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ハプバー~同居開始 編
ごめんなさい ☆
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「たっぷり感じて、好きなだけ達っていいよ」
慎也は私の体の両側に手をつき、私を見つめたままズンズンと深い所を突き上げてきた。
「あぁっ、は、――――うぅ、うーっ」
股関節近くに力が入り、呼吸が荒くなり、苦しくて堪らない。
力んだらつらくなると分かるのに、脱力したらされるがままになって、どうなるか分からなくて怖い。
「そんなに怖がらないで。リラックスして快楽を受け入れていいんだよ」
二組のカップルの嬌声、うなり声が聞こえるなか、慎也の声がやけに優しい。
とんでもない場所にいるのに、ここに私と彼しかいないように思え、後輩に溺れている自分が情けなく、恥ずかしい。
「……っ見ないで……っ」
これ以上なく赤面して横を向くけれど、慎也は「だーめ」と言って私の顔を正面に向ける。
「今だけは恋人なの。俺の事をちゃんと見て」
暗がりの中で微かな照明を得て、慎也が微笑んでいるのが分かる。
――そんな顔をして笑わないで。
処女同然の私が、こんな場所に来ようなんて思ったのが間違いだった。
セックスを遊びと割り切れていないのに、こんな風に抱かれたら本気になってしまう。
――馬鹿だ。
あまりに情けなくて、私はポロポロ涙を流し、快楽にむせぶ。
「泣かないで、優美。気持ちいいなら喜んで」
少し困ったような声であやす慎也にも、申し訳なくて堪らない。
彼だってもっと経験豊富で、後腐れなくプレイできる人のほうが良かっただろう。
「ご……っ、ごめ……っ、ぁんっ、あ、あ……っ」
突き上げられながら乳首をカリカリと引っ掻かれ、私は喉を晒して絶頂を迎えようとする。
けれどあと一息で何かが……と思っていた時、上体を起こした慎也が親指で私の膨らんだ陰核を撫でてきた。
「――ぃ、……っあぁあああぁ……っ!」
まるで下腹部から脳天まで、逆向きに甘い雷が貫いたかのようだ。
つま先を伸ばして腰をのけぞらせ、私は深い法悦を貪る。
――気持ちいい……っ!
頭の中を真っ白にした私は、力の限り蜜壷を締めて本能的に彼の精を誘った。
「……くっ、やば……っ」
慎也は低く唸ったあと、私の腰をしっかり掴んで本格的に突き上げてくる。
縦横無尽、乱暴にと言っていいほどのピストンだったけれど、柔らかくほぐれて潤沢に蜜を湛えたそこは、ジュボジュボと音を立てて彼を受け入れた。
「んあぁああっ! あーっ!」
頭の中を真っ白にした私は、獣のように吠えて絶頂し続ける。
「出る……っ!」
やがて慎也はバスッバスッと激しく私を突き上げたあと、きつく抱き締めて胴震いした。
――あ、これ……。
――射精、してる……?
何せセックスでの、男性の絶頂を知らない私だ。
これが終わりなのか分からず、私はただ荒くなった呼吸を繰り返して体を弛緩させるしかできない。
少ししてから慎也が深い溜め息をつき、髪を掻き上げながら体を起こした。
ズルリと屹立を引き抜き、淫刀からゴムを外すと、使用済みのそれを私に見せてきた。
「分かる? すっげぇ一杯出ちゃった」
色の付いた避妊具の先端に、確かに白い液体がたっぷり溜まっている。
「…………っ」
思わず赤面した私は、一気に我に返り羞恥のあまりもんどり打ちたくなった。
すっごい疲れている。
けど、正気のままここにいられない。
「……ご、ごめん……っ」
私は起き上がると、床の上に落ちていたナース服を拾って慌てて着る。
「優美?」
彼が怪訝な表情で尋ねてくるけれど、私は恥ずかしくて居たたまれなくて、もうこの場にいられなくなった。
「ごめんなさい!」
もう一度謝り、私はプレイルームを出ると、逃げるように階段を下りて更衣室に向かった。
更衣室は男女兼用だ。
この店を訪れた時は男性からの視線も余裕で受け止めていたけれど、今はもう、ただただ恥ずかしかった。
(何やってるんだろう)
手早く着替えて普通のTシャツ、スカート、薄手のカーディガンを羽織ったあと、私は足早にハプニングバーを立ち去った。
**
慎也は私の体の両側に手をつき、私を見つめたままズンズンと深い所を突き上げてきた。
「あぁっ、は、――――うぅ、うーっ」
股関節近くに力が入り、呼吸が荒くなり、苦しくて堪らない。
力んだらつらくなると分かるのに、脱力したらされるがままになって、どうなるか分からなくて怖い。
「そんなに怖がらないで。リラックスして快楽を受け入れていいんだよ」
二組のカップルの嬌声、うなり声が聞こえるなか、慎也の声がやけに優しい。
とんでもない場所にいるのに、ここに私と彼しかいないように思え、後輩に溺れている自分が情けなく、恥ずかしい。
「……っ見ないで……っ」
これ以上なく赤面して横を向くけれど、慎也は「だーめ」と言って私の顔を正面に向ける。
「今だけは恋人なの。俺の事をちゃんと見て」
暗がりの中で微かな照明を得て、慎也が微笑んでいるのが分かる。
――そんな顔をして笑わないで。
処女同然の私が、こんな場所に来ようなんて思ったのが間違いだった。
セックスを遊びと割り切れていないのに、こんな風に抱かれたら本気になってしまう。
――馬鹿だ。
あまりに情けなくて、私はポロポロ涙を流し、快楽にむせぶ。
「泣かないで、優美。気持ちいいなら喜んで」
少し困ったような声であやす慎也にも、申し訳なくて堪らない。
彼だってもっと経験豊富で、後腐れなくプレイできる人のほうが良かっただろう。
「ご……っ、ごめ……っ、ぁんっ、あ、あ……っ」
突き上げられながら乳首をカリカリと引っ掻かれ、私は喉を晒して絶頂を迎えようとする。
けれどあと一息で何かが……と思っていた時、上体を起こした慎也が親指で私の膨らんだ陰核を撫でてきた。
「――ぃ、……っあぁあああぁ……っ!」
まるで下腹部から脳天まで、逆向きに甘い雷が貫いたかのようだ。
つま先を伸ばして腰をのけぞらせ、私は深い法悦を貪る。
――気持ちいい……っ!
頭の中を真っ白にした私は、力の限り蜜壷を締めて本能的に彼の精を誘った。
「……くっ、やば……っ」
慎也は低く唸ったあと、私の腰をしっかり掴んで本格的に突き上げてくる。
縦横無尽、乱暴にと言っていいほどのピストンだったけれど、柔らかくほぐれて潤沢に蜜を湛えたそこは、ジュボジュボと音を立てて彼を受け入れた。
「んあぁああっ! あーっ!」
頭の中を真っ白にした私は、獣のように吠えて絶頂し続ける。
「出る……っ!」
やがて慎也はバスッバスッと激しく私を突き上げたあと、きつく抱き締めて胴震いした。
――あ、これ……。
――射精、してる……?
何せセックスでの、男性の絶頂を知らない私だ。
これが終わりなのか分からず、私はただ荒くなった呼吸を繰り返して体を弛緩させるしかできない。
少ししてから慎也が深い溜め息をつき、髪を掻き上げながら体を起こした。
ズルリと屹立を引き抜き、淫刀からゴムを外すと、使用済みのそれを私に見せてきた。
「分かる? すっげぇ一杯出ちゃった」
色の付いた避妊具の先端に、確かに白い液体がたっぷり溜まっている。
「…………っ」
思わず赤面した私は、一気に我に返り羞恥のあまりもんどり打ちたくなった。
すっごい疲れている。
けど、正気のままここにいられない。
「……ご、ごめん……っ」
私は起き上がると、床の上に落ちていたナース服を拾って慌てて着る。
「優美?」
彼が怪訝な表情で尋ねてくるけれど、私は恥ずかしくて居たたまれなくて、もうこの場にいられなくなった。
「ごめんなさい!」
もう一度謝り、私はプレイルームを出ると、逃げるように階段を下りて更衣室に向かった。
更衣室は男女兼用だ。
この店を訪れた時は男性からの視線も余裕で受け止めていたけれど、今はもう、ただただ恥ずかしかった。
(何やってるんだろう)
手早く着替えて普通のTシャツ、スカート、薄手のカーディガンを羽織ったあと、私は足早にハプニングバーを立ち去った。
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