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初夜2 ☆
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「あっ、……は、……ぁ」
「この小さなへそも。……そしてここも」
恥じらったようなくぼみを押し、そして最後にルーカスはアリアの和毛をなで上げた。
「んっ……、ぁ」
侍女すら触れたことのない場所を愛撫され、アリアは頭の中心部がとろけてゆくのを感じる。
ルーカスの言葉と目、指先と舌に夢中になりながら、頭の片隅で「フェリシアたちが言っていたことが分かるような気がするわ」と思う。
衣擦れの音をたてて、アリアは生まれたままの姿になった。
「はずか……しい」
視線をそらし、体もねじろうとしたアリアの顎をつかみ、ルーカスは自分を見させる。
「アリア、俺も同じだ」
そしてまた彼女の手を――今度は裸の自分の胸に押し当てた。
ドクッドクッドクッとルーカスの胸は激しく鼓動を打ち、その血潮を感じたアリアはハッと夫を見上げる。
「お互い、初恋なんだ。何もかも初めてで、夢中になっても仕方がない」
そう言って笑ってみせたルーカスは、自分のために身も心も裸になってくれていると感じた。
「優しく……してくださいね?」
「努力する」
そう言葉を交わしてもう一度キスをしてから、ルーカスはアリアを愛し始めた。
「あ……、……ぁ」
ルーカスはアリアの首筋を吸い、大きな手はアリアの存在を確かめるように肌を這い回る。その度に、アリアはか細い声を漏らしていた。
「ルーカスさまの唇、……熱い」
囁くようなアリアの声も、今はただルーカスに新たな興奮を与えるだけだ。
スンッと首元で息を吸い込むと、アリアからは高貴な花の香りがした。
目の前に繊細な鎖骨のくぼみがあり、その下に続く白い肌を見ては吸い付く以外の選択肢が思いつかない。
ルーカスが肌を吸い、唇が離れる度にちゅ……っ、と濡れた音がした。
「はぁ……、あ、……ぁ」
知らずとアリアの胸の先端はしこり立ち、さらなる刺激を求める。
触れて欲しいと言わんばかりに尖ったそこを見て、ルーカスは唇を笑わせた。
「アリア、とても可愛い色をしている」
春先に色づいた、花の芽の色をしていると思った。ぷくんと膨れて、いまにも咲きそうに勃ち上がって――。
「やぁ……っ」
恥じらう声すら、ルーカスの耳朶に入り込み彼の屹立を刺激してくる。
本当は早く本能のまま彼女を抱きたい。
けれど互いに初めてであるということから、ルーカスはできるだけ丁寧にアリアを合いそうとしていた。
『初めて』は一度きりしかない。
なら、アリアの記憶に残る『最高の初めて』にしてあげたいと、夫として思うのだ。
少し舌を出してツン、と先端をつつくと、腕の中でアリアが身震いした。
「アッ……、あ、……だめ、です」
「だめじゃない。こんな美味しそうなもの、放っておけない」
ククッと笑い、ルーカスはそのまま舌の腹で先端を押しつぶした。
「んぅっ、あ!」
温かく濡れた感触にアリアは声を上げ、両手はルーカスの黒髪をかき乱す。
そのままルーカスはアリアの胸に吸い付き、閉じられた天蓋の中に濡れた吸引音が響いた。
「あっ……、ぁ、やぁっ!」
舌で先端をこねまわされ、ねぶられ、まろい肉ごと吸われる。淫猥な音がする度に、アリアは羞恥に襲われた。
同時に下肢の中心に疼くような『何か』を感じ、先ほどからずっと彼女は腰を揺らしていた。ムズムズする、……けれど不快ではない変な感覚。
