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第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第469話 終わりが近付くパーティー
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(ゆるキャラ仕様の“ひよこ”ぬいぐるみか…)
(気持ちは嬉しいが俺にとっては……一番嬉しくないプレゼントだ!)
俺は心の中で思わず感じてしまうが、プレゼントを贈った本人で有る桃香ちゃんは、笑顔で俺に話し掛けてくる。
「虹心ちゃんのお兄さん!」
「そのぬいぐるみ可愛いでしょ~~♪」
「ぴよぴよさんと言うのだよ!♪」
「でね。その羽を引っ張ると『びよ~ん』と、羽が伸びるんだよ!!♪」
「あっ、ありがとう。桃香ちゃん///」
「……羽も伸びるんだ…。凄いね///」
俺は少し頬を染めた作り笑顔で、桃香ちゃんにお礼を言う。
だが、チキ○ラーメンの“ひよこ”をデフォルメさせたような、“ひよこ”ぬいぐるみを俺が貰っても対処に困る///
「……///」
虹心も俺の方を見ながら、困った微笑みを見せている。
『兄ちゃんも、微妙なの物を貰っちゃったね……』と、虹心の表情に書いて有る気がする!
(亜紀は桃香ちゃんへ…、プレゼントの助言をしなかったのかな?)
(ランダムで交換するのは事前に知っているんだから……それとも、俺も“これ”を喜んで貰えると思っていた!?///)
(俺には手に余るプレゼントだから、このパーティーが終わったら虹心にあげよう///)
(虹心も素直に受け取るだろう…)
俺は心の中で決めて、桃香ちゃんからのプレゼントを邪魔に成らない場所へ置く。
桃香ちゃんには悪いが、俺には不要なクリスマスプレゼントで有った///
……
楽しいクリスマスパーティーの時間も過ぎて行き、リビングの壁時計は間もなく9時を指そうとしている。
このパーティーの時間は18時から~21時まで有り、21時過ぎを目安に亜紀母親が三國家に車で迎えに来る。
亜紀はリビングの壁時計を見ながら、澄ました表情で呟く。
「そろそろ、お母さんが迎えに来る時間だわ!」
「遊びも此処までね…」
俺たちは現在。お菓子を食べながら、みんなでトランプゲームをしているが、そのトランプゲームも丁度キリが付いた所で有る。
亜紀は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「武蔵君。虹心ちゃん!」
「時間的にお母さんが迎えに来る時間だから、私と桃香は帰る準備を始めるね…」
「桃香!」
「桃香もお母さんが来たら、直ぐに動けるようにして置くんだよ!!」
「そうだね。お姉ちゃん!」
「お母さんを待たせると怖いもんね!♪」
亜紀は俺と虹心への言葉の後。桃香ちゃんに澄ました表情で言うと、桃香ちゃんは和やかな表情で亜紀に話している。
(…待たせると怖い?)
(亜紀のお母さんは、時間に厳しい人なのかな?)
亜紀と桃香ちゃんは帰る身支度を始め、俺と虹心はリビングテーブルの片付けを始める。
虹心と片付けをしながら、俺は心の中で思う。
(……今回も、亜紀とはキスの縁が無さそうだな!///)
(虹心や桃香ちゃんが居るから二人の時間は今回も作れない上。亜紀の母親が迎えに来るから、何処かに誘うことも出来ない……)
俺たちの身分はまだ学園生(高校生)で有るから、親からの支配力は大きい。
俺も一応真面目な性格だし、亜紀の家も両親が公務員で有るから真面目に決まっている。
『ピンポーン♪』
21時を少し過ぎた時刻。
三國家のインターホンが鳴る。
間違いなく、亜紀母親は亜紀たちを迎えに来たのだろう。
俺では無く虹心がリビングに有る、インターホンの受信機で応対に出る。
「はい!」
『こんばんは…!』
『……三國さんのお宅でしょうか?』
『亜紀と桃香の母親です!』
『娘たちを迎えに来ました…!』
亜紀の母親は、落ち着いた口調で虹心にインターホン越しで話す。
これで、クリスマスパーティーお開きの時間が来てしまった。
(気持ちは嬉しいが俺にとっては……一番嬉しくないプレゼントだ!)
