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第3章 身近すぎる異性との関係
第280話 高等部後輩を知る その2
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「おじいちゃんのお店は、父親の親戚に当るのだけど、とても僕を良くしてくれるし、きっと……お父さんより大好きだと思う!」
「おばあちゃんもとても良い人で、母親より遙かに好きで有った!」
困った微笑み表情で言う今日香ちゃんだが、眉をひそめる表情に変わって言葉を続ける。
「けど、僕の生活に関することを、両親は僕を育てていないのに、一人前に口出しをしてくる!」
「それも、ある日いきなり突然現れて、僕に愛情をくれずに、愚痴や文句だけくれる!」
「本当……嫌に成ってしまうよ!」
今日香ちゃんの表情が、悲しい微笑み表情に変わって言葉を続ける。
「この、お店のお手伝いも、僕が高等部に進学してから、やっと出来るように成ったんだ…」
「それまでは、ケーキを乗せたバットすら、運ぶことを許されなかった……」
「葉月学園中等部に入学してからは、おじいちゃんの家を下宿先にして通っている!」
「僕も最近に成って、ようやく……両親に反抗することを覚えたし、おじいちゃんも私側に付いてくれるから、色々と自由には成って来たけどスマートフォンだけは、まだね……///」
最後の言葉は、困った微笑み表情で言う今日香ちゃん。
本当に簡潔的で有るが、今日香ちゃんの状況を知ることが出来た。
今日香ちゃんの心が幼く見えるのも……、両親の愛情不足から来ているのかも知れない……
だが、体型も少し……幼い体型なんだよな!///
高等部一年生の割には、中等部三年生の虹心と、殆ど背丈は変わらない!?
本当、僅かに今日香ちゃんがリードしている位で有る!!
「…………」
「…………」
今日香ちゃんは言葉を終えたが、俺は虹心ともに言葉が出ない……
正直言って、声を掛けようが無いからだ!
俺の家も、両親は共働きで有るが、スマートフォンは持たせてくれているし、小遣いもそれなりに貰える。
そして、両親からの愛情も貰えているはずだ!?
まぁ、その前に俺たちは三人兄妹で有るから、今日香ちゃんとは状況が少し違うのかも知れない。
今日香ちゃんの話し方から見て、今日香ちゃん両親の子どもは、今日香ちゃんだけだろう。
30秒ほど、無言の時が流れていたが、虹心が少し頬を染めて、穏やかな表情で今日香ちゃんに話し掛ける。
「新倉先輩///」
「先輩の事情を聞かせて貰えて、ありがとうございます///」
「先輩がそんなに苦労されていたとは、私も伺うまで知りませんでした…///」
「うっ、うん……まぁ、そんな感じ。虹心ちゃん!///」
「僕は両親より、おじいちゃんやこの家が好き!///」
今日香ちゃんは、困った笑顔で虹心に話している。
俺と虹心は、新倉洋菓子店にケーキを買いに来ただけなのに、今日香ちゃんと出会って、今日香ちゃんの人生まで聞けてしまうとは……
「今日香ちゃん?」
「それで、おじいさんは今、お店や自宅に居るの?」
おじいさんを登場人物に出していた今日香ちゃんだが、そのおじいさんは店内に姿を全く見せない?
普通だったら、これだけ話し込んでいるのを不審に感じて、表に出て来るからだ。
時間的に……ケーキを焼いている可能性は少ないから、住居内で休息でも取っているのだろうか?
「武蔵君!」
「おじいちゃんは今。ケーキの材料手配で外に出掛けているよ!」
「フルーツ専門店や製菓材料店に行っている!」
「おじいちゃんは自分の目で見て、吟味しないと納得しない人だから!!」
今日香ちゃんは和やかな表情で言う。
おじいさんはケーキ職人なんだから当たり前か。
今日香ちゃんは和やかな表情で、俺に話し掛けてくる。
「それで、武蔵君!」
「話題を元に戻すけど……連絡先交換はどうする?」
「お店のアドレスで良ければ、教えるけど……」
「あっ……連絡先交換はいいや!///」
「俺と今日香ちゃんの遣り取りを、他の人に見られたくは無いし、それに万が一、今日香ちゃんの両親に見られたら不味いよね…///」
俺は困った表情で今日香ちゃんに言う。
だが、今日香ちゃんは『?』の表情をしながら言い始めた!!
「おばあちゃんもとても良い人で、母親より遙かに好きで有った!」
困った微笑み表情で言う今日香ちゃんだが、眉をひそめる表情に変わって言葉を続ける。
「けど、僕の生活に関することを、両親は僕を育てていないのに、一人前に口出しをしてくる!」
「それも、ある日いきなり突然現れて、僕に愛情をくれずに、愚痴や文句だけくれる!」
「本当……嫌に成ってしまうよ!」
今日香ちゃんの表情が、悲しい微笑み表情に変わって言葉を続ける。
「この、お店のお手伝いも、僕が高等部に進学してから、やっと出来るように成ったんだ…」
「それまでは、ケーキを乗せたバットすら、運ぶことを許されなかった……」
「葉月学園中等部に入学してからは、おじいちゃんの家を下宿先にして通っている!」
「僕も最近に成って、ようやく……両親に反抗することを覚えたし、おじいちゃんも私側に付いてくれるから、色々と自由には成って来たけどスマートフォンだけは、まだね……///」
最後の言葉は、困った微笑み表情で言う今日香ちゃん。
本当に簡潔的で有るが、今日香ちゃんの状況を知ることが出来た。
今日香ちゃんの心が幼く見えるのも……、両親の愛情不足から来ているのかも知れない……
だが、体型も少し……幼い体型なんだよな!///
高等部一年生の割には、中等部三年生の虹心と、殆ど背丈は変わらない!?
本当、僅かに今日香ちゃんがリードしている位で有る!!
「…………」
「…………」
今日香ちゃんは言葉を終えたが、俺は虹心ともに言葉が出ない……
正直言って、声を掛けようが無いからだ!
俺の家も、両親は共働きで有るが、スマートフォンは持たせてくれているし、小遣いもそれなりに貰える。
そして、両親からの愛情も貰えているはずだ!?
まぁ、その前に俺たちは三人兄妹で有るから、今日香ちゃんとは状況が少し違うのかも知れない。
今日香ちゃんの話し方から見て、今日香ちゃん両親の子どもは、今日香ちゃんだけだろう。
30秒ほど、無言の時が流れていたが、虹心が少し頬を染めて、穏やかな表情で今日香ちゃんに話し掛ける。
「新倉先輩///」
「先輩の事情を聞かせて貰えて、ありがとうございます///」
「先輩がそんなに苦労されていたとは、私も伺うまで知りませんでした…///」
「うっ、うん……まぁ、そんな感じ。虹心ちゃん!///」
「僕は両親より、おじいちゃんやこの家が好き!///」
今日香ちゃんは、困った笑顔で虹心に話している。
俺と虹心は、新倉洋菓子店にケーキを買いに来ただけなのに、今日香ちゃんと出会って、今日香ちゃんの人生まで聞けてしまうとは……
「今日香ちゃん?」
「それで、おじいさんは今、お店や自宅に居るの?」
おじいさんを登場人物に出していた今日香ちゃんだが、そのおじいさんは店内に姿を全く見せない?
普通だったら、これだけ話し込んでいるのを不審に感じて、表に出て来るからだ。
時間的に……ケーキを焼いている可能性は少ないから、住居内で休息でも取っているのだろうか?
「武蔵君!」
「おじいちゃんは今。ケーキの材料手配で外に出掛けているよ!」
「フルーツ専門店や製菓材料店に行っている!」
「おじいちゃんは自分の目で見て、吟味しないと納得しない人だから!!」
今日香ちゃんは和やかな表情で言う。
おじいさんはケーキ職人なんだから当たり前か。
今日香ちゃんは和やかな表情で、俺に話し掛けてくる。
「それで、武蔵君!」
「話題を元に戻すけど……連絡先交換はどうする?」
「お店のアドレスで良ければ、教えるけど……」
「あっ……連絡先交換はいいや!///」
「俺と今日香ちゃんの遣り取りを、他の人に見られたくは無いし、それに万が一、今日香ちゃんの両親に見られたら不味いよね…///」
俺は困った表情で今日香ちゃんに言う。
だが、今日香ちゃんは『?』の表情をしながら言い始めた!!
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