32 / 53
第31話 秋の三連休 その2
しおりを挟む
翌日。
私は朝の登校時。音羽ちゃんと木華ちゃんに動物園のお誘いをする。
「―――という訳で、今週の週末だけど、2人の予定はどうかな?」
「動物園…?」
「うん、私は行けるよ。恵那ちゃん」
「私(音羽)の家は今度の3連休特に、イベントは無いから!」
音羽ちゃんからは、こころよい返事が来たけど、木華ちゃんの表情は何故か暗かった!?
「……ごめん、恵那ちゃん。私は一緒に行けない…」
木華ちゃんは、申し訳なさそうに言う。
「えっ!?」
「もしかして、何か予定でも入っていた。木華ちゃん?」
「うっ、うん……。まあ、そんなところ…」
木華ちゃんはそう言うが……普通の断り方にしては少し変だと感じた。
「へ~~。木華にも用事何て有るんだ!」
「うん。そう…。だからごめんね。恵那ちゃん!」
「木華ちゃん、謝る事では無いよ!!」
用事が有るなら仕方ない。
動物園は、私・お姉ちゃん・音羽ちゃんの3人で行く事に成りそうだな。
☆
その日の晩ご飯後……
『♪~~~』
普段は滅多に鳴らない、固定電話が珍しくなる。
私は洗い物をしていたので、お姉ちゃんが電話を取りに行く。
電話は廊下に有るから、話し声は台所からでは聞き取りにくい。
しばらくするとお姉ちゃんが戻ってきた。
「恵那!」
「木華ちゃんから電話!」
「えっ!?」
「木華ちゃんから!!」
「そうよ!」
「動物園の事で、話したい事が有るそうよ!」
「動物園……行ける様に成ったのかな?」
私は洗い物を中断して、電話が有る所に向かい『保留』ボタンを解除して電話に出る。
「はい。恵那です!」
『あっ、恵那ちゃん! 木華です!!』
「こんばんは、木華ちゃん。お姉ちゃんから話は少し聞いたよ」
『あっ、うん……』
『あのね……朝は行けないと言ったけど、行ける様に成ったの!』
「あっ、そうなんだ!!」
「動物園、一緒に行ける様に成ったんだ!!」
『うん!』
『だから、私も参加ね!!』
「分かった~~。じゃあ、お姉ちゃんにもその事を伝えておくね!」
『うん!!』
……
木華ちゃんが最初断った理由は、家庭の状況を考慮して断ったらしいが、お姉ちゃん達に相談したら『行ってきなさい!』と言ってくれたらしい。
これで、全員参加で動物園に行ける!
☆
動物園に行く当日。空は青く絶好の行楽日和!
時間通りに音羽ちゃん、木華ちゃんも家の前で集合してくれた。
『おはようございます~~』
みんなで朝のあいさつをする。
「お姉さん、今日はよろしくお願いします!」
「音羽ちゃんと遊ぶのは久しぶりだね!」
「こちらこそ、今日はよろしく」
音羽ちゃんとお姉ちゃんとの会話の後は、木華ちゃんがお姉ちゃんに話し掛ける。
「えっと、えっと、会うのは初めまして…、篠立木華と言います」
「恵那ちゃんのお姉さん。今日はよろしくお願いします」
木華ちゃんは緊張しながら、お姉ちゃんに話している。
「あなたが、木華ちゃんね!」
「電話で話したけど、会うのは初めてだね!!」
「恵那からあなたの話は良く聞いているわ。よろしね。木華ちゃん」
「はい。よろしくお願いします!」
「それじゃあ、出発しましょうか!」
「みんな、忘れ物は無いわね!!」
あいさつも終えて、お姉ちゃんの音頭で動物園に向かう。
動物園にはお姉ちゃんの車で向かう。
楽しい、1日になると良いなと私は思った!
私は朝の登校時。音羽ちゃんと木華ちゃんに動物園のお誘いをする。
「―――という訳で、今週の週末だけど、2人の予定はどうかな?」
「動物園…?」
「うん、私は行けるよ。恵那ちゃん」
「私(音羽)の家は今度の3連休特に、イベントは無いから!」
音羽ちゃんからは、こころよい返事が来たけど、木華ちゃんの表情は何故か暗かった!?
「……ごめん、恵那ちゃん。私は一緒に行けない…」
木華ちゃんは、申し訳なさそうに言う。
「えっ!?」
「もしかして、何か予定でも入っていた。木華ちゃん?」
「うっ、うん……。まあ、そんなところ…」
木華ちゃんはそう言うが……普通の断り方にしては少し変だと感じた。
「へ~~。木華にも用事何て有るんだ!」
「うん。そう…。だからごめんね。恵那ちゃん!」
「木華ちゃん、謝る事では無いよ!!」
用事が有るなら仕方ない。
動物園は、私・お姉ちゃん・音羽ちゃんの3人で行く事に成りそうだな。
☆
その日の晩ご飯後……
『♪~~~』
普段は滅多に鳴らない、固定電話が珍しくなる。
私は洗い物をしていたので、お姉ちゃんが電話を取りに行く。
電話は廊下に有るから、話し声は台所からでは聞き取りにくい。
しばらくするとお姉ちゃんが戻ってきた。
「恵那!」
「木華ちゃんから電話!」
「えっ!?」
「木華ちゃんから!!」
「そうよ!」
「動物園の事で、話したい事が有るそうよ!」
「動物園……行ける様に成ったのかな?」
私は洗い物を中断して、電話が有る所に向かい『保留』ボタンを解除して電話に出る。
「はい。恵那です!」
『あっ、恵那ちゃん! 木華です!!』
「こんばんは、木華ちゃん。お姉ちゃんから話は少し聞いたよ」
『あっ、うん……』
『あのね……朝は行けないと言ったけど、行ける様に成ったの!』
「あっ、そうなんだ!!」
「動物園、一緒に行ける様に成ったんだ!!」
『うん!』
『だから、私も参加ね!!』
「分かった~~。じゃあ、お姉ちゃんにもその事を伝えておくね!」
『うん!!』
……
木華ちゃんが最初断った理由は、家庭の状況を考慮して断ったらしいが、お姉ちゃん達に相談したら『行ってきなさい!』と言ってくれたらしい。
これで、全員参加で動物園に行ける!
☆
動物園に行く当日。空は青く絶好の行楽日和!
時間通りに音羽ちゃん、木華ちゃんも家の前で集合してくれた。
『おはようございます~~』
みんなで朝のあいさつをする。
「お姉さん、今日はよろしくお願いします!」
「音羽ちゃんと遊ぶのは久しぶりだね!」
「こちらこそ、今日はよろしく」
音羽ちゃんとお姉ちゃんとの会話の後は、木華ちゃんがお姉ちゃんに話し掛ける。
「えっと、えっと、会うのは初めまして…、篠立木華と言います」
「恵那ちゃんのお姉さん。今日はよろしくお願いします」
木華ちゃんは緊張しながら、お姉ちゃんに話している。
「あなたが、木華ちゃんね!」
「電話で話したけど、会うのは初めてだね!!」
「恵那からあなたの話は良く聞いているわ。よろしね。木華ちゃん」
「はい。よろしくお願いします!」
「それじゃあ、出発しましょうか!」
「みんな、忘れ物は無いわね!!」
あいさつも終えて、お姉ちゃんの音頭で動物園に向かう。
動物園にはお姉ちゃんの車で向かう。
楽しい、1日になると良いなと私は思った!
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
図書室ピエロの噂
猫宮乾
児童書・童話
図書室にマスク男が出るんだって。教室中がその噂で持ちきりで、〝大人〟な僕は、へきえきしている。だけどじゃんけんで負けたから、噂を確かめに行くことになっちゃった。そうしたら――……そこからぼくは、都市伝説にかかわっていくことになったんだ。※【完結】しました。宜しければご覧下さい!
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
【アルファポリスで稼ぐ】新社会人が1年間で会社を辞めるために収益UPを目指してみた。
紫蘭
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスでの収益報告、どうやったら収益を上げられるのかの試行錯誤を日々アップします。
アルファポリスのインセンティブの仕組み。
ど素人がどの程度のポイントを貰えるのか。
どの新人賞に応募すればいいのか、各新人賞の詳細と傾向。
実際に新人賞に応募していくまでの過程。
春から新社会人。それなりに希望を持って入社式に向かったはずなのに、そうそうに向いてないことを自覚しました。学生時代から書くことが好きだったこともあり、いつでも仕事を辞められるように、まずはインセンティブのあるアルファポリスで小説とエッセイの投稿を始めて見ました。(そんなに甘いわけが無い)
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる