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初夜3
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「く……、くすぐって遊ぶなんて酷いです!」
目にじんわりと涙を浮かべたモニカが、精一杯怒った顔をしてこちらを見上げている。
――が、それもクライヴには可愛くて堪らない。
「……ごめん。あぁ、どうしよう。君の何もかもが可愛い」
破顔してモニカにチュッとキスをすると、クライヴはまた熱心な愛撫に戻った。
豊かな双丘に手を押しつけ、母性の象徴そのものをユッサユッサと動かしてゆく。時折指の腹で先端をこすると、モニカの口から押し殺した悲鳴が漏れる。
「もう……っ」
可愛らしく悪態をつきつつも、胸を弄られモニカは感じている。
クライヴの指が先端をこすると、ジワリジワリと体中に快楽の種火が撒かれてゆく。
と、急にクライヴの手はモニカの先端を軽く摘まむと、そのまま指全体で柔らかな乳房をキュッキュッと揉んできた。
「あっ、あっ、……あっ、やぁっ、むね……っ」
新しい刺激にモニカは仔犬のように啼き、淫りがましく腰をくねらせる。
「色っぽいな。踊り子のようだ」
新妻の痴態にクライヴはご満悦だ。そのままグッと膝を彼女の脚の付け根に押しつけると、強い衝撃がモニカを襲う。
「あぁあっ、そこっ」
「ここが疼いているんだろう? また、熱くなってる?」
「っはい……、あ、熱い……っ」
ほんの僅かにクライヴの膝が動くだけで、モニカの体を快楽が走り抜ける。
おまけにクライヴの折り曲げた膝は太さがあるので、モニカは自然と脚を開く格好になっていた。
薄いネグリジェの下、モニカは何も身につけていない。
障害物のない状態で、モニカの柔らかな場所は膝を押しつけられている。同時にクライヴの膝も、淫らな蜜によって濡れていた。
「もうこんなに濡らしてるんだな」
スルリと腹部を撫で下ろすと、「あぁっ」という吐息と共にモニカの腰が反る。
敷布でこすれた金髪は、ジャスミンを絡めて乱れていた。
「また……、あそこをこするんですか?」
不安と期待を纏った声、目がクライヴに問う。
「『あそこ』って?」
軽く笑みを含んだ声に、モニカは言葉を詰まらせる。しかしその後に、おずおずと淫猥な言葉を呟く。
「お……おマメ……を……」
ゾクッとクライヴの背中に快楽が走った。
あのモニカが、こんなにもあられもない姿で、自分の教えた言葉を口にしている。
けれど自らはしたない言葉を口にしてしまったことで、モニカは今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「よく言えたね。いい子だ」
だからすぐにクライヴは、そうモニカを褒めてキスを与える。
「ん……」
優しい唇の感触に、モニカは目を細めた。
「じゃあ、また……。君のお腹を愛してあげよう。今日は声を出していいから」
「は……はい」
自然とモニカの手は口元を覆い、狭まった腕に寄せられて双丘がギュッと寄せられていた。
それに「触りたい」と思うクライヴは、自分の手があと四本ぐらいあればいいのになど考えている。
「胸に触っているだけなのに、こんなに濡らして……。俺の妻はいやらしいな」
金色の和毛は濡れており、その上からクライヴは恥丘を優しく撫でた。
「あぁ……」
「ここは……、分かるね? この間触れた所だ」
ぷくんと出ている肉芽に触れると、モニカがヒュッと息を吸い込んだ。
「ここは男のモノと同じで、一番感じる場所だ。だから大事に扱わないといけない」
丁寧に説明しながら、クライヴは指先でコリコリと包皮ごと真珠を転がす。
「んっ……んぅっぁ……あぁっ」
唇から悩ましい声と熱い吐息が漏れ、モニカの手の内側を湿らせてゆく。
「モニカ、俺は感じている君の可愛い顔が見たい。隠さないで……見せて?」
「え……、だって……」
こんなに恥ずかしい声を出し、きっと変な顔をしているのに――。
そう思ったモニカは戸惑うが、クライヴが優しく彼女の手を腹部に置く。
「あの夜、君は俺のことを『笑いもしなかったし呆れもしなかった』と言ってくれたね? 本当にその通りで、俺は君が乱れる姿を見て喜びはすれど、君が心配するようなことは絶対に思わない」
「……それは……、信じています」
まろやかな胸は、興奮に深く上下していた。触れて汚すのを躊躇うほどの美しさに、思わずクライヴは見とれる。
こんな快楽の最中でも、モニカは王女としての美しさと神聖さを失っていなかった。
「ありがとう。あと、君にお願いだ」
「……はい?」
お願いと言われ、モニカはキョトと目を瞬かせる。
「俺たちはもう夫婦になったから、俺に対して『さま』をつけるとか、必要以上に丁寧な話し方をしなくていいよ」
「……えっと……。分かったわ、クライヴ」
「ありがとう」
少し砕けた話し方になると、クライヴは昔の彼女と話しているような気持ちになれる。
目の前のモニカには言わないが、心がフッと軽くなった気がした。
「じゃあモニカ。よく感じて、素直に反応して」
「ええ……、あっ」
チュルッと花弁を撫でられ、モニカはヒクンと下腹部に力を込める。
目にじんわりと涙を浮かべたモニカが、精一杯怒った顔をしてこちらを見上げている。
――が、それもクライヴには可愛くて堪らない。
「……ごめん。あぁ、どうしよう。君の何もかもが可愛い」
破顔してモニカにチュッとキスをすると、クライヴはまた熱心な愛撫に戻った。
豊かな双丘に手を押しつけ、母性の象徴そのものをユッサユッサと動かしてゆく。時折指の腹で先端をこすると、モニカの口から押し殺した悲鳴が漏れる。
「もう……っ」
可愛らしく悪態をつきつつも、胸を弄られモニカは感じている。
クライヴの指が先端をこすると、ジワリジワリと体中に快楽の種火が撒かれてゆく。
と、急にクライヴの手はモニカの先端を軽く摘まむと、そのまま指全体で柔らかな乳房をキュッキュッと揉んできた。
「あっ、あっ、……あっ、やぁっ、むね……っ」
新しい刺激にモニカは仔犬のように啼き、淫りがましく腰をくねらせる。
「色っぽいな。踊り子のようだ」
新妻の痴態にクライヴはご満悦だ。そのままグッと膝を彼女の脚の付け根に押しつけると、強い衝撃がモニカを襲う。
「あぁあっ、そこっ」
「ここが疼いているんだろう? また、熱くなってる?」
「っはい……、あ、熱い……っ」
ほんの僅かにクライヴの膝が動くだけで、モニカの体を快楽が走り抜ける。
おまけにクライヴの折り曲げた膝は太さがあるので、モニカは自然と脚を開く格好になっていた。
薄いネグリジェの下、モニカは何も身につけていない。
障害物のない状態で、モニカの柔らかな場所は膝を押しつけられている。同時にクライヴの膝も、淫らな蜜によって濡れていた。
「もうこんなに濡らしてるんだな」
スルリと腹部を撫で下ろすと、「あぁっ」という吐息と共にモニカの腰が反る。
敷布でこすれた金髪は、ジャスミンを絡めて乱れていた。
「また……、あそこをこするんですか?」
不安と期待を纏った声、目がクライヴに問う。
「『あそこ』って?」
軽く笑みを含んだ声に、モニカは言葉を詰まらせる。しかしその後に、おずおずと淫猥な言葉を呟く。
「お……おマメ……を……」
ゾクッとクライヴの背中に快楽が走った。
あのモニカが、こんなにもあられもない姿で、自分の教えた言葉を口にしている。
けれど自らはしたない言葉を口にしてしまったことで、モニカは今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「よく言えたね。いい子だ」
だからすぐにクライヴは、そうモニカを褒めてキスを与える。
「ん……」
優しい唇の感触に、モニカは目を細めた。
「じゃあ、また……。君のお腹を愛してあげよう。今日は声を出していいから」
「は……はい」
自然とモニカの手は口元を覆い、狭まった腕に寄せられて双丘がギュッと寄せられていた。
それに「触りたい」と思うクライヴは、自分の手があと四本ぐらいあればいいのになど考えている。
「胸に触っているだけなのに、こんなに濡らして……。俺の妻はいやらしいな」
金色の和毛は濡れており、その上からクライヴは恥丘を優しく撫でた。
「あぁ……」
「ここは……、分かるね? この間触れた所だ」
ぷくんと出ている肉芽に触れると、モニカがヒュッと息を吸い込んだ。
「ここは男のモノと同じで、一番感じる場所だ。だから大事に扱わないといけない」
丁寧に説明しながら、クライヴは指先でコリコリと包皮ごと真珠を転がす。
「んっ……んぅっぁ……あぁっ」
唇から悩ましい声と熱い吐息が漏れ、モニカの手の内側を湿らせてゆく。
「モニカ、俺は感じている君の可愛い顔が見たい。隠さないで……見せて?」
「え……、だって……」
こんなに恥ずかしい声を出し、きっと変な顔をしているのに――。
そう思ったモニカは戸惑うが、クライヴが優しく彼女の手を腹部に置く。
「あの夜、君は俺のことを『笑いもしなかったし呆れもしなかった』と言ってくれたね? 本当にその通りで、俺は君が乱れる姿を見て喜びはすれど、君が心配するようなことは絶対に思わない」
「……それは……、信じています」
まろやかな胸は、興奮に深く上下していた。触れて汚すのを躊躇うほどの美しさに、思わずクライヴは見とれる。
こんな快楽の最中でも、モニカは王女としての美しさと神聖さを失っていなかった。
「ありがとう。あと、君にお願いだ」
「……はい?」
お願いと言われ、モニカはキョトと目を瞬かせる。
「俺たちはもう夫婦になったから、俺に対して『さま』をつけるとか、必要以上に丁寧な話し方をしなくていいよ」
「……えっと……。分かったわ、クライヴ」
「ありがとう」
少し砕けた話し方になると、クライヴは昔の彼女と話しているような気持ちになれる。
目の前のモニカには言わないが、心がフッと軽くなった気がした。
「じゃあモニカ。よく感じて、素直に反応して」
「ええ……、あっ」
チュルッと花弁を撫でられ、モニカはヒクンと下腹部に力を込める。
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