俺は心の中で思わず感じてしまうが、プレゼントを贈った本人で有る桃香ちゃんは、笑顔で俺に話し掛けてくる。
「虹心ちゃんのお兄さん!」
「そのぬいぐるみ可愛いでしょ~~♪」
「ぴよぴよさんと言うのだよ!♪」
「でね。その羽を引っ張ると『びよ~ん』と、羽が伸びるんだよ!!♪」
「あっ、ありがとう。桃香ちゃん///」
「……羽も伸びるんだ…。凄いね///」
俺は少し頬を染めた作り笑顔で、桃香ちゃんにお礼を言う。
だが、チキ○ラーメンの“ひよこ”をデフォルメさせたような、“ひよこ”ぬいぐるみを俺が貰っても対処に困る///
「……///」
虹心も俺の方を見ながら、困った微笑みを見せている。
『兄ちゃんも、微妙なの物を貰っちゃったね……』と、虹心の表情に書いて有る気がする!
(亜紀は桃香ちゃんへ…、プレゼントの助言をしなかったのかな?)
(ランダムで交換するのは事前に知っているんだから……それとも、俺も“これ”を喜んで貰えると思っていた!?///)
(俺には手に余るプレゼントだから、このパーティーが終わったら虹心にあげよう///)
(虹心も素直に受け取るだろう…)
俺は心の中で決めて、桃香ちゃんからのプレゼントを邪魔に成らない場所へ置く。
桃香ちゃんには悪いが、俺には不要なクリスマスプレゼントで有った///
……
楽しいクリスマスパーティーの時間も過ぎて行き、リビングの壁時計は間もなく9時を指そうとしている。
このパーティーの時間は18時から~21時まで有り、21時過ぎを目安に亜紀母親が三國家に車で迎えに来る。
亜紀はリビングの壁時計を見ながら、澄ました表情で呟く。
「そろそろ、お母さんが迎えに来る時間だわ!」
「遊びも此処までね…」
俺たちは現在。お菓子を食べながら、みんなでトランプゲームをしているが、そのトランプゲームも丁度キリが付いた所で有る。
亜紀は穏やかな表情で、俺に話し始める。
「武蔵君。虹心ちゃん!」
「時間的にお母さんが迎えに来る時間だから、私と桃香は帰る準備を始めるね…」
「桃香!」
「桃香もお母さんが来たら、直ぐに動けるようにして置くんだよ!!」
「そうだね。お姉ちゃん!」
「お母さんを待たせると怖いもんね!♪」
亜紀は俺と虹心への言葉の後。桃香ちゃんに澄ました表情で言うと、桃香ちゃんは和やかな表情で亜紀に話している。
(…待たせると怖い?)
(亜紀のお母さんは、時間に厳しい人なのかな?)
亜紀と桃香ちゃんは帰る身支度を始め、俺と虹心はリビングテーブルの片付けを始める。
虹心と片付けをしながら、俺は心の中で思う。
(……今回も、亜紀とはキスの縁が無さそうだな!///)
(虹心や桃香ちゃんが居るから二人の時間は今回も作れない上。亜紀の母親が迎えに来るから、何処かに誘うことも出来ない……)
俺たちの身分はまだ学園生(高校生)で有るから、親からの支配力は大きい。
俺も一応真面目な性格だし、亜紀の家も両親が公務員で有るから真面目に決まっている。
『ピンポーン♪』
21時を少し過ぎた時刻。
三國家のインターホンが鳴る。
間違いなく、亜紀母親は亜紀たちを迎えに来たのだろう。
俺では無く虹心がリビングに有る、インターホンの受信機で応対に出る。
「はい!」
『こんばんは…!』
『……三國さんのお宅でしょうか?』
『亜紀と桃香の母親です!』
『娘たちを迎えに来ました…!』
亜紀の母親は、落ち着いた口調で虹心にインターホン越しで話す。
これで、クリスマスパーティーお開きの時間が来てしまった。
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