右胸を吸われている間、左も休ませないといわんばかりにルーカスの手が動く。
大きな手全体で包むように揉み、わざと指の間で先端を刺激する。
「いやっ……、や、だめっ、……ですっ、そこ……っ」
――おかしい。
ルーカスを見てときめく時、切ないのはいつも胸だったのに……。
――今は、お腹が切ない。
胸への愛撫を受けて涙目になりながら、アリアは感じたことのない感覚に溺れていった。
「駄目なのか? じゃあ、やめるか?」
ルーカスは分かっていて手の動きを止め、顔を上げてペロリと口の周りを舐めてみせる。
その舌の動きがとても淫靡で、そんな夫の顔を見ただけでアリアはまた発情してしまった。
「……やめないで、……ください。もっとして……ください」
蚊の鳴くような声が懇願し、素直におねだりができた妻にルーカスはちゅっと音をたててキスをした。
「もっと気持ち良くしてやろう」
そう言ってルーカスはアリアの白い太腿を抱え上げ、大きく開く。
「あっ、やぁ!」
恥ずかしい格好をとらされ、アリアは思わず胸元でギュッと手を組んだ。
「濡れてるな。……そんなに気持ち良かったのか?」
嬉しそうに言ってからルーカスは指の腹で花弁をすくいあげ、蜜をとる。
「……ひっ!」
恥じらいの場所をなで上げられ、アリアの顔は発火してしまうのではないかというほど、熱を持っていた。
「恥ずかしいです! ルーカスさまっ……そこ、そこだけは……っ」
青い目に涙を浮かべて懇願するも、夫はそんな妻を見下ろして慈愛のこもった笑みを浮かべるだけだ。
「俺がアリアを愛しいと思って愛撫をし、それにちゃんと応えられているから濡れている。とても自然で、愛に満ちた行為だと思うぞ?」
「……は、はい……」
そう言われてはアリアも頷くしかない。
ルーカスはアリアの平らな腹をまるく撫で、いずれそこに自分の子が宿るのだと目を細める。
「気持ちいいと思ったら、ちゃんと教えてくれ。逆に痛いと思ったら、それも教えてくれ」
「はい、分かりました……」
内心「痛いのは嫌だな」と思いつつも、ルーカスが自分が嫌がることはしないと信じている。
しばらくルーカスはアリアの腹部にキスを落とし、まるい腰のラインを撫でていた。
それだけでまたアリアはフワフワとした心地になり、胸とは違った快感に酔いしれる。
「じゃあ、触っていくぞ」
宣言をしてからルーカスは自分の指を舐めて濡らし、それよりももっと濡れた花芯に指を埋めてゆく。
「んっ……、ぁ、……あ」
『何かが体の中に入ってきた』ことにアリアは驚き、けれど覚悟していた痛みはない。
むしろ、ゾワリと胎の奥に怪しいざわめきを感じた。
「よし、たっぷり濡れているな」
ヌチッヌチッと小さな音がし、ルーカスは滑らかな蜜肉に沿って指を動かしてゆく。
「あっ……、あ、や、……ん。変、……ですっ」
お腹の奥がモゾモゾする。
つい腰を揺り動かすアリアに、ルーカスは妖しく笑ってから動かす指を増やした。
「ここに触れたら楽になるだろう?」
そう言った途端、敏感な場所をツルッと指の腹が触れてアリアは悲鳴と共に腰を跳ねさせる。
「ひっ! そこだめぇっ!」
一瞬、体に甘い電撃がはしったかのように思えた。
今までのジワジワとした快楽とは異なる、とても直接的な快楽。
「これは強すぎる」とも思ったし、「もっと弄ってほしい」とも思う。
アリアは初めての快楽に混乱し、ただただ胸の前でギュッと手を組んでいた。
「アリアのナカは温かいぞ。たっぷり濡れていて、俺の指を喰い締めるほどきつい」
「やぁぁ……」
おまけにルーカスは恥ずかしい言葉を言ってきて、アリアはもし自由になる手があと二本あったら耳を塞ぎたかった。
