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第一部・出会い 編
外商つきショッピング
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車がどんどん走っていっても、香澄は土地勘がまったくないため、どこに向かっているのか分からなかった。
「どこまで行くんですか? ざっくりとスケジュールを教えてもらえると、気持ちの準備というか、できると思います」
「ああ、言わなくて悪かった。贔屓にしている銀座の百貨店があるから、そこで大体の物を揃えてしまおうと思う。そのあと、飯でも食おうか」
(銀座……!)
心の中のもう一人の香澄が、クワッと目を見開く。
そのあと彼女は返事を見失い、スンッ……と大人しくなる。
(銀座って銀座……だよね? クラブが沢山あるあの銀座。ザギンでシースー)
浮かんだのは、実にテンプレートで父や親戚の叔父たちが言っていた程度の情報だ。
それ以外の事はまったく知らず、香澄は未知の場所に恐れおののいていた。
やがて札幌にもある百貨店の、お馴染みのライオン像を見た頃には、香澄は緊張しきっていた。
(同じデパートなのに、入る時の心構えがこんなに違うなんて……)
よく分からないが、周囲を行き交う人々の身なりも札幌とは違う気がする。
出入り口から入ってすぐ、仕立てのいいスーツを着た五十代の男性が「お待ちしておりました」と頭を下げた。
しかも香澄の知っている百貨店とは違い、入ってすぐのホールと言っていい部分はとても広かった。
天井が高く、天女や鳳凰とおぼしき巨大なオブジェがあって、あまりに驚き逃げたくなってしまう。
オブジェの両脇には階段があり、左右に広がっていた。
(違う……。違う。私の知っているあのデパートじゃない……)
タラタラと冷や汗を掻いた香澄の鼓動が変に速まる。
「今日は突然すみません。お願いしていた物は用意して頂けましたか?」
「ええ、不足ないように揃えさせて頂きました」
(嫌な予感しかしない……)
佑の斜め後ろに立っていた香澄は、本能でジリッと足を下げる。
――と、誰かの手が背中に当たった。
(ん?)
振り向くと、先ほど紹介された久住が立っていて、香澄が逃げないようにやんわりと退路を断っている。
あまつさえ〝圧〟を感じさせる微笑みを向けられ、香澄は大人しく佑の隣に立った。
その後、最初に迎えてくれた男性に案内され、エレベーターで上階に向かった。
訳が分からないまま着いていくと、普通の売り場ではない場所に連れて行かれ、まるでホテルのように品がある静まりかえっている廊下を通ってゆく。
(わ……)
ドアを開いた先には、広々とした部屋があり、いわゆるVIP待遇をされているのだとようやく気付いた。
佑がコートを脱いで係の女性に預けたので、香澄もそれに倣う。
高級そうなチョコレート色のソファに座るよう促され、腰を落ち着かせると座り心地がとてもいい。
横にはオットマンのついている一人掛けのソファもあり、香澄はぼんやりと「寛げそうだな」など考えてしまう。
テーブルの足元には赤い絨毯が敷かれ、壁には高級そうな絵画、ソファの近くにはスタンドライトまである。
室内にはフィッティングルームとおぼしき場所もあるが、それも普通の店舗よりずっと広そうだ。
目を疑ったのは、室内にずらりとハンガーに掛けられた服や、ガラスケースの中にブランド物のアクセサリーや時計がある事。
コスメ類は各ブランドから一式持ってきているのでは、というほどの品揃えで、おまけに下着や靴までもある。
(やばい……。逃げたい……)
どこにも目を向けられず黙って座っていると、女性が「お飲み物は何に致しますか?」と喫茶店のように尋ねてきた。
佑は何も言わずシャンパンを頼み、香澄は緊張したまま差し出されたメニューに目を走らせ、コーヒーを頼んだ。
やがて飲み物とお菓子まで運ばれ、男性――外商が〝営業〟を始めた。
そのあとの事は、正直あまりに必死になって覚えてない。
佑が事前に香澄の体のサイズを伝えていたからか、用意されていた服や下着、靴などはどれもピッタリだった。
最初は香澄に「どれが好きだ?」と尋ねてきたのだが、値段を見てポーンと意識が成層圏を抜けた気がし、香澄はまともに対応できない。
仕方なく佑が香澄にあれこれ合わせ、あれがいい、これがいい、それは少し違うと色々決めてしまった。
香澄は言われるがままに試着し、靴に足を入れ、下着をフィッティングして胸をグイッと寄せられ、いまだかつてない谷間を手に入れた。
上品ながらも口は達者な女性スタッフに押しきられ、下着はボディメイク目的の物から、見るからに美しいデザインの物まで、「こんなに着回せません!」というほど〝決定〟してしまった。
靴も香澄はせいぜいおめかししてレストランに行く時に、五センチヒールを履く程度で、普段は三センチヒール、もしくはスニーカーがメインだ。
それなのに「秘書ってこんなに靴が必要なんですか!?」と涙目になるほど足を入れたあげく、チラッと値段を見ると十万円近くするピンクソールで有名なジョルダンまで履かされ、本気で逃げたくなった。
イヤリング、ネックレス、腕時計など貴金属を試着――させられている時は、「今動いたら死ぬ!」ぐらいの気持ちで微動だにできない。
目玉が飛び出るほどゼロが並んだ時計を佑は何気なく見て、「香澄は確か、文字盤が見やすい奴が好きなんだよな?」と確認し、シンプルだが高級に間違いないものを二本、そしてお洒落用の物を二本買った。
正直、時計だけで一千万を越えたのでは……? と思い、その辺りから香澄は「いやいや、時計が一本数百万するなんてあり得ないし」と現実逃避し始めた。
最後は化粧品売り場の女性が香澄につき、肌の色合いからファンデーションを選び、香澄に「ツヤ肌やマット肌、ナチュラル肌など、お好みは何ですか?」と尋ねてきた。
だがその頃にはもう疲れ切って「ああ、うう」しか言えなくなっていたので、佑がにっこり笑って「すべてお願いします」と決めてしまった。
アイシャドウ、チーク、リップ、その他マスカラやアイライナー、アイブロウなど、メイクに必要な物が一通り揃う。
基礎化粧品など肌に合う物が一揃いあればいいのに、なぜか佑は「どれが肌に合うか分からないから、一通り買っておこう」とスキンケア類からメイク落とし、洗顔まで一通り決める。
「お買い上げ、ありがとうございます」
外商が満面の笑みを浮かべて佑に会計を求める横で、香澄は疲れ切ってソファにぐったりと身を預けていた。
試着はすべてを着た訳ではなく、同じブランドの物なら規格が同じだろうからと、あとは佑の気に入るデザインを彼がどんどん決めていった。
下着の試着はされるがままだったし、靴は足を入れて室内を歩き回る程度だ。
ほぼ移動はしていないが、どちらかというと九割が精神的な疲れだ。
開店すぐに着いたはずなのに、気が付いたら時間は十三時半ほどになっていた。
途中で一瞬空腹を感じたが、もう疲れて食事を楽しむどころではない。
(家に帰って寝たい……。全部忘れたい……。こんなの身につけて生活できない……)
すっかりいじけモードになった香澄は、すぐ隣で佑が総額どれだけのものにカードを切っているか分からない。
それどころではないからだ。
室内の隅から護衛の四人が香澄を気の毒そうに見ているが、その視線にも気づけない。
「じゃあ、配送をお願いします。彼女は家にいますし、家の者も対応できますので、今日中でも明日でも構いません」
最後に佑はそう言ったあと、香澄の肩をポンと叩いて「行こうか」と促した。
「えっ……?」
その時になってようやく、佑は香澄がどんよりとした表情で俯き、うつろな目をしているのに気づく。
「ど、どうした? 疲れたか?」
すぐにしゃがんで香澄の顔を覗き込んだ佑は、恨みがましい目を向けられてギョッとする。
「…………」
香澄は無言の中で佑にすべてをかけ訴える。
が、彼は当惑した表情のままで、何が悪かったのかちっとも分かっていないようだ。
周囲では片付けが始まっている中、香澄はジーッと佑を見つめ、――脱力して溜め息をついた。
「……とりあえず、行きましょう」
ゆっくり立ち上がると、ようやく反応があったと佑が安堵する。
が、彼に向けて香澄はビッと指を突きつけた。
「家に帰ったら! お話が、あります!」
「え? 分かった」
何も分かっていない彼は「何かな」とお気楽に呟き、差し出されたコートを羽織る。
(駄目だ……。この人、金銭感覚がヤバイ人だ……)
自分では一円も支払っていないのに、香澄はとても高額な借金をしてしまった心地になっていた。
佑がそれを知るのは、帰宅してからになる。
**
「どこまで行くんですか? ざっくりとスケジュールを教えてもらえると、気持ちの準備というか、できると思います」
「ああ、言わなくて悪かった。贔屓にしている銀座の百貨店があるから、そこで大体の物を揃えてしまおうと思う。そのあと、飯でも食おうか」
(銀座……!)
心の中のもう一人の香澄が、クワッと目を見開く。
そのあと彼女は返事を見失い、スンッ……と大人しくなる。
(銀座って銀座……だよね? クラブが沢山あるあの銀座。ザギンでシースー)
浮かんだのは、実にテンプレートで父や親戚の叔父たちが言っていた程度の情報だ。
それ以外の事はまったく知らず、香澄は未知の場所に恐れおののいていた。
やがて札幌にもある百貨店の、お馴染みのライオン像を見た頃には、香澄は緊張しきっていた。
(同じデパートなのに、入る時の心構えがこんなに違うなんて……)
よく分からないが、周囲を行き交う人々の身なりも札幌とは違う気がする。
出入り口から入ってすぐ、仕立てのいいスーツを着た五十代の男性が「お待ちしておりました」と頭を下げた。
しかも香澄の知っている百貨店とは違い、入ってすぐのホールと言っていい部分はとても広かった。
天井が高く、天女や鳳凰とおぼしき巨大なオブジェがあって、あまりに驚き逃げたくなってしまう。
オブジェの両脇には階段があり、左右に広がっていた。
(違う……。違う。私の知っているあのデパートじゃない……)
タラタラと冷や汗を掻いた香澄の鼓動が変に速まる。
「今日は突然すみません。お願いしていた物は用意して頂けましたか?」
「ええ、不足ないように揃えさせて頂きました」
(嫌な予感しかしない……)
佑の斜め後ろに立っていた香澄は、本能でジリッと足を下げる。
――と、誰かの手が背中に当たった。
(ん?)
振り向くと、先ほど紹介された久住が立っていて、香澄が逃げないようにやんわりと退路を断っている。
あまつさえ〝圧〟を感じさせる微笑みを向けられ、香澄は大人しく佑の隣に立った。
その後、最初に迎えてくれた男性に案内され、エレベーターで上階に向かった。
訳が分からないまま着いていくと、普通の売り場ではない場所に連れて行かれ、まるでホテルのように品がある静まりかえっている廊下を通ってゆく。
(わ……)
ドアを開いた先には、広々とした部屋があり、いわゆるVIP待遇をされているのだとようやく気付いた。
佑がコートを脱いで係の女性に預けたので、香澄もそれに倣う。
高級そうなチョコレート色のソファに座るよう促され、腰を落ち着かせると座り心地がとてもいい。
横にはオットマンのついている一人掛けのソファもあり、香澄はぼんやりと「寛げそうだな」など考えてしまう。
テーブルの足元には赤い絨毯が敷かれ、壁には高級そうな絵画、ソファの近くにはスタンドライトまである。
室内にはフィッティングルームとおぼしき場所もあるが、それも普通の店舗よりずっと広そうだ。
目を疑ったのは、室内にずらりとハンガーに掛けられた服や、ガラスケースの中にブランド物のアクセサリーや時計がある事。
コスメ類は各ブランドから一式持ってきているのでは、というほどの品揃えで、おまけに下着や靴までもある。
(やばい……。逃げたい……)
どこにも目を向けられず黙って座っていると、女性が「お飲み物は何に致しますか?」と喫茶店のように尋ねてきた。
佑は何も言わずシャンパンを頼み、香澄は緊張したまま差し出されたメニューに目を走らせ、コーヒーを頼んだ。
やがて飲み物とお菓子まで運ばれ、男性――外商が〝営業〟を始めた。
そのあとの事は、正直あまりに必死になって覚えてない。
佑が事前に香澄の体のサイズを伝えていたからか、用意されていた服や下着、靴などはどれもピッタリだった。
最初は香澄に「どれが好きだ?」と尋ねてきたのだが、値段を見てポーンと意識が成層圏を抜けた気がし、香澄はまともに対応できない。
仕方なく佑が香澄にあれこれ合わせ、あれがいい、これがいい、それは少し違うと色々決めてしまった。
香澄は言われるがままに試着し、靴に足を入れ、下着をフィッティングして胸をグイッと寄せられ、いまだかつてない谷間を手に入れた。
上品ながらも口は達者な女性スタッフに押しきられ、下着はボディメイク目的の物から、見るからに美しいデザインの物まで、「こんなに着回せません!」というほど〝決定〟してしまった。
靴も香澄はせいぜいおめかししてレストランに行く時に、五センチヒールを履く程度で、普段は三センチヒール、もしくはスニーカーがメインだ。
それなのに「秘書ってこんなに靴が必要なんですか!?」と涙目になるほど足を入れたあげく、チラッと値段を見ると十万円近くするピンクソールで有名なジョルダンまで履かされ、本気で逃げたくなった。
イヤリング、ネックレス、腕時計など貴金属を試着――させられている時は、「今動いたら死ぬ!」ぐらいの気持ちで微動だにできない。
目玉が飛び出るほどゼロが並んだ時計を佑は何気なく見て、「香澄は確か、文字盤が見やすい奴が好きなんだよな?」と確認し、シンプルだが高級に間違いないものを二本、そしてお洒落用の物を二本買った。
正直、時計だけで一千万を越えたのでは……? と思い、その辺りから香澄は「いやいや、時計が一本数百万するなんてあり得ないし」と現実逃避し始めた。
最後は化粧品売り場の女性が香澄につき、肌の色合いからファンデーションを選び、香澄に「ツヤ肌やマット肌、ナチュラル肌など、お好みは何ですか?」と尋ねてきた。
だがその頃にはもう疲れ切って「ああ、うう」しか言えなくなっていたので、佑がにっこり笑って「すべてお願いします」と決めてしまった。
アイシャドウ、チーク、リップ、その他マスカラやアイライナー、アイブロウなど、メイクに必要な物が一通り揃う。
基礎化粧品など肌に合う物が一揃いあればいいのに、なぜか佑は「どれが肌に合うか分からないから、一通り買っておこう」とスキンケア類からメイク落とし、洗顔まで一通り決める。
「お買い上げ、ありがとうございます」
外商が満面の笑みを浮かべて佑に会計を求める横で、香澄は疲れ切ってソファにぐったりと身を預けていた。
試着はすべてを着た訳ではなく、同じブランドの物なら規格が同じだろうからと、あとは佑の気に入るデザインを彼がどんどん決めていった。
下着の試着はされるがままだったし、靴は足を入れて室内を歩き回る程度だ。
ほぼ移動はしていないが、どちらかというと九割が精神的な疲れだ。
開店すぐに着いたはずなのに、気が付いたら時間は十三時半ほどになっていた。
途中で一瞬空腹を感じたが、もう疲れて食事を楽しむどころではない。
(家に帰って寝たい……。全部忘れたい……。こんなの身につけて生活できない……)
すっかりいじけモードになった香澄は、すぐ隣で佑が総額どれだけのものにカードを切っているか分からない。
それどころではないからだ。
室内の隅から護衛の四人が香澄を気の毒そうに見ているが、その視線にも気づけない。
「じゃあ、配送をお願いします。彼女は家にいますし、家の者も対応できますので、今日中でも明日でも構いません」
最後に佑はそう言ったあと、香澄の肩をポンと叩いて「行こうか」と促した。
「えっ……?」
その時になってようやく、佑は香澄がどんよりとした表情で俯き、うつろな目をしているのに気づく。
「ど、どうした? 疲れたか?」
すぐにしゃがんで香澄の顔を覗き込んだ佑は、恨みがましい目を向けられてギョッとする。
「…………」
香澄は無言の中で佑にすべてをかけ訴える。
が、彼は当惑した表情のままで、何が悪かったのかちっとも分かっていないようだ。
周囲では片付けが始まっている中、香澄はジーッと佑を見つめ、――脱力して溜め息をついた。
「……とりあえず、行きましょう」
ゆっくり立ち上がると、ようやく反応があったと佑が安堵する。
が、彼に向けて香澄はビッと指を突きつけた。
「家に帰ったら! お話が、あります!」
「え? 分かった」
何も分かっていない彼は「何かな」とお気楽に呟き、差し出されたコートを羽織る。
(駄目だ……。この人、金銭感覚がヤバイ人だ……)
自分では一円も支払っていないのに、香澄はとても高額な借金をしてしまった心地になっていた。
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