35 / 1,550
第一部・出会い 編
キス
しおりを挟む
佑は香澄の足元に跪いたまま、苦笑いしている。
「元は一般人だと言い張っても、今はこうやって感覚の差が出てしまっているのは事実だ。困らせてしまってすまない」
「……いえ。私こそ、言い過ぎてしまってすみません」
最初は「もう無理」と思っていたが、こうして歩み寄ってくれたなら、香澄も解決策を一緒に考えられるのではと思い始める。
「そ、それに……。その、立ってください。そんな風に跪かれたら……」
とうとう気まずくて香澄はスツールから下り、佑と同じ目線になるようしゃがむ。
「誠意を表すには、まず姿勢だと思って」
「う、うぅ……」
「提案なんだけど、今日買ってしまった物は返せないから、ひとまず受け取るという形でいいだろうか?」
改めて言われ、確かにそれもそうだと思った。
クーリングオフなどもあるが、佑は外商顧客で大口の買い物をするのは常だと思われている。
それが「やっぱり返品します」だなんて、〝世界の御劔〟の体面が保てない。
佑の見栄を守るというより、香澄もあれだけの買い物をしておいてキャンセル……はないと思う。
だから不承不承頷いた。
「分かりました。今回のお買い物については、すべて受け取ります。ですが、返しきれないと思いますが、何らかの形でお金を返していきたいです」
佑と一緒になって床に座り込み、香澄も提案する。
「うーん……。正直なところ、好きな女性に買った物の金を返されるというのは、男として情けない限りなんだけど」
「でも……」
「こう言うと、成金の嫌みみたいだけど、あまり大した額じゃない買い物なんだ」
「……うぅ……」
それでも、と香澄の心は抵抗する。
「逆に聞くけど、香澄が俺の誕生日とかにプレゼントをしてくれたとして、『金を返す』って言われたらどう感じる?」
「……嫌、です……。素直に受け取ってほしい。……返してもらうために、プレゼントするんじゃないですし」
「うん。……それじゃあ、今回の、いいかな?」
床の上で胡座をかいた佑が、香澄の顔を覗き込み困ったように笑う。
(ずるい……。顔のいい美形にそう言われて、断れる訳ないのに……)
「……今回だけですよ?」
「ありがとう。〝次〟からは、買う時に相談するから」
「~~~~当分〝次〟はなくていいです」
「相談するよ」
ここで「分かった」と言わないところが怪しい。
結局押し負けてしまい、香澄は「はぁ……」と大きな溜め息をついて背中を丸める。
「……でも、何かさせてくださいね? 何でもされっぱなしのお姫様は嫌ですから」
上目遣いで佑を睨んだ時、彼がにっこり笑った。
(う……っ。この笑い方は危険な奴……!)
すでに学んでいる香澄は、ギクリとした。
「一ついい方法があるんだけど」
「うぅー…………。……な、なんでしょう…………?」
身に覚えはないが、まるで借金の取り立て人にいけない返済方法を迫られているように感じた。
「俺は香澄ともっと距離感を詰めたいと思っている。だから……」
「!」
スッと佑の手が動き、香澄の手を恋人繋ぎで繋いできた。
「もう少し、キスとかボディタッチとか、あってもいいと思うんだ。体で返すって言ったら言い方が悪いけど、……そういう方向はどう?」
「う、うぅ~~~~……」
言われて、確かに佑は自分と付き合いたいと言っていたのを思い出す。
この豪邸に住まわせて職を与え、高額な買い物をするのに対し、素人の秘書が働くだけでは割に合わない。
こちらは新人育成をしてもらう身なのだ。
「勿論、生理的に無理というなら、無理強いはしないけど」
「そんな訳……ないじゃないですか」
(こっちは必死に、異性として意識しないように、性的に見ないように心がけてるのに)
香澄は性格的に、何かに嵌まったらそれだけになりがちだ。
好きなアイスクリームだって、いつもチョコミントばかり食べてしまう。
コンビニに行ってもいつも同じシーチキンマヨネーズのおにぎり、ハムサンドなど、パターンが決まっている。
男性も同じだ。
別れたあとこそ元彼があまりいい彼氏でない事に気付いたが、付き合っていた当時は彼しか見えなかった。
こんなに魅力的な佑が側にいて、惚れないようにするのが現時点では精一杯だ。
心の中で必死に突っ込みを入れ、彼のマイナス点に目を付けて、ズブズブに嵌まってしまわないようにしているだけだ。
あと一つ〝何か〟が変わってしまえば、彼の言う言葉すべて、する行動すべてに、目をハートにしてしまう自分が想像できる。
彼がする事に逆らわず、諾々と愛されて押し流されてしまう。
(だから……。好きにならないようにブレーキ掛けてるのに……)
眉を寄せ、赤面した香澄を、佑はジッと見つめている。
やがて握っていた手の甲に唇を落とした。
「…………っ」
ピクッと反応した香澄に、彼はまた困ったように笑いかけた。
「俺はそんなに魅力がない? 恋愛対象に見られない? 歩み寄らないと、二人とも進めない」
「~~~~…………っ」
「だって」という言葉を、香澄は必死に呑み込んだ。
昨晩、「でもでもだって」を卒業すると決めたばかりだ。
(……ちょっとだけ……)
勇気を振り絞り、香澄は膝立ちになるとフワッと佑をハグした。
彼はそんな香澄を受け入れ、膝の上に座らせる。
心臓がバクバク鳴り、久しぶりに男性と触れ合うので緊張して堪らない。
「香澄、ありがとう」
耳元で佑の声が聞こえ、香澄はビクッと肩を跳ねさせる。
「す……少し、ずつ」
そう告げる声も上ずっている。
「ん、分かってる」
佑はトントンと香澄の背中をさすり、そのあと少しずつ色んな所に触れてきた。
背中を撫でていた手は少しずつ腰に下がり、やがてお尻に触れる。
「っ…………、…………、ん……」
どうにもならずに緊張し、香澄は気が付けば佑のTシャツの胸元を両手で掴んでいた。
伸ばしてしまうという事も頭から抜け、必死に彼に縋り付く。
元彼と付き合っていたのは二十歳そこそこだったので、実に七年ぶりに男性と密接な関係になった。
(わぁっ……! やばい、やばい! すっごい照れる……!)
もう佑の顔も見られないと思っているのに、彼が少し体を引き、香澄の頬に手を添えてきた。
「キス、していい?」
「~~~~ぅ、…………ううぅ、……う、…………はい」
どうしたらいいか分からないまま頷くと、佑がフワッと微笑んだ。
(綺麗な目の色だな)
ヘーゼルの瞳に見入っていると、彼が顔を傾けキスをしてきた。
(ん、わ……)
柔らかい唇が押し当てられ、とっさに息を止める。
ちゅ、ちゅ、と何回か唇がついばまれ、そんな風に優しいキスをされた事のない香澄の体に、ブルッと震えが走った。
(何、これ……)
体の深部で、香澄の知らない〝何か〟が目覚めようとしている。
「……っぁ……っ」
佑の手が香澄のTシャツの裾から入り込み、キャミソールもスキニーから引きずり出して直接素肌に触ってきた。
直に触れられると、彼の掌は熱い。
大事そうに背中を撫でられ、時に指で背筋のくぼみをツ……となぞられると、腰が限界まで反ってしまった。
「んっ……、ん、ぅ、……っん、はぁっ、――ぁ、……んっ」
感じてしまう自分を制御できず、香澄は必死に呼吸しようとする。
けれど唇の内側を舐められ、また体が勝手に震えた。
間違いなく、ずっと誰とも縁の無かった下腹が、女の本能のままにキュンキュンと疼いている。
(駄目……っ、だめ、キスだけでこんな……っ)
呼吸が荒くなり、体がどんどん熱くなってゆく。
懸命に息を吸えば、佑が纏っている官能的な香りを思いきり吸い込んでしまう。
放っておけばジクジクと下腹部が疼いてしまい、香澄は無意識に腰を揺らす。
「んっ、……んン……っ」
その時ヌルッと肉厚な舌が入り込んできて、香澄の口内を舐め回した。
(あ、……あ、ぁ……、なに、これ……っ、この、……キス……っ)
――こんなキス知らない。
元彼とのそれが児戯に等しいと思ってしまうほど、佑のキスは丁寧だった。
唇を愛している間も、彼の手は直接香澄の背中を愛撫し、指で背筋や肩甲骨の際辺りをなぞってくる。
――――――――――――――――
気が付けば書き直している第一部が10万字を超えているのに、いまだエッチの「エ」もしていない事に気付きました。
あまりにマイペースすぎてすみません(笑)
まだ会社に出社すらしていないのに、文字数的にそろそろ第一部が終わろうとしています(笑)
なるべくトントン動かせるように、でも納得のいくように書いていきたいと思います。
お付き合い宜しくお願い致します。
※本日skeb依頼でcielo先生にイケメン佑のイラストを描いて頂きました!私のTwitterかサイトのPhotoページにありますので、良かったら見てみてください!
「元は一般人だと言い張っても、今はこうやって感覚の差が出てしまっているのは事実だ。困らせてしまってすまない」
「……いえ。私こそ、言い過ぎてしまってすみません」
最初は「もう無理」と思っていたが、こうして歩み寄ってくれたなら、香澄も解決策を一緒に考えられるのではと思い始める。
「そ、それに……。その、立ってください。そんな風に跪かれたら……」
とうとう気まずくて香澄はスツールから下り、佑と同じ目線になるようしゃがむ。
「誠意を表すには、まず姿勢だと思って」
「う、うぅ……」
「提案なんだけど、今日買ってしまった物は返せないから、ひとまず受け取るという形でいいだろうか?」
改めて言われ、確かにそれもそうだと思った。
クーリングオフなどもあるが、佑は外商顧客で大口の買い物をするのは常だと思われている。
それが「やっぱり返品します」だなんて、〝世界の御劔〟の体面が保てない。
佑の見栄を守るというより、香澄もあれだけの買い物をしておいてキャンセル……はないと思う。
だから不承不承頷いた。
「分かりました。今回のお買い物については、すべて受け取ります。ですが、返しきれないと思いますが、何らかの形でお金を返していきたいです」
佑と一緒になって床に座り込み、香澄も提案する。
「うーん……。正直なところ、好きな女性に買った物の金を返されるというのは、男として情けない限りなんだけど」
「でも……」
「こう言うと、成金の嫌みみたいだけど、あまり大した額じゃない買い物なんだ」
「……うぅ……」
それでも、と香澄の心は抵抗する。
「逆に聞くけど、香澄が俺の誕生日とかにプレゼントをしてくれたとして、『金を返す』って言われたらどう感じる?」
「……嫌、です……。素直に受け取ってほしい。……返してもらうために、プレゼントするんじゃないですし」
「うん。……それじゃあ、今回の、いいかな?」
床の上で胡座をかいた佑が、香澄の顔を覗き込み困ったように笑う。
(ずるい……。顔のいい美形にそう言われて、断れる訳ないのに……)
「……今回だけですよ?」
「ありがとう。〝次〟からは、買う時に相談するから」
「~~~~当分〝次〟はなくていいです」
「相談するよ」
ここで「分かった」と言わないところが怪しい。
結局押し負けてしまい、香澄は「はぁ……」と大きな溜め息をついて背中を丸める。
「……でも、何かさせてくださいね? 何でもされっぱなしのお姫様は嫌ですから」
上目遣いで佑を睨んだ時、彼がにっこり笑った。
(う……っ。この笑い方は危険な奴……!)
すでに学んでいる香澄は、ギクリとした。
「一ついい方法があるんだけど」
「うぅー…………。……な、なんでしょう…………?」
身に覚えはないが、まるで借金の取り立て人にいけない返済方法を迫られているように感じた。
「俺は香澄ともっと距離感を詰めたいと思っている。だから……」
「!」
スッと佑の手が動き、香澄の手を恋人繋ぎで繋いできた。
「もう少し、キスとかボディタッチとか、あってもいいと思うんだ。体で返すって言ったら言い方が悪いけど、……そういう方向はどう?」
「う、うぅ~~~~……」
言われて、確かに佑は自分と付き合いたいと言っていたのを思い出す。
この豪邸に住まわせて職を与え、高額な買い物をするのに対し、素人の秘書が働くだけでは割に合わない。
こちらは新人育成をしてもらう身なのだ。
「勿論、生理的に無理というなら、無理強いはしないけど」
「そんな訳……ないじゃないですか」
(こっちは必死に、異性として意識しないように、性的に見ないように心がけてるのに)
香澄は性格的に、何かに嵌まったらそれだけになりがちだ。
好きなアイスクリームだって、いつもチョコミントばかり食べてしまう。
コンビニに行ってもいつも同じシーチキンマヨネーズのおにぎり、ハムサンドなど、パターンが決まっている。
男性も同じだ。
別れたあとこそ元彼があまりいい彼氏でない事に気付いたが、付き合っていた当時は彼しか見えなかった。
こんなに魅力的な佑が側にいて、惚れないようにするのが現時点では精一杯だ。
心の中で必死に突っ込みを入れ、彼のマイナス点に目を付けて、ズブズブに嵌まってしまわないようにしているだけだ。
あと一つ〝何か〟が変わってしまえば、彼の言う言葉すべて、する行動すべてに、目をハートにしてしまう自分が想像できる。
彼がする事に逆らわず、諾々と愛されて押し流されてしまう。
(だから……。好きにならないようにブレーキ掛けてるのに……)
眉を寄せ、赤面した香澄を、佑はジッと見つめている。
やがて握っていた手の甲に唇を落とした。
「…………っ」
ピクッと反応した香澄に、彼はまた困ったように笑いかけた。
「俺はそんなに魅力がない? 恋愛対象に見られない? 歩み寄らないと、二人とも進めない」
「~~~~…………っ」
「だって」という言葉を、香澄は必死に呑み込んだ。
昨晩、「でもでもだって」を卒業すると決めたばかりだ。
(……ちょっとだけ……)
勇気を振り絞り、香澄は膝立ちになるとフワッと佑をハグした。
彼はそんな香澄を受け入れ、膝の上に座らせる。
心臓がバクバク鳴り、久しぶりに男性と触れ合うので緊張して堪らない。
「香澄、ありがとう」
耳元で佑の声が聞こえ、香澄はビクッと肩を跳ねさせる。
「す……少し、ずつ」
そう告げる声も上ずっている。
「ん、分かってる」
佑はトントンと香澄の背中をさすり、そのあと少しずつ色んな所に触れてきた。
背中を撫でていた手は少しずつ腰に下がり、やがてお尻に触れる。
「っ…………、…………、ん……」
どうにもならずに緊張し、香澄は気が付けば佑のTシャツの胸元を両手で掴んでいた。
伸ばしてしまうという事も頭から抜け、必死に彼に縋り付く。
元彼と付き合っていたのは二十歳そこそこだったので、実に七年ぶりに男性と密接な関係になった。
(わぁっ……! やばい、やばい! すっごい照れる……!)
もう佑の顔も見られないと思っているのに、彼が少し体を引き、香澄の頬に手を添えてきた。
「キス、していい?」
「~~~~ぅ、…………ううぅ、……う、…………はい」
どうしたらいいか分からないまま頷くと、佑がフワッと微笑んだ。
(綺麗な目の色だな)
ヘーゼルの瞳に見入っていると、彼が顔を傾けキスをしてきた。
(ん、わ……)
柔らかい唇が押し当てられ、とっさに息を止める。
ちゅ、ちゅ、と何回か唇がついばまれ、そんな風に優しいキスをされた事のない香澄の体に、ブルッと震えが走った。
(何、これ……)
体の深部で、香澄の知らない〝何か〟が目覚めようとしている。
「……っぁ……っ」
佑の手が香澄のTシャツの裾から入り込み、キャミソールもスキニーから引きずり出して直接素肌に触ってきた。
直に触れられると、彼の掌は熱い。
大事そうに背中を撫でられ、時に指で背筋のくぼみをツ……となぞられると、腰が限界まで反ってしまった。
「んっ……、ん、ぅ、……っん、はぁっ、――ぁ、……んっ」
感じてしまう自分を制御できず、香澄は必死に呼吸しようとする。
けれど唇の内側を舐められ、また体が勝手に震えた。
間違いなく、ずっと誰とも縁の無かった下腹が、女の本能のままにキュンキュンと疼いている。
(駄目……っ、だめ、キスだけでこんな……っ)
呼吸が荒くなり、体がどんどん熱くなってゆく。
懸命に息を吸えば、佑が纏っている官能的な香りを思いきり吸い込んでしまう。
放っておけばジクジクと下腹部が疼いてしまい、香澄は無意識に腰を揺らす。
「んっ、……んン……っ」
その時ヌルッと肉厚な舌が入り込んできて、香澄の口内を舐め回した。
(あ、……あ、ぁ……、なに、これ……っ、この、……キス……っ)
――こんなキス知らない。
元彼とのそれが児戯に等しいと思ってしまうほど、佑のキスは丁寧だった。
唇を愛している間も、彼の手は直接香澄の背中を愛撫し、指で背筋や肩甲骨の際辺りをなぞってくる。
――――――――――――――――
気が付けば書き直している第一部が10万字を超えているのに、いまだエッチの「エ」もしていない事に気付きました。
あまりにマイペースすぎてすみません(笑)
まだ会社に出社すらしていないのに、文字数的にそろそろ第一部が終わろうとしています(笑)
なるべくトントン動かせるように、でも納得のいくように書いていきたいと思います。
お付き合い宜しくお願い致します。
※本日skeb依頼でcielo先生にイケメン佑のイラストを描いて頂きました!私のTwitterかサイトのPhotoページにありますので、良かったら見てみてください!
45
お気に入りに追加
2,552
あなたにおすすめの小説
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
上司は初恋の幼馴染です~社内での秘め事は控えめに~
けもこ
恋愛
高辻綾香はホテルグループの秘書課で働いている。先輩の退職に伴って、その後の仕事を引き継ぎ、専務秘書となったが、その専務は自分の幼馴染だった。
秘めた思いを抱えながら、オフィスで毎日ドキドキしながら過ごしていると、彼がアメリカ時代に一緒に暮らしていたという女性が現れ、心中は穏やかではない。
グイグイと距離を縮めようとする幼馴染に自分の思いをどうしていいかわからない日々。
初恋こじらせオフィスラブ
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
『逃れられない淫らな三角関係』番外編 ヘルプラインを活用せよ!
臣桜
恋愛
『逃れられない淫らな三角関係』の番外編です。
やりとりのある特定の読者さまに向けた番外編(小冊子)です。
他にも色々あるのですが、差し障りのなさそうなものなので公開します。
(他の番外編は、リアルブランド名とかを出してしまっている配慮していないものなので、ここに載せるかは検討中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる