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【R-15】稀子編 第2章
第424話 両親に稀子を紹介する
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……
俺が保育士実技試験に合格してから、しばらくの時が過ぎる。
保育士の登録手続きは無事に済んで、現在は保育士証の発行待ちで有る。
俺の手元に保育士証が届けば、正式な資格取得者と成り、保育施設などで正規職員に就くことが出来る。
稀子の実家が有る市町村での、学童保育指導員採用に関して、俺はWebなどで調べて見たが、残念ながら有益な情報を見付ける事は出来なかった!///
稀子実家が有る、市町村の学童保育施設は公設公営で有るが、運営は市町村では無く、社会福祉協議会が運営している。
稀子実家が有る市町村は田舎なので、社会福祉協議会のHPに採用情報が有ったり、ハローワークなどに学童保育指導員の求人を出していない感じがする?
それとも中途半端な時期で有るから、求人を出していないだけか??
だけど、この問題に関しては、稀子の父親で有る幸村さんに頼る。
幸村さんは、地元でかなりの有力者に当たるらしいので、顔が広いのと同時にコネも有る!
幸村さんや稀子の母親で有る楓さんも、俺の保育士資格取得を心の底から喜んでくれて『比叡君! 勤め先に関しては俺も積極的に支援するよ!』と、電話越しで有るが陽気な口調で言ってくれた。
楓さんも『この調子なら、孫の顔が早く見られそうだわ♪』と、お茶目な事も言ってくれた!///
もしかしたら、稀子実家が有る地域への引っ越しが早まるかも知れないが、その時はその時で有る。
稀子が現在、大学一年生で有るが、稀子実家から大学には通える感じなので、時期が早まっても問題は無いだろう……
☆
冬を本格的に感じ始めた、とある日……
俺は稀子と一緒に、俺の実家に向かう。
その目的は、俺の両親への稀子紹介で有る。
羽津音市から公共交通機関を使って、約1時間半ぐらいで実家に行ける。
俺は実家に行く数日前。実家に電話連絡を入れ帰省を告げる。
その電話には母親が応対したのだが『別に今更報告しなくても良いよ』と、冷めた口調で言われてしまう!///
言い換えれば『帰ってくるな!』と、母親から間接的に言われた!!
だが、このまま親子喧嘩状態では非常に良く無いし、稀子の家族と成る、幸村さんや楓さんも、青柳家の実家状況を良くは見てくれないだろう!///
俺の帰省を渋る母親に、帰省する日にちだけを言って、その日は電話を切るしか無かった。
この感じでは、俺は素直に歓迎はされないだろうし、妻と成る稀子を見た母親は、何を言い出すか分からない。
俺の母親は、俗に言う毒親だからだ!
自分(母親)の意見を平気で押し付けるし、それが気に食わなければ、無視をして兵糧攻めにする!
俺は、母親のロボットの様に育って来た。
だからこそ、俺は思春期に成ると母親に反抗を始めるが、毒親パワーは強く、俺は耐えるしか無かった。
出来れば、俺の両親は居なかった事で物事を進めたいが、幸村さんがそれを多分許さないだろう。
実家に向かう電車内で、俺は両親の事を稀子に話しておく。
稀子は『……以前も聞いたと思うけど、本当にそんな酷い事を言うの?』と、疑問を感じた表情で話し、俺の言葉を信用していない感じで有った。
電車は、俺の実家最寄り駅に到着して、俺は実家を目指して稀子と歩く。
そして今。俺と稀子は俺の実家前に居る。
住宅街の中に有る、二階建ての一軒家。
そう、これが俺の実家で有る。
稀子は俺の実家を見ながら、和やかな表情で俺に話し始める。
「これが、比叡君のお家か~~♪」
「如何にも、町中に有る家だね!♪」
「うん…。これが、俺の実家だ!」
「稀子の家と比べれば、遙かに狭いがな…」
「……じゃあ、行きますか。稀子!」
「うん。行こう!」
「比叡君!!」
俺は穏やかな表情で稀子に話し、稀子は笑顔で返事をする。
俺は緊張しながら、玄関横に有るインターホンを押す。
『ピンポーン♪』
しばらくした後、母親が玄関を開ける。
「……おかえり」
母親は俺を見て、ぶっきらぼうに言うが……
「…!!!」
母親は、俺の横に居た稀子を見て仰天していた!!
稀子が挨拶を始める前に、母親が表情を険しくさせながら言い始める!
「……あんた。何を考えているの!?(怒)」
「あんたが紹介したいと言う人は、この子なの!!(怒)」
「!?///」
「…………」
いきなり母親が怒鳴るから俺は仰天するし、稀子も意味が理解出来なく、目を“ぱちくり”とさせている。
その母親の騒動で、父親が玄関の上がり框に登場する。
「一体……何を玄関で、騒いでいるのだ…」
「!!」
「比叡…。お前はアホか!」
父親は顔をしかめながら母親に言うが、稀子の顔を見た途端。俺を睨み付けながら呟く。
俺はまだ、何も言っていないぞ!!///
俺が保育士実技試験に合格してから、しばらくの時が過ぎる。
保育士の登録手続きは無事に済んで、現在は保育士証の発行待ちで有る。
俺の手元に保育士証が届けば、正式な資格取得者と成り、保育施設などで正規職員に就くことが出来る。
稀子の実家が有る市町村での、学童保育指導員採用に関して、俺はWebなどで調べて見たが、残念ながら有益な情報を見付ける事は出来なかった!///
稀子実家が有る、市町村の学童保育施設は公設公営で有るが、運営は市町村では無く、社会福祉協議会が運営している。
稀子実家が有る市町村は田舎なので、社会福祉協議会のHPに採用情報が有ったり、ハローワークなどに学童保育指導員の求人を出していない感じがする?
それとも中途半端な時期で有るから、求人を出していないだけか??
だけど、この問題に関しては、稀子の父親で有る幸村さんに頼る。
幸村さんは、地元でかなりの有力者に当たるらしいので、顔が広いのと同時にコネも有る!
幸村さんや稀子の母親で有る楓さんも、俺の保育士資格取得を心の底から喜んでくれて『比叡君! 勤め先に関しては俺も積極的に支援するよ!』と、電話越しで有るが陽気な口調で言ってくれた。
楓さんも『この調子なら、孫の顔が早く見られそうだわ♪』と、お茶目な事も言ってくれた!///
もしかしたら、稀子実家が有る地域への引っ越しが早まるかも知れないが、その時はその時で有る。
稀子が現在、大学一年生で有るが、稀子実家から大学には通える感じなので、時期が早まっても問題は無いだろう……
☆
冬を本格的に感じ始めた、とある日……
俺は稀子と一緒に、俺の実家に向かう。
その目的は、俺の両親への稀子紹介で有る。
羽津音市から公共交通機関を使って、約1時間半ぐらいで実家に行ける。
俺は実家に行く数日前。実家に電話連絡を入れ帰省を告げる。
その電話には母親が応対したのだが『別に今更報告しなくても良いよ』と、冷めた口調で言われてしまう!///
言い換えれば『帰ってくるな!』と、母親から間接的に言われた!!
だが、このまま親子喧嘩状態では非常に良く無いし、稀子の家族と成る、幸村さんや楓さんも、青柳家の実家状況を良くは見てくれないだろう!///
俺の帰省を渋る母親に、帰省する日にちだけを言って、その日は電話を切るしか無かった。
この感じでは、俺は素直に歓迎はされないだろうし、妻と成る稀子を見た母親は、何を言い出すか分からない。
俺の母親は、俗に言う毒親だからだ!
自分(母親)の意見を平気で押し付けるし、それが気に食わなければ、無視をして兵糧攻めにする!
俺は、母親のロボットの様に育って来た。
だからこそ、俺は思春期に成ると母親に反抗を始めるが、毒親パワーは強く、俺は耐えるしか無かった。
出来れば、俺の両親は居なかった事で物事を進めたいが、幸村さんがそれを多分許さないだろう。
実家に向かう電車内で、俺は両親の事を稀子に話しておく。
稀子は『……以前も聞いたと思うけど、本当にそんな酷い事を言うの?』と、疑問を感じた表情で話し、俺の言葉を信用していない感じで有った。
電車は、俺の実家最寄り駅に到着して、俺は実家を目指して稀子と歩く。
そして今。俺と稀子は俺の実家前に居る。
住宅街の中に有る、二階建ての一軒家。
そう、これが俺の実家で有る。
稀子は俺の実家を見ながら、和やかな表情で俺に話し始める。
「これが、比叡君のお家か~~♪」
「如何にも、町中に有る家だね!♪」
「うん…。これが、俺の実家だ!」
「稀子の家と比べれば、遙かに狭いがな…」
「……じゃあ、行きますか。稀子!」
「うん。行こう!」
「比叡君!!」
俺は穏やかな表情で稀子に話し、稀子は笑顔で返事をする。
俺は緊張しながら、玄関横に有るインターホンを押す。
『ピンポーン♪』
しばらくした後、母親が玄関を開ける。
「……おかえり」
母親は俺を見て、ぶっきらぼうに言うが……
「…!!!」
母親は、俺の横に居た稀子を見て仰天していた!!
稀子が挨拶を始める前に、母親が表情を険しくさせながら言い始める!
「……あんた。何を考えているの!?(怒)」
「あんたが紹介したいと言う人は、この子なの!!(怒)」
「!?///」
「…………」
いきなり母親が怒鳴るから俺は仰天するし、稀子も意味が理解出来なく、目を“ぱちくり”とさせている。
その母親の騒動で、父親が玄関の上がり框に登場する。
「一体……何を玄関で、騒いでいるのだ…」
「!!」
「比叡…。お前はアホか!」
父親は顔をしかめながら母親に言うが、稀子の顔を見た途端。俺を睨み付けながら呟く。
俺はまだ、何も言っていないぞ!!///
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