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第2章 学年一の美少女を巡る戦い
第70話 意外な情報!?
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「僕から見て、三國と二村が話して居る時は、二村が特に嬉しそうに話しているから、脈は有ると思うけど……」
高岡は突然、微笑みながらの表情で話す!
俺は高岡の言葉で、当然驚く!?
「えっ、高岡にそんなこと判るの!?」
「……僕は有る程度、人の表情を読み取ることが出来るからね!」
「相手が何を考えていて、何を望んでいるかは、顔や態度で自然と出て来るからね!!」
高岡は自慢げな表情で言う。
俺はそれを、少し弾んだ口調で言う。
「高岡に、そんな能力が有るなんて、初めて知ったよ!」
「三國の知っての通り、僕は“こうもり”だからね」
「学園生活が満足に出来る側に、僕は付くだけさ!!」
「一度しか無い青春を、虐めや嫌がらせで終わらせたくは無い!!」
「……」
俺自身、“こうもり”を否定する気は無い。
世の中……寝返った方が良い時だって有る。関ヶ原の戦いが良い例だ!
忠誠を誓うのも大事だが、自己正義を大事にしたい時だって有る。
だから……俺は高岡のやり方に対しては、賛美もしないし、非難もしない。
「三國…。二村が意識しているのも、松田や中田が好意を持っているのも、あくまで僕の推測だからな」
「本人に聞いた訳では無いから……」
高岡は少し困った表情で言う。
だけど、それだけの情報が得られれば十分で有った!
「それだけの情報が貰えれば、大収穫だよ!!」
「ありがと、高岡!!」
俺は和やかな表情で、高岡にお礼を言った直後……
「……松田たちが戻って来た。これで終わり…」
高岡は慌てた表情で一方的に言って、俺から直ぐに、スマートフォンに目を移動させる!
高岡も腕力に自信が有るタイプでは無いので、余計な揉めごとは避ける。
俺の親友、岡谷君も自席に居るが、俺と高岡が話しをしていても、見向きもしなかった。俺も、席に戻りながら考える……
(中田も、二村さんを意識しているか……)
(クラス代表の陽キャラとDQNが揃ってしまった…)
中田は、川本や信濃と比べれば、まだ良識を持っている方で有る。
信濃は本当に、艦爆彗星の様に瞬発力が良いし、また手が早い。
キッド(川本)は、直ぐには手を出さないが、野心が溢れ出ている。
一時……キッドと中田が対立したそうだが、中田が負けたと風の噂で聞いた。
その後、和解はしたらしいが、真の良好の関係では無いだろう。
(川本・信濃、中田連合は絶対生まれないにしても、中田も敵に回すと厄介だからな!)
中田はDQN系お調子者なので、普段は気軽な関係が築きやすいが、所詮DQNのため、自分が面白くないことに対しては、直ぐに人に当ってくる。
(これで……戦況が把握出来たが、これでは手も足も出せないぞ!!)
今、俺が出来る事は時を見計らって、二村さんのRail IDを教えて貰って、水面下で関係を発展させるしか道が無い。
雑談程度ならクラスメイトの関係で、松田や中田を騙せるが、デート等の具体的な会話を教室内で話すのは、自殺行為に値するだろう……
(どうにかして、二村さんのRailを教えて貰わなければ……)
……
本日、最後の授業を聞きながら、俺はまた考えていた。
(夕方のHRが終わった後、二村さんが教室を出る前に接触を試みるか?)
(でも……松田や中田も、それを企んでいるかも知れない!?)
確証は無いが、誰だって好きな人を、一日でも早く者にしたい。
二村さんがずっとフリーなのも気には成るが……まさか、本当に俺のことを!?
(いや、無いだろう。自分で言うのも何だが…///)
(でも、伊藤さんは、二村さんが俺に好意を持っていると発言をした)
(いっそ……伊藤さん経由で、二村さんと関係を深めるべきか!)
(伊藤さんなら絶対に、二村さんのRailは知っているし、最悪それを教えて貰うことが出来る!!)
(伊藤さんは特進クラスだから、教室の場所も分かるし、特進の生徒は基本クラブ活動をしないから、昇降口の前で待ち伏せすれば、コンタクトが取れる可能性は非常に高い!!)
(松田や中田は完全、伊藤さんは射程外だから、俺はそこから攻める!)
(正面から戦う作戦では無く、後方から回り込む作戦だ!!)
この方法なら、俺は確実に二村さんに接近出来ると考えた。
そうすれば、伊藤さんからの支援も期待出来るし、松田や中田も、俺の実力を見て怯むかも知れない!?
何せ、冷酷と言われている伊藤さんと、俺は関係を持っているからだ。
二村さんを制するのは、この俺だ!!
高岡は突然、微笑みながらの表情で話す!
俺は高岡の言葉で、当然驚く!?
「えっ、高岡にそんなこと判るの!?」
「……僕は有る程度、人の表情を読み取ることが出来るからね!」
「相手が何を考えていて、何を望んでいるかは、顔や態度で自然と出て来るからね!!」
高岡は自慢げな表情で言う。
俺はそれを、少し弾んだ口調で言う。
「高岡に、そんな能力が有るなんて、初めて知ったよ!」
「三國の知っての通り、僕は“こうもり”だからね」
「学園生活が満足に出来る側に、僕は付くだけさ!!」
「一度しか無い青春を、虐めや嫌がらせで終わらせたくは無い!!」
「……」
俺自身、“こうもり”を否定する気は無い。
世の中……寝返った方が良い時だって有る。関ヶ原の戦いが良い例だ!
忠誠を誓うのも大事だが、自己正義を大事にしたい時だって有る。
だから……俺は高岡のやり方に対しては、賛美もしないし、非難もしない。
「三國…。二村が意識しているのも、松田や中田が好意を持っているのも、あくまで僕の推測だからな」
「本人に聞いた訳では無いから……」
高岡は少し困った表情で言う。
だけど、それだけの情報が得られれば十分で有った!
「それだけの情報が貰えれば、大収穫だよ!!」
「ありがと、高岡!!」
俺は和やかな表情で、高岡にお礼を言った直後……
「……松田たちが戻って来た。これで終わり…」
高岡は慌てた表情で一方的に言って、俺から直ぐに、スマートフォンに目を移動させる!
高岡も腕力に自信が有るタイプでは無いので、余計な揉めごとは避ける。
俺の親友、岡谷君も自席に居るが、俺と高岡が話しをしていても、見向きもしなかった。俺も、席に戻りながら考える……
(中田も、二村さんを意識しているか……)
(クラス代表の陽キャラとDQNが揃ってしまった…)
中田は、川本や信濃と比べれば、まだ良識を持っている方で有る。
信濃は本当に、艦爆彗星の様に瞬発力が良いし、また手が早い。
キッド(川本)は、直ぐには手を出さないが、野心が溢れ出ている。
一時……キッドと中田が対立したそうだが、中田が負けたと風の噂で聞いた。
その後、和解はしたらしいが、真の良好の関係では無いだろう。
(川本・信濃、中田連合は絶対生まれないにしても、中田も敵に回すと厄介だからな!)
中田はDQN系お調子者なので、普段は気軽な関係が築きやすいが、所詮DQNのため、自分が面白くないことに対しては、直ぐに人に当ってくる。
(これで……戦況が把握出来たが、これでは手も足も出せないぞ!!)
今、俺が出来る事は時を見計らって、二村さんのRail IDを教えて貰って、水面下で関係を発展させるしか道が無い。
雑談程度ならクラスメイトの関係で、松田や中田を騙せるが、デート等の具体的な会話を教室内で話すのは、自殺行為に値するだろう……
(どうにかして、二村さんのRailを教えて貰わなければ……)
……
本日、最後の授業を聞きながら、俺はまた考えていた。
(夕方のHRが終わった後、二村さんが教室を出る前に接触を試みるか?)
(でも……松田や中田も、それを企んでいるかも知れない!?)
確証は無いが、誰だって好きな人を、一日でも早く者にしたい。
二村さんがずっとフリーなのも気には成るが……まさか、本当に俺のことを!?
(いや、無いだろう。自分で言うのも何だが…///)
(でも、伊藤さんは、二村さんが俺に好意を持っていると発言をした)
(いっそ……伊藤さん経由で、二村さんと関係を深めるべきか!)
(伊藤さんなら絶対に、二村さんのRailは知っているし、最悪それを教えて貰うことが出来る!!)
(伊藤さんは特進クラスだから、教室の場所も分かるし、特進の生徒は基本クラブ活動をしないから、昇降口の前で待ち伏せすれば、コンタクトが取れる可能性は非常に高い!!)
(松田や中田は完全、伊藤さんは射程外だから、俺はそこから攻める!)
(正面から戦う作戦では無く、後方から回り込む作戦だ!!)
この方法なら、俺は確実に二村さんに接近出来ると考えた。
そうすれば、伊藤さんからの支援も期待出来るし、松田や中田も、俺の実力を見て怯むかも知れない!?
何せ、冷酷と言われている伊藤さんと、俺は関係を持っているからだ。
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