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第3章 身近すぎる異性との関係
第286話 ケーキで談笑
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「しかし、これだけの味が出せるのに、流行らないのも変だな!」
「やっぱり、駅前商店街が廃れた影響からかな?」
兄はケーキを食べながら、澄ました表情で言う。
兄は俺と違い、ケーキの違いが理解出来る!!
やっぱり、勝ち組イケメンは人生が違うな!?
兄の言葉の後、虹心が兄に穏やかな表情で話し掛ける。
「お兄ちゃん!」
「このお店のケーキは喫茶店『撫子』と言う、お店にも卸しているんだって!」
「だから、あの商店街でもお店が継続出来るの!」
「ほぉ~~。喫茶店に卸しているんだ!」
「なら、あの商店街でも営業は出来そうだな…」
兄は納得した表情で虹心に言う。
虹心は和やかな表情に成って、兄に話し始める。
「だから、お兄ちゃん!」
「お兄ちゃんも場所を知って居るなら、新倉洋菓子店でケーキを買ってあげて!♪」
「兄ちゃんの彼女さんも、きっと気に入る味だよ!!♪」
「うん。あいつもケーキは好きだし、素朴なケーキが良いらしいからな!」
「俺も今度……買いに行ってみるよ!」
和やかな表情で言う兄。
これで、虹心と兄の会話は終わりかなと感じつつ、俺は最後のケーキを食べる。
俺も虹心と同じで、好きな物は最後に残すタイプで有る。
(あっ……虹心の言う通り、凄く苺と生クリームが合う!!)
(苺も酸っぱいや、蜜を塗った苺では無く、吟味された苺と言えば良いのだろうか!?)
ケーキは普段食べない俺で有るが、りんごや苺などの果物は、母親や虹心が用意する関係上、比較的食べている。
その為、さっき虹心が言っていた『味の違いが!』、苺の場合は理解出来る!
(うん。うん。生クリームに良く合う苺だ!)
俺は表情を緩めながら、最後の余韻を楽しんでいると、虹心が兄に笑顔で話し始める。
「それで、お兄ちゃん!」
「その洋菓子店にはケーキを作る職人のおじいさんと、販売を担当する孫娘が住んでいるんだけど、なんとその孫娘は私には先輩に成って、兄ちゃんには後輩に成るんだって!!」
「虹心には先輩で……武蔵には後輩?」
「その孫娘さんは、高等部一年生の子か?」
「そう。新倉先輩と言うのだけど私、気に入られちゃった!!///」
「新倉先輩は、私のことを“僕”と言うんだよ!!」
「変わっているね!!♪」
兄が澄ました表情で言った後、虹心は笑顔で言う。
だが、虹心……お前は、今日香ちゃんとの馬が合わないのだろ?
兄の前では、良い子ちゃんぶる!?
「ほう……それは、良かったな。虹心!」
「虹心も来年は高等部だから、部活以外に先輩が居ると心強いからな!」
「僕っこか……現実世界に居るんだな!」
虹心に和やかな表情で言う兄だが、最後の言葉は顔を上に向けながら言う。
兄はオタク世界に首を突っ込まなかったので、“僕っこ”を何処まで理解しているやら?
(そう言う者なのか……来年俺は、学園最上級生に成るが、今まで先輩に頼ったことは無い)
(けど、今日。陽葵先輩と関係を持つことが出来たから、これからは先輩に頼ることが出来るな!?)
(だが、迂闊に学園内で陽葵先輩の元に行ったら、周りの護衛部隊から攻撃を喰らいそうだが!!)
俺はそんな事を思いながら、麦茶を飲んだ……
……
ケーキを食べ終わった後は、俺と虹心は食事後の後片付けをして、兄はリビングに向かい、リビングで寛いで居るだろう。
後片付け後は俺から入浴に向かい、その後は三人兄妹で団らんの時間を過ごす。
……
団らんの時間も終わり、各自が自室に戻る。
俺も自室に戻り、そのままベッドに横たわり考え始める……
(今日は夏休みの中で、一番濃厚な一日だったかも知れない!)
(念願の陽葵先輩と会話が出来たし、更に親友関係も持つことが出来た!!)
(そして、後輩に成る今日香ちゃんとも、いきなり良い関係が出来た!!)
(だが、俺は……今後の異性との付き合い方を、どうすれば良いのだろうか?)
あと数日もすれば、学園の二学期が始まる。
俺は今後の事を、少し考え始めた……
「やっぱり、駅前商店街が廃れた影響からかな?」
兄はケーキを食べながら、澄ました表情で言う。
兄は俺と違い、ケーキの違いが理解出来る!!
やっぱり、勝ち組イケメンは人生が違うな!?
兄の言葉の後、虹心が兄に穏やかな表情で話し掛ける。
「お兄ちゃん!」
「このお店のケーキは喫茶店『撫子』と言う、お店にも卸しているんだって!」
「だから、あの商店街でもお店が継続出来るの!」
「ほぉ~~。喫茶店に卸しているんだ!」
「なら、あの商店街でも営業は出来そうだな…」
兄は納得した表情で虹心に言う。
虹心は和やかな表情に成って、兄に話し始める。
「だから、お兄ちゃん!」
「お兄ちゃんも場所を知って居るなら、新倉洋菓子店でケーキを買ってあげて!♪」
「兄ちゃんの彼女さんも、きっと気に入る味だよ!!♪」
「うん。あいつもケーキは好きだし、素朴なケーキが良いらしいからな!」
「俺も今度……買いに行ってみるよ!」
和やかな表情で言う兄。
これで、虹心と兄の会話は終わりかなと感じつつ、俺は最後のケーキを食べる。
俺も虹心と同じで、好きな物は最後に残すタイプで有る。
(あっ……虹心の言う通り、凄く苺と生クリームが合う!!)
(苺も酸っぱいや、蜜を塗った苺では無く、吟味された苺と言えば良いのだろうか!?)
ケーキは普段食べない俺で有るが、りんごや苺などの果物は、母親や虹心が用意する関係上、比較的食べている。
その為、さっき虹心が言っていた『味の違いが!』、苺の場合は理解出来る!
(うん。うん。生クリームに良く合う苺だ!)
俺は表情を緩めながら、最後の余韻を楽しんでいると、虹心が兄に笑顔で話し始める。
「それで、お兄ちゃん!」
「その洋菓子店にはケーキを作る職人のおじいさんと、販売を担当する孫娘が住んでいるんだけど、なんとその孫娘は私には先輩に成って、兄ちゃんには後輩に成るんだって!!」
「虹心には先輩で……武蔵には後輩?」
「その孫娘さんは、高等部一年生の子か?」
「そう。新倉先輩と言うのだけど私、気に入られちゃった!!///」
「新倉先輩は、私のことを“僕”と言うんだよ!!」
「変わっているね!!♪」
兄が澄ました表情で言った後、虹心は笑顔で言う。
だが、虹心……お前は、今日香ちゃんとの馬が合わないのだろ?
兄の前では、良い子ちゃんぶる!?
「ほう……それは、良かったな。虹心!」
「虹心も来年は高等部だから、部活以外に先輩が居ると心強いからな!」
「僕っこか……現実世界に居るんだな!」
虹心に和やかな表情で言う兄だが、最後の言葉は顔を上に向けながら言う。
兄はオタク世界に首を突っ込まなかったので、“僕っこ”を何処まで理解しているやら?
(そう言う者なのか……来年俺は、学園最上級生に成るが、今まで先輩に頼ったことは無い)
(けど、今日。陽葵先輩と関係を持つことが出来たから、これからは先輩に頼ることが出来るな!?)
(だが、迂闊に学園内で陽葵先輩の元に行ったら、周りの護衛部隊から攻撃を喰らいそうだが!!)
俺はそんな事を思いながら、麦茶を飲んだ……
……
ケーキを食べ終わった後は、俺と虹心は食事後の後片付けをして、兄はリビングに向かい、リビングで寛いで居るだろう。
後片付け後は俺から入浴に向かい、その後は三人兄妹で団らんの時間を過ごす。
……
団らんの時間も終わり、各自が自室に戻る。
俺も自室に戻り、そのままベッドに横たわり考え始める……
(今日は夏休みの中で、一番濃厚な一日だったかも知れない!)
(念願の陽葵先輩と会話が出来たし、更に親友関係も持つことが出来た!!)
(そして、後輩に成る今日香ちゃんとも、いきなり良い関係が出来た!!)
(だが、俺は……今後の異性との付き合い方を、どうすれば良いのだろうか?)
あと数日もすれば、学園の二学期が始まる。
俺は今後の事を、少し考え始めた……
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