423 / 434
【R-15】稀子編 第2章
第421話 稀子実家から戻る日
しおりを挟む
翌日……
今朝も、俺は稀子に起こされる訳で有るが、この稀子に起こされるのも今日で一旦終了となる。
俺は稀子と深い関係で有るが、同棲はまだしていないし、近所で有るが住む家も違う。
本来だったら、稀子との同棲も意識するべき何だが、俺の今住んでいるアパートで同棲をするには少し狭すぎる。
間取りが1Kで有るからだ。
それに、このアパートは山本さんからの紹介で有るから賃貸料金も恐ろしく安くて、稀子と同棲の為に別賃貸へ、移り住むのはもったいないのも有る。
朝食のメインは、やはりナスが中心で有った。
稀子が作った朝食を2人で食べた後は、俺はその後片付けを手伝い、後は自由時間で有る。
自由時間と言っても、実質は荷造りの時間で有る。
俺はカバンから出していた荷物を仕舞い込み、羽津音市に戻る準備をする。
稀子も自室で、荷造りをしているだろう。
(この家を出るのは幸村さん達の作業が、落ち着いてからと稀子は言っていたな…!)
稀子実家は農家で有る為。早朝からでも非常に忙しい。
特に稀子の家は農繁期で有る為、朝の忙しい時間帯に悠長、俺達の見送りが出来ない事を稀子は知っている。
俺は稀子が呼びに来るまで、客間で一人の時間を過ごす。
……
時刻が、午前11時手前と成った時。
稀子が俺の居る客間にやって来て、穏やかな表情で声を掛けてくる。
稀子の手には、旅行カバンを持っていた。
「比叡君!」
「……お父さんたちも作業から戻って来たし、今の内に私達も羽津音市に戻ろうか」
「そうか…。幸村さん達も、朝の作業が落ち着いたか」
俺も、穏やかな表情で稀子に話す。
稀子は表情を変えずに、俺に言葉を続ける。
「ところで比叡君。私の家はどうだった?」
「気に入ってくれた?」
「…うん!」
「楓さんは稀子と同じで優しい人だし、幸村さんは少し怖い感じはするけど、根は良い人だと思うから、居心地の良い家で有ったよ。稀子!」
俺は和やかな表情で稀子に話すと、稀子も和やかな表情で俺に話し始める。
「比叡君に気に入って貰えて、私も嬉しいよ!」
「後数年したら、この近くで本格的に住み始めるからね!!」
(分かり切っていた事だが、稀子の実家周辺に住む事に成るよな!)
(この辺りに賃貸物件何て皆無だし、この地域(稀子地区)に住んで欲しいとの稀子からの要望だしな…)
俺は保育士資格が取得出来れば、この地域での学童保育指導員就職に向けて、就職活動を始める。
この地域には、民営学童保育施設はやはり存在しないので、実質公務員となる市町村採用(社会福祉協議会)の学童保育指導員に成るしか道が無い。
ハードルは当然高いし、そもそも狭き門で有るから、新規採用が毎年必ず有る訳は無いだろうし、有ってもほんの数人だろう。
(まぁ、それは……保育士資格が取得出来てからの話だ!)
「じゃあ、比叡君!」
「お父さんたちは縁側でお茶休憩をしているから、挨拶に行こうか!!」
稀子は和やかな表情で俺に話す。
稀子の言葉の後。俺は稀子と一緒に、幸村さん達が居る縁側に向かった。
縁側では幸村さん、楓さん、稀子祖母がお茶休憩をしているが、楓さんが俺と稀子に気付き、穏やかな表情で声を掛けてくる。
「あら稀子…。時間的に、そろそろ出る時間?」
「うん…」
「そろそろ出ようかなと思う。お母さん///」
稀子は少し恥ずかしそうな表情で、楓さんに話す。
楓さんでは無く、幸村さんが稀子に穏やかな表情で話し始める。
「もう、そんな時間か。稀子!」
「向こうに帰っても、元気で過ごせよ!!」
「後。山本さんや美作(鈴音)さんに、俺からも『よろしく!』と、伝えておいてくれ!!」
「うん。分かった。お父さん!」
幸村さんの言葉の後。稀子は和やかな表情で言う。
俺も、幸村さん達に別れの挨拶を始める。
「幸村さん、楓さん、稀子の祖母さん。短い間でしたが、本当にお世話になりました!」
『ぺこり』
俺は言葉の後。幸村さん達に頭を下げる。
俺が頭を上げると、幸村さんから穏やかな表情で話し始める。
「稀子とは本気だと思うが、稀子を泣かせる事だけはしないでくれよ!」
「比叡君!!」
「はい。それは大丈夫です!」
「幸村さん!!」
俺は力強い表情で幸村さんに言い終えると、楓さんが和やかな表情で俺に話し始める。
「比叡さん!」
「稀子と仲良くしてくれるのはとても嬉しいですが、避妊の方だけはしっかりとお願いしますね!!」
「稀子はまだ大学生ですし結構、勢いで物事を進める時が有りますから!///」
「あっ…、はい!///」
「その辺りはちゃんと避妊具を付けて、稀子との仲を楽しみたいです!///」
俺は、戸惑った表情で楓さんに話す。
楓さんは稀子が、既に貫通済みなのを知っているのだろう!
だが、楓さんもみんなの前で、態々言わなくても良いのに///
今朝も、俺は稀子に起こされる訳で有るが、この稀子に起こされるのも今日で一旦終了となる。
俺は稀子と深い関係で有るが、同棲はまだしていないし、近所で有るが住む家も違う。
本来だったら、稀子との同棲も意識するべき何だが、俺の今住んでいるアパートで同棲をするには少し狭すぎる。
間取りが1Kで有るからだ。
それに、このアパートは山本さんからの紹介で有るから賃貸料金も恐ろしく安くて、稀子と同棲の為に別賃貸へ、移り住むのはもったいないのも有る。
朝食のメインは、やはりナスが中心で有った。
稀子が作った朝食を2人で食べた後は、俺はその後片付けを手伝い、後は自由時間で有る。
自由時間と言っても、実質は荷造りの時間で有る。
俺はカバンから出していた荷物を仕舞い込み、羽津音市に戻る準備をする。
稀子も自室で、荷造りをしているだろう。
(この家を出るのは幸村さん達の作業が、落ち着いてからと稀子は言っていたな…!)
稀子実家は農家で有る為。早朝からでも非常に忙しい。
特に稀子の家は農繁期で有る為、朝の忙しい時間帯に悠長、俺達の見送りが出来ない事を稀子は知っている。
俺は稀子が呼びに来るまで、客間で一人の時間を過ごす。
……
時刻が、午前11時手前と成った時。
稀子が俺の居る客間にやって来て、穏やかな表情で声を掛けてくる。
稀子の手には、旅行カバンを持っていた。
「比叡君!」
「……お父さんたちも作業から戻って来たし、今の内に私達も羽津音市に戻ろうか」
「そうか…。幸村さん達も、朝の作業が落ち着いたか」
俺も、穏やかな表情で稀子に話す。
稀子は表情を変えずに、俺に言葉を続ける。
「ところで比叡君。私の家はどうだった?」
「気に入ってくれた?」
「…うん!」
「楓さんは稀子と同じで優しい人だし、幸村さんは少し怖い感じはするけど、根は良い人だと思うから、居心地の良い家で有ったよ。稀子!」
俺は和やかな表情で稀子に話すと、稀子も和やかな表情で俺に話し始める。
「比叡君に気に入って貰えて、私も嬉しいよ!」
「後数年したら、この近くで本格的に住み始めるからね!!」
(分かり切っていた事だが、稀子の実家周辺に住む事に成るよな!)
(この辺りに賃貸物件何て皆無だし、この地域(稀子地区)に住んで欲しいとの稀子からの要望だしな…)
俺は保育士資格が取得出来れば、この地域での学童保育指導員就職に向けて、就職活動を始める。
この地域には、民営学童保育施設はやはり存在しないので、実質公務員となる市町村採用(社会福祉協議会)の学童保育指導員に成るしか道が無い。
ハードルは当然高いし、そもそも狭き門で有るから、新規採用が毎年必ず有る訳は無いだろうし、有ってもほんの数人だろう。
(まぁ、それは……保育士資格が取得出来てからの話だ!)
