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第4章 高等部先輩と後輩

第337話 学園一の美少女とデート その1

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「あっ、三國君。こんにちは!」
「待たせちゃった!?」

 俺が声を掛けるより、陽葵先輩が先に気付いて、和やかな表情で声を掛けて来た。

「……//////」

(うぁ……凄く可愛い!!///)

 俺は陽葵先輩の姿を見て、思わず頬を染めてしまう!!
 それだけ、陽葵先輩の姿は可愛いと言うより、美しいと感じてしまう!!///
 陽葵先輩は俺の側に来て、改めて和やかな表情で挨拶をする。

「こんにちは。三國君!」
「時間通りだね♪」

「あっ、はい!///」
「こんにちは。陽葵先輩!!///」
「陽葵先輩も時間通りですね!!///」

 俺は少し頬を染めながら、恥ずかしそうな表情で返事をしてしまう!!///
 俺の様子が少し変だから、陽葵先輩は不思議そうな表情をして俺に聞いて来る。

「あれ? 三國君…?」
「何処か、体の調子でも悪いの?」
「顔が凄く赤いよ……」

「あっ、そうですか?///」
「体は、なんともないですよ!!///」
「駅構内が蒸し暑いから、少し火照っているかも知れません!!!///」

(流石に、陽葵先輩が可愛いからとは言えんよ!!///)
(まだ、同じ学園生なのに……大人の女性にしか見えない!!//////)

 俺は少し頬を染めて、困った笑顔で陽葵先輩に言う。
 今日の陽葵先輩の姿は……長袖黒色ワンピースに、赤色系統のパンプスを履いている。

 耳元にはイヤリングを付けており、首元にはペンダントも下げて居る。
 ふわっとした黒色ワンピースと、長くて綺麗な黒髪が凄く似合っている!!
 手には高そうなバックも持っており、陽葵先輩の裕福さも出ている?

 道行く人も、陽葵先輩を見ながら通り過ぎていく。
 それだけ、陽葵先輩の魅力は抜群で有った……

「そう。体調は問題無いんだね!」
「では、行きましょうか。三國君!!」

 陽葵先輩は和やかな表情で言う。
 俺の服装に関して、陽葵先輩は発言をして来なかったので、多分合格圏内なんだろう?

 陽葵先輩の服装は……とても素晴らし姿で有るが、発言はしない方が良いだろう?
 下手に此処で”べた褒め”とかをすると、周りの男性が振り向くからで有る!!

 今から、陽葵先輩との美術館デートの始まりで有った。
 おまけに、学園一の美少女との美術館デートで有る!!

 先ずは名美崎なみさきに向かう為、電車に乗ることから始める。
 俺は陽葵先輩と横歩きで、ホームの階段を上がっていくが、会話はすること無く階段を上っていく。

 陽葵先輩とホームに上がり、今から電車に乗る訳だが、陽葵先輩はホーム上部に設置されている、列車案内の電光表示板を見始める。
 陽葵先輩は、電光表示板を見ながら呟く。

「名美崎へは……急行か特急の方が便利だよね…!」
「一番早く着ける電車は……」

 俺の家近くの駅から名美崎駅まで、特急や急行を使えば、30分位で名美崎駅に到着することが出来る。
 だが、特急に乗ると……この私鉄は特急料金を取らないが、代わりに座席料金が取られる仕組みで有る。

「けど……今の時間だと、一番早く着けるのは特急に成ってしまうね!///」
「20分待てば、急行が来るけど、どうしようかね?」

 陽葵先輩は一人で呟き終えると、澄ました表情で俺に話し掛けてくる。

「三國君!」
「名美崎まで、どうやって行こうかな?」

「少しお金が掛かるけど……特急で行く?」
「それとも、20分待って急行に乗る?」

「どうしましょうかね。陽葵先輩…?」

 澄ました表情で俺は陽葵先輩に呟いてから、俺は考え始める。

(……特急に乗れば、お金は少し掛かるが快適に名美崎へ向かえるよな!)
(この私鉄はドケチで有名だし、今日のような休日だと車両を減らすから、座って行ける確率は低くなるだろう!)

「陽葵先輩。折角ですから、特急で行きませんか!」
「その方が、二人でゆっくりと会話をしながら、名美崎まで行けますし!!」

 俺は和やかな表情で、陽葵先輩に言う。
 けど、陽葵先輩は質問をする表情で聞いて来る。

「少し、お金が掛かるけど良いの?」
「三國君??」

「はい。俺は大丈夫です!」
「美術館に行く前に、長時間車内で立って居るぐらいなら、特急に乗るべきだと俺は感じます!」

「うん…。分かった。三國君!」
「なら、特急に乗って名美崎へ向かいましょう!!」

 俺は穏やかな表情で言うと、陽葵先輩も穏やかな表情で言ってくれる。
 少しお金が掛かってしまうが、陽葵先輩と楽しい時を過ごすのだ!!
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