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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第83話 伊藤の突然すぎる提案!? その1

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(俺にはハーレムなんて、全く考えて無かった…)
(ハーレムどころか恋人はおろか、虹心にも嫌われていた時期が有った)

 そんな俺がハーレムなんて構築出来る訳が無いし、想像した事も無かった……
 でも……今それが、実現出来てしまう気がした。

 虹心や小鞠ちゃんは、俺に興味を持っているし、性的な触れ合いも求めている!?
 伊藤さんの心も、二村さんと同等かしくはそれ以上に、心が綺麗人だと感じるから、俺が本当にお願いすれば、まさかの四人ハーレムが作れるかも知れない!?

 だが、大きな問題も同時に有る。
 虹心は負けず嫌いだし、小鞠ちゃんも意地が有る子だと分かった。
 その前に虹心や小鞠ちゃん、二村さんや伊藤さんが、四人ハーレムを望んでいないかも知れない。

 そう考えると……虹心と小鞠ちゃん。二村さんと伊藤さんペアでしか実現は出来ないだろう。
 伊藤さんに素直な気持ちを伝えたいが、俺はどう伝えれば良いのだろうか?

「ねぇ……そんなに悩むことなの?」
「……三國君にとっては?」

 中々、俺が伊藤さんに返事をしないから、伊藤さんはしびれを切らした表情で言い始める。
 俺は色々と悩んだが、今最も適切だと感じたことを伊藤さんに、落ち着いた表情で話し始める。

「……伊藤さん」
「俺には虹心と言う、妹が居るのはご存じですよね?」

「えぇ…、知っているわ!」
「私の妹と同学年の子だよね。ブラコン気味の妹さん!」

 伊藤さんは澄ました表情で言う。
 俺は悩んだ表情に変えて、伊藤さんに言葉を続ける。

「はい…」
「まぁ、虹心はブラコンは気味ですが……虹心と言うか、虹心の親友が、俺にも興味を感じていまして…///」

「……?」
「妹の親友さんに、三國君は好かれているの!?」

 伊藤さんの表情は澄ました表情だが、感情を隠せなかったのだろう。
 表情の割に、驚きの感情をだしながら言う!

「その子の名前は、小鞠と言うのですが、かなり好意的な目線でに見られていますし、妹の虹心をもそれを応援しています」

「あの……悪いけど、三國君の本命は誰なの?」
「彩織が好きでは無いの??」

 探る表情で、伊藤さんは俺に聞いてくる。
 かなり不味い発言を伊藤さんにしているのだが、意外にも伊藤さんから、怒りや嫌悪感を感じなかった?
 俺は正直な気持ちを伊藤さんに、落ち着いた表情で言う。

「俺は……二村さんと関係を深めたいです!」
「妹の親友…。小鞠ちゃんも大人しくて可愛い子ですが、俺の中では二村さんの方が……」

「……意外だったわ!」
「三國君は、下級生に好かれるタイプなんだ!///」
「出なければ、あんな所プリンモールで三國君たちと出会わないよね!!」

 伊藤さんは驚いた表情で言う。

「そんなこと無いですよ。伊藤さん!///」
「俺は小鞠ちゃん以外の、下級生までには声掛けはしていませんし、好意的な意味での、下級生から声を掛けられた事は一度も有りません!///」

「…………」

 俺は頬を染めて、恥ずかしがりながら伊藤さんに話す。
 伊藤さんは俺の言葉で、真顔の無言に成ってしまうが、しばらくすると少し困った表情で話し始める。

「……少し話が、ややこしく成って来たわ!」
「私としても、彩織が三國君に興味が有るから背中を押した訳だし、そこで妹さんの親友が出てくると成ると、彩織と三國君に悪影響が出そうだね……」

「そう言うことです……」
「俺は二村さんと関係を深めたいのですが、虹心たちの事を考えると……」

「三國君は、やっぱりシスコンだったか!」
「でも無いか……。私と彩織が良いと言って居るし??」

 伊藤さんは不思議そうな表情に変わって、言葉を続ける。

「三國君は、本当に不思議な人だ。うん!」
「何故……君の様な人が、今まで多数の学年女子に声を掛けて、全敗しているのが不思議すぎるわ!」

「あはは~~//////(汗)」
「なぜ、でしょうね…///」

 俺は苦笑いをしながら、言うしか無かった。
 そんなの、こっちが知りたいぐらいで有った。
 モテ期、恐るべし!?
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