269 / 653
第3章 身近すぎる異性との関係
第269話 ケーキ屋に向かう
しおりを挟む
『パタン!』
真優美さんのお店から出る、俺と虹心。
店から出た直後、虹心は和やかな表情で話し掛ける。
俺と虹心は、店から少し離れた場所で立ち止まって話し始める。
「兄ちゃん!」
「家に帰る前に、新倉洋菓子店(ケーキ屋)に向かうからね!!」
「……後、譲羽先輩と関係が出来て良かったね!!」
「帰る前にケーキ屋に向かうのは、店内で聞いていたからな!」
「今回も虹心のお陰で、陽葵先輩と関係を作る事が出来たよ!!」
俺は穏やかな表情で虹心に言う。
すると、虹心は嬉しそうな表情で言い始める!
「兄ちゃん。今回も私のお陰だから、これから買うケーキの代金も兄ちゃん持ちね!!」
「お小遣いは、しっかりと持って来たのでしょ!!♪」
「えっ……これからのケーキ料金までは聞いてないぞ。虹心!///」
俺は当然、焦った表情で言うが、虹心は上から目線で言ってくる。
「兄ちゃん!」
「そんなの当然に決まっているよ!!」
「譲羽先輩にあんな、へんてこりんな質問をして、おまけにその質問返しされたら、碌に答えられない、あんぽんたん兄ちゃん何だから!!」
「ケーキ代でも安いぐらいだよ!!(怒)」
「……」
(そう言われてしまうと、こっちも反論が出来ないな!///)
(ケーキを家族分買うのだから……絶対、1,000円では済まないだろうな!(汗))
(気軽にご馳走するなんて、言わなければ良かったな…)
真優美さんお店のランチ代とお土産のケーキ代で、俺の小遣いは大ダメージを受けるが、諦めるしか無いだろう……
俺は諦めた表情で虹心に言う。
「……分かったよ。虹心!」
「これから行く、ケーキの料金も支払うよ!!(汗)」
「うん。最初からそう言えば良いんだよ!」
「じゃあ、行こう!!」
虹心は澄ました表情で言い終えると、駅の方へ歩き始める。
俺は『この性格は何とかならないのかな///』と感じながら、虹心の後を追う。
……
俺と虹心は、真優美さんのお店から駅に向かい、家には向かう反対方向へ電車を一区間乗る。
その駅で降りた俺たちは、改札を抜けて駅から出ると、直ぐ近くに駅前商店街が見える。
虹心が穏やかな表情で、俺に話し掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「あの商店街の奥側に、新倉洋菓子店が有るんだって!!」
「この……商店街の奥側か!」
「それにしても、ずいぶん寂れた商店街だな!!」
俺は澄ました表情で虹心に言う。
この地区は、昔ながらの景観が有る地区と、言えば良いのだろうか?
一昔から二昔前の商店街で有って、年季を感じる古めのビルが有って、如何にも地方らしい風景が広がっている。
俺たちは商店街を通り抜けるように、新倉洋菓子店を目指す。
『テク、テク、―――』
二人並んで商店街を歩くが、俗に言うシャッター通りと言う奴で、開いているお店より、閉じられているお店の方が多い……今日が定休日では有るまい。
「これは……想像以上に寂れているね!」
「私もそうだけど、商店街で買うよりスーパーの方が安いし、品数も多いからね!!」
「大手スーパーが、家近くに出来てからは、私もそっちばかりだし…///」
虹心は感傷を含ませた表情で呟いている。
俺たちが住んでいる地区にも小さな商店街が有ったが、数年前に大手スーパーが、とある工場跡地に進出して来た。
その影響力は凄まじく、僅か半年足らずで小さな商店街は壊滅してしまった!!
現在…。その商店街で残っているのは、個人のお花さんと和菓子店。新聞販売店ぐらいで有る。
まぁ、そんな事はどうでも良いか……
……
寂れた商店街を進んで行くと、寂れた商店街には似つかわい、洋風のお店が見えて来る。
あれが……新倉洋菓子店だろうか?
