俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第107話 妹と鉢合わせ! その2

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「虹心…」
「ちょっと、この後……伊藤さんと会うから…」

「おっ!」
「本当に伊藤さんに乗り換えるんだ。兄ちゃん!♪」

 俺は虹心に落ち着いた口調で言うが、その言葉を聞いて、嬉しそうな表情で言う虹心。

「乗り換えるでは無いが、状況が思ったより深刻でな…」

「ほぅ、ほぅ。それは……兄ちゃん!」

 虹心は興味を持った表情で聞いてくる。

「虹心…。演劇部は良いのか?」

「全然平気!」
「なんせ幽霊部員だから!!♪」

 悪そびれなく、笑顔で言う虹心。
 全く……

「虹心の言う通り。二村さんは伊藤さんと絶交して、二村さんは俺を見限るつもりだ…」

「うぁ!!」
「私の、言う通りに本当成った!!///」

 虹心は頬を染めて、驚き嬉しいの声を上げる!
 だが余り、この会話は聞かれない方が良い。

 特に学年連中らには絶対、知られたくは無い。
 幸い周辺に、人影は見えないが……

「虹心…。これ以上の事は、此処では言えないから……」

「そうだね!」
「兄ちゃんのクラスの人に聞かれた大変だもんね!」

 虹心は和やかな表情で言い、すぐに察してくれる。
 頭の回転が良い妹で助かる。

「じゃあ、詳しいことは、今晩ゆっくり聞かせてね!」
「兄ちゃん♪」

「あぁ、分かった…虹心!」

 俺が穏やかな表情で虹心に言うと、虹心は演劇部部室に向かったで良いだろう?
 演劇部の部室は高等部に有るが、その場所までは知らない。

 俺は演劇部に興味が元から無いし、この葉月学園は敷地は広い。
 校舎も新校舎・旧校舎と有るからだ。

 それに、虹心は演劇部に所属していても、表舞台には出て来られない。
 虹心がまだ表舞台に出てくれば、興味を持つかも知れないが!?

(でも確か……演劇部は旧校舎だったよな!)
(あっちの方へ、文化部系のクラブ教室が纏まっていたはずだ…)

(虹心と話し込んでいたら、大分良い時間に成ったな!)
(今晩は母さんが居るから多少遅く成っても、昨日の様には成らないと思うが、今日も遅く成るなら、連絡を何処かで入れなければな…)

 時間的にも丁度良いので、俺は自動販売機コーナーから、特進コース教室に向けて移動を始めた。

 ……

 伊藤さんの教室。特進コース二年生教室付近で昨日の様に待つ。
 時間的に少し早かったが、他に行く場所も無いので此処で待つ。

 10分位待っていると教室の扉が開いて、ゾロゾロと人が出て来た。
 俺はその中を待っていると、人混みが切れた頃に伊藤さんが教室から出て来た。
 伊藤さんは澄ました表情で、俺に聞いてくる。

「……待った?」

「全然大丈夫!」

「それ……おかしな日本語ね!」
「そう言った時は『待ってないよ』や普通に『いいえ』と言いなさいよ!」

 伊藤さんは少し、顔をしかめながら言う!

「……伊藤さん。此処は日本語教室では無いのですから」

 俺は少し困った表情で言うが、伊藤さんは澄ました表情で言い始める。

「そう…?」
「じゃあ、ビジネス的に言うなら……『今、到着しました』これも変よね…?」

 伊藤さんはこの場で真剣に考え出す!?
 この人も、やや天然気味か?
 俺は伊藤さんに、日常会話やビジネス会話を習いに来た訳では無いから。

「伊藤さん!」
「それより、二村さんについて話し合いましょう!!」
「日本語教室は今度にして!」

「……それも、そうね」
「じゃあ、自習室に行きましょうか…」

 昨日と同じ様に俺と伊藤さんは、特進コース教室から特進コース専用の自習室に入り、カモフラージュの為に、数学や英語の教科書、ノートを机へ共に広げる。
 こうしておけば、見回りの教員が来てもとがめられる事は無い。

 こうして再度。俺と伊藤さんで二村さんに関する、二回目の話し合いが始まろうとしていた……
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