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イギリス 編

体に刻まれる悦楽、二人の熱を帯びた声 ☆

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 彼は整った顔に汗を浮かべ、睨むように私を見てきた。

 強い欲を持った雄に求められていると感じ、私は余計に秘所を濡らす。

「優美……っ」

 動きを止めた慎也が、顔を傾け私にキスをしてきた。

「ん……っ、ぅ、――う……」

 温かい舌でヌルヌルと舌を擦られ、絡められたあとにしゃぶられる。
 その間、正樹はヌプヌプと私の後孔を犯し、唇も吐息も震えてしまう。

「優美ちゃん、慎也とキスばっかりしてていいなぁ」

 正樹が後ろから言い、私の耳を指でくすぐってくる。

「んぅ、……ん、んーっ」

 慎也に舌を吸われながら私はうめき、最後に彼に軽く下唇を噛まれ、唇を解放される。
 二人の唇の間に透明な糸が引き、ふつりと切れた。

 慎也は私を愛しげな目で見て、頭を撫でてくる。

「気持ちいい?」

 尋ねられ、私は唇をわななかせ頷いた。

「……っ、気持ちよくて、――つらい……っ」

「じゃあ、一度楽にしてあげるよ」

 正樹が後ろから言い、私を突き上げながら肉芽を指で弄ってきた。

「っんあぁああぁ……っ!」

 途端に、ヅンッと脳天まで駆け抜けるような悦楽が私を襲う。

「また動くよ……っ、優美」

 慎也がペロリと唇を舐め、ズンッズンッと私を突き上げてくる。

「んぅぅう……っ、ああぁああっ!」

 片足をバスタブの縁に置いた無防備な格好で、肉芽を正樹に捏ねられ続ける。
 凄まじい快楽に、私は吠えるような嬌声を発した。

「駄目ぇ……っ! 駄目……っ、あっ、あぁあっ、あーっ!」

 慎也には硬い亀頭で子宮口をズグズグと突き上げられ、捏ねられ、正樹には奥の狭くなった所を何度もノックされる。
 あまりの快楽に両目からボロボロと涙がこぼれ、私は腰を揺すり立てて悲鳴に似た嬌声を上げ続けた。

「達くぅ……っ、あぁあ……っ、達く……っ、――のっ!」

「「達っていいよ」」

 二人が同時に言い、私の陰核と乳首をつまんだ。

「…………っ!! ――――は、――――ぁ、あぁああ……っ!!」

 甘い雷に貫かれたように感じた私は、小さな孔からジョパッと愛潮をしぶかせ、体を痙攣させる。

「きっつ……」

 正樹が食いしばった歯の奥から声を漏らし、私の体を支える。

「エロい顔……」

 額に汗を浮かべた慎也も、陶酔しきった表情で私の顔を見て、濡れた唇に指を這わせた。
 ガクガクと脚を震わせた私は、思わず前にいる慎也にすがりつく。

「んーっ! んぁああぁ……っ、あーっ!」

 涙と涎で顔をグシャグシャにし、私は二人に支えられたまま、大きな快楽の波濤を何度も味わう。
 蜜壷からは次から次に愛蜜が零れ、慎也の屹立を受け入れてグチュグチュと激しい淫音を立てる。

 ――つらい……っ!

 二人に愛されるのは気持ちよくて好きなのに、行為の後半には快楽漬けになって息も絶え絶えになってしまう。

「もぉ……っ、やぁっ! おねが……っ」

 泣いて許しを請う私を、二人は相変わらずズグズグと突き上げていた。

「もう……っ、少しで達くから……っ」

「――僕も……っ」

 二人も相当高まっているようで、その声には今までのような余裕が伺えない。

「愛してるよ、優美」

 慎也が私の耳元で囁き、直後に正樹も反対側の耳元で言う。

「僕も、心の底から愛してるよ、優美ちゃん」

「~~~~っ!!」

 体に刻まれる悦楽よりも、二人の熱を帯びた声の方がずっと体の深部に響いた。

「――――あぁ……っ!」

 ――私も、愛してる……。

 伝えようとしたけれど、ただ涙が零れ、唇が震えるのみだった。
 代わりに蜜壷と後孔がわななき、二人に私の歓喜を伝える。

「――――達く……っ」

「僕も、――出る……っ」

 二人が低い声でうなり、前後から私を挟んで抱きしめてきた。
 ぴったりと触れ合った粘膜の向こうで、二人の一物がぐぅっと膨らんだのを感じる。
 直後、二人が色っぽい吐息を漏らして、私の体内で屹立を震わせた。

「ん……っ、――――ん、……ぅ、…………ん…………」

 立っていられなくなった私は、すべての力を抜いて慎也にもたれかかる。

 二人もしばらく、荒くなった呼吸を繰り返していた。
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