真優美さんのお店から出る、俺と虹心。
店から出た直後、虹心は和やかな表情で話し掛ける。
俺と虹心は、店から少し離れた場所で立ち止まって話し始める。
「兄ちゃん!」
「家に帰る前に、新倉洋菓子店(ケーキ屋)に向かうからね!!」
「……後、譲羽先輩と関係が出来て良かったね!!」
「帰る前にケーキ屋に向かうのは、店内で聞いていたからな!」
「今回も虹心のお陰で、陽葵先輩と関係を作る事が出来たよ!!」
俺は穏やかな表情で虹心に言う。
すると、虹心は嬉しそうな表情で言い始める!
「兄ちゃん。今回も私のお陰だから、これから買うケーキの代金も兄ちゃん持ちね!!」
「お小遣いは、しっかりと持って来たのでしょ!!♪」
「えっ……これからのケーキ料金までは聞いてないぞ。虹心!///」
俺は当然、焦った表情で言うが、虹心は上から目線で言ってくる。
「兄ちゃん!」
「そんなの当然に決まっているよ!!」
「譲羽先輩にあんな、へんてこりんな質問をして、おまけにその質問返しされたら、碌に答えられない、あんぽんたん兄ちゃん何だから!!」
「ケーキ代でも安いぐらいだよ!!(怒)」
「……」
(そう言われてしまうと、こっちも反論が出来ないな!///)
(ケーキを家族分買うのだから……絶対、1,000円では済まないだろうな!(汗))
(気軽にご馳走するなんて、言わなければ良かったな…)
真優美さんお店のランチ代とお土産のケーキ代で、俺の小遣いは大ダメージを受けるが、諦めるしか無いだろう……
俺は諦めた表情で虹心に言う。
「……分かったよ。虹心!」
「これから行く、ケーキの料金も支払うよ!!(汗)」
「うん。最初からそう言えば良いんだよ!」
「じゃあ、行こう!!」
虹心は澄ました表情で言い終えると、駅の方へ歩き始める。
俺は『この性格は何とかならないのかな///』と感じながら、虹心の後を追う。
……
俺と虹心は、真優美さんのお店から駅に向かい、家には向かう反対方向へ電車を一区間乗る。
その駅で降りた俺たちは、改札を抜けて駅から出ると、直ぐ近くに駅前商店街が見える。
虹心が穏やかな表情で、俺に話し掛けてくる。
「兄ちゃん!」
「あの商店街の奥側に、新倉洋菓子店が有るんだって!!」
「この……商店街の奥側か!」
「それにしても、ずいぶん寂れた商店街だな!!」
俺は澄ました表情で虹心に言う。
この地区は、昔ながらの景観が有る地区と、言えば良いのだろうか?
一昔から二昔前の商店街で有って、年季を感じる古めのビルが有って、如何にも地方らしい風景が広がっている。
俺たちは商店街を通り抜けるように、新倉洋菓子店を目指す。
『テク、テク、―――』
二人並んで商店街を歩くが、俗に言うシャッター通りと言う奴で、開いているお店より、閉じられているお店の方が多い……今日が定休日では有るまい。
「これは……想像以上に寂れているね!」
「私もそうだけど、商店街で買うよりスーパーの方が安いし、品数も多いからね!!」
「大手スーパーが、家近くに出来てからは、私もそっちばかりだし…///」
虹心は感傷を含ませた表情で呟いている。
俺たちが住んでいる地区にも小さな商店街が有ったが、数年前に大手スーパーが、とある工場跡地に進出して来た。
その影響力は凄まじく、僅か半年足らずで小さな商店街は壊滅してしまった!!
現在…。その商店街で残っているのは、個人のお花さんと和菓子店。新聞販売店ぐらいで有る。
まぁ、そんな事はどうでも良いか……
……
寂れた商店街を進んで行くと、寂れた商店街には似つかわい、洋風のお店が見えて来る。
あれが……新倉洋菓子店だろうか?
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる