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第1章 妹の幼なじみ
第29話 錯綜(さくそう)……
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……俺は今、過去の失態の所為でクラスの女子たちいや、学年中の女子たちに目を付けられている。
俺が春も求める余りに、片っ端に学年女子たちに、声掛けをしたからだ。
勿論、彼氏が居る・居そうな女子には声を掛けないし、やばい系女子にも声は掛けてない。
俺は大人しくて、少し可愛い女子を中心に声掛けしたが、その話を誰かが広めた。
流石に学年一位・二位の美少女を争う、伊藤さんや二村さんには声を掛けていないが、俺に春を来させる作戦は完全失敗で終わった……
俺の独自情報では、伊藤さんや二村さんに彼氏は居ないとの、情報を得ているが真相は不明で有る。
「虹心……どうせ俺を共有するなら、小鞠ちゃんとそれらしい事をしようよ!」
「俺を中心にして、虹心と小鞠ちゃんで楽しい遊びをしたりとか!!」
俺は虹心に少し顔を“にやつけさせ”ながら言うと、虹心の表情が急に曇り出す!
「え~~」
「……兄ちゃんって、そっち系に興味が有るの~~!!///」
虹心は嫌そうに言う。
俺が求めている行為を、虹心の中ではハーレム行為と理解したのだろう。
「だって、俺を共有すると言うことは、虹心と小鞠ちゃんが俺をラブラブするのだろう?」
「俺の両脇に虹心と小鞠ちゃんが居て、“あれやこれ”をしてくれるのだろ??」
「……兄ちゃん」
「すごく…キモいのですけど!!(怒)」
「!!……///」
虹心は顔を引きつらせながら、怒りを含ませた口調で言う!!
小鞠ちゃんは、びっくりした表情をして無言で俺を見ていた。
「…兄ちゃんの口からも『ラブラブ』の言葉が出て来るんだ…」
「何か、急に熱が冷めそう……」
虹心は興味を失った表情に成り、低い口調で言う。
虹心は別にして、小鞠ちゃんは虹心の考えをどう思っているのだろう?
俺は小鞠ちゃんに話し掛ける。
「ねぇ、小鞠ちゃん」
「!///」
「はい…」
小鞠ちゃんは驚きながらも返事をする。
小鞠ちゃんはさっきから全く会話に参加せず、ずっと頬を染めながら顔を俯かせていた。
「小鞠ちゃんは、虹心の言ったことを理解出来た?」
俺が確認をする言葉で言うと、小鞠ちゃんは頬を染めながらでも、落ち着いた口調で話し始める。
「はい……大体///」
「私は…武蔵さんが異性で好きではなく、お兄さんで求めていることを虹心ちゃんから言われました!///」
「私が求めている『優しい人』は異性としては無く、お父さんやお兄さんみたいな者だと、虹心ちゃんの言葉で気付きました///」
「私が小さい頃にお父さんを事故で亡くして、兄妹も居ません…」
「男性と言う人が良く判らずに、この年齢まで成長してしまい、虹心ちゃんの兄さん、武蔵さんと久しぶりに再開した時。私の心が武蔵さんを求め始めました//////」
「これは恋かなと……考えましたけど、これは恋では無く、優しい年上男性を求めていただけと気付かされました!」
「……」
(優しい男性か……。俺はそれしか取り柄が無いからな!?)
「武蔵さんが私のお兄さんだったら『楽しいよね!』の感覚で、武蔵さんと連絡先を交換して、私の家に招待しました」
「武蔵さんはとても優しい人です…。私を楽しませる為に自虐ネタを言ったり、私の気持ちも真剣に聞いてくれました!」
「私は武蔵さんを、お兄さんの目線で見たいのです!///」
「虹心ちゃんの言葉が少し変だったので、私の言葉で修正しますが、私と虹心ちゃんで兄さん共有するのです!!///」
「あ~~~」
「……やっぱり彼氏の共有で無く、兄の共有ね…」
俺は小鞠ちゃんの説明で、やっと理解が出来た。
兄の共有なら、今までと何も変わらない。
虹心が、申し訳なさそうな表情をしながら言ってくる。
「ごめん……兄ちゃん」
「そういうこと…。私の説明が変だった…///」
虹心は素直に俺へ謝ってくるが、何か凄く残念な気分だった……
けど……仲の良い兄妹関係が復活して、更に妹の親友も、俺を兄として見てくれるのだから有る意味、落としどころで有った……
俺が春も求める余りに、片っ端に学年女子たちに、声掛けをしたからだ。
勿論、彼氏が居る・居そうな女子には声を掛けないし、やばい系女子にも声は掛けてない。
俺は大人しくて、少し可愛い女子を中心に声掛けしたが、その話を誰かが広めた。
流石に学年一位・二位の美少女を争う、伊藤さんや二村さんには声を掛けていないが、俺に春を来させる作戦は完全失敗で終わった……
俺の独自情報では、伊藤さんや二村さんに彼氏は居ないとの、情報を得ているが真相は不明で有る。
「虹心……どうせ俺を共有するなら、小鞠ちゃんとそれらしい事をしようよ!」
「俺を中心にして、虹心と小鞠ちゃんで楽しい遊びをしたりとか!!」
俺は虹心に少し顔を“にやつけさせ”ながら言うと、虹心の表情が急に曇り出す!
「え~~」
「……兄ちゃんって、そっち系に興味が有るの~~!!///」
虹心は嫌そうに言う。
俺が求めている行為を、虹心の中ではハーレム行為と理解したのだろう。
「だって、俺を共有すると言うことは、虹心と小鞠ちゃんが俺をラブラブするのだろう?」
「俺の両脇に虹心と小鞠ちゃんが居て、“あれやこれ”をしてくれるのだろ??」
「……兄ちゃん」
「すごく…キモいのですけど!!(怒)」
「!!……///」
虹心は顔を引きつらせながら、怒りを含ませた口調で言う!!
小鞠ちゃんは、びっくりした表情をして無言で俺を見ていた。
「…兄ちゃんの口からも『ラブラブ』の言葉が出て来るんだ…」
「何か、急に熱が冷めそう……」
虹心は興味を失った表情に成り、低い口調で言う。
虹心は別にして、小鞠ちゃんは虹心の考えをどう思っているのだろう?
俺は小鞠ちゃんに話し掛ける。
「ねぇ、小鞠ちゃん」
「!///」
「はい…」
小鞠ちゃんは驚きながらも返事をする。
小鞠ちゃんはさっきから全く会話に参加せず、ずっと頬を染めながら顔を俯かせていた。
「小鞠ちゃんは、虹心の言ったことを理解出来た?」
俺が確認をする言葉で言うと、小鞠ちゃんは頬を染めながらでも、落ち着いた口調で話し始める。
「はい……大体///」
「私は…武蔵さんが異性で好きではなく、お兄さんで求めていることを虹心ちゃんから言われました!///」
「私が求めている『優しい人』は異性としては無く、お父さんやお兄さんみたいな者だと、虹心ちゃんの言葉で気付きました///」
「私が小さい頃にお父さんを事故で亡くして、兄妹も居ません…」
「男性と言う人が良く判らずに、この年齢まで成長してしまい、虹心ちゃんの兄さん、武蔵さんと久しぶりに再開した時。私の心が武蔵さんを求め始めました//////」
「これは恋かなと……考えましたけど、これは恋では無く、優しい年上男性を求めていただけと気付かされました!」
「……」
(優しい男性か……。俺はそれしか取り柄が無いからな!?)
「武蔵さんが私のお兄さんだったら『楽しいよね!』の感覚で、武蔵さんと連絡先を交換して、私の家に招待しました」
「武蔵さんはとても優しい人です…。私を楽しませる為に自虐ネタを言ったり、私の気持ちも真剣に聞いてくれました!」
「私は武蔵さんを、お兄さんの目線で見たいのです!///」
「虹心ちゃんの言葉が少し変だったので、私の言葉で修正しますが、私と虹心ちゃんで兄さん共有するのです!!///」
「あ~~~」
「……やっぱり彼氏の共有で無く、兄の共有ね…」
俺は小鞠ちゃんの説明で、やっと理解が出来た。
兄の共有なら、今までと何も変わらない。
虹心が、申し訳なさそうな表情をしながら言ってくる。
「ごめん……兄ちゃん」
「そういうこと…。私の説明が変だった…///」
虹心は素直に俺へ謝ってくるが、何か凄く残念な気分だった……
けど……仲の良い兄妹関係が復活して、更に妹の親友も、俺を兄として見てくれるのだから有る意味、落としどころで有った……
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