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【R-15】鈴音編

第96話 お仕置き その2

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「比叡君の睾丸下部に鉄板を置いて……んっ!?」
「……これでは、潰せないでは無いか!!」

 俺の睾丸は、寒さの所為で奥に引っ込んでいる!!
 裸の状態にされて、背中にも怪我を負わされた。寒さと恐怖と不安で…、俺の睾丸も萎縮してくれた!!
 小さい方側で良かった!?

「チッ!」

 山本さんは舌打ちをする。
 俺の最悪の事態は、避けられたのか??

「クソッ…!」
「最初に潰すべきだったな!」

「中途半端にやっても、両方を潰さなければ意味が無い!!」
「竿も切りたいが、このフニャ○ン状態で切っても面白くない…」

 俺の竿も……、寒さと恐怖の御陰で生気を失っている。
 どちら失っても、男性としては致命的だ!

「鈴音のマ○コでも見せて、興奮させるか…?」

 山本さんは俺から向きを変えて、鈴音さんの方に向かう。

「鈴音。比叡君のために協力をしてくれ!」
「鈴音のマ○コを見れば、比叡君のち○ぼも大きくなって、竿の切り甲斐が有る!」

(俺の竿を切るために其処までするか!)
(見たいと言えば見たいが、今見せされたら俺の竿は切られてしまう!!)
(しかし…、鈴音さんはどうするのだ?)

「……嫌です。そんな非道い事に協力何か出来ません…」
「孝明さん……何故、其処まで非道い事が出来るのですか?」

「五月蠅いんだよ!」

『パア~ン!』

「うっ…」

 鈴音さんの頬に、急に平手打ちにする山本さん。

「鈴音…。何様のつもりだ?」
「僕に、者が言える立場か…? あぁ!!」
「てっきり、比叡にたぶらかせられたと思って居たが……どうやら違う様だな!」

「…鈴音。お前にチャンスをやる!」
「お前は今から裸に成ったり、自慰行為等をして、比叡を興奮させろ!」

「好きな女の体だ!」
「比叡の生殖機能は本能を剥き出し成って、先ほど断念した、お仕置きも出来るように成る!」

「そうすれば鈴音には危害も加えないし、馬鹿女も戻って来させる!」
「どうだ……。本当はそのまま許したくは無いが、比叡を潰すために協力をするなら許してやる!!」

 山本さんは鈴音さんを試す気だ。山本さんの支配下に入るための……
 けど、鈴音さんは力強く反発をする。

「孝明さん。ふざけた事を言わないで下さい!」
「大人のあなたがお仕置き何て言いますが、これは拷問では無いですか!!」

「明日の朝には、お母様も帰って来ます!」
「こんな事は直ぐに止めて、比叡さんを病院に連れってあげて下さい!!」

 鈴音さんはそう言う同時に山本さんは無言で、鈴音さんが座っている椅子を蹴飛ばす。

『ドカッ!!』

「キャ~~~」

 鈴音さんは後ろ向きに倒れる。大股の状態で倒されるから、その時に鈴音さんの下着も見えてしまう!

「そうか…」
「鈴音は……そんなに比叡が好きなのか?」

「はい! そうです!!」
「孝明さんがそんな野蛮人だとは…、思いも依りませんでした!」
「私達、正式に別れましょう!!」

「……」

 鈴音さんがそう言うと山本さんは静かに、椅子ごと倒れた鈴音さんを、椅子ごと持ち上げて俺の正面近くに置く。どういう事だ!?

「君達が、相思相愛なのは僕でも判った…」
「だから僕から、君達にプレゼントを上げよう!」

 山本さんは工場《こうば》内に居た、男性達を全員引き連れて工場こうばから出て行く。

(もしかして、お仕置きは終わったのか?)

 俺は床から首を上げて、鈴音さんを見る。俺の位置から大体3m位の距離か?

「比叡さん! 大丈夫ですか!!」

 鈴音さんの両手は背もたれ側、両足は椅子の脚に、紐で縛り付けられているから身動きは出来ない。

「鈴音さん…。大丈夫と言いたいですが、怪我の状況が確認出来ないので……」
「それより、鈴音さんは大丈夫ですか?」

「私の方は、大丈夫です…」
「私達、どう成るのでしょうか?」

「このまま……簡単に終わらない筈ですが、展開が読めません!」

「孝明さんがここまで非道い人とは、私も思っていませんでした」

 俺と鈴音さんが、今後の会話をしていると……

「やぁ~~、お待たせ!!」
「二人共待ったかい!」

 陽気な声と不気味な笑顔をしながら、山本さんと先ほどの男性達が戻って来る。
 山本さんは長い鉄棒(?)を肩に乗せていて、男性達はプロパンガスの容器、ガスコンロ。何故か、踏み台の様な鉄枠を2組持って戻って来た。踏み台の枠の様だが天板てんばんは無い。

「比叡君……。この時期とは言え、床は冷たいだろ!」

 山本さんは、俺を床から起こし上げる。

「さぞかし床は冷たかっただろう。椅子に座りなさい!」

 両手は縛られたままだが、椅子が用意されて俺は椅子に座らされる。
 椅子に座らされると、やはり俺の足も、椅子の脚に紐で縛り付けられたが、俺は大股にはされなかった。

「その状態では服は着られないから、これで暖まって!」

 俺の横近くにガスコンロが置かれて、そのコンロに火が付けられる。
 コンロに火が付くと…、先ほどの踏み台の鉄枠1組をコンロの上に置いて、鉄枠が直列になる様に、もう1組鉄枠が置かれて、その鉄枠上に山本さんが持って来た鉄棒を置く。何で……鉄棒を熱するのだ?

 数人居た男性達は再び工場こうばから出て行く……。今部屋に居るのは、俺と鈴音さんと山本さんだけだ。

「どうだ……比叡君。暖かいか?」

「……無いよりかはマシですが…。鉄棒を暖めてどうするのですか?」

「んっ、これはストーブ代わりだよ!」
「無いよりかは良いと思ってね……」

「他の奴らに、包帯と消毒液を買いに行かせたから安心して!」
「治療をすれば、服が着られるから!」

 言葉の言い方からして、山本さんは俺を許してくれたのか!?
 いや……、そんな訳は無いと思うが変だな?
 俺は今後の事を考えつつ、この窮地を脱せないか考えた……
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