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美味しい

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「だめっ、駄目です! でんか……っ、ぁ、あぁああっ!!」

 指でニチュニチュと蜜洞をいじめられながら、肉芽も何度も嬲られて顔を出した真珠を執拗に擦られる。
 フワァッと意識が浮き上がって何も考えられなくなったあと、リリアンナは渾身の力でディアルトの指を喰い締め、ビクビクと体を震わせて達してしまっていた。

「っふあぁ……、ぁ……」

 気の抜けた声を出し、リリアンナはぼんやりと目の前を見ながら脱力する。
 ディアルトとこのような事をしたのはまだ数度だけだが、今までは〝ここ〟で終わっていた。

(でも今日は最後までするのだわ。覚悟……しないと……)

 くたりと体の力を抜き、リリアンナは荒くなった呼吸を繰り返す。
 これからディアルトがガウンを脱いで自分に覆い被さってくるのだと察し、目を閉じて受け入れようとした。
 すると思った通り衣擦れの音がして、ディアルトがガウンを脱ぐ気配がある。

「リリィ、腰の下に枕を入れるよ」
「……はい」

(きっとその方がやりやすいのだわ)

 素直に言う事を聞き、リリアンナは腰を浮かせる。ほどなくして腰の下に枕が挟まれる感覚があり、リリアンナは秘部を上向きに晒す姿となってしまった。

 ――恥ずかしい。

(でも……殿下のためだもの)

 こみ上げる羞恥心を堪え、リリアンナは懸命に脚を開いたまま黙っていた。
 やがてディアルトの手がリリアンナの膝に触れ、スルリと内腿を滑り落ちてくる。

「あ……」

 これから抱かれるのだと思ったリリアンナは、脚をグイッと広げられても抵抗しなかった。

「ぅ……」

 羞恥を堪えて息を詰めていた時、ぴちゃりと生温かいものが秘部に当たり、思わず悲鳴が漏れた。

「っひぁ!」

 驚いて目を開けると、ディアルトがリリアンナの秘部に顔を埋め、そこを舐めている。

「でっ、殿下!?」
「違うよ、ディアルト、だろ」

 リリアンナの秘部で吐息混じりに言い、ディアルトは構わずピチャピチャと舌を這わせ続ける。

「んぅ……っ、あ、あ……っ、そ、そんな所……っ」

 何よりも一番大事な人に、自分の恥ずかしく汚い場所を舐めさせてしまっている。耐えがたい羞恥心に襲われたリリアンナは、懸命にディアルトの頭を押してその行為を止めさせようとした。

「だぁめ」
「っひぅっ」

 ちゅっと肉芽を吸われて窘められ、リリアンナは思わずディアルトの髪を握る。
 その間もディアルトの舌は何度もリリアンナの秘唇を舐め、クチュクチュと濡れた音をさせた。
 縦に入ったスリットに沿って舌を動かし、溢れてきた蜜と唾液を合わせてさらに秘唇をヌルヌルにする。
 感じ切って膨らんだ肉芽をちゅっちゅっと吸い立てては、顔を覗かせた秘玉をレロレロと舐め回した。

「っあぁああう……っ、うーっ、う……っ、ン、あぁ……っ」

 指で愛撫された時は的確に最も感じる場所を擦られたが、舌で愛撫されると柔らかく頼りない感覚が別の快楽を生む。
 まるでディアルトに、秘部から食べられてしまう錯覚すら起こす。

「は……、美味しい。リリィ……」

 国王になったディアルトが、リリアンナの秘部にむしゃぶりついてはしたない音を立てている。
 ずっ、じゅずっと音を立てて蜜を啜る有様は、肉食の蝶のようだ。

「はぁああ……っ、ん、んぁ、あー……、ぁ、そこ……っ」

 柔らかな舌にチロチロと秘玉を舐められ、リリアンナはまた天井知らずの快楽がこみ上げてくる恐怖に怯えた。

「駄目……っ、だめ、殿下……っ、ぁ、あぁあ……っ!!」

 脚を跳ね上げ、リリアンナは再びビクビクと体を震わせた。
 骨の髄まで得も言われぬ淫悦が響き渡り、呼吸が苦しくなるほど鼓動が暴れまわる。
 ゾクゾクッとした震えが脳天まで駆け上がったあと、リリアンナはまた脱力して呼吸を整えようとした。
 だが、それよりも前にディアルトが「よいしょ」とリリアンナの太腿を抱え上げ、自身の昂ぶったモノを秘部に擦りつけてくる。

「んぁ……っ、あ、待っ……て」

 ディアルトがガウンを脱いでから、すぐ口淫を受けていたので、彼の昂ぶりを直接目にしたのは初めてだ。
 優しくて温厚な彼に似合わない、大きくてグロテスクな物を目の当たりにし、リリアンナは驚きと不安で目をまん丸にする。
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