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【R-15】鈴音編 第2章

第130話 両手に花!? その1

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 鈴音さんとの恋人関係が少し進展出来た俺は、今まで投げやり気味だった、保育士資格取得の勉強にも再度熱が入る様に成り、1日3時間の勉強水準まで戻す事が出来ていた。

(やはり……愛の力は凄いな!)

 俺は勉強をしながらだが遂、鈴音さんの事を思ってしまう。

(他人の体液は汚いのにどうして、好きな人の体液は求めてしまうのだろうか?)
(鈴音さんの唾液やまだ、舐められない蜜の液!!)

 鈴音さんと初めてしたディープキス!
 あの時は名前が分からなかったが、Webで検索したら、その様に出て来た!!

(次は……鈴音さんの胸を見たいな//////)
(稀子よりは控えめだが、あれ位が俺好みだ!!///)

 鈴音さんとディープキスをした事に依って、俺は鈴音さんを凄く求めていた。

(ここ最近……鈴音さんを想って、毎日慰めているけど慰め切れてない……)

 男性の年齢的に、ピークの頂点は少し過ぎてしまっているが、まだまだ精力が旺盛な年で有る。

(最近の鈴音さんも少し大人びてきたし、鈴音さんも俺を求めている筈だがな?)

「あかん、あかん!!」
「これでは、保育士資格取得の勉強が疎かに成ってしまう……」

 俺の目前目標は、テキストを全て読み終えるのと確認問題を全て解いて、添削問題を解く事で有る。
 ここ最近は頑張っているので、進捗率で言うと65%位の所までは来ていた。

「今晩も頑張るぞ!」
「愛する人と夢のために!!」

 俺は今晩も勉強に励んだ……

 ☆

 あれから、少し時が過ぎて……

 俺の息抜きと、鈴音さんと本当のデートをしていなかったので、今日は鈴音さんと水族館デートの筈だった……
 前回おこったデートはデートでは無く、逃亡旅行に変わってしまったからだ!
 それも後味が凄く悪い、逃亡旅行だった……。あんな事は二度と経験する事は無いだろう!

 鈴音さんや稀子にも新しい親友は出来た様だが、まだ積極的に遊び合う関係ではなく、普段は俺と鈴音さん。稀子の3人で動く時が殆どだった。
 俺は車を持ってないので、移動手段は公共交通機関だが、鈴音さんと買物に出かけようとすると、ほぼ99%の確率で稀子は付いて来る!

 非道い時は、鈴音さんと近所の散歩する時にも付いて来た!?
 稀子曰わく『親友同士だから良いじゃん!!』と言うので、俺と鈴音さんは苦笑いをするしか無かった……

 しかし……今回だけは、鈴音さん2人でデートをしたかった。
 この近くに水族館が有るし、鈴音さんも水族館には興味を持っていたので、鈴音さんをデートに誘って、稀子には内緒で行くつもりだった。だけど、実際は……

『コン、コン♪』

「比叡君♪」
「準備出来た~~?」

「うん、もう出来る~~」

 残念な事に…、稀子に気付かれてしまった!!
 夜遅く……こっそり俺の部屋で、鈴音さんと打ち合わせをしている時に稀子が乱入してきた!

 ……

『バ~ン!』

「二人共、何やっているの!!」

 俺が鈴音さんとデートの打ち合わせをしている時に、稀子が突然、俺の部屋に入ってきた!!

「……何って、鈴音さんと話をしているだけ///」
「ねぇ、鈴音さん?///」

「はっ、はい。そうですわ、稀子さん///」

「……隠そうとしたって無駄だよ!!」
「二人で水族館に行くのでしょ!!」

「私は、ドアの外からちゃんと聞いて居たぞ!!」
「私も付いて行く!!」

「……」

「……」

 ……

 こんな感じで有った……
 この状態に成ってしまったら、稀子を含めるしか無く、只の水族館に遊びに行くに成ってしまった。

 俺は断わりたかったが、鈴音さんが受け入れてしまったからだ!
 心が優しい人も……優しすぎるよな!
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