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馴れ初め編/第三章 不明瞭な心の距離
51.國枝さんがますますわからない その1
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「あ、柳ー! こっち、こっちー!」
翌日、仕事を終えた千優が居酒屋へ向かうと、すでに飲み会メンバーである三人の姿があった。
ブンブンと腕を振って合図する篠原が、隣に座る後藤に頭を叩かれている。
相変わらずのやりとりを目にし、思わず小さな笑いが零れた。
(珍しいこともあるもんだ)
てっきり自分が一番乗りかと思いきや、そうでは無いらしい。
いつも遅くなる二人が先に来ていたことに、若干の驚きを感じながら、皆が待つテーブル席へ近づく。
すると、入り口に居た時は、頭部しか見えなかったもう一人の後ろ姿が、次第にはっきりと視界にあらわれる。
「お疲れ様、柳ちゃん」
首元でまとめた長髪が、ふり向く動きに合わせ揺れ動く。紳士用スーツを着こなし、落ち着き払った笑みを浮かべ、彼は優雅に微笑んだ。
そこに、ここ最近よく目にする熱を孕んだモノは感じられない。
「おつ、かれさま……です」
國枝の笑みを目にした途端、一際鼓動が大きくなる。
そんな違和感に気づきながら、すぐに治まったからと特に気にせず、千優は四人掛けの空いていた席へ腰かける。
(ここまで居酒屋が似合わない人、初めて見た)
椅子の背もたれと背中の間に持ってきた鞄を挟みながら、ちらりと隣に座る國枝を見つめる。
ごく普通の居酒屋に、ごく普通のサラリーマンが酒を飲みに来ている。
客観的に考えて、それはありふれた光景のはず。
しかし、不思議と視界に映る景色だけが、周りから浮き出て見えるのは何故だろう。
「ん? 前来た時、こんなメニューあったか?」
「んー……新作、とかじゃないっすか? ほら、ここに期間限定って書いてあるし」
そのまま前方へ視線を戻すと、テーブルの上にメニューを広げ、言い合う男達が目につく。
それは、とてもこの場に馴染んでおり、違和感など欠片も感じられない。
「…………」
内心小首を傾げた千優の視線が、再び隣へ向く。そこにあるのは、飲みかけのビールが入ったグラスを片手に、頬杖をつく國枝の姿だった。
彼は時折目を細めつ、ビールで喉を潤しながら、注文メニューについて話し合う同僚達を見つめている。
(やっぱり、似合わない)
心の中で呟いた声を、そっと奥へしまい込む。
店内に流れる有線ラジオの音楽と、客たちの騒ぎ声。
いつもと変わらぬ居酒屋で、真横にいる彼だけが、まるで異分子のように感じる。
しかし、そんなモノの隣に居るにもかかわらず、不思議と気分は悪くなかった。
千優が合流してから一時間半程経った頃、明日も仕事があるという事で、飲み会はお開きとなった。
「もう一軒行きましょう、もう一軒」
「バカ! お前もう十分酔ってるだろう!」
完全に酔いがまわり足元が覚束ない篠原は、後藤の肩を借りなければ立てない程泥酔している。
余程今日の飲み会が楽しかったのか、普段より上機嫌だ。
そんな後輩を、嫌な顔一つせず後藤は介抱している。それは、これまでにもたくさん見てきた光景だ。
しかし、今日は一段と大変そうで、千優は心の中でそっと後藤へ両手を合わせる。
「それじゃあ、俺達はこっちだから。柳、気をつけて帰るんだぞ」
「はい、わかりました」
もう何度目かわからぬ定番のやりとりを先輩と交わした千優は、居酒屋の前で男達と別れた。
そのまま、道を行き交う人々の波へ足を踏み入れる。
酒を飲んだせいか、いつもより少しだけ高い体温を感じながら、小さく息を吐き、彼女は自宅へ続く道を歩みだす。
いつも飲み会に参加する面々のなかで、一人だけ帰宅ルートが真逆な千優は、これまでも毎回一人で帰宅していた。
心配する後藤が、何度も送っていくと申し出てくれるが、彼女はその度に首を横へ振るのだ。
その原因は、一人で帰宅するのが困難な程酔っぱらった篠原のせい。
そんな男の世話をする後藤に、自分まで甘えられないと、千優は頷いたことが無い。
毎度ペース配分を考えろと口うるさく言う後藤と、そんな先輩の言葉など気にせず楽しそうに酒を飲む篠原。
そんな二人のやりとりは、見ているだけで楽しく、今まで特に苛立ったことも、文句を口にしたことも無かった。
特別な趣味など持たぬ千優にとって、篠原達との飲み会は数少ない楽しみの一つだ。
時折飲み会をしたり、総務部のメンバーや茅乃と昼食を食べたり、茅乃のオタク趣味に付き合って外出したり。
一つ一つは些細なことでも、日々自宅と会社を往復するだけの自分にとって、数少ない友人達との交流は、立派な娯楽と言える。
それらは仕事のストレスを発散するには十分で、気心の知れたメンバーといる事で、変に気を遣うことも無い。
『柳ちゃん』
仕事、プライベート、そしてほんの少しの交流。たった三つのサイクルで回り続けていた日々は、ある日國枝によって、何の前触れもなく変えられた。
毎日のように彼は千優の心をかき乱し、平然と去っていく。
穏やかな過去には感じることの無かった心のざわつきが、一人になった彼女を日々悩ませている。
鋭利な刃物のように鋭く尖った無数の棘が、休む間もなく千優の柔い身体を突いてくるのだ。
しかし、それらの痛みは微々たるもので、苦痛は一切ない。その代わり、驚くほど棘は熱く、触れた肌がいつまでも甘く疼き続ける。
「……はぁ」
そんな摩訶不思議な症状に効く薬などあるわけもなく、千優は今日も、國枝の幻影に一人悩まされ、艶めいた吐息を吐き出した。
店を出てしばらく歩いた頃、不意にスマートフォンの着信を知らせる電子音が耳に届いた。
「……?」
千優は思わず足を止め、周囲をキョロキョロと見回す。
いまだ鳴り続けているそれは、メッセージアプリの通話機能を利用した時のもの。
どこにでもありふれた音のせいか、自分への電話か、他人への電話かの区別がつきにくい。
もしかして、他の人にかかってきた電話かもしれない。なんて思いを抱きながら、再度周囲を確認する。
だが、特に立ち止まって会話を始めた人の姿は無い。そんな状況にも関わらず、着信音は相変わらず鳴り続けている。
もしかしてと思い、そっと手に持っていた鞄を掲げ、千優はゆっくりと耳を近づけてみる。すると、これまでより着信音がはっきりと聞こえてきた。
(茅乃かな?)
どうやら、音の発信源は自分自身だった様だ。
またアニメや漫画の感想を語られるのかと苦笑いを浮かべた千優は、通行の邪魔にならないよう道の端へ移動する。
そして鞄の中からスマートフォンを取りだし、一応と思いながら画面に表示される名前へ目を向けた。
すると、そこに連なる文字を目にした途端、驚きのあまり彼女の瞳が大きく見開かれる。
「…………」
薄くではあるが化粧をしている目元を擦るわけにもいかず、見間違いではと疑いながら数回瞬きをくり返す。
しかし、何度確認した所で、そこにあるのは『國枝螢』の三文字に変わりない。
(な、何で國枝さんが電話を?)
後藤達と一緒に帰ったとばかり思っていた彼からの、突然の連絡。それは、千優に激しい戸惑いをもたらした。
どうするべきかと頭を悩ませ、ドキドキと激しくなる心音に気を取られる。
意識があちこち飛ぶなか、気づけばいつの間にか着信は途切れてしまった。
待ち受け画面に表示された不在着信の文字を見つめ、何故か安堵する自分がいる。
その理由を不思議に思いながら、千優はスマートフォンをしまおうと、鞄の中へ手を入れた。
「うぉ!」
そんな時、再び彼女の鼓膜を着信音が震わせる。半分ほど鞄の中へ入れていた手を慌てて引き抜き、反射的に画面を見つめれば、そこにあるのは先程と同じ表示だった。
一瞬、間違い電話かとも思ったが、こんな短時間に二度も電話をかけてくるなど、用事があるとしか考えられない。
翌日、仕事を終えた千優が居酒屋へ向かうと、すでに飲み会メンバーである三人の姿があった。
ブンブンと腕を振って合図する篠原が、隣に座る後藤に頭を叩かれている。
相変わらずのやりとりを目にし、思わず小さな笑いが零れた。
(珍しいこともあるもんだ)
てっきり自分が一番乗りかと思いきや、そうでは無いらしい。
いつも遅くなる二人が先に来ていたことに、若干の驚きを感じながら、皆が待つテーブル席へ近づく。
すると、入り口に居た時は、頭部しか見えなかったもう一人の後ろ姿が、次第にはっきりと視界にあらわれる。
「お疲れ様、柳ちゃん」
首元でまとめた長髪が、ふり向く動きに合わせ揺れ動く。紳士用スーツを着こなし、落ち着き払った笑みを浮かべ、彼は優雅に微笑んだ。
そこに、ここ最近よく目にする熱を孕んだモノは感じられない。
「おつ、かれさま……です」
國枝の笑みを目にした途端、一際鼓動が大きくなる。
そんな違和感に気づきながら、すぐに治まったからと特に気にせず、千優は四人掛けの空いていた席へ腰かける。
(ここまで居酒屋が似合わない人、初めて見た)
椅子の背もたれと背中の間に持ってきた鞄を挟みながら、ちらりと隣に座る國枝を見つめる。
ごく普通の居酒屋に、ごく普通のサラリーマンが酒を飲みに来ている。
客観的に考えて、それはありふれた光景のはず。
しかし、不思議と視界に映る景色だけが、周りから浮き出て見えるのは何故だろう。
「ん? 前来た時、こんなメニューあったか?」
「んー……新作、とかじゃないっすか? ほら、ここに期間限定って書いてあるし」
そのまま前方へ視線を戻すと、テーブルの上にメニューを広げ、言い合う男達が目につく。
それは、とてもこの場に馴染んでおり、違和感など欠片も感じられない。
「…………」
内心小首を傾げた千優の視線が、再び隣へ向く。そこにあるのは、飲みかけのビールが入ったグラスを片手に、頬杖をつく國枝の姿だった。
彼は時折目を細めつ、ビールで喉を潤しながら、注文メニューについて話し合う同僚達を見つめている。
(やっぱり、似合わない)
心の中で呟いた声を、そっと奥へしまい込む。
店内に流れる有線ラジオの音楽と、客たちの騒ぎ声。
いつもと変わらぬ居酒屋で、真横にいる彼だけが、まるで異分子のように感じる。
しかし、そんなモノの隣に居るにもかかわらず、不思議と気分は悪くなかった。
千優が合流してから一時間半程経った頃、明日も仕事があるという事で、飲み会はお開きとなった。
「もう一軒行きましょう、もう一軒」
「バカ! お前もう十分酔ってるだろう!」
完全に酔いがまわり足元が覚束ない篠原は、後藤の肩を借りなければ立てない程泥酔している。
余程今日の飲み会が楽しかったのか、普段より上機嫌だ。
そんな後輩を、嫌な顔一つせず後藤は介抱している。それは、これまでにもたくさん見てきた光景だ。
しかし、今日は一段と大変そうで、千優は心の中でそっと後藤へ両手を合わせる。
「それじゃあ、俺達はこっちだから。柳、気をつけて帰るんだぞ」
「はい、わかりました」
もう何度目かわからぬ定番のやりとりを先輩と交わした千優は、居酒屋の前で男達と別れた。
そのまま、道を行き交う人々の波へ足を踏み入れる。
酒を飲んだせいか、いつもより少しだけ高い体温を感じながら、小さく息を吐き、彼女は自宅へ続く道を歩みだす。
いつも飲み会に参加する面々のなかで、一人だけ帰宅ルートが真逆な千優は、これまでも毎回一人で帰宅していた。
心配する後藤が、何度も送っていくと申し出てくれるが、彼女はその度に首を横へ振るのだ。
その原因は、一人で帰宅するのが困難な程酔っぱらった篠原のせい。
そんな男の世話をする後藤に、自分まで甘えられないと、千優は頷いたことが無い。
毎度ペース配分を考えろと口うるさく言う後藤と、そんな先輩の言葉など気にせず楽しそうに酒を飲む篠原。
そんな二人のやりとりは、見ているだけで楽しく、今まで特に苛立ったことも、文句を口にしたことも無かった。
特別な趣味など持たぬ千優にとって、篠原達との飲み会は数少ない楽しみの一つだ。
時折飲み会をしたり、総務部のメンバーや茅乃と昼食を食べたり、茅乃のオタク趣味に付き合って外出したり。
一つ一つは些細なことでも、日々自宅と会社を往復するだけの自分にとって、数少ない友人達との交流は、立派な娯楽と言える。
それらは仕事のストレスを発散するには十分で、気心の知れたメンバーといる事で、変に気を遣うことも無い。
『柳ちゃん』
仕事、プライベート、そしてほんの少しの交流。たった三つのサイクルで回り続けていた日々は、ある日國枝によって、何の前触れもなく変えられた。
毎日のように彼は千優の心をかき乱し、平然と去っていく。
穏やかな過去には感じることの無かった心のざわつきが、一人になった彼女を日々悩ませている。
鋭利な刃物のように鋭く尖った無数の棘が、休む間もなく千優の柔い身体を突いてくるのだ。
しかし、それらの痛みは微々たるもので、苦痛は一切ない。その代わり、驚くほど棘は熱く、触れた肌がいつまでも甘く疼き続ける。
「……はぁ」
そんな摩訶不思議な症状に効く薬などあるわけもなく、千優は今日も、國枝の幻影に一人悩まされ、艶めいた吐息を吐き出した。
店を出てしばらく歩いた頃、不意にスマートフォンの着信を知らせる電子音が耳に届いた。
「……?」
千優は思わず足を止め、周囲をキョロキョロと見回す。
いまだ鳴り続けているそれは、メッセージアプリの通話機能を利用した時のもの。
どこにでもありふれた音のせいか、自分への電話か、他人への電話かの区別がつきにくい。
もしかして、他の人にかかってきた電話かもしれない。なんて思いを抱きながら、再度周囲を確認する。
だが、特に立ち止まって会話を始めた人の姿は無い。そんな状況にも関わらず、着信音は相変わらず鳴り続けている。
もしかしてと思い、そっと手に持っていた鞄を掲げ、千優はゆっくりと耳を近づけてみる。すると、これまでより着信音がはっきりと聞こえてきた。
(茅乃かな?)
どうやら、音の発信源は自分自身だった様だ。
またアニメや漫画の感想を語られるのかと苦笑いを浮かべた千優は、通行の邪魔にならないよう道の端へ移動する。
そして鞄の中からスマートフォンを取りだし、一応と思いながら画面に表示される名前へ目を向けた。
すると、そこに連なる文字を目にした途端、驚きのあまり彼女の瞳が大きく見開かれる。
「…………」
薄くではあるが化粧をしている目元を擦るわけにもいかず、見間違いではと疑いながら数回瞬きをくり返す。
しかし、何度確認した所で、そこにあるのは『國枝螢』の三文字に変わりない。
(な、何で國枝さんが電話を?)
後藤達と一緒に帰ったとばかり思っていた彼からの、突然の連絡。それは、千優に激しい戸惑いをもたらした。
どうするべきかと頭を悩ませ、ドキドキと激しくなる心音に気を取られる。
意識があちこち飛ぶなか、気づけばいつの間にか着信は途切れてしまった。
待ち受け画面に表示された不在着信の文字を見つめ、何故か安堵する自分がいる。
その理由を不思議に思いながら、千優はスマートフォンをしまおうと、鞄の中へ手を入れた。
「うぉ!」
そんな時、再び彼女の鼓膜を着信音が震わせる。半分ほど鞄の中へ入れていた手を慌てて引き抜き、反射的に画面を見つめれば、そこにあるのは先程と同じ表示だった。
一瞬、間違い電話かとも思ったが、こんな短時間に二度も電話をかけてくるなど、用事があるとしか考えられない。
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