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初夜3 ☆
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「……は、……はぁ、……は」
頭の中が真っ白になって、何も考えられない。
ボーッとした視界の中で、ルーカスが濡れた指を舐めているのを見た。
――そして彼が次に、己の下腹部にある屹立に手を這わせて数回しごいているのも見た。
「……ルーカスさま……。……きもち、……よかったです」
彼はあの肉棒をどうするのだろう? と思いながらそう伝えると、ルーカスは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか、良かった。俺ももう我慢ができない」
「! やぁんっ」
とたん、達したばかりで敏感になっている場所に、何かをヌルヌルとこすりつけられた。
「アリアのナカはトロトロに蕩けているから、呑み込まれたらどうなるのだろうな」
独り言のように言いながら、ルーカスは挿入する体勢をとりつつ何度も先端を秘肉にこすりつける。
「んっ、んんぅっ、やぁっ、――そこ、いま達したばかりで……っ」
ジンジンと胎の奥が焼けるように切ない。
いま以上の刺激を受けたら、一体どうなってしまうのだろう?
そんな恐怖すらあるアリアの疑問に答えたのは、ルーカスの屹立だった。
ヌプンッととうとう先端が入り込み、アリアは鋭く息を吸い込んだ。
先ほどの指で与えられた快楽よりも、もっと大きなものが入り込んで――。
「い……っ、た、いっ?」
とても気持ちいいかと半ば期待していた気持ちは、酷い鈍痛の姿となってアリアを裏切った。
「アリア、痛いだろうな。すまない。だが少し我慢してくれ」
ルーカスはギュッと眉間にしわを寄せ、慎重に腰を進めてくる。
その表情は快楽に堪えているようでもあり、好きな女に痛みを与えている苦しみに堪えているようにも見えた。
「っはい、……我慢、します」
彼の広い背中に腕を回してギュッと抱きしめると、少しだけ疼痛がマシになるような気がした。
実際のところ痛みが酷くて、ルーカスがどの程度自分に入っているのか分からない。
ただただ目を閉じてルーカスを抱きしめ、痛みに耐えていると、チュッと頬にキスをされた。
「アリア、全部入った。楽になるまで少し動かないでおこう」
耳元で夫の優しい声が聞こえ、アリアはパチ、と目を瞬かせる。
「……全部、入ったのですか?」
お腹はまだジンジン痛くて、異物を押し返そうと無意識に腹圧がかかってしまう。
それだけルーカスの屹立が、みっちりと入っているのが分かる。
「あぁ、とっても気持ちいい。お前が痛くて辛いなら、ここでやめてもいい」
目の前で優しく微笑んでくれるルーカスは、本当に夫として自分を思いやってくれているのが分かった。
キュウッと胸の奥が温かくなり、アリアは嬉しさで涙を零してしまう。
「どうした? そんなに痛いか? いま抜くからな」
「いいえ!」
アリアの涙を見て慌てるルーカスに、彼女はすかさず否定してからギュッと夫を抱きしめた。
「……あんまりにも、愛しくて。……嬉しいんです、私」
ルーカスの肌は温かくて滑らかで、押しつぶされたアリアの胸越しに、彼の鼓動まで分かる気がする。
「好きになった人と一緒になるって……、すてきですね」
涙混じりにアリアは微笑み、目を閉じて夫にキスを乞う。
「……愛してる」
それにルーカスは、言葉とキスとで応えてくれた。
「ルーカスさま、どうぞ動いてください。さっきよりずっと痛くなくなりました」
「いいのか? だが……」
「いいんです。私、ルーカスさまにも気持ち良くなってほしいです」
そう言って目を細めると、ルーカスは一瞬泣き出しそうに唇を歪めてから、またチュッとアリアにキスをした。
そして、彼はゆっくりと腰を動かし出す。
「ん……、ぁ、……あ」
ズル……と長大なものが自分の体から抜けようとして、それがまたある程度の場所から再び戻ってくる。
まだ疼痛はあるものの、アリアは新しい感覚に体を震わせていた。
「変な……感じ、です。とっても……」
何か伝えようとして、アリアは上手に言葉にできない。
目を閉じてその感覚の正体を突き止めようとすると、ルーカスの腰は徐々に動きを速くさせてゆく。
「っく……、きつ、……い」
かすれた声が聞こえて薄く目を開くと、ルーカスはとても気持ちよさそうな顔をしていた。
それを見てアリアは嬉しくなり、もっと気持ち良くなってほしいと思う。
「旦那さま、もっと動いて」
その言葉はアリアの真心からだったのだが、夫を燃え立たせるには十分すぎるほどの破壊力を持っていた。
「アリア……っ」
ジュプンジュプンと濡れた音は速くなり、腰がぶつかる音もする。
「あぁっ、あっ、やぁ……っ、なに、……これっ」
燃えさかる快楽の火の中で、アリアは自分の声とも分からない声を上げていた。
ルーカスが自分のなかで前後するたび、体が震えてたまらないほどの衝動が襲ってくる。
「もっと」と本能に訴えかけるそれは、淑女であるアリアにはしたない願望を口にさせる。
「あぁあっ! ルーカスさまっ、もっと、……もっとくださいっ」
屹立は蜜壷に突き立てられ、中にたっぷりとたまった蜜をかき出すように出てはまた突き立てられる。
シーツはしとどに濡れ、ルーカスの下腹部もびしょ濡れになっていた。
「あぁあっ、あっ、あぁあんっ、やぁっ、気持ちいい……っ!」
寝具に掴まって堪えるほど余裕がある訳でもなく、アリアは両手両足でルーカスにしがみつく。
時折りルーカスがかすれた声を漏らすのが耳に入ると、アリアに新たな火がついた。
「アリア……っ、アリア、好きだ……っ」
腰を振りたくり、ルーカスが訴える。
「ルーカスさま……っ、旦那さまっ」
体の一番奥を先端でつつかれ、アリアは涙を流す。
魅惑的な双つの肉を踊らせながら、アリアも高まっていた。
「アリア、一緒にいこう……っ」
汗を浮かべたルーカスがうっすら笑い、上体を起こすとぽってりと腫れているアリアの真珠をなで始めた。
「いやぁああぁっ――!」
高まっていたところにその刺激は強すぎ、アリアはあっという間にまた達してしまう。
「ぅっ――、ぁ」
食いちぎられるのではというまで締め付けられ、同時にルーカスも妻の胎内に熱の塊を発射した。
「……っ、はぁ……っ」
「もう動けない」とアリアは思い、そのまま意識を自由落下させようと思った。
「アリア」
――が、夫に呼ばれてなんとか目蓋を開く。
「……きもち、良かった……ですか?」
このまま眠ってしまいたいと思っていたが、意識を失う前にルーカスと二、三言葉を交わしてもいいと思った。
「あぁ、とっても気持ち良かった。君は?」
「私も、……気持ち良かったです……」
目蓋がもう、下りてしまいたいと言っている。
――が。
「じゃあ、もう一回しようか」
「えっ?」
思いも寄らない言葉にアリアはパチッと目を開く。
目の前には、興奮冷めやらぬという夫が、期待に満ちた目で自分を見下ろしていた。
「大好きなアリアと一晩中愛し合いたい」
「あ……、は、……はい……」
本音としては「休みたい」と思ったが、これは初夜だ。
二人が愛し合う夜でもあるが、王家としては世継ぎをもうけるかもしれない大事なことだ。
そう思ったアリアは使命感を持って気持ちを取り直し、ルーカスに笑いかける。
まだ彼女の中に入ったままの屹立は、数回腰を前後させただけでまた硬さを取り戻す。
「アリア、俺の愛は一回では収まらないから」
「はい、たっぷり愛してください」
愛されることは嬉しいことだ。
そう思ったアリアは健気にルーカスの欲に付き合うことになったのだが、いかんせん体力が違いすぎる。
「あぁああっ、ぁあっ、ぁ、っぁ――」
それから二回目、アリアはルーカスの腰が前後し始めてすぐに達してしまう。
思考は停止し、何もかも弛緩した体は人形のようにガクガクと揺さぶられるだけだ。
「アリア?」
すぐにルーカスが心配し、動きを止めてアリアの意識を確かめてくる。
「……あ……」
フワッと意識が浮上し、伏せられていた睫毛が瞬きをした。
「良かった。……辛いなら、やめようか?」
「い、いいえ、大丈夫です……」
しかしそうやってルーカスに遠慮をされると、逆にアリアも申し訳なくなって頑張らざるを得ない。
気が狂いそうな快楽のなか、涙を流し、蜜を垂らし続ける。
そうやって、もう本当に体力が限界を告げて気絶してしまうまで、アリアは求められ続けた。
頭の中が真っ白になって、何も考えられない。
ボーッとした視界の中で、ルーカスが濡れた指を舐めているのを見た。
――そして彼が次に、己の下腹部にある屹立に手を這わせて数回しごいているのも見た。
「……ルーカスさま……。……きもち、……よかったです」
彼はあの肉棒をどうするのだろう? と思いながらそう伝えると、ルーカスは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか、良かった。俺ももう我慢ができない」
「! やぁんっ」
とたん、達したばかりで敏感になっている場所に、何かをヌルヌルとこすりつけられた。
「アリアのナカはトロトロに蕩けているから、呑み込まれたらどうなるのだろうな」
独り言のように言いながら、ルーカスは挿入する体勢をとりつつ何度も先端を秘肉にこすりつける。
「んっ、んんぅっ、やぁっ、――そこ、いま達したばかりで……っ」
ジンジンと胎の奥が焼けるように切ない。
いま以上の刺激を受けたら、一体どうなってしまうのだろう?
そんな恐怖すらあるアリアの疑問に答えたのは、ルーカスの屹立だった。
ヌプンッととうとう先端が入り込み、アリアは鋭く息を吸い込んだ。
先ほどの指で与えられた快楽よりも、もっと大きなものが入り込んで――。
「い……っ、た、いっ?」
とても気持ちいいかと半ば期待していた気持ちは、酷い鈍痛の姿となってアリアを裏切った。
「アリア、痛いだろうな。すまない。だが少し我慢してくれ」
ルーカスはギュッと眉間にしわを寄せ、慎重に腰を進めてくる。
その表情は快楽に堪えているようでもあり、好きな女に痛みを与えている苦しみに堪えているようにも見えた。
「っはい、……我慢、します」
彼の広い背中に腕を回してギュッと抱きしめると、少しだけ疼痛がマシになるような気がした。
実際のところ痛みが酷くて、ルーカスがどの程度自分に入っているのか分からない。
ただただ目を閉じてルーカスを抱きしめ、痛みに耐えていると、チュッと頬にキスをされた。
「アリア、全部入った。楽になるまで少し動かないでおこう」
耳元で夫の優しい声が聞こえ、アリアはパチ、と目を瞬かせる。
「……全部、入ったのですか?」
お腹はまだジンジン痛くて、異物を押し返そうと無意識に腹圧がかかってしまう。
それだけルーカスの屹立が、みっちりと入っているのが分かる。
「あぁ、とっても気持ちいい。お前が痛くて辛いなら、ここでやめてもいい」
目の前で優しく微笑んでくれるルーカスは、本当に夫として自分を思いやってくれているのが分かった。
キュウッと胸の奥が温かくなり、アリアは嬉しさで涙を零してしまう。
「どうした? そんなに痛いか? いま抜くからな」
「いいえ!」
アリアの涙を見て慌てるルーカスに、彼女はすかさず否定してからギュッと夫を抱きしめた。
「……あんまりにも、愛しくて。……嬉しいんです、私」
ルーカスの肌は温かくて滑らかで、押しつぶされたアリアの胸越しに、彼の鼓動まで分かる気がする。
「好きになった人と一緒になるって……、すてきですね」
涙混じりにアリアは微笑み、目を閉じて夫にキスを乞う。
「……愛してる」
それにルーカスは、言葉とキスとで応えてくれた。
「ルーカスさま、どうぞ動いてください。さっきよりずっと痛くなくなりました」
「いいのか? だが……」
「いいんです。私、ルーカスさまにも気持ち良くなってほしいです」
そう言って目を細めると、ルーカスは一瞬泣き出しそうに唇を歪めてから、またチュッとアリアにキスをした。
そして、彼はゆっくりと腰を動かし出す。
「ん……、ぁ、……あ」
ズル……と長大なものが自分の体から抜けようとして、それがまたある程度の場所から再び戻ってくる。
まだ疼痛はあるものの、アリアは新しい感覚に体を震わせていた。
「変な……感じ、です。とっても……」
何か伝えようとして、アリアは上手に言葉にできない。
目を閉じてその感覚の正体を突き止めようとすると、ルーカスの腰は徐々に動きを速くさせてゆく。
「っく……、きつ、……い」
かすれた声が聞こえて薄く目を開くと、ルーカスはとても気持ちよさそうな顔をしていた。
それを見てアリアは嬉しくなり、もっと気持ち良くなってほしいと思う。
「旦那さま、もっと動いて」
その言葉はアリアの真心からだったのだが、夫を燃え立たせるには十分すぎるほどの破壊力を持っていた。
「アリア……っ」
ジュプンジュプンと濡れた音は速くなり、腰がぶつかる音もする。
「あぁっ、あっ、やぁ……っ、なに、……これっ」
燃えさかる快楽の火の中で、アリアは自分の声とも分からない声を上げていた。
ルーカスが自分のなかで前後するたび、体が震えてたまらないほどの衝動が襲ってくる。
「もっと」と本能に訴えかけるそれは、淑女であるアリアにはしたない願望を口にさせる。
「あぁあっ! ルーカスさまっ、もっと、……もっとくださいっ」
屹立は蜜壷に突き立てられ、中にたっぷりとたまった蜜をかき出すように出てはまた突き立てられる。
シーツはしとどに濡れ、ルーカスの下腹部もびしょ濡れになっていた。
「あぁあっ、あっ、あぁあんっ、やぁっ、気持ちいい……っ!」
寝具に掴まって堪えるほど余裕がある訳でもなく、アリアは両手両足でルーカスにしがみつく。
時折りルーカスがかすれた声を漏らすのが耳に入ると、アリアに新たな火がついた。
「アリア……っ、アリア、好きだ……っ」
腰を振りたくり、ルーカスが訴える。
「ルーカスさま……っ、旦那さまっ」
体の一番奥を先端でつつかれ、アリアは涙を流す。
魅惑的な双つの肉を踊らせながら、アリアも高まっていた。
「アリア、一緒にいこう……っ」
汗を浮かべたルーカスがうっすら笑い、上体を起こすとぽってりと腫れているアリアの真珠をなで始めた。
「いやぁああぁっ――!」
高まっていたところにその刺激は強すぎ、アリアはあっという間にまた達してしまう。
「ぅっ――、ぁ」
食いちぎられるのではというまで締め付けられ、同時にルーカスも妻の胎内に熱の塊を発射した。
「……っ、はぁ……っ」
「もう動けない」とアリアは思い、そのまま意識を自由落下させようと思った。
「アリア」
――が、夫に呼ばれてなんとか目蓋を開く。
「……きもち、良かった……ですか?」
このまま眠ってしまいたいと思っていたが、意識を失う前にルーカスと二、三言葉を交わしてもいいと思った。
「あぁ、とっても気持ち良かった。君は?」
「私も、……気持ち良かったです……」
目蓋がもう、下りてしまいたいと言っている。
――が。
「じゃあ、もう一回しようか」
「えっ?」
思いも寄らない言葉にアリアはパチッと目を開く。
目の前には、興奮冷めやらぬという夫が、期待に満ちた目で自分を見下ろしていた。
「大好きなアリアと一晩中愛し合いたい」
「あ……、は、……はい……」
本音としては「休みたい」と思ったが、これは初夜だ。
二人が愛し合う夜でもあるが、王家としては世継ぎをもうけるかもしれない大事なことだ。
そう思ったアリアは使命感を持って気持ちを取り直し、ルーカスに笑いかける。
まだ彼女の中に入ったままの屹立は、数回腰を前後させただけでまた硬さを取り戻す。
「アリア、俺の愛は一回では収まらないから」
「はい、たっぷり愛してください」
愛されることは嬉しいことだ。
そう思ったアリアは健気にルーカスの欲に付き合うことになったのだが、いかんせん体力が違いすぎる。
「あぁああっ、ぁあっ、ぁ、っぁ――」
それから二回目、アリアはルーカスの腰が前後し始めてすぐに達してしまう。
思考は停止し、何もかも弛緩した体は人形のようにガクガクと揺さぶられるだけだ。
「アリア?」
すぐにルーカスが心配し、動きを止めてアリアの意識を確かめてくる。
「……あ……」
フワッと意識が浮上し、伏せられていた睫毛が瞬きをした。
「良かった。……辛いなら、やめようか?」
「い、いいえ、大丈夫です……」
しかしそうやってルーカスに遠慮をされると、逆にアリアも申し訳なくなって頑張らざるを得ない。
気が狂いそうな快楽のなか、涙を流し、蜜を垂らし続ける。
そうやって、もう本当に体力が限界を告げて気絶してしまうまで、アリアは求められ続けた。
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