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第3章 身近すぎる異性との関係

第173話 お姉さんの余韻……

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「……思っていていた以上に、時間が経つのは早いですね!」
「まだ、14時半ぐらいだと思っていました……」

 俺は“しみじみ”した表情で言うと、真優美さんは微笑みながら言ってくる。

「それだけ、三國君が今の状況を真剣に考えていたのと、私に……興味をかなり持っていた証拠なんだね!」
「でも、三國君とは親友関係には成って上げるけど、それ以上は駄目だよ!///」

 最後の文章は、拗ねた口調で言う真優美さん!?
 俺には興味が無いと言いつつ、何処かでは俺のことを良いと思っているの?
 真優美さんは、穏やかな表情に成って言い始める。

「今回は、お店の関係でこれで終わりにするけど、困ったことが有ったら……何時でもは困るね……!」

 真優美さんは、そう言いつつ席を立ち上がり、カウンターの方に向かって歩いていき、カウンター上で何かを書き始めた?
 何かを書き終わった真優美さんは、俺の方に戻って来て、先ほど書いていた用紙を俺の前に置く。

「三國君は今時の子だから、Rail(SNS)は使っているよね!」
「今日みたいに突発的に来てくれても歓迎はするけど、私とじっくりとした相談を求めているなら、一言連絡をしてね!」

「そうしてくれれば、夕方の営業時間を一部繰り上げて相談にも乗って上げられるし、今日みたいに中途半端に終わらなくても済むよね!」

 和やかな表情で言う真優美さん。
 この人は、本当に俺のことを心配と言うか、気に掛けてくれている。

 それに偶然だが、真優美さんのRail IDも教えて貰うことが出来てしまう。
 けど、真優美さんは困った表情に変わって言い始める?

「三國君に、私のRailを教えちゃうけど、それ以外での使用は控えてね!(汗)」
「特に……好意を寄せるメッセージなんか、1回でも送って来たら容赦なくブロックするし、二度と相談には乗らないからね!!」

「!!」

(……真優美さんも伊藤さんと同じで、ガードが凄く堅いな…)
(これでは伊藤さんの時と同じ様に、俺は蛇の生殺し状態だよ!///)

 俺は心の中でそう思ってしまうが、真優美さんは俺には眼中が無い見たいだし(!?)、真優美さんと親友関係が築けただけでも、ラッキーだと思わなければ成らない!?

「あっ……はい///」
「では、これから相談目的で、来店する時は連絡を入れます///」
「……普通に、お茶を楽しむだけなら連絡は要らないですよね。真優美さん?」

「へっ……。三國君。このお店気に入ってくれたの?」
「私としては嬉しいけど……」

 俺は少し恥ずかしそうに言うと、真優美さんは少し驚きながら言う。
 俺はその表情で言葉を続ける。

「あっ、はい……///」
「アイスコーヒーも凄く美味しいし、落ち着いた店内で有りますし、それに美人の店長さんが居ますから!//////」

「!……」
「あはは!!」
「嬉しいこと言ってくれるね! 三國君!!」

「えぇ、お店に遊び来るだけなら、連絡は要らないわ!!」
「あっ、でも、月曜日は定休日でお休みだから。それだけは気を付けてね!!」

 俺の言葉で、嬉しそうな表情で言う真優美さん!
 短い時間で有ったが、俺と真優美さんの関係はかなり進展した気がした!?

(家からは少し距離は有るが、通えない距離では無いし、それ飲み物が美味しければ、軽食の方も期待出来る!)
(この前食べたケーキも美味しかったし、真優美さんが食べていたサンドイッチも美味しそうに見えた!)

(お小遣いの余力は十分に有るし、しばらくの間は、真優美さんのお店ランチを週末に楽しむのも良いかも知れない!)

「……あっ!」
「15時を、少し過ぎちゃっているわ!///」
「じゃあ三國君。これで相談とお話しは終了ね!///」

 真優美さんは少し驚いた表情で言い終えると、お店の出入り口ドアに向かっていく。
 ドアの表に掲げている、休憩中の札を取りに行ったのだろう。

 休憩中の札を取りに行って、店内に戻って来た真優美さんは俺の席に来るが、真優美さんが使っていたお皿類の回収を始める。
 お皿類の回収を終えた真優美さんが、俺に話し掛けてくる。

「三國君!」
「私はカウンターに戻るけど、ゆっくりして行ってね!!」

「もう、お話しは出来ないと思うけど、軽食の注文や飲み物のお代わりは、“じゃんじゃん”言ってね!!」
「三國君も、亜紀ちゃんとの様に親友割引して上げるから!!」

 笑顔で話す真優美さん!
 人生、生きていれば失う人も出て来るが、新たに出会える人も居るんだと、俺はつくづく感じた……
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