632 / 653
第7.1章 個別ルート 虹心・小鞠編
第632話 三人での動植物園デート その1
しおりを挟む
「武蔵さん!」
「私は、動物園からの方が見たいです!!」
小鞠ちゃんは考えが決まったらしく、穏やかな表情で俺に話す。
小鞠ちゃんの言葉を聞いていた虹心は、和やかな表情で俺に話し始める。
「兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんは動物園だって!!」
「じゃあ、それで行こう!」
「兄ちゃん!!」
「……」
(俺はどっちからでも良いから、別に構わないけど…)
(小鞠ちゃんの事だから虹心に遠慮したな!)
俺たち三人は入園ゲートから、動物園ゾーンに向けて歩き始める。
園内には大きな池もあり、スワンボート遊びも出来る。
動植物園を楽しんだ後は、三人でスワンボート遊びもするのだろうか?
……
この動物園の目玉はコアラらしいが、最初にお出ましたのはサイで有る。
虹心は和やかな表情で、サイを見始める……
「サイだね~~♪」
「動物園のだから野性味は余り感じないけど、サイだね~~♪♪」
「……」
「……」
虹心は和やかな表情で一人しゃべりをしているが、俺と小鞠ちゃんは澄ました表情でサイを見ている。
俺はサイを、虹心ほど好きでは無い。普通と言えば良いのだろうか?
小鞠ちゃんも同じ感じだ。
虹心は案外。動物好きなのだろうか?
サイの後はトラやゾウを見ていくが……ゾウ位からは、小鞠ちゃんも嬉しそうな表情で見始める。
「やっぱり、ぞうさんはお鼻が長いですね~~♪」
「ぞうさんを見ますと、動物園に来た実感を感じます!♪」
小鞠ちゃんはゾウを見ながら、嬉しそうな表情で一人しゃべりをする。
同じようにゾウを見ている虹心も、楽しそうな表情で一人しゃべりを始める。
「本当。ぱおーんだよね!」
「何処かのぞうさんも、私たちを見てぱおーんしているけどね♪」
「ねっ、兄ちゃん!♪」
「ぱおーんだね!!♪」
「……//////」
(虹心!)
(こんな所で、下ネタなんぞ言わなくても言い///)
虹心は浮かれているのか、ワザとかは知らないが危ない発言をしている。
俺たち三人は年齢が近い年齢だから問題ない(?)が、もし、これが年の差で有ったなら俺は誰かに通報されているだろう!?
小鞠ちゃんも虹心の言葉で「あはは//////」と、苦笑いをしていた。
トラやゾウを見た後も、ゴリラ、シマウマ、ライオンと見て回って行く。
……
俺たち三人は楽しく、動物園ゾーンを見て回って行く。
虹心はどんな動物でもはしゃぎながら見ていくが、小鞠ちゃんの場合は名の知れた動物や、お気に入りの動物だけに反応を示している。
俺も小鞠ちゃんと同じ感じだ。
(動物園は、大人デートでは微妙に成るかも知れないが、俺たちぐらいの世代なら楽しく見て回れるな)
(でも、これを求めたのは虹心で有るし、虹心は凄く楽しんでいるからな!)
俺も動物園は嫌いでは無いから、楽しく見て回っている。
また、この動植物園は飼育されている動物も多いから、楽しみ甲斐も有る。
動物園ゾーンを半分ぐらい見た所で、都合良く休憩場所が有るので、俺たち三人は小休止をする。
自動販売機で、それぞれがジュースを買って、テーブルベンチに腰を下ろす。
「ふぅ!」
「やっぱり、動物園は楽しいね♪」
ジュースを飲んで一息吐いた虹心は、笑顔で俺と小鞠ちゃんに向けて話す。
小鞠ちゃんは和やかな表情で、虹心に話し始める。
「虹心ちゃんが、此処まで動物園好きとは少し驚きました!」
「私は、虹心ちゃんと付き合いが長いですが、気付きませんでした!!」
「そう?♪」
「私は動物を見ていると、心が落ち着くんだよ!♪」
「小鞠ちゃんとは一緒に来たのは、今日が初めてだしね!」
「特に、飼育員が動物達にエサを上げるシーンが好き❤」
「あの喜んで食べる、動物達の姿が良いよね!♪」
虹心は小鞠ちゃんに笑顔で話している。
三國家では動物類を一切飼っていないが、其処まで動物が好きとは俺は知らなかった。
(でも、よく考えれば……俺たち三人兄妹が小さかった頃は、動物園に良く行っていた覚えが有るな…)
(あの時の虹心も楽しく見ていた気がするが、俺の中では好きと言うより、物珍しさ目線で見ていると思っていた)
(今の虹心は、俺や兄の航平を間違いなく、ペット目線で見ているのだろうな///)
(俺や兄も虹心の料理を、動物の様に喜んで食べているから!///)
虹心は母親以上に家事をこなすので、俺や兄は虹心に頼りっぱなしで有る。
その為。虹心の目線から見れば、俺と兄は虹心のペットにされているはずだ!?
「私は、動物園からの方が見たいです!!」
小鞠ちゃんは考えが決まったらしく、穏やかな表情で俺に話す。
小鞠ちゃんの言葉を聞いていた虹心は、和やかな表情で俺に話し始める。
「兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんは動物園だって!!」
「じゃあ、それで行こう!」
「兄ちゃん!!」
「……」
(俺はどっちからでも良いから、別に構わないけど…)
(小鞠ちゃんの事だから虹心に遠慮したな!)
俺たち三人は入園ゲートから、動物園ゾーンに向けて歩き始める。
園内には大きな池もあり、スワンボート遊びも出来る。
動植物園を楽しんだ後は、三人でスワンボート遊びもするのだろうか?
……
この動物園の目玉はコアラらしいが、最初にお出ましたのはサイで有る。
虹心は和やかな表情で、サイを見始める……
「サイだね~~♪」
「動物園のだから野性味は余り感じないけど、サイだね~~♪♪」
「……」
「……」
虹心は和やかな表情で一人しゃべりをしているが、俺と小鞠ちゃんは澄ました表情でサイを見ている。
俺はサイを、虹心ほど好きでは無い。普通と言えば良いのだろうか?
小鞠ちゃんも同じ感じだ。
虹心は案外。動物好きなのだろうか?
サイの後はトラやゾウを見ていくが……ゾウ位からは、小鞠ちゃんも嬉しそうな表情で見始める。
「やっぱり、ぞうさんはお鼻が長いですね~~♪」
「ぞうさんを見ますと、動物園に来た実感を感じます!♪」
小鞠ちゃんはゾウを見ながら、嬉しそうな表情で一人しゃべりをする。
同じようにゾウを見ている虹心も、楽しそうな表情で一人しゃべりを始める。
「本当。ぱおーんだよね!」
「何処かのぞうさんも、私たちを見てぱおーんしているけどね♪」
「ねっ、兄ちゃん!♪」
「ぱおーんだね!!♪」
「……//////」
(虹心!)
(こんな所で、下ネタなんぞ言わなくても言い///)
虹心は浮かれているのか、ワザとかは知らないが危ない発言をしている。
俺たち三人は年齢が近い年齢だから問題ない(?)が、もし、これが年の差で有ったなら俺は誰かに通報されているだろう!?
小鞠ちゃんも虹心の言葉で「あはは//////」と、苦笑いをしていた。
トラやゾウを見た後も、ゴリラ、シマウマ、ライオンと見て回って行く。
……
俺たち三人は楽しく、動物園ゾーンを見て回って行く。
虹心はどんな動物でもはしゃぎながら見ていくが、小鞠ちゃんの場合は名の知れた動物や、お気に入りの動物だけに反応を示している。
俺も小鞠ちゃんと同じ感じだ。
(動物園は、大人デートでは微妙に成るかも知れないが、俺たちぐらいの世代なら楽しく見て回れるな)
(でも、これを求めたのは虹心で有るし、虹心は凄く楽しんでいるからな!)
俺も動物園は嫌いでは無いから、楽しく見て回っている。
また、この動植物園は飼育されている動物も多いから、楽しみ甲斐も有る。
動物園ゾーンを半分ぐらい見た所で、都合良く休憩場所が有るので、俺たち三人は小休止をする。
自動販売機で、それぞれがジュースを買って、テーブルベンチに腰を下ろす。
「ふぅ!」
「やっぱり、動物園は楽しいね♪」
ジュースを飲んで一息吐いた虹心は、笑顔で俺と小鞠ちゃんに向けて話す。
小鞠ちゃんは和やかな表情で、虹心に話し始める。
「虹心ちゃんが、此処まで動物園好きとは少し驚きました!」
「私は、虹心ちゃんと付き合いが長いですが、気付きませんでした!!」
「そう?♪」
「私は動物を見ていると、心が落ち着くんだよ!♪」
「小鞠ちゃんとは一緒に来たのは、今日が初めてだしね!」
「特に、飼育員が動物達にエサを上げるシーンが好き❤」
「あの喜んで食べる、動物達の姿が良いよね!♪」
虹心は小鞠ちゃんに笑顔で話している。
三國家では動物類を一切飼っていないが、其処まで動物が好きとは俺は知らなかった。
(でも、よく考えれば……俺たち三人兄妹が小さかった頃は、動物園に良く行っていた覚えが有るな…)
(あの時の虹心も楽しく見ていた気がするが、俺の中では好きと言うより、物珍しさ目線で見ていると思っていた)
(今の虹心は、俺や兄の航平を間違いなく、ペット目線で見ているのだろうな///)
(俺や兄も虹心の料理を、動物の様に喜んで食べているから!///)
虹心は母親以上に家事をこなすので、俺や兄は虹心に頼りっぱなしで有る。
その為。虹心の目線から見れば、俺と兄は虹心のペットにされているはずだ!?
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる