?」
もう一度尋ねられ、二人の愛を深めるため、香澄の「愛してほしい」という欲を叶えるために、口を開いた。
「……キス、したい」
「うん、しようか」
佑が目を細め、顔を傾けて唇を重ねてきた。
柔らかく唇を押しつけられたあと、とろけあった肉の間で舌が蠢く。
――気持ちいい。
お互いの体の奥――魂に繋がる〝何か〟を、柔らかく温かなもので探られている。
佑のキスは、そんな気持ちにすらなる優しいキスだ。
香澄も、「知りたい、探りたい」という本能のまま、彼を舌で丁寧に愛撫した。
想いの通じ合った甘美なキスがあまりに気持ち良くて、また涙が零れてしまう。
(佑さんがほしい)
気持ち良くて良い事をしているからか、すんなりと本能が告げるのが聞こえる。
自然とお腹の奥が潤って、秘唇を濡らしていくのが分かる気がした。
小さく息をついてキスが一旦終わると、香澄は掌を佑の胸板に押し当てた。
脱力している胸板の筋肉は、柔らかい。
その奥に、彼が生きている証――心音を感じる。
――好き。
想いを確認したあと、香澄は欲のままに動いた。
佑を優しく押し倒し、彼の顔や首筋、胸板へとキスを降らせる。
佑は黙って微笑んだまま、好きにされていた。
少し躊躇ったあと、香澄は手を佑の下腹部に移動させ、下着越しに存在を主張しているモノに触れた。
彼がゆっくり息を吸っているのを見て、性感を得ているのだと知る。
それが嬉しくて、香澄は愛しさのままに何度も佑の屹立を撫でた。
「私ね、今までコレに何も興味を持てなかったの。佑さんが〝セックスは気持ちいい〟って教えてくれるまで、むしろ嫌悪していたかもしれない」
「うん」
佑は香澄の頭を撫で、彼女の話を聞いてくれた。
香澄は思いきって佑の下着のゴムに手を掛けて、屹立を露わにする。
雄々しい形をした肉槍を見て、今は「愛しい形」と思える自分がいるのが分かった。
口をついて出た「愛されたい」という言葉が誤解にならないよう、香澄は必死に訴える。
「うん、分かってるよ。香澄のそれが我が儘じゃないという事は、説明されなくても分かってる」
ポンポン、と頭を撫で、佑が優しく囁く。
「うぅ……っ」
歯を食いしばり、香澄は懸命に嗚咽を堪える。
自分の心は、まるで荒野のようだ。
佑の愛という慈雨がたっぷり降っても、荒野は次から次に雨を吸って「まだ足りない」と言う。
優しく温かい感情を求めているのに、痛めつけられて乾ききった香澄の心は、一時的な愛や優しさでは癒やされない。
求めて、求めて、渇く。
佑と出会って彼にこの上なく愛されているのに、香澄は彼の愛を「もっと」と欲していた。
近付かれれば怖くなって逃げるくせに、少し離れると寂しくなって佑を求めてしまう。
表面上は普通に人との距離を測れて、誰とでも当たり障りなく接する事ができる。
だが香澄は今までずっと、家族にすら自分の本性を明かしていなかった。
唯一、麻衣にだけ酒を飲みながら少し語った事がある。
このような渇きと恐れがあるから、自分には一生まともな恋ができない気がする……と。
誰にも自分の本性を明かさず、〝聞き分けのいい、扱いやすい赤松さん〟を演じていくつもりだったのに――。
――この人を好きになってしまった。
思いきり佑を抱き締めながら、香澄は「ひぃ……っ」と喉を震わせて息を吸った。
涙が次から次に零れて、止まってくれない。
香澄はひた隠しにしていたものを、佑は優しく暴き、その上で「そのままでいいよ」と笑ってくれている。
誰もが恋人になりたい、結婚したいと望む素晴らしい男性なのに、なぜか佑は香澄を選び、心の奥底にある重たいものを「半分持つ」と言ってくれていた。
それが嬉しくて、けれどいまだ半分信じられなくて。
人を愛するというごくシンプルな事を、香澄がいまだできていない理由がそれだった。
「俺はね、香澄が〝何〟であってもいいんだ。今のまま、優しくて明るい、感じのいい女性。それでも嬉しいし、心の底にどんな過去や感情を秘めていても、それごと受け入れるつもりだよ。上辺だけの綺麗な部分だけ好きになった訳じゃないんだ」
「ふ……っ、う、――うぅっ」
最初から香澄の闇を知っていた訳ではないだろうに、佑はそんな事を言う。
「三十二歳って言ったら、香澄から見れば年上で落ち着いた大人の男に見えるのだと思う。でも経営者として、大勢いる〝大人〟から見ればまだまだ若造だ。政財界の大物と会うたびに、自分の器の小ささを感じる。香澄が考えもつかない、人の汚い部分を何度も見てきた。香澄が知ったら『ひどい!』と憤慨する事を、平気でする人たちを知っているよ」
お互いの体温をわかちあったまま、佑は穏やかな声で続ける。
「〝社員にとって良い経営者〟〝世間から憧れられるホワイト企業の社長〟でありたいと願っている。でも人と対峙する時はすぐにその人の姿勢や呼吸、目の動かし方から、どの程度の人間なのか推測してしまう。そうやってすぐに人の価値を決めて、流れ作業のように毎日人と会って仕事をしてるんだ」
「それは……、立場上、仕方ないし……」
涙で揺れる声でフォローしたが、ポンポンと優しく頭を撫でられただけだった。
「うん、分かってる。でも俺はこうやって、人としての心をどこかに置いたまま仕事をこなしているんだ。いちいち相手に情けを掛けていたら、億、兆の金を動かせない」
それは理解できると思い、香澄は一つ頷く。
「……だから、俺も欠陥人間なんだ。香澄だけじゃない。人は誰しも闇を抱えているし、傷を補って何とか、人と上手くやりながら生きている。香澄が香澄だけの傷を抱えた、特別な人なのは変わりない。別の視点で言えば、原西さんもああなる理由がどこかにあったんだろう。家庭環境とか、生い立ちとか」
「……うん」
少し冷静になり、軽薄とも言える健二の性格は、普通の温かな家庭ではまず培われないもののような気がした。
「真実は分からない。でも、今後俺たちは一切原西さんには関わらない。関わって知って、彼が改心して香澄に謝る事も期待しない。彼に謝られても、香澄が負った心の傷は消えないからだ」
「うん。私も、関わりたくない。謝ってほしくもない。ただ、もう、顔を見たくない。忘れたい」
それよりも、佑と一緒にいる時間を大切にし、もっと幸せな記憶を積み重ねていきたい。
復讐を願ってしまう気持ちがない訳ではないが、これからも健二の事を考えるのだと思うだけで、気が滅入ってしまう。
彼は香澄にだけ特別にああいう振る舞いをしたのではなく、恐らく様々な女性に対して同じような言動、行動を取っているのだろう。
因果応報という言葉もあるし、いつか罰が当たると思っている。
その果てに、いつか健二が改心したのなら、それはそれで万々歳だ。
「色んな人の人生に、背景がある。でも俺は、自分が深く関わると決めた人にだけ心を開いて、時間をかけて丁寧に接していきたい。そのための覚悟ならあるんだ。だから、香澄が〝どう〟であっても受け入れたい」
「……うん」
指で涙を拭い、香澄は頷く。
「まだ若いと思っていても、あっという間に時間が過ぎて、俺はすぐに四十代になるだろう。その間に、家族の問題や会社のステップアップ、何より俺と香澄の関係や新しく築く家庭。原西さん以外に大切にしなければいけない事が沢山ある。人生なんてあっという間だ。〝この人〟と大切にする人を決めたら、その人に時間と愛情を注いで、他は無視する」
「うん、私もそう思ってる」
少しずつ、勇気が持ててきた。
今まで足元に纏わり付いていたトラウマを、大切に持ち続けている必要などない。
振り向いて過去を気にしても、過去は変わってくれない。
前を向けば佑がいて、笑顔で「どこに行こう?」と素晴らしい場所を提示してくれる。
「言っておくけど、俺は原西さんなんて比べものにならないぐらい、いい男だよ? 香澄だけを見て、大切にする。……だから、他のどうでもいい存在なんて、心の中に残しておくだけ時間の無駄だ。もっと、楽しくて幸せな事をしよう」
佑の声が、さらなる勇気をくれる。
ずっと閉ざされていた香澄の心に、佑によって光がもたらされる。
(私が、顔を上げて前を向いて、望めば……なんだって叶う)
「香澄、俺を選んで。俺の手を取って。俺に君を愛させてほしい」
ずっと抱き締めてくれていた佑が、顔を離し優しく微笑んでくる。
「香澄の心を、俺が満たしたい。原西さんがつけた傷ではなく、俺が捧げる愛で、香澄の心を一杯にしたいんだ」
「……はい……っ。……ありがとう……」
ようやく、佑の言っていた言葉を理解できた。
『俺に香澄を愛する権利をくれ』
あれは、香澄がまだよそを向いていたから言われた言葉だ。
「佑さんと、幸せになるために……、佑さんだけを見るね」
「ああ」
しっかりと、心と心が結びついた気がする。
彼に求められて、戸惑って……という自分はまだどこかにいるけれど、恋人としての佑をしっかり認識しなければ、恋すらもできないのだと思い知った。
「香澄、今したい事はある?」
もう一度尋ねられ、二人の愛を深めるため、香澄の「愛してほしい」という欲を叶えるために、口を開いた。
「……キス、したい」
「うん、しようか」
佑が目を細め、顔を傾けて唇を重ねてきた。
柔らかく唇を押しつけられたあと、とろけあった肉の間で舌が蠢く。
――気持ちいい。
お互いの体の奥――魂に繋がる〝何か〟を、柔らかく温かなもので探られている。
佑のキスは、そんな気持ちにすらなる優しいキスだ。
香澄も、「知りたい、探りたい」という本能のまま、彼を舌で丁寧に愛撫した。
想いの通じ合った甘美なキスがあまりに気持ち良くて、また涙が零れてしまう。
(佑さんがほしい)
気持ち良くて良い事をしているからか、すんなりと本能が告げるのが聞こえる。
自然とお腹の奥が潤って、秘唇を濡らしていくのが分かる気がした。
小さく息をついてキスが一旦終わると、香澄は掌を佑の胸板に押し当てた。
脱力している胸板の筋肉は、柔らかい。
その奥に、彼が生きている証――心音を感じる。
――好き。
想いを確認したあと、香澄は欲のままに動いた。
佑を優しく押し倒し、彼の顔や首筋、胸板へとキスを降らせる。
佑は黙って微笑んだまま、好きにされていた。
少し躊躇ったあと、香澄は手を佑の下腹部に移動させ、下着越しに存在を主張しているモノに触れた。
彼がゆっくり息を吸っているのを見て、性感を得ているのだと知る。
それが嬉しくて、香澄は愛しさのままに何度も佑の屹立を撫でた。
「私ね、今までコレに何も興味を持てなかったの。佑さんが〝セックスは気持ちいい〟って教えてくれるまで、むしろ嫌悪していたかもしれない」
「うん」
佑は香澄の頭を撫で、彼女の話を聞いてくれた。
香澄は思いきって佑の下着のゴムに手を掛けて、屹立を露わにする。
雄々しい形をした肉槍を見て、今は「愛しい形」と思える自分がいるのが分かった。
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