「じゃあ、比叡君!」
「お父さんたちは縁側でお茶休憩をしているから、挨拶に行こうか!!」
稀子は和やかな表情で俺に話す。
稀子の言葉の後。俺は稀子と一緒に、幸村さん達が居る縁側に向かった。
縁側では幸村さん、楓さん、稀子祖母がお茶休憩をしているが、楓さんが俺と稀子に気付き、穏やかな表情で声を掛けてくる。
「あら稀子…。時間的に、そろそろ出る時間?」
「うん…」
「そろそろ出ようかなと思う。お母さん///」
稀子は少し恥ずかしそうな表情で、楓さんに話す。
楓さんでは無く、幸村さんが稀子に穏やかな表情で話し始める。
「もう、そんな時間か。稀子!」
「向こうに帰っても、元気で過ごせよ!!」
「後。山本さんや美作(鈴音)さんに、俺からも『よろしく!』と、伝えておいてくれ!!」
「うん。分かった。お父さん!」
幸村さんの言葉の後。稀子は和やかな表情で言う。
俺も、幸村さん達に別れの挨拶を始める。
「幸村さん、楓さん、稀子の祖母さん。短い間でしたが、本当にお世話になりました!」
『ぺこり』
俺は言葉の後。幸村さん達に頭を下げる。
俺が頭を上げると、幸村さんから穏やかな表情で話し始める。
「稀子とは本気だと思うが、稀子を泣かせる事だけはしないでくれよ!」
「比叡君!!」
「はい。それは大丈夫です!」
「幸村さん!!」
俺は力強い表情で幸村さんに言い終えると、楓さんが和やかな表情で俺に話し始める。
「比叡さん!」
「稀子と仲良くしてくれるのはとても嬉しいですが、避妊の方だけはしっかりとお願いしますね!!」
「稀子はまだ大学生ですし結構、勢いで物事を進める時が有りますから!///」
「あっ…、はい!///」
「その辺りはちゃんと避妊具を付けて、稀子との仲を楽しみたいです!///」
俺は、戸惑った表情で楓さんに話す。
楓さんは稀子が、既に貫通済みなのを知っているのだろう!
だが、楓さんもみんなの前で、態々言わなくても良いのに///
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
氷の貴婦人
羊
恋愛
ソフィは幸せな結婚を目の前に控えていた。弾んでいた心を打ち砕かれたのは、結婚相手のアトレーと姉がベッドに居る姿を見た時だった。
呆然としたまま結婚式の日を迎え、その日から彼女の心は壊れていく。
感情が麻痺してしまい、すべてがかすみ越しの出来事に思える。そして、あんなに好きだったアトレーを見ると吐き気をもよおすようになった。
毒の強めなお話で、大人向けテイストです。
利己的な聖人候補~とりあえず異世界でワガママさせてもらいます
やまなぎ
ファンタジー
9/11 コミカライズ再スタート!
神様は私を殉教者と認め〝聖人〟にならないかと誘ってきた。
だけど、私はどうしても生きたかった。小幡初子(おばた・はつこ)22歳。
渋々OKした神様の嫌がらせか、なかなかヒドイ目に遭いながらも転生。
でも、そこにいた〝ワタシ〟は6歳児。しかも孤児。そして、そこは魔法のある不思議な世界。
ここで、どうやって生活するの!?
とりあえず村の人は優しいし、祖父の雑貨店が遺されたので何とか居場所は確保できたし、
どうやら、私をリクルートした神様から2つの不思議な力と魔法力も貰ったようだ。
これがあれば生き抜けるかもしれない。
ならば〝やりたい放題でワガママに生きる〟を目標に、新生活始めます!!
ーーーーーー
ちょっとアブナイ従者や人使いの荒い後見人など、多くの出会いを重ねながら、つい人の世話を焼いてしまう〝オバちゃん度〟高めの美少女の物語。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
白紙にする約束だった婚約を破棄されました
あお
恋愛
幼い頃に王族の婚約者となり、人生を捧げされていたアマーリエは、白紙にすると約束されていた婚約が、婚姻予定の半年前になっても白紙にならないことに焦りを覚えていた。
その矢先、学園の卒業パーティで婚約者である第一王子から婚約破棄を宣言される。
破棄だの解消だの白紙だのは後の話し合いでどうにでもなる。まずは婚約がなくなることが先だと婚約破棄を了承したら、王子の浮気相手を虐めた罪で捕まりそうになるところを華麗に躱すアマーリエ。
恩を仇で返した第一王子には、自分の立場をよおく分かって貰わないといけないわね。
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
早稲 アカ
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
悪意か、善意か、破滅か
野村にれ
恋愛
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。
婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、
悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。
その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。
悪役令嬢の兄です、ヒロインはそちらです!こっちに来ないで下さい
たなぱ
BL
生前、社畜だったおれの部屋に入り浸り、男のおれに乙女ゲームの素晴らしさを延々と語り、仮眠をしたいおれに見せ続けてきた妹がいた
人間、毎日毎日見せられたら嫌でも内容もキャラクターも覚えるんだよ
そう、例えば…今、おれの目の前にいる赤い髪の美少女…この子がこのゲームの悪役令嬢となる存在…その幼少期の姿だ
そしておれは…文字としてチラッと出た悪役令嬢の行いの果に一家諸共断罪された兄
ナレーションに
『悪役令嬢の兄もまた死に絶えました』
その一言で説明を片付けられ、それしか登場しない存在…そんな悪役令嬢の兄に転生してしまったのだ
社畜に優しくない転生先でおれはどう生きていくのだろう
腹黒?攻略対象×悪役令嬢の兄
暫くはほのぼのします
最終的には固定カプになります
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる