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箱根クリスマス旅行 編
おいで、優美 ☆
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「かわ……っ」
「やば、……………………勃つ」
「こら」
私はつい手でビシッと突っ込みを入れる仕草をし、振り向く。
けれど男二人は自分の浴衣の帯に手を掛け、早くも脱ぎ始めようとしている。
「おいで、優美」
浴衣の前をはだけた慎也が両手を広げ、私は「仕方がないなぁ」と笑いながら、彼を抱き締めた。
「かわっっ……いい……」
慎也が私の胸に両手を当て、谷間に顔を押しつけてくる。
「ほんっと、すっごい可愛い!」
正樹が私の剥き出しのお尻に顔を埋めてきた。
「……あの、おっぱいとかお尻に向かって『可愛い』って言われると、微妙なんだけど……、わっ!」
後ろから正樹に抱き寄せられ、私は不安定な体勢でたたらを踏み、正樹に体を預ける。
「はい、優美ちゃん、脚開いて」
耳元で正樹の声がして、私はビクッと肩を跳ねさせる。
つい今まで彼らの行動に突っ込みを入れていたのに、もう逆らえないほどの熱と欲を感じてしまった。
正樹の両手が私の内腿に触れ、すべすべと付け根から膝までを愛撫する。
おずおずと脚を開くと、そこに慎也が座って私にキスをしてきた。
「ん、…………ン、んぅ」
ちゅ、ちう、と唇がついばまれ、私はゆっくり体の力を抜き、正樹にもたれ掛かる。
「素直でいい子だね」
正樹は耳元で私を褒め、クロッチ越しに私の秘唇をぐぅっと押してきた。
「んっ! ん……、ぅ……」
慎也と舌を絡める深いキスをしながら、下腹部は正樹に下着越しに揉まれ、後ろから彼に耳たぶもしゃぶられている。
体は二人にサンドウィッチにされていて、触れ合う肌のぬくもりが気持ちいい。
正樹の指はグリグリと動き、薄布越しに肉芽を弄られて私ははしたなく秘所を濡らす。
次第に布地に愛蜜が滲んでいき、グジュグジュと濡れた音が立つようになった。
「濡れてきたね、優美ちゃん」
チュパ……と音を立てて唇を離し、正樹が囁く。
「んーっ」
彼の低い声が下腹部を甘く疼かせ、私はじゅっと慎也の舌に吸い付いた。
「っは……」
顔を離した慎也は、興奮してうっすら赤くなった顔で私を見つめている。
目は甘くトロンと潤み、キスを終えたばかりで唇は濡れている。
男性にしては色っぽい表情を見て、私は正樹にクリクリと肉芽を捏ねられたまま、うっとりと目を細め笑いかけた。
「っあー、たまんない顔!」
慎也は私をギュッと抱き締め、チュッチュッと音を立ててキスをしてから熱っぽく見つめた。
「移動しよう」
それから私と正樹に言い、グイッと私の体を抱き上げた。
「わ……っ」
私は周囲からスタイルがいいと言われているけれど、華奢なタイプではない。
体重も軽いとは言えないと思うし、お尻や下半身はラテン系を目指して鍛えているので、むっちりしている。
けれど慎也は軽々とお姫様抱っこをするので、ちょっとドキッとしてしまう。
慎也は今まで正樹と違う会社に勤めていたけれど、住まいは同じだったので、休みの日には「走りに行こうか」「ジムに行こうか」と誘い合っていたらしい。
同じ物を食べて似た生活を送っていたからか、慎也も正樹と同じぐらい筋肉量がある。
彼ら二人の話を色々聞いたけれど、今は仲良くやれている事に私は安心した。
そもそも、慎也が料理上手になったきっかけの一つが正樹のためっていうのも、微笑ましい。
そんな事を考えているうちに私はベッドの上に座らされ、後ろから全裸になった正樹に抱き締められていた。
「せっかく着てくれた下着だけど、脱がせてもいい? 逆に綺麗なのだからこそ、汚したら悪い気がして。セクシーランジェリーみたいに穴が空いてる奴ならいいかもだけど、これってガチもんの高級ランジェリーでしょ? いや、セクシー系でもフランスの奴みたいに高級なのはあるけど」
「…………なんか、詳しいね?」
疑いの目で見ると、正樹は「あっは!」と笑う。
「元々性的なあれこれは好きだったし、優美ちゃんと知り合ってから身につけてほしいなって調べるでしょ」
いや、「でしょ」って言われても……。
「プレイ用の下着なら、今度俺たちが買ってあげるよ」
こちらもすべて脱いだ慎也が私の背中に手を回し、ノールックでパチンとホックを外した。
この〝慣れている感〟がちょっと気になるけど、慎也だって二十六歳の健康な男性だし、過去に恋人が一人や二人、三人や四人いても仕方がない。
私だって浜崎くんと付き合っていて、彼らにその尻拭いをさせてしまったんだから。
……けど、なんかこの、モヤモヤするの、駄目だなぁ……。
「やば、……………………勃つ」
「こら」
私はつい手でビシッと突っ込みを入れる仕草をし、振り向く。
けれど男二人は自分の浴衣の帯に手を掛け、早くも脱ぎ始めようとしている。
「おいで、優美」
浴衣の前をはだけた慎也が両手を広げ、私は「仕方がないなぁ」と笑いながら、彼を抱き締めた。
「かわっっ……いい……」
慎也が私の胸に両手を当て、谷間に顔を押しつけてくる。
「ほんっと、すっごい可愛い!」
正樹が私の剥き出しのお尻に顔を埋めてきた。
「……あの、おっぱいとかお尻に向かって『可愛い』って言われると、微妙なんだけど……、わっ!」
後ろから正樹に抱き寄せられ、私は不安定な体勢でたたらを踏み、正樹に体を預ける。
「はい、優美ちゃん、脚開いて」
耳元で正樹の声がして、私はビクッと肩を跳ねさせる。
つい今まで彼らの行動に突っ込みを入れていたのに、もう逆らえないほどの熱と欲を感じてしまった。
正樹の両手が私の内腿に触れ、すべすべと付け根から膝までを愛撫する。
おずおずと脚を開くと、そこに慎也が座って私にキスをしてきた。
「ん、…………ン、んぅ」
ちゅ、ちう、と唇がついばまれ、私はゆっくり体の力を抜き、正樹にもたれ掛かる。
「素直でいい子だね」
正樹は耳元で私を褒め、クロッチ越しに私の秘唇をぐぅっと押してきた。
「んっ! ん……、ぅ……」
慎也と舌を絡める深いキスをしながら、下腹部は正樹に下着越しに揉まれ、後ろから彼に耳たぶもしゃぶられている。
体は二人にサンドウィッチにされていて、触れ合う肌のぬくもりが気持ちいい。
正樹の指はグリグリと動き、薄布越しに肉芽を弄られて私ははしたなく秘所を濡らす。
次第に布地に愛蜜が滲んでいき、グジュグジュと濡れた音が立つようになった。
「濡れてきたね、優美ちゃん」
チュパ……と音を立てて唇を離し、正樹が囁く。
「んーっ」
彼の低い声が下腹部を甘く疼かせ、私はじゅっと慎也の舌に吸い付いた。
「っは……」
顔を離した慎也は、興奮してうっすら赤くなった顔で私を見つめている。
目は甘くトロンと潤み、キスを終えたばかりで唇は濡れている。
男性にしては色っぽい表情を見て、私は正樹にクリクリと肉芽を捏ねられたまま、うっとりと目を細め笑いかけた。
「っあー、たまんない顔!」
慎也は私をギュッと抱き締め、チュッチュッと音を立ててキスをしてから熱っぽく見つめた。
「移動しよう」
それから私と正樹に言い、グイッと私の体を抱き上げた。
「わ……っ」
私は周囲からスタイルがいいと言われているけれど、華奢なタイプではない。
体重も軽いとは言えないと思うし、お尻や下半身はラテン系を目指して鍛えているので、むっちりしている。
けれど慎也は軽々とお姫様抱っこをするので、ちょっとドキッとしてしまう。
慎也は今まで正樹と違う会社に勤めていたけれど、住まいは同じだったので、休みの日には「走りに行こうか」「ジムに行こうか」と誘い合っていたらしい。
同じ物を食べて似た生活を送っていたからか、慎也も正樹と同じぐらい筋肉量がある。
彼ら二人の話を色々聞いたけれど、今は仲良くやれている事に私は安心した。
そもそも、慎也が料理上手になったきっかけの一つが正樹のためっていうのも、微笑ましい。
そんな事を考えているうちに私はベッドの上に座らされ、後ろから全裸になった正樹に抱き締められていた。
「せっかく着てくれた下着だけど、脱がせてもいい? 逆に綺麗なのだからこそ、汚したら悪い気がして。セクシーランジェリーみたいに穴が空いてる奴ならいいかもだけど、これってガチもんの高級ランジェリーでしょ? いや、セクシー系でもフランスの奴みたいに高級なのはあるけど」
「…………なんか、詳しいね?」
疑いの目で見ると、正樹は「あっは!」と笑う。
「元々性的なあれこれは好きだったし、優美ちゃんと知り合ってから身につけてほしいなって調べるでしょ」
いや、「でしょ」って言われても……。
「プレイ用の下着なら、今度俺たちが買ってあげるよ」
こちらもすべて脱いだ慎也が私の背中に手を回し、ノールックでパチンとホックを外した。
この〝慣れている感〟がちょっと気になるけど、慎也だって二十六歳の健康な男性だし、過去に恋人が一人や二人、三人や四人いても仕方がない。
私だって浜崎くんと付き合っていて、彼らにその尻拭いをさせてしまったんだから。
……けど、なんかこの、モヤモヤするの、駄目だなぁ……。
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