咲かぬなら、咲かせてみせよう

『13の理由』

　映像作品が好きで、映画によく通い、一日最高五本はハシゴするタイプの人間です。

　家でも配信サービスを複数契約していて、仕事をしながら見ています。

　その中でも、自分的に心に残った作品を紹介していきたいと思います。



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　第一回目はNetflixのオリジナルドラマ『13の理由』。

　うっかり見始めたら超長編で、一話が98分で、ワンシーズン12～13話、全部で4シーズンあるという、大変長い作品です。

　アメリカのとある町の高校が舞台で、高校生の人間関係を取り扱ったヒューマンドラマなのですが、見れば見るほどとても奥が深いです。

　最初はハンナという女子学生が自死し、彼女が自分が死を選んだ13の理由を吹き込んだカセットテープを残したところから、物語が始まります。

　そしてカセットテープはハンナがテープの中で言及した人に聞いてもらい、順番に渡していってもらう、話は必ず秘密にする……というルールがあります。

　主人公の少年クレイは、そのテープを聞く事になり、彼女がなぜ死を選んだのかを知って動揺し、関わった人々に話を聞いていきます。

　高校にはスポーツ部のいわゆるいけてる、強い系の男子グループがあるのですが、クレイはそれに比べて貧弱なタイプ。

　でも信じられないぐらい向こう見ずな勇気があって、その気概でどんどん色んな人と関わっていきます。

　直視しがたい事実を知りますし、人も死にますし、レイプやドラッグなど、色んな社会問題が出てきます。

　クレイはそれらの問題に体当たりでぶつかって、身も心もボロボロになって傷付いていきます。

　彼が歩みを止めてしまいそうになった時は、周囲にいる両親や友人が助けてくれます。

　本当に人間関係が複雑な上、登場するキャラ全員にそれぞれの背景があって、次のエピソードが気になって堪らなくなります。



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　いつも映画やドラマ、バラエティ、アニメなど、ながら見をしながら仕事をしているのですが、この作品ばかりは面白すぎて、なかなか仕事に身が入りませんでした（笑）。

　とても長くてディープなテーマを扱っていますが、面白いので（人によってはつらいと感じるかもしれません）オススメいたします。


　2024年8月19日（月）