けれどそんなはずもなく、彼女の手はただ己の手を握りしめ爪を立てている。
それにルーカスが気付いた。
「アリア、君の美しい肌に傷がついたらいけない。俺の手を握っていいから」
そう言って片手を差し出すと、アリアはすがるようにその手を握ってきた。
「あぁあっ、あっ、あぁんっ! やぁああぁっ」
ルーカスの指は狭い蜜道を拡げるように動き、または奥を探索するようにつついてくる。
その間も蜜にまみれた真珠を親指がなで回し、次第にアリアは自分の快楽が抑えきれなくなってきたのに気付いた。
「あの……っ、ルーカスさま、私、変なんです……っ! 何か、……なにかきてしまいますっ」
今にも泣き出しそうな声で告げると、こんなに切なくて苦しいのにルーカスは嬉しそうな顔をした。
「アリア、それはもうすぐ達する感覚だ。気持ちいいのならそのまま受け入れるんだ」
「気持ち……いい? だって、こんな……っ、ぁ、……あぁっ」
ヌプヌプと淫靡な音が聞こえ、「すべてが恥ずかしい」とアリアは思っていた。
崖の上で羞恥の極みになっているような気がし、あとほんの少し感覚をずらせば、自分は得体のしれない海の中に落ちてしまう。
全身は汗でしっとりと濡れ、体は熱い。呼吸は乱れ、体中の感覚という感覚がすべてルーカスに支配されている気がした。
「アリア、夫の命令だ。いくんだ」
いつも聞き惚れている夫の低く艶のある声がし、つい見惚れてしまう金色の目が自分を見つめている。
「あっ、あぁ、あっ、ぁ……あ、――ぁ、あぁっ」
グチャグチャと濡れた音が耳を犯し、夫の指が体を犯す。
何もかも分からなくなってしまった状態で、アリアの声はだんだんか細く高くなり――。
「あ、ぁ、――ぁ……」
それがキュウッと引き絞られたかと思うと、一瞬体を硬直させたあとアリアは脱力していった。
「この小さなへそも。……そしてここも」
恥じらったようなくぼみを押し、そして最後にルーカスはアリアの和毛をなで上げた。
「んっ……、ぁ」
侍女すら触れたことのない場所を愛撫され、アリアは頭の中心部がとろけてゆくのを感じる。
ルーカスの言葉と目、指先と舌に夢中になりながら、頭の片隅で「フェリシアたちが言っていたことが分かるような気がするわ」と思う。
衣擦れの音をたてて、アリアは生まれたままの姿になった。
「はずか……しい」
視線をそらし、体もねじろうとしたアリアの顎をつかみ、ルーカスは自分を見させる。
「アリア、俺も同じだ」
そしてまた彼女の手を――今度は裸の自分の胸に押し当てた。
ドクッドクッドクッとルーカスの胸は激しく鼓動を打ち、その血潮を感じたアリアはハッと夫を見上げる。
「お互い、初恋なんだ。何もかも初めてで、夢中になっても仕方がない」
そう言って笑ってみせたルーカスは、自分のために身も心も裸になってくれていると感じた。
「優しく……してくださいね?」
「努力する」
そう言葉を交わしてもう一度キスをしてから、ルーカスはアリアを愛し始めた。
「あ……、……ぁ」
ルーカスはアリアの首筋を吸い、大きな手はアリアの存在を確かめるように肌を這い回る。その度に、アリアはか細い声を漏らしていた。
「ルーカスさまの唇、……熱い」
囁くようなアリアの声も、今はただルーカスに新たな興奮を与えるだけだ。
スンッと首元で息を吸い込むと、アリアからは高貴な花の香りがした。
目の前に繊細な鎖骨のくぼみがあり、その下に続く白い肌を見ては吸い付く以外の選択肢が思いつかない。
ルーカスが肌を吸い、唇が離れる度にちゅ……っ、と濡れた音がした。
「はぁ……、あ、……ぁ」
知らずとアリアの胸の先端はしこり立ち、さらなる刺激を求める。
触れて欲しいと言わんばかりに尖ったそこを見て、ルーカスは唇を笑わせた。
「アリア、とても可愛い色をしている」
春先に色づいた、花の芽の色をしていると思った。ぷくんと膨れて、いまにも咲きそうに勃ち上がって――。
「やぁ……っ」
恥じらう声すら、ルーカスの耳朶に入り込み彼の屹立を刺激してくる。
本当は早く本能のまま彼女を抱きたい。
けれど互いに初めてであるということから、ルーカスはできるだけ丁寧にアリアを合いそうとしていた。
『初めて』は一度きりしかない。
なら、アリアの記憶に残る『最高の初めて』にしてあげたいと、夫として思うのだ。
少し舌を出してツン、と先端をつつくと、腕の中でアリアが身震いした。
「アッ……、あ、……だめ、です」
「だめじゃない。こんな美味しそうなもの、放っておけない」
ククッと笑い、ルーカスはそのまま舌の腹で先端を押しつぶした。
「んぅっ、あ!」
温かく濡れた感触にアリアは声を上げ、両手はルーカスの黒髪をかき乱す。
そのままルーカスはアリアの胸に吸い付き、閉じられた天蓋の中に濡れた吸引音が響いた。
「あっ……、ぁ、やぁっ!」
舌で先端をこねまわされ、ねぶられ、まろい肉ごと吸われる。淫猥な音がする度に、アリアは羞恥に襲われた。
同時に下肢の中心に疼くような『何か』を感じ、先ほどからずっと彼女は腰を揺らしていた。ムズムズする、……けれど不快ではない変な感覚。
右胸を吸われている間、左も休ませないといわんばかりにルーカスの手が動く。
大きな手全体で包むように揉み、わざと指の間で先端を刺激する。
「いやっ……、や、だめっ、……ですっ、そこ……っ」
――おかしい。
ルーカスを見てときめく時、切ないのはいつも胸だったのに……。
――今は、お腹が切ない。
胸への愛撫を受けて涙目になりながら、アリアは感じたことのない感覚に溺れていった。
「駄目なのか? じゃあ、やめるか?」
ルーカスは分かっていて手の動きを止め、顔を上げてペロリと口の周りを舐めてみせる。
その舌の動きがとても淫靡で、そんな夫の顔を見ただけでアリアはまた発情してしまった。
「……やめないで、……ください。もっとして……ください」
蚊の鳴くような声が懇願し、素直におねだりができた妻にルーカスはちゅっと音をたててキスをした。
「もっと気持ち良くしてやろう」
そう言ってルーカスはアリアの白い太腿を抱え上げ、大きく開く。
「あっ、やぁ!」
恥ずかしい格好をとらされ、アリアは思わず胸元でギュッと手を組んだ。
「濡れてるな。……そんなに気持ち良かったのか?」
嬉しそうに言ってからルーカスは指の腹で花弁をすくいあげ、蜜をとる。
「……ひっ!」
恥じらいの場所をなで上げられ、アリアの顔は発火してしまうのではないかというほど、熱を持っていた。
「恥ずかしいです! ルーカスさまっ……そこ、そこだけは……っ」
青い目に涙を浮かべて懇願するも、夫はそんな妻を見下ろして慈愛のこもった笑みを浮かべるだけだ。
「俺がアリアを愛しいと思って愛撫をし、それにちゃんと応えられているから濡れている。とても自然で、愛に満ちた行為だと思うぞ?」
「……は、はい……」
そう言われてはアリアも頷くしかない。
ルーカスはアリアの平らな腹をまるく撫で、いずれそこに自分の子が宿るのだと目を細める。
「気持ちいいと思ったら、ちゃんと教えてくれ。逆に痛いと思ったら、それも教えてくれ」
「はい、分かりました……」
内心「痛いのは嫌だな」と思いつつも、ルーカスが自分が嫌がることはしないと信じている。
しばらくルーカスはアリアの腹部にキスを落とし、まるい腰のラインを撫でていた。
それだけでまたアリアはフワフワとした心地になり、胸とは違った快感に酔いしれる。
「じゃあ、触っていくぞ」
宣言をしてからルーカスは自分の指を舐めて濡らし、それよりももっと濡れた花芯に指を埋めてゆく。
「んっ……、ぁ、……あ」
『何かが体の中に入ってきた』ことにアリアは驚き、けれど覚悟していた痛みはない。
むしろ、ゾワリと胎の奥に怪しいざわめきを感じた。
「よし、たっぷり濡れているな」
ヌチッヌチッと小さな音がし、ルーカスは滑らかな蜜肉に沿って指を動かしてゆく。
「あっ……、あ、や、……ん。変、……ですっ」
お腹の奥がモゾモゾする。
つい腰を揺り動かすアリアに、ルーカスは妖しく笑ってから動かす指を増やした。
「ここに触れたら楽になるだろう?」
そう言った途端、敏感な場所をツルッと指の腹が触れてアリアは悲鳴と共に腰を跳ねさせる。
「ひっ! そこだめぇっ!」
一瞬、体に甘い電撃がはしったかのように思えた。
今までのジワジワとした快楽とは異なる、とても直接的な快楽。
「これは強すぎる」とも思ったし、「もっと弄ってほしい」とも思う。
アリアは初めての快楽に混乱し、ただただ胸の前でギュッと手を組んでいた。
「アリアのナカは温かいぞ。たっぷり濡れていて、俺の指を喰い締めるほどきつい」
「やぁぁ……」
おまけにルーカスは恥ずかしい言葉を言ってきて、アリアはもし自由になる手があと二本あったら耳を塞ぎたかった。
けれどそんなはずもなく、彼女の手はただ己の手を握りしめ爪を立てている。
それにルーカスが気付いた。
「アリア、君の美しい肌に傷がついたらいけない。俺の手を握っていいから」
そう言って片手を差し出すと、アリアはすがるようにその手を握ってきた。
「あぁあっ、あっ、あぁんっ! やぁああぁっ」
ルーカスの指は狭い蜜道を拡げるように動き、または奥を探索するようにつついてくる。
その間も蜜にまみれた真珠を親指がなで回し、次第にアリアは自分の快楽が抑えきれなくなってきたのに気付いた。
「あの……っ、ルーカスさま、私、変なんです……っ! 何か、……なにかきてしまいますっ」
今にも泣き出しそうな声で告げると、こんなに切なくて苦しいのにルーカスは嬉しそうな顔をした。
「アリア、それはもうすぐ達する感覚だ。気持ちいいのならそのまま受け入れるんだ」
「気持ち……いい? だって、こんな……っ、ぁ、……あぁっ」
ヌプヌプと淫靡な音が聞こえ、「すべてが恥ずかしい」とアリアは思っていた。
崖の上で羞恥の極みになっているような気がし、あとほんの少し感覚をずらせば、自分は得体のしれない海の中に落ちてしまう。
全身は汗でしっとりと濡れ、体は熱い。呼吸は乱れ、体中の感覚という感覚がすべてルーカスに支配されている気がした。
「アリア、夫の命令だ。いくんだ」
いつも聞き惚れている夫の低く艶のある声がし、つい見惚れてしまう金色の目が自分を見つめている。
「あっ、あぁ、あっ、ぁ……あ、――ぁ、あぁっ」
グチャグチャと濡れた音が耳を犯し、夫の指が体を犯す。
何もかも分からなくなってしまった状態で、アリアの声はだんだんか細く高くなり――。
「あ、ぁ、――ぁ……」
それがキュウッと引き絞られたかと思うと、一瞬体を硬直させたあとアリアは脱力していった。
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