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初デート 編

ビビってしまった ☆

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「……入れるぞ」

 呟いたあと、尊さんは一気に私を貫いてきた。

「はぁうっ!」

 ヌルヌルになった場所に大きな怒張が入り込み、ドチュッと子宮口を押し上げてくる。

 その瞬間、目の前でチカチカと星が瞬いた感覚に陥った。

「あっ、――――、ぁー……」

 私は激しい淫悦に襲われて脳内を真っ白に染め上げたあと、蜜壷で尊さんの肉槍を吸い上げながら、タラリと涎を垂らす。

「すっげぇヒクついてる。可愛い……」

 尊さんは私の背中やお尻を、優しい手つきで撫でてくる。

 凶悪なまでの快楽に襲われているのに、くすぐったいまでの愛撫のギャップが激しく、私はさらに蜜孔を引き絞って打ち震えた。

「何されても感じてる訳? ははっ」

 尊さんは私の顎を掴み、自分のほうを振り向かせる。

 少し苦しいけれど、そうされるのも気持ちよくて堪らない。

 そうしている間にも尊さんはゆっくり腰を動かし、ぱちゅっぱちゅっと私を穿ってきた。

「き……っ、もち、――――ぃっ」

 私は目をトロンとさせ、彼の動きに合わせて腰を揺らす。

「俺も気持ちいいよ、朱里」

 尊さんはそう言って、両手で私の乳房を包んできた。

「朱里は胸でかいから、突き上げたら振動で揺れて、本当にエロいな」

 言いながら、彼は指の腹でスリスリと両乳首を愛撫してくる。

「んン……っ、ん、……うぅう……っ」

 乳首から子宮へとジンジンとした悦楽が伝わり、私はボーッとしながらその感覚に身を委ねた。

「朱里の中、熱くてトロトロで、なのにすっげぇ締め付けが良くて本当に気持ちいい」

「やぁ……っ、…………だ、や、……っ」

「ん? 何が嫌だ?」

 首を左右に振ると、尊さんが私の上体をグイッと起こし、耳元で囁いて尋ねてくる。

 彼と体が密着し、背中にぬくもりが伝わる。

「あかり」

 耳元で甘くかすれた声で囁かれ、フゥッと息を吹きかけられたあと、耳の輪郭を舌で辿られた。

「んぅーっ……」

 あまりにくすぐったくて、気持ちよくて、私は身をよじらせて彼から逃れようとする。

「はぅっ!」

 けれどズンッと肉棒を深く突きこまれ、耳たぶを甘噛みされた上、乳首をコリコリと捏ねられた。

「ん……っ、だめっ、――――ゃ、……ぁあぁ……っ、あー……っ」

 子宮口をズンズンと突き上げられ、耳と乳首を責められて、私はあっという間に絶頂してしまった。

「っははっ、ピクピクしてる。可愛い……。すげぇ吸い上げるな」

「やだっ、や……っ、んっ、んぅううううっ!」

 私は目をうつろにさせ、前屈みになったまま口を半開きにしてビクビクと痙攣した。

 そのままドサッとベッドに倒れ込み、はずみで肉棒がニュポンと抜けてしまう。

 ハァハァと呼吸を整えていると、尊さんが乱れた私の髪を撫でつけ、顔を露わにした。

「……さっき、なんで『嫌』って言った? 俺に抱かれるの、嫌か?」

 尋ねられ、私は気怠く目を開ける。

「…………体、……目当てみたいで……」

「……悪い。……褒め言葉なんだけどな。ああいうふうに言われるの嫌か?」

 尋ねながら、尊さんはツゥッと汗で濡れた私の背中をなぞってくる。

「んっ……、……や、……じゃない。…………慣れて、……なくて……」

 本音を口にすると、彼は「あぁ……」と納得したように声を漏らした。

「悪かった」

「……ううん……」

 私は小さく首を横に振る。

 昭人とのセックスは、ただ彼の性欲を収めるためのものだった。

 求めてくれるのは嬉しかったけど、私はあまり乗り気ではなかったし、体を重ねるたびに心がズレる感覚になっていた。

 いっぽうで、尊さんに抱かれるようになった私は、生まれて初めてセックスの気持ちよさを知った。

 セックスは秘部を濡らして挿入するだけの行為じゃなくて、肉体的な悦びと精神的な満足感を得る行為だと理解した。

 けれど尊さんは私の体をエロいと言った。

 褒めているのは分かるけれど、言われ慣れていないし、いやらしいと言われると悪い事のように思えてしまって、少し戸惑ってしまった。
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