123 / 653
第2章 学年一の美少女を巡る戦い
第123話 おやつタイム
しおりを挟む
(折角、虹心が仕入れて来てくれた情報だが、もう、俺には必要ない情報だ……)
(だけど、伊藤さんが求めているかも知れないし、虹心だって今の二村さん情報を求めているだろう!)
(虹心からの情報を貰いつつ、俺も現段階で知っている情報を虹心に話そう!)
「じゃあ、兄ちゃん。待っているからね♪」
虹心は和やかな表情で言い終えると、階段を降りて行った。
お茶とお菓子の用意を、本当にするのだろう。
俺はもう、毎日おやつを食べる子では無いが、虹心はまだ“おやつ”を食べている。
その関係から、常に何かしらの、おやつは家に備蓄されている。
俺は自室に戻り、これから虹心に話す事を考えながら、学園制服から普段着に着替える。
(洗いざらいも変だが、今日の出来事は包み隠さず、虹心に話した方が良いよな!)
(伊藤さんが……俺に対して、距離を開けかけた事も……)
普段着に着替え終わった俺は、一応スマートフォンを持って、虹心の部屋に向かう。
虹心の部屋ドアは、開かれたままで有るから、まだ台所でおやつの準備をしているのだろう。
俺はそのまま、虹心の部屋に入ると既にクッションは用意されていた。
虹心が、おやつや飲み物を持ってくるので、ドアは閉めないで置く。
その準備の良さから、虹心は俺に仕入れた情報を、話す気満々だった事を感じ取れる。
(虹心も……やっぱり、女性なんだな…)
(恋バナ関連は、女性は大好きだからな……)
俺は用意されたクッションに腰を下ろして、1~2分位座って待っていると、階段を上ってくる足音が聞こえて来る!
さっきの虹心では無いが、この階段の足音で、誰が上ってくるかは大体が見当が付く!
(虹心が来たな……)
(母親だったら、もう少し足音が大きいからな!)
俺の予想通り、お盆を持った虹心が俺の視界に入ってくる。
虹心はそのまま部屋に入ってきて、おやつが乗ったお盆をカーペット上に置いてから、部屋のドアを閉めに行く。
『カチャ♪』
「兄ちゃん!」
「お話しをする前に、おやつタイムにしようか♪」
ドアを閉め終えた虹心は和やかな表情で、自分のクッションに座りながら言う。
「……そうだな!」
俺も穏やかな表情で言って、虹心とおやつタイムの始まりで有る!
食事前の挨拶をしてから、二人でおやつを食べ始める。
飲み物は、市販品のミルクティーで有り、お茶菓子はチョコチップクッキーと揚げせんべいで有った。
(この、おやつは当たりだな!!)
おやつは基本、母親が買ってくるので、どうしても当たり外れが有る……
嫌いでは無いが、“かりんとう”やお徳用ビスケットの時も有る。
まぁ、我が家のおやつ事情はどうでも良いか!!
「もぐ、もぐ、―――♪」
「ゴク……」
虹心は美味しそうな表情で、チョコチップクッキーを食べている。
俺はそれを見ながら、ミルクティーを飲んでいる。
(本当に、美味しそうに食べているな……)
(小鞠ちゃんの食べている姿も可愛いが、虹心は本当に嬉しそうに食べている……)
「ゴクン……んっ、兄ちゃん。どうした!」
チョコチップクッキーを食べ終えた虹心が、俺の視線に気付いたのだろう。
不思議そうな表情で聞いてくる。
「いや……別に…!」
「美味しそうに食べているなと、感じただけ……」
俺は、少々遠慮気味の表情で言うが、虹心は和やかな表情で言う。
「チョコチップクッキーは美味しいからね♪」
「兄ちゃん。兄ちゃんも食べないと、私が全部食べちゃうぞ!♪」
虹心はそう言いながら、新たにチョコチップクッキーを一枚手に取る。
(……別に、虹心が全部食べて貰っても良いけど、そうすると虹心の体系が“ふっくら”してしまうか!?)
今日のおやつはベストな組み合わせだが、その分カロリーも非常に高い!
甘いミルクティー。チョコチップクッキー。そして甘い味付けの揚げせんべい!!
二人前を虹心が全部食べてしまうと……虹心の体重は、確実に『+』に成るだろう!!
「そうだな!(汗)」
「折角、二人前有るのだし、俺も食べないとな!(汗)」
俺は少し焦った表情で言いながら、チョコチップクッキーを一枚手に取る。
「うん! 旨い!!」
「カロリーを感じるよ!///」
「?」
「もぐ、もぐ、―――」
虹心は不思議そうな表情をするが、直ぐに食べる方に意識を向けた。
虹心は可愛い妹で有るが、同時に今の体型が一番好きで有る。
おやつの食べ過ぎで……『おデブちゃん!』に成ってしまう虹心は、俺の心が許さなかった!?
(だけど、伊藤さんが求めているかも知れないし、虹心だって今の二村さん情報を求めているだろう!)
(虹心からの情報を貰いつつ、俺も現段階で知っている情報を虹心に話そう!)
「じゃあ、兄ちゃん。待っているからね♪」
虹心は和やかな表情で言い終えると、階段を降りて行った。
お茶とお菓子の用意を、本当にするのだろう。
俺はもう、毎日おやつを食べる子では無いが、虹心はまだ“おやつ”を食べている。
その関係から、常に何かしらの、おやつは家に備蓄されている。
俺は自室に戻り、これから虹心に話す事を考えながら、学園制服から普段着に着替える。
(洗いざらいも変だが、今日の出来事は包み隠さず、虹心に話した方が良いよな!)
(伊藤さんが……俺に対して、距離を開けかけた事も……)
普段着に着替え終わった俺は、一応スマートフォンを持って、虹心の部屋に向かう。
虹心の部屋ドアは、開かれたままで有るから、まだ台所でおやつの準備をしているのだろう。
俺はそのまま、虹心の部屋に入ると既にクッションは用意されていた。
虹心が、おやつや飲み物を持ってくるので、ドアは閉めないで置く。
その準備の良さから、虹心は俺に仕入れた情報を、話す気満々だった事を感じ取れる。
(虹心も……やっぱり、女性なんだな…)
(恋バナ関連は、女性は大好きだからな……)
俺は用意されたクッションに腰を下ろして、1~2分位座って待っていると、階段を上ってくる足音が聞こえて来る!
さっきの虹心では無いが、この階段の足音で、誰が上ってくるかは大体が見当が付く!
(虹心が来たな……)
(母親だったら、もう少し足音が大きいからな!)
俺の予想通り、お盆を持った虹心が俺の視界に入ってくる。
虹心はそのまま部屋に入ってきて、おやつが乗ったお盆をカーペット上に置いてから、部屋のドアを閉めに行く。
『カチャ♪』
「兄ちゃん!」
「お話しをする前に、おやつタイムにしようか♪」
ドアを閉め終えた虹心は和やかな表情で、自分のクッションに座りながら言う。
「……そうだな!」
俺も穏やかな表情で言って、虹心とおやつタイムの始まりで有る!
食事前の挨拶をしてから、二人でおやつを食べ始める。
飲み物は、市販品のミルクティーで有り、お茶菓子はチョコチップクッキーと揚げせんべいで有った。
(この、おやつは当たりだな!!)
おやつは基本、母親が買ってくるので、どうしても当たり外れが有る……
嫌いでは無いが、“かりんとう”やお徳用ビスケットの時も有る。
まぁ、我が家のおやつ事情はどうでも良いか!!
「もぐ、もぐ、―――♪」
「ゴク……」
虹心は美味しそうな表情で、チョコチップクッキーを食べている。
俺はそれを見ながら、ミルクティーを飲んでいる。
(本当に、美味しそうに食べているな……)
(小鞠ちゃんの食べている姿も可愛いが、虹心は本当に嬉しそうに食べている……)
「ゴクン……んっ、兄ちゃん。どうした!」
チョコチップクッキーを食べ終えた虹心が、俺の視線に気付いたのだろう。
不思議そうな表情で聞いてくる。
「いや……別に…!」
「美味しそうに食べているなと、感じただけ……」
俺は、少々遠慮気味の表情で言うが、虹心は和やかな表情で言う。
「チョコチップクッキーは美味しいからね♪」
「兄ちゃん。兄ちゃんも食べないと、私が全部食べちゃうぞ!♪」
虹心はそう言いながら、新たにチョコチップクッキーを一枚手に取る。
(……別に、虹心が全部食べて貰っても良いけど、そうすると虹心の体系が“ふっくら”してしまうか!?)
今日のおやつはベストな組み合わせだが、その分カロリーも非常に高い!
甘いミルクティー。チョコチップクッキー。そして甘い味付けの揚げせんべい!!
二人前を虹心が全部食べてしまうと……虹心の体重は、確実に『+』に成るだろう!!
「そうだな!(汗)」
「折角、二人前有るのだし、俺も食べないとな!(汗)」
俺は少し焦った表情で言いながら、チョコチップクッキーを一枚手に取る。
「うん! 旨い!!」
「カロリーを感じるよ!///」
「?」
「もぐ、もぐ、―――」
虹心は不思議そうな表情をするが、直ぐに食べる方に意識を向けた。
虹心は可愛い妹で有るが、同時に今の体型が一番好きで有る。
おやつの食べ過ぎで……『おデブちゃん!』に成ってしまう虹心は、俺の心が許さなかった!?
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる