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最終章
21-54.ラジオ
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ノートパソコンのスピーカーから軽快な音楽が流れてくる。平日の夜、毎週1回インターネットで配信されているラジオ番組の始まりを告げるメロディだ。そのBGMに合わせて、特徴的な可愛らしい声が2つ重なってタイトルコールをする。
仁は自室の勉強机の前で目を閉じ、耳に意識を傾ける。以前は映像付きの30分番組だったが、少し前のリニューアルで音声のみの配信になっていた。後々の地上波への移行を見越しているのではないかというファンの勝手な憶測も含めて、かつての仁は一喜一憂していたが、今は玲奈の姿が映っていないことにどこかホッとしていた。仁はそんな自分に気付いて溜息を吐く。
玲奈と共にラジオのパーソナリティを務める声優ユニットの相方が、番組冒頭のお決まりの挨拶をして、玲奈もそれに続いた。
『そして何と、今日の放送はクリスマス特別回ということで、生放送でお送りしています』
玲奈がそう告げると、相方の岩倉莉愛が歓声で合の手を入れる。通常、この番組は録音での放送だが、クリスマスが程近いこともあり、今夜は映像こそないものの特別に生放送されている。
事前の予告の際にもファンの間では映像がないことを惜しむ声が多く、仁は目を閉じているため知らないが、実際、今も人気SNSを利用した番組のタイムラインが、サンタクロースのコスプレをしているという二人の姿を見られないことへの悲鳴で溢れていた。
仁も思わず玲奈がミニスカートのサンタクロースの衣装を着ている姿を想像してしまう。しかし、妄想の中ではにかむ玲奈に、仁の胸はときめく代わりに、ずきんと痛む。
実際に目にしたわけではなくとも、可愛くないわけがない。それでも胸が痛むのは、玲奈に抱く感情が以前とは変わってしまったせいだと仁は薄々感じていた。
『可愛い可愛い玲奈ちゃんの姿を拝めるのは私だけの特権――ではなく、番組終了後に公式サイトに写真が載るそうなので、楽しみにしていてね~』
『いやいや、莉愛ちゃん。莉愛ちゃんの可愛い姿も載るからね? というか、そもそも、もう作家さんやスタッフさんたちにも見られちゃってるから!』
『あ~もう、玲奈ちゃんファンの皆さ~ん。恥ずかしがってる玲奈ちゃんが超可愛い~! あ、羨ましくても私への苦情はNGだから、よろしくね』
リスナーの反応をパーソナリティの二人が直接見ているわけではないが、放送室に同席している放送作家の女性がタイムラインをチェックしていて、時折コメントを拾いながら番組が進んでいく。
途中、サプライズという名のお約束でスタッフからパーソナリティの二人へケーキが贈られ、スピーカーから歓声が聞こえた。実際のクリスマスは数日後のため、仁はラジオを通して一緒にケーキを食べるようなことはしない。
その後、番組はいくつかのコーナーを経て普通のお便り、所謂“ふつおた”を読むコーナーが始まった。
仁は組んだ両腕を机に乗せ、その上に額を当ててラジオを聴いている。ほんの先週まで楽しみで楽しみで仕方がなかったラジオ番組が、なぜか心から楽しめなくなっていた。
「いや、先週じゃない……はず……」
仁が異世界にいた期間は正確に把握しているわけではないが、一週間という短い期間では決してない。
しかし、靄のかかったような記憶の他に、証拠はたった一つだけ。今も首から提げているチェーンの先の小さな指輪だけが、異世界に渡り、そして時をも超越して戻ってきたことを現実だと信じられる、仁の心の拠り所だった。
もし玲奈にも同じ記憶があればそれも証拠と言えるだろうが、仁にはそれを確かめる術がない。ファンレターに認めて尋ねてみることも考えたが、普通、玲奈に届けられる前に、事務所の人が変な内容でないか、あらためているはずだ。実際がどうかはわからないが、仁はそう思っているし、玲奈以外の人の目に触れないという低い確率にかける勇気はなかった。
それに、よしんばブラックリスト入りを回避して玲奈に届けられたとしても、もし異世界でのことを覚えていなかった場合、玲奈にどう思われるか想像すると、仁は背筋が凍る思いだった。
そして、それはファンレターだろうが、ラジオへの投稿だろうが、変わりはない。
『続いてのお便りは、〇〇県にお住いの――』
仁の心境を余所に、これまでと何ら変わりのないような玲奈の声がスピーカー越しに聞こえてくる。玲奈の記憶がどうあれ、仁の主観では思い悩んでいる風に聞こえない大好きな声が、今は辛かった。
『――仁くんからです。ありがとうございます』
『ありがとうございま~す。って、玲奈ちゃん、“君”付け!?』
莉愛の驚く声から一拍遅れて、仁が、ガバっと体を起こした。玲奈の口にした県名は、仁の暮らす県のものだった。仁は目を見開いてノートパソコンのインターネットブラウザの一点を凝視するが、そこに映っているのはラジオのタイトルロゴだけだ。
『あ。もしかして、ジン君って、信陵君とか孟嘗君みたいな?』
『それ、何? 人の名前?』
『古代中国の戦国四君だけど』
戦国四君とは、中国の春秋戦国時代に活躍した4人の公子、即ち王族や貴族的な地位を持つ人の子弟のことで、4人とも最後に“君”が付いているのは諡だからだ。
莉愛はラジオのパーソナリティが、たまに普段“さん”付けしているところを呼び捨てにしてしまうことがあることを例に挙げるが、玲奈は要領を得ていない様子だった。
『その様子だと、君付け希望さんや、そもそもラジオネームに“君”が付いてるパターンってわけでもないみたいだね。ちょっと貸して~』
直後、バサッと、莉愛が玲奈からメールを印刷した紙を奪い取る音が聞こえた。なぜか、仁の胸の鼓動が早鐘を打つ。
『あ。やっぱり“ジン@かつて勇者と呼ばれたかもしれない男”さんじゃん。前にもメールくれたことのあるリスナーさんだよね』
得心が行ったというような雰囲気で、莉愛が『@以降も含めてのラジオネームなんだから、ちゃんと呼んであげないと』と冗談めかして玲奈に説教をした。
『じゃないと、全国の“ジンくん”が喜んじゃうから。じゃあ、はいっ』
莉愛が玲奈にプリントを返してメールの本文を読むよう促すと、玲奈が『あれ?』と驚くような声を上げた。
声を聴くだけで、仁の脳裏に玲奈が可愛らしく小首を傾げている姿がありありと浮かんできた。そして、それと同時に、仁の目頭が、じんわりと熱を持つ。
『莉愛ちゃんが何を言ってるのかよくわからなかったんだけど、私が読み間違えちゃってたんだね』
『玲奈ちゃん。生放送なの忘れないでね!』
『うん、ごめんね。“ジン@かつて勇者と呼ばれたかもしれない男”さんも、ごめんなさい。では改めて――』
放送作家から急ぐように指示が出たのか、玲奈が若干早口でメールを読み始める。その内容は一部省略されていたものの、確かに仁が以前に投稿したものだった。
自分の投稿したメールの内容に関連して、玲奈と莉愛があれこれと反応する。仁の人生で二度目の経験だったが、二人のやりとりはあまり頭に入ってこなかった。
玲奈に“仁くん”と呼ばれた。ただそれだけのことが、胸がいっぱいになるくらい嬉しく、そして、ひどく懐かしく思えた。
仁は自室の勉強机の前で目を閉じ、耳に意識を傾ける。以前は映像付きの30分番組だったが、少し前のリニューアルで音声のみの配信になっていた。後々の地上波への移行を見越しているのではないかというファンの勝手な憶測も含めて、かつての仁は一喜一憂していたが、今は玲奈の姿が映っていないことにどこかホッとしていた。仁はそんな自分に気付いて溜息を吐く。
玲奈と共にラジオのパーソナリティを務める声優ユニットの相方が、番組冒頭のお決まりの挨拶をして、玲奈もそれに続いた。
『そして何と、今日の放送はクリスマス特別回ということで、生放送でお送りしています』
玲奈がそう告げると、相方の岩倉莉愛が歓声で合の手を入れる。通常、この番組は録音での放送だが、クリスマスが程近いこともあり、今夜は映像こそないものの特別に生放送されている。
事前の予告の際にもファンの間では映像がないことを惜しむ声が多く、仁は目を閉じているため知らないが、実際、今も人気SNSを利用した番組のタイムラインが、サンタクロースのコスプレをしているという二人の姿を見られないことへの悲鳴で溢れていた。
仁も思わず玲奈がミニスカートのサンタクロースの衣装を着ている姿を想像してしまう。しかし、妄想の中ではにかむ玲奈に、仁の胸はときめく代わりに、ずきんと痛む。
実際に目にしたわけではなくとも、可愛くないわけがない。それでも胸が痛むのは、玲奈に抱く感情が以前とは変わってしまったせいだと仁は薄々感じていた。
『可愛い可愛い玲奈ちゃんの姿を拝めるのは私だけの特権――ではなく、番組終了後に公式サイトに写真が載るそうなので、楽しみにしていてね~』
『いやいや、莉愛ちゃん。莉愛ちゃんの可愛い姿も載るからね? というか、そもそも、もう作家さんやスタッフさんたちにも見られちゃってるから!』
『あ~もう、玲奈ちゃんファンの皆さ~ん。恥ずかしがってる玲奈ちゃんが超可愛い~! あ、羨ましくても私への苦情はNGだから、よろしくね』
リスナーの反応をパーソナリティの二人が直接見ているわけではないが、放送室に同席している放送作家の女性がタイムラインをチェックしていて、時折コメントを拾いながら番組が進んでいく。
途中、サプライズという名のお約束でスタッフからパーソナリティの二人へケーキが贈られ、スピーカーから歓声が聞こえた。実際のクリスマスは数日後のため、仁はラジオを通して一緒にケーキを食べるようなことはしない。
その後、番組はいくつかのコーナーを経て普通のお便り、所謂“ふつおた”を読むコーナーが始まった。
仁は組んだ両腕を机に乗せ、その上に額を当ててラジオを聴いている。ほんの先週まで楽しみで楽しみで仕方がなかったラジオ番組が、なぜか心から楽しめなくなっていた。
「いや、先週じゃない……はず……」
仁が異世界にいた期間は正確に把握しているわけではないが、一週間という短い期間では決してない。
しかし、靄のかかったような記憶の他に、証拠はたった一つだけ。今も首から提げているチェーンの先の小さな指輪だけが、異世界に渡り、そして時をも超越して戻ってきたことを現実だと信じられる、仁の心の拠り所だった。
もし玲奈にも同じ記憶があればそれも証拠と言えるだろうが、仁にはそれを確かめる術がない。ファンレターに認めて尋ねてみることも考えたが、普通、玲奈に届けられる前に、事務所の人が変な内容でないか、あらためているはずだ。実際がどうかはわからないが、仁はそう思っているし、玲奈以外の人の目に触れないという低い確率にかける勇気はなかった。
それに、よしんばブラックリスト入りを回避して玲奈に届けられたとしても、もし異世界でのことを覚えていなかった場合、玲奈にどう思われるか想像すると、仁は背筋が凍る思いだった。
そして、それはファンレターだろうが、ラジオへの投稿だろうが、変わりはない。
『続いてのお便りは、〇〇県にお住いの――』
仁の心境を余所に、これまでと何ら変わりのないような玲奈の声がスピーカー越しに聞こえてくる。玲奈の記憶がどうあれ、仁の主観では思い悩んでいる風に聞こえない大好きな声が、今は辛かった。
『――仁くんからです。ありがとうございます』
『ありがとうございま~す。って、玲奈ちゃん、“君”付け!?』
莉愛の驚く声から一拍遅れて、仁が、ガバっと体を起こした。玲奈の口にした県名は、仁の暮らす県のものだった。仁は目を見開いてノートパソコンのインターネットブラウザの一点を凝視するが、そこに映っているのはラジオのタイトルロゴだけだ。
『あ。もしかして、ジン君って、信陵君とか孟嘗君みたいな?』
『それ、何? 人の名前?』
『古代中国の戦国四君だけど』
戦国四君とは、中国の春秋戦国時代に活躍した4人の公子、即ち王族や貴族的な地位を持つ人の子弟のことで、4人とも最後に“君”が付いているのは諡だからだ。
莉愛はラジオのパーソナリティが、たまに普段“さん”付けしているところを呼び捨てにしてしまうことがあることを例に挙げるが、玲奈は要領を得ていない様子だった。
『その様子だと、君付け希望さんや、そもそもラジオネームに“君”が付いてるパターンってわけでもないみたいだね。ちょっと貸して~』
直後、バサッと、莉愛が玲奈からメールを印刷した紙を奪い取る音が聞こえた。なぜか、仁の胸の鼓動が早鐘を打つ。
『あ。やっぱり“ジン@かつて勇者と呼ばれたかもしれない男”さんじゃん。前にもメールくれたことのあるリスナーさんだよね』
得心が行ったというような雰囲気で、莉愛が『@以降も含めてのラジオネームなんだから、ちゃんと呼んであげないと』と冗談めかして玲奈に説教をした。
『じゃないと、全国の“ジンくん”が喜んじゃうから。じゃあ、はいっ』
莉愛が玲奈にプリントを返してメールの本文を読むよう促すと、玲奈が『あれ?』と驚くような声を上げた。
声を聴くだけで、仁の脳裏に玲奈が可愛らしく小首を傾げている姿がありありと浮かんできた。そして、それと同時に、仁の目頭が、じんわりと熱を持つ。
『莉愛ちゃんが何を言ってるのかよくわからなかったんだけど、私が読み間違えちゃってたんだね』
『玲奈ちゃん。生放送なの忘れないでね!』
『うん、ごめんね。“ジン@かつて勇者と呼ばれたかもしれない男”さんも、ごめんなさい。では改めて――』
放送作家から急ぐように指示が出たのか、玲奈が若干早口でメールを読み始める。その内容は一部省略されていたものの、確かに仁が以前に投稿したものだった。
自分の投稿したメールの内容に関連して、玲奈と莉愛があれこれと反応する。仁の人生で二度目の経験だったが、二人のやりとりはあまり頭に入ってこなかった。
玲奈に“仁くん”と呼ばれた。ただそれだけのことが、胸がいっぱいになるくらい嬉しく、そして、ひどく懐かしく思えた。
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