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帰宅して 編

頑張っちゃう ☆

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「……はぁ……」

 尊さんのぬくもりを感じて安堵感を得た私は、彼の髪を撫でて吐息を漏らす。

 彼は胸を吸い、乳房を揉みながら太腿を撫で、徐々に秘部に近い部分をさすってくる。

 そうされるに従って秘所が潤むのが分かり、私はお腹の奥を甘く疼かせて期待していた。

「指、入れるぞ」

 確認するように言われ、私は小さく頷く。

 すると尊さんはクチ……と小さな音を立てて、秘唇を撫で始めた。

 指を入れると宣言されたから、すぐに挿入されると思いきや、彼はゆっくりと焦らすように陰唇を撫で、溢れてきた愛蜜を指先に纏わせ、さらにヌルヌルと指を往復させる。

「ん……っ、あぁ、……あ……」

 焦れったい指使いに思わず腰を揺らすと、尊さんはクスッと小さく笑う。

「ちゃんと慣らしてからな」

「んぅ……」

 すぐ入れてもらえると期待していた私は、赤面して彼を軽く睨む。

 そのあとも優しく胸を吸って揉まれ、陰唇や陰核のさやを撫でられ続けて、焦れったさが蓄積していく。

「んんーっ」

 我慢できなくなって駄々をこねるような声を漏らし、体を悶えさせると、尊さんはクスクス笑って「分かったよ」と言うと、私の額にキスをして指を入れてきた。

「あぁ……」

 求めていたモノを体に受け入れ、私は歓喜の声を漏らしてうっとりと目を閉じる。

「やらしい顔」

 尊さんは私の羞恥を煽るように囁き、クップクップと音を立てて指を前後させ始めた。

「ん……、きもち……っ、……尊さんの指、好き……っ」

 私はそう言って、胸を揉んでいた彼の手を両手で掴むと、その指先にチュッチュッとキスをし、甘噛みする。

「~~~~、……悪い猫だな」

 尊さんは激情を押し殺した声で言い、大きな手で私の頭を撫で、親指で唇の輪郭を辿る。

「……にゃあ」

 私は与えられる快楽に頬を染めて額に汗を浮かべつつ、彼の親指を軽く噛んで悪い猫のふりをした。

「~~~~っ! あぁあっ!」

 その瞬間、お仕置きと言わんばかりに親指で淫芽を撫でられ、私はビクンッと体を震わせる。

「ほぐれてきた。もう一本入るな」

 尊さんは悪辣に笑い、二本の指でたっぷり潤った蜜壷をジュプジュプと掻き混ぜてくる。

「ん……っ、あぁっ、あ……っ、あー……」

 弱い所ばかりを執拗に撫でられ、私は必死に両手で彼の手首を掴んで動きを止めようとした。

 けれど感じるのはゴツゴツとした男性の手の存在感と、いやらしい動きで蜜壷を探る手つき。

(……エッチだ……)

 蜜壷と淫芽を同時に攻められ、困って尊さんを見上げると熱の籠もった目で私を見下ろしている。

 主導権を握られて心地いい被支配心にまみれた私は、彼の与えてくれる悦楽に陶酔してトロトロと酩酊する。

「ん……っ、あぁ……っ、尊さん……っ、達っていい……?」

「いいよ、沢山達けよ」

 優しく言った尊さんは、膣内を傷つけないように慎重に、けれど手の動きをそれまでよりも速くして私を攻めたてる。

 グチャグチャズボズボとはばからない、いやらしい音が寝室に響き渡り、私の高い声と荒い息がそれに重なる。

「ん……っ、ぁっ、――達く……っ、~~~ぃ……っ」

 蜜壷の中でいやらしく蠢く尊さんの指を感じながら、私は思いきり膣を引き絞って全身を痙攣させた。

「――――はぁっ、はぁっ、……ぁ、はぁっ……」

 呼吸は荒くなり、心臓もドッドッドッ……と早鐘を打っている。

 尊さんは「可愛かった」と言い、全身を火照らせて汗を浮かばせた私の髪を撫でつける。

「…………もう……、駄目……」

 すっかり気持ちよくなって脱力してしまった私は、下腹の奥がピクピクと痙攣するのを感じながら、小さく訴える。

 すると尊さんは私の手をとり、お姫様みたいに手の甲にチュッとキスをして尋ねた。

「俺の事は気持ちよくしてくれないのか?」

 微笑む顔はねだっている様子でもなく、私が拒否すればあっさり引いてくれる感じがある。

 だからこそ、「自分だけ気持ちよくなって尊さんに我慢させたら駄目だ」という想いが生じた。

「……頑張っちゃう」

 小さい声で返事をすると、尊さんはクシャッと破顔した。
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