上 下
72 / 109

こういうの好きなの? ☆

しおりを挟む
「あぁ……っ、あっ、……んっ」

 私は秀弥さんに胸を揉まれたまま、高い声を上げ弟の肉棒を膣肉で味わう。

 両手の自由を奪われた亮は、快楽に呻きながら何とも言えない表情で私を見上げていた。

 けれど彼の一物は私の中ではち切れんばかりに膨張し、この上なく興奮しているのを知らせている。

「夕貴、思いきり締め付けて、動いてやれ」

 また秀弥さんに命令された私は、それだけでお腹の奥をピクピクッと痙攣させる。

「ぁー……っ」

 私は間延びした声を漏らし、前方の空間をボーッと見て膣肉をヒクつかせる。

「く……っ」

 思いきり締められた亮は食いしばった歯の間から、荒々しい息を漏らした。

「動け」

 秀弥さんにパンッとお尻を叩かれた私は、本能のままに腰を振り立てた。

「あんっ、ぁ、あぁああっ、あ、……あぁあっ、んーっ、ん、んぅっ」

 私はM字開脚で亮の上に跨がり、結合部を見せつけるように踊る。

 彼は私の積極的な姿を見て、顔を真っ赤にし、肉棒を大きく膨張させていた。

「いい……っ! 気持ちいい……っ」

 私は汗を流しながら、優越感に浸った目で亮を見下ろし、彼の乳首をつねる。

「夕貴……っ」

 亮は私の尻たぶを掴もうとしたけれど、手首に自由を奪われ叶わない。

 代わりに私の動きに合わせて、腰だけ思いきり突き上げていた。

「んー、気持ちよさそうだな、二人とも」

 秀弥さんはご機嫌に言い、私の背中に浮かんだ汗の粒を舐める。

 私はそれだけで体をゾクゾクとわななかせ、蜜壷を思いきり食い締めた。

「夕貴、前屈みになって亮くんにキスしてあげて」

「ふぁい……」

 私はとろけた声で返事をし、亮の頬を包んでキスをした。

 唇をついばんでから舐めると、亮が口を開き私を求めてくる。

「ん……、ぅ……」

 私は蜜壷をキュウッと締め、弟といやらしいキスをする。

 舌を出して舐め合って、絡めて、私の唾液を送り込む。

 彼は何度も私を突き上げながら、懸命に口内に溜まった二人分の唾液を嚥下した。

「亮、こういうの好きなの? あれだけ偉そうにしてたのに」

 彼の顔を両手で包み、私は唇が触れ合う距離で煽る。

「…………っ」

 亮はフーッ、フーッと荒くなった息を繰り返して私を睨み、何も言わない代わりに私の膣内で肉棒を漲らせていた。

 その様子を見た私は、言いようのない愉悦を覚えてゾクゾクした。

「変態」

 囁く声で罵ると、亮は睨み殺しそうな目をする。

「夕貴、ケツ上げて」

 秀弥さんにお尻を撫でられた私は、亮の首筋にちう……と吸い付きながら、彼の屹立を含んだお尻をクイッと上げた。

 秀弥さんは私の背中やお尻を優しく撫でてから、専用のゴムを被せた指で私の後孔に触れてきた。

「ふぅ……っ、う、あぁ、あ……っ」

 小さく窄まった孔で、秀弥さんの指がクルクルと円を描くように動く。

 亮は目をトロンとさせて口を半開きにする私の顔を、悔しげに見る。

「お前、後ろやってたのかよ……っ」

 それに秀弥さんは嬉しそうに応える。

「そうだよ。多分、夕貴の体で俺が犯してないところ、ないんじゃないかな。口は勿論、道具も沢山試したし、縛ったし叩いた。乳首イキもさせたし、後ろもしたし、腋とか足コキとか、パイズリも、やれるもんは何でもやったよ。やってないのは大スカと、ハードSMぐらいかな」

 彼の言葉を聞き、亮は怒りでギラギラと目を光らせている。

 それに秀弥さんがとどめを刺した。

「あ、結婚したらナマで中出しも解禁だな」

「あんっ!」

 亮が乱暴に腰を突き上げ、私は思わず嬌声を迸らせる。

「お前……っ」

 亮は額に血管が浮かぶぐらい激昂し、私をズボズボと犯す。

「あは……っ、は、――ぁ、あぁあ……っ」

 そんな亮が可愛くて思わず笑いかけたところ、秀弥さんがほぐれた後孔に指を入れてきた。

「あんっ、んっ、ぉ、…………んー…………」

 私は亮にしがみつき、ガクガクと体を震わせる。

「夕貴、力むな。何度も教えただろ」

 秀弥さんが言い、私の背中をさすってくる。

 髪を乱して二孔からの快楽を得ている私を、亮は敗北感にまみれた表情で凝視していた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